駅の改札を通り抜けるSuicaを入退室用の鍵として使えるサービス「Suica スマートロック」が2021年12月に始まります。
Suica スマートロックは、アートが提供するクラウド対応の入退室管理システム「ALLIGATE」と、JR東日本メカトロニクスのID認証サービス「ID-PORT」を接続し、Suicaなどの交通系ICカードで入退室を可能とするサービス。
物理カードのSuicaや携帯端末向けのモバイルSuicaにひもづくID番号を専用サイトで登録すれば、入退室の鍵として使えるようになります。SuicaのID番号登録にあたっては、JR東日本の「Suica認証情報提供サービス」を活用。クラウドの活用により、専用サーバや管理側でのカード発行が不要なほか、短期来訪者向けにSuicaのID番号を予め登録できる「ゲスト予約」も利用できます。
なお、「Suica 認証情報提供サービス」「ID-PORT」「ALLIGATE」を連携し、Suica での入退室を認証するスマートロックシステムについては、JR東日本と、JR東日本メカトロニクス、そして出入管理システムを手掛けるアートの3社が、年内のサービス化に向けて共同で特許を出願中です。
主にオフィスやマンションのほか、ホテルや商業施設などでの利用を見込んでおり、対面での手続きを省けることなどから、コロナ禍で高まる非接触需要に対応します。
(Source:JR東日本。Engadget日本版より転載)