読者のみなさん、独立記念日、おめでとう。今日は全アメリカ人が、ホットドッグとポテトサラダと花火で、Brexitの元祖を祝うのであります。
今年のアメリカ人は、みなさんご存知のように、とっても奇妙な大統領選を経験している最中(さなか)でもある。そして共和党の指名候補Donald J. TrumpがまたまたTwitterを利用して、自分は人種差別主義者(今回は“反ユダヤ主義者”)ではない、と説明した。
[いかさまメディアが私がツイートの中で使った星を保安官のバッジの星でもただの星でもなくダヴィデの星だと決めつけようとしている。]
いかさまって、今回は自分のことじゃなくて、メディアのことかしら。さあ、どっちでしょう。下図がその最初のツイートだけど、Trumpがあとで自分で削除した:
ご覧のように、Hillary Clintonの隣にダヴィデの星があって、そこに大きく、“これまででもっとも腐敗した候補者”と書かれている。
この六芒星の形はイスラエルとユダヤ教のシンボルで、ヒトラーはユダヤ人にそれを、ユダヤ人だと分かるよう身に着ける(服に縫い付ける)ことを強制した。トランプはその画像を保安官のバッジだと言っているが、それはおかしい。Micが最初に指摘したように、Trumpのツイートにある画像は、その名を挙げるのもかったるいが、白人至上主義者たちがよく訪れるメッセージボードに載ったものだ。〔白人至上主義者はほぼイコール、反ユダヤ主義者〕
たしかに、保安官のバッジにも六芒星形はある(下図)。でも保安官のバッジは、六芒でも五芒でも、突起の先端に円がある:
Trumpがその後置き換えたツイートでは、ダヴィデの星が円に代わっている。
[不正直なヒラリー…歴史に名を残す!]
でも、あのね。彼の言う“いかさまメディア”の一員である私たちは、彼のプラン:”Make America great hate again”を破壊したいだけなのよ。〔Make great…偉大にする、Make hate…(人を)憎ませる〕