自撮り棒の氾濫に顔をしかめている読者には悪いニュースかもしれない。自撮りの追求はさらにいっそう高度な領域へと進んでいる。
アルゴリズムによって予め決められた軌道を飛行して美しい動画を撮影する業務用ドローンのテクノロジーはもっと手軽な価格帯の消費者向け製品に応用され始めた。家族や友達の集まりで全員を残さず撮影するのに誰かが自撮り棒を振り回す必要がなくなりそうだ。
Lilyが狙っているのがまさにこのマーケットで、ファミリー向けガジェットのイメージを確立しようとしてロゴマークもニコちゃんマークに似せてある。 このロゴマークはドローン本体にも印刷されており、どちらが正面か識別しやすくすると同時に、ドローンが笑いかけているような印象を与える。
Lilyのドローンは1080p、60fpsまたは720p、120fps(スローモーション)で動画撮影が可能だ。ただしLilyが差別化を図っているのは動画の画質ではない。このドローンは防水なのでプールサイドでも使える。また離陸と同時にユーザーの周囲を円を描いて飛ぶように設定されている。
飛行時間は20分なので、よいシーンが撮れそうなチャンスを選んで飛ばすようにしたほうがよいだろう。飛行時間自体は他の入門ドローンとそう変わらないが、Lilyのバッテリーは本体に密封されていて取り外しができないので、いったん電力を使い果たすと充電されるのを2時間待たねばならない。ピクニック先ではちょっと困ったことになる。.
Lilyのドローンにはミニ・コントローラーが付属しており、手動で飛行の制御もできるが、通常はこのリモコンはユーザーの位置を示すビーコンの役割を果たし、ドローンはオートパイロットで飛ぶ。リモコンにはマイクが付属していて周囲の音やユーザーの音声による説明などを録音することができる。手にもつのにちょうどよいサイズで、いちいち見ないでも親指で各種のコントロールができるし、ポケットにも入る。.
Lilyのドローンは今朝からこのスタートアップのウェブサイトで先行発売されている。最初の一月はキャンペーン価格で499ドル、その後の定価は899ドルになるという。
[原文へ]
(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)