TC TokyoでJubliaを使ってコミュニティーに参加してみよう!

毎年恒例のスタートアップ関連イベント「TechCrunch Tokyo 2016」が11月17日、18日に迫った。プログラムはすでに大部分を公開しているが、こうしたイベントに参加する価値というのはプログラムから見える「コンテンツ」だけにあるのではない。コンテンツのほかにも「コミュニティー」という面がある。コミュニティーは「交流」と言い換えてもいい。

ステージ上にはテクノロジービジネスの最先端を切り開いている起業家や投資家が多く登壇する。その生の言葉に触れて、彼らが話すトレンドやビジネスの未来予想図を吸収するというのがコンテンツ。会場にはVRゾーンも含めて多くのスタートアップ企業による展示があるので、ビジネスや投資のシードを見つけるという意味でもコンテンツ的な価値があるだろう。

一方、TechCrunch Tokyoのようなイベントは、発表スライドを見て勉強するというセミナー形式のイベントとは違って、そこに来ている人たちと交流することにも価値がある。われわれのイベントがきっかけでチームを作って起業したとか、投資が決まったという話を聞く機会がますます増えている。毎年イベント終了後には「あの人を紹介してほしい」「あのスタートアップに繋いでほしい」という依頼がTechCrunch Japan編集部に数多く届いている。

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交流の価値をもっと提供したいということから、今年はイベント交流プラットフォームの「Jublia」(ジュブリア)を導入している。すでにチケットをご購入いただいた方はお気づきと思うが、先週あたりからJubliaからの招待メールが届いているはずだ。メールの招待に従ってJublia上でアカウントをアクティベートすると、ほかの参加者がズラッと表示される。

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イベント当日は人が多くて誰がどこにいるかが分からなかったり、展示スペースに常時目当ての人がいると限らず会えなかったりということが起こる。Jubliaを使えば、事前に会いたい人とアポを取ることができる。

ちょっと話を聞いてみたい人や企業があったら、すぐにJublia上でメッセを送って会場の指定エリア(Jubliaミーティングスポット:テーブルが6つある)で指定時刻に落ち合える。各ミーティングスポットのタイムスロットは1回15分だ。ミーティングのアポは「申し込む→受諾する」と双方の合意があって初めて成立するものなので、遠慮せずに申し込むのが良いと思う。扉というのは叩く人には開かれるものだ。

Jublia導入はTechCrunch Tokyoでは初めての試みで、どこまで意味のある出会いが生まれるかは未知数なところはある。ただ、先日ぼくは別のイベントでJubliaを使ってみたのだけど、印象はとても良かったので少しお伝えしたい。そのイベントというのは8月末にイベントレジスト主催で虎ノ門ヒルズで開催された「BACKSTAGE」というイベントだ。このイベントは「イベントを主催・運営する人」向けのイベント。ぼくとしては「イベント向けサービスやプロダクトを提供する人」と事前に3件ほどアポを取って会場の立ち話で概要を聞けたのは収穫だった。今年のTechCrunch Tokyoへの導入には至らなかったものの、イベントアプリ製作を手がけるスタートアップ企業や、イベントでのライブ配信のプロなどに詳しい話が聞けたりしたのだった。

TechCrunch Tokyoに来る人は多様だ。いわゆる「スタートアップ業界」のど真ん中の人たちばかりでなくて、スタートアップのエコシステムに興味・関心を寄せている大企業やプロフェッショナルの人も少なくない。探している機会(投資・資金調達や提携、採用・転職、法務・財務・ITなどのサービス提供)に応じて職種や企業規模などでフィルタリングしてミーティング相手を探すことができる。ぜひ、ご活用いただければと思う。なお、Jubliaを使ったマッチングサービスはイベント会期中も使えるが、現地ではバタバタしていてあまりうまく機能しないそうだ。だから、ぜひ事前にアポを取っておいてほしい。

前売りチケットの販売期間は今週11月4日金曜日までとなっている。一般チケットが3万5000円(税込)のところ前売りチケットは2万5000円とお安くなっているので、もしまだ検討中だったという人がいたら、急ぎご登録いただければと思う。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。