Nyxoがアプリベースの睡眠コーチングプログラムを提供

ヘルステックの中で、睡眠についてのテクノロジーほど未開発なものはない。かなり多くの人が四六時中、睡眠時間をいかに最大限活用するか考えている。Nyxoは、ユーザーが睡眠の質を分析・改善するのをサポートする、4週間にわたるアプリベースの睡眠コーチングプログラムを構築している。

消費者向けのヘルステックアプリは、顧客に完全な体験を提供しようといつも苦戦してきた。データの収集は大変で、最小公倍数のためのプロダクトを作ることになる。だが、Nyxoは巷に出回っている睡眠トラッカーからデータをインプットすることでその作業負担を減らしている。睡眠トラッカーの代わりにユーザーは自身の睡眠の質について情報収集するためにNyxoのアプリを使うこともできる。

出回っている睡眠追跡アプリのほとんどは、いつコーヒーを飲むのをやめるといいかアドバイスはするものの、睡眠の質に関するコーチングはそこで終わる。Nyxoの創業チームは、睡眠のリズムやなぜ不満足の睡眠になっているのかについての知見を提供するためにヘルシンキ大学の研究を応用している。

レッスンプランは睡眠ルーティーンの構築や、睡眠と運動の関係、そして注意力を高めたり良い生活習慣を築くのをサポートするための、体重やその他の指標に睡眠がいかに影響を及ぼすかといったものにフォーカスしている。ユーザーはアプリに提供した自分の睡眠データに基づく統計にアクセスすることもできる。

Nyxoには従業員をしっかりと休ませたいと考えている企業からかなりの関心が寄せられていて、そうした企業と提携して従業員にサービスを提供している。また、専用アプリを通じて消費者にも直接サービスを提供していて、アプリは月7.99ドル(約870円)で利用できる。

[原文へ]

(翻訳:Mizoguchi)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。