Preferred NetworksがAI・高度IT人材育成に向け機械学習・深層学習コンテンツ4種を公開

Preferred NetworksがAI・高度IT人材育成に向け機械学習・深層学習コンテンツ4種を公開

Preferred Networks(プリファードネットワークス。PFN)は12月7日、AIおよびデータサイエンスを基礎から学びたい大学生・社会人向けに、機械学習・深層学習の基礎学習コンテンツ4種を、SIGNATEが運営する個人向けオンラインAI人材育成講座「SIGNATE Quest」のマーケットプレイスにおいて公開した。

SIGNATE Questは、AI開発やデータ分析のスキルを身につけるための個人向けオンライン講座プログラム。2020年4月のリリースからこれまでに約6千人が受講しているという。

PFNは深層学習フレームワークの開発、深層学習技術の産業応用において培ってきた経験をもとに、これからの社会を担う大学生・社会人向けに、機械学習・深層学習技術の活用に必須となる知識を習得するための4つの基礎学習コンテンツを提供する。

  • Python入門(税別1000円/30日間):a) 変数 b) 制御構文 c) 関数 d) クラス
  • 数学基礎(税別1000円/30日間):a) 機械学習に使われる数学 b) 微分の基礎 c) 線形代数の基礎 d) 確率・統計の基礎
  • 機械学習とデータ分析(税別3000円/30日間):a) 単回帰分析と重回帰分析 b) NumPy入門 c) scikit-learn入門 d) Pandas入門 e) Matplotlib入門
  • ディープラーニング入門(税別2000円/30日間):a) ニューラルネットワークの基礎 b) PyTorchの基礎 c) PyTorchの応用

SIGNATE Questのマーケットプレイスで提供する学習コンテンツは、「ディープラーニング入門 Chainerチュートリアル」のカリキュラムをベースに、PyTorchの使い方や、項目ごとの習得度合をチェックできる確認クイズなどから構成。

PFNは、これまで小学生向けプログラミング教材「Playgram」、高校・高専・大学生向け「実践! Chainerとロボットで学ぶディープラーニング」、大学生・社会人向け「Chainerチュートリアル」、「メディカルAI専門コース オンライン講義資料」など、様々なユーザーに合わせてコンピュータサイエンス教育のためのコンテンツを開発・提供。

今後も、現実世界のあらゆる事象がコンピュータで計算可能となる将来を見据え、初等教育からリカレント教育まですべての世代に質の高いコンピュータサイエンスの学習機会を広く提供することを目指す。

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カテゴリー:EdTech
タグ:教育(用語)SIGNATE Questディープラーニング / 深層学習(用語)Preferred Networks(企業)プログラミング(用語)日本(国・地域)

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TechCrunch Japan

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