強大なクルマ産業がこれまでの経済を引っ張ってきた日本。モビリティの未来とは何か、そしてどうすれば日本がその中心的な存在となれるのか、という問いには答えを出さなければならない。11月15日、16日で開催する「TechCrunch Tokyo 2018」にも、その問いに答えてくれるキーパーソンをお呼びした。Toyota AI VenturesマネージングディレクターのJim Adler氏だ。
Toyota AI Venturesは、2017年7月に設立されたトヨタグループのベンチャーキャピタルファンド。トヨタ自動車の子会社で、米国において主に人工知能の分野で研究開発を行うToyota Research Institute(TRI)が設立した。人工知能、ロボティクス、自動運転・モビリティサービスおよびデータ・クラウド技術の4分野における有望なスタートアップの発掘と投資が彼らの役割だ。
同ファンドはこれまでに、LiDAR開発のBlackmore、自動運転ロボットによるラストワンマイル物流のBoxbot、自動車の運行データ分析のConnected Signalsなどに投資を行っている。
TechCrunch Tokyoに登壇いただくAdler氏は、Toyota AI Venturesの設立時にマネージングディレクターに就任。Adler氏はもともと、Sequoia Capitalなどから出資を受けたデータ分析スタートアップのMatanautixでプロダクトおよびマーケティング部門のバイスプレジデントを務めており、TRIに移ったあとは同社のデータおよびビジネス部門のバイスプレジデントを務めた。彼自身、VoteHereという電子投票のスタートアップを創業した起業家でもある。
壇上のAdler氏には、トヨタグループのVCとして注力する投資領域や、モビリティの未来、データと人工知能がモビリティに与える影響などを聞きたいと思う。
TC Tokyoの開催まであと約1ヶ月。まだチケットを手に入れていない人は、以下のリンクからぜひ購入してほしい。