Kickstarterでの素晴らしいプロジェクトというのは、非常にシンプルなものであるケースが多い。今回ご紹介するLumioも、やはりシンプルな美しさをまとったものでると言える。木製のカバーのついたハードカバー書籍のような姿をしたランプだ。灯りをともすには、その書籍風のカバーを開く。もちろん閉じれば灯りは消える。誰でもわかる仕掛けに、万人が認める美しさを備えているプロダクトだ。
Lumioを考案したのは建築家兼デザイナーであるMax Gunawanだ。彼はコンパクトカーに搭載できるモジュラー型住宅を作ろうと考えた。しかし、ワーキングプロトタイプを作るにもかなりの費用がかかることがわかった。そこで彼は、まずは他のプロダクトを世に出すことを決意したのだった。
「モジュラー住宅をひとまずおいておいて、コンパクトさという特徴を引き継いだ折りたたみ式ランプを作ることにしました。スケッチブックのように折りたためるランプを作りたいと考えて、今のデザインが頭に浮かんだのです」とMaxはKickstarterページに記している。「こうしてLumioが生まれたのです」。
LumioはLEDで灯りをともす。フル充電時で8時間の点灯が可能となっている。カバーはダークウォルナット、ウォームチェリー、そしてブロンドメイプルが用意されている。カバーには磁石が埋め込まれており、Lumioは金属部分に容易にくっつけることができるようにもなっている。
Kickstarterページでこれまでに調達できた額は40万ドル。当初は6万ドルが目標であったので、これを大きく上回ることとなった。投資募集期間は残り僅かだ。今回の募集に応じてLumioをゲットするならば、すぐに申し込みをした方が良さそうだ。
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(翻訳:Maeda, H)