ユーザー投稿型のキュレーションサービス「NAVERまとめ」を運営するLINEとネクストライブラリ(LINE子会社)は4月26日、同サービス内にて無断転載されていた報道7社およびそのグループ会社の画像や写真約34万件を削除したことを明らかにした。
LINEおよびネクストライブラリと報道7社は、デジタルコンテンツの適正な利用と流通を促進するべく今後も引き続き、協議および協力を続けていくことで合意したという。
朝日新聞社、産業経済新聞社、日本経済新聞社、毎日新聞社、読売新聞グループ本社、時事通信社、共同通信社の報道7社は、2017年8月にNAVERまとめ内での画像および写真の無断転載についてLINEへ指摘。これを受けてLINEとネクストライブラリで調査を実施したところ、報道7社に無断で転載されたコンテンツが約34万件確認された。
該当するコンテンツに関しては現在削除が完了していて、報道7社とは同じコンテンツが再び転載されないための防止策などについて協議を行ったという。
報道7社とLINEおよびネクとライブラリでは「報道7社からコンテンツの特定、削除・転載防止を行うために必要な情報の提供や助言、著作権者の特定への協力などを受け、無断で転載されたコンテンツの検出、削除・転載防止などに努め、知的財産権に関する権利保護対策への取り組みを推進してまいります」と、今後も引き続き協議を続けていく方針を明かしている。
なおLINEとネクストライブラリは著作権等の知的財産権の保護の一環として、2017年11月に著作権管理システム「Lisah(リサ)」やまとめ作成者の経歴等を公開する「オーサー確認機能」のテスト導入を開始するなどしていた。