Lightspeed 、3.6億ドルの中国ファンド組成中――同社として4回目かつ最大規模

今日(米国時間12/17)、アメリカのSEC(証券取引委員会)に提出された書類によれば、シリコンバレーの有力ベンチャーキャピタル、Lightspeed Venture Partnersの中国ファンドで上海を本拠とするLightspeed China Partnersが目標額3億6000万ドルのファンドを組成中だ。これはLightspeed Chinaにとって4回目のフラグシップ・ファンドとなる。

目標額が達成できれば、今回のファンドはLightspeed Chinaの過去最大のファンドになる。PitchBookの記事によれば、Lightspeed Chinaが組成したこれまでのファンドは、最初が2013年の1億6800万ドルで、直近が2億6000万ドルだった。

Lightspeed Chinaの責任者はJames Mi〔宓群〕(写真)で、評価額数十億ドルの中国企業多数に投資してきた。以前はGoogleの事業開発部門の責任者としてBaiduへの投資を指揮した。Miは2008年にLightspeedに加わり、2011年に中国事業を立ち上げている。ベテラン投資家のHenry Han〔韓彦〕もLightspeed Chinaの共同創業パートナーとしてSECへの書類の共同提出者となっている。

Lightspeed Chinaはeコマースの新星、Pingduoduo〔拼多多〕や金融検索エンジンのRong360〔融360〕の投資家でもある。両社は中国を代表するユニコーン企業であり、2017年にはアメリカで上場を果たしている。Lightspeed Chinaはインターネット、モバイル、エンタープライズ・コンピューティングの分野でシード資金など早期段階のスタートアップへの投資に注力している。

今年に入って、Lightspeed Venture Partnersは新記録となる18億ドル規模の大型ファンドへの出資確約を取り付けている。今月エンタープライズ、コンシューマー向け投資チームに新たに5人のパートナーを迎え入れた。これには Slackのグロース部門の前責任者、Twitterのグローバル事業開発部門担当の前バイスプレジデントらが含まれる。

Lightspeedにコメントを求めているがまだ回答は得られていない。

〔日本版〕原文の”David Mi”は”James Mi”に訂正。

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滑川海彦@Facebook Google+

投稿者:

TechCrunch Japan

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