GVA法律事務所とみらいコンサルティングが月額1.2万円のスタートアップ向け法務・労務契約書レビューサービスを開始

GVA法律事務所みらいコンサルティングは7月6日、スタートアップ企業向けに、リーガルテックを活用した低価格の士業専門家サービス「スタートアップパック」の提供を開始した。GVA法律事務所の代表弁護士を務める山本 俊氏は、AIによる契約書レビューサービス「AI-CON」、NDA契約の締結を迅速化する「AI-CON Pro」などを提供するリーガルテックスタートアップ、GVA TECHの代表取締役を兼務する人物。みらいコンサルティングは、IPOに向けた労務管理などを得意とする社会保険労務士法人だ。

創業間もないスタートアップ企業は、法務・労務に携わる人材が十分でないことが多いうえ、外部委託する際の数万円のコストを捻出することも難しい。そこで両社は、AIを利用することで月額顧問料を税別1万2000円と低額にしたサービスを開発した。「AI-CON Pro」のシステムをベースとして、シード、アーリーの時期に必要な契約書・労務書類の約30種類のドラフトの提供やレビューのサポート、月あたり15分の簡易な個別相談などの顧問サービスを提供する。

具体的には、各種業務委託契約、利用規約、創業者株主間契約、投資契約など契約書のひな型やレビュー時のチェックポイントをAI-CON Proに登録することで、容易かつ正確にAIが契約書をレビューしてくれる。さらにみらいコンサルティングが作成した、就業規則、賃金規程、労働条件通知書(雇用契約書)、36協定届、機密保持誓約書など5類型の労務書類にも対応する。

なお両社は今回のサービス提供に併せて、7月28日13時から「Withコロナ時代の、スタートアップのバックオフィス戦略(仮)」とダイしたオンラインセミナーを開催する予定だ。

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TechCrunch Japan

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