SXSWにイーロン・マスクがサプライズ登場――宇宙旅行のビジョンを語る

TeslaとSpaceXの共同ファウンダー、イーロン・マスクは、HBOのSFスリラー、Westworld,(ウエストワールド)をテーマとしたSWSXのパネルディスカッションに突如現れて喝采を浴びた。 テレビ・ドラマのシリーズの共同製作者、ジョナサン・ノーランの紹介でステージに登場したマスクに聴衆は「イーロン、アイラブユー!」と叫んだ。

ステージでマスクは宇宙旅行の素晴らしさについて語った。 Teslaを宇宙に送れたことについて「こういう時代に生まれたことに幸運を感じる」と述べた。マスクはまず現代の社会で不幸な出来事が無数に起きていることを認めた。

「世界中で恐ろしいことが毎日起きている。解決しなければならない問題が数多くある。意気阻喪させられるような悲劇だらけだ」とマスクは言う。

「しかし悲惨な問題をひとつずつ解決していくことだけが人生ではない。人生には自分を奮い立たせるような目標が必要だ。毎朝目を覚ましたときに人類の一員であることに喜びを感じられるような目標だ。これがわれわれが目標としていることだ」

マスクはSpaceXが最近、Falcon Heavyの発射に成功したことについて触れた。Falcon 9にブースターをさらに2基追加した大型ロケットはダミーのペイロードとしてマスクの愛車のチェリーレッドのTeslaとSpaceXが開発した宇宙服を来たマネキンを搭載していた。

またマスクはロシアの科学者で宇宙旅行の父と呼ばれるコンスタンチィン・ツィオルコフスキーに深い感謝を表明した。ツィオルコフスキーは「地球は人類のゆりかごだ。しかし人類はずっとゆりかごに留まってはいないだろう」述べたことでも知られる。

マスクは「人類は宇宙に向けて飛び立ち、そうすることによって認識の枠組も変えていかねばならない」というツィオルコフスキーのビジョンを知って興奮したことを述べた。

「うまく表現できないくらい興奮した。生きていてよかったと思った。皆さんも同様であってほしい」

ジョナサン・ノーランとウエストワールド・シリーズの共同製作者、リサ・ジョイは以前、Falcon Heavyの打ち上げを紹介する短いビデオを製作したことがある。このビデオはマスクのInstagramからアクセスできる。

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画像;Photo by Amy E. Price/Getty Images for SXSW/Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

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TechCrunch Japan

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