Twitterがアドバタイザーズ(advertisers, 広告主, 広告出稿者)に、広告効果を判定するための新しい方法を提供する。
同社はそのデータを、同社がコンバージョンリフトレポート(conversion lift reports, 実買上昇報告書)と呼ぶものから提供する。そのレポートは、Twitterの広告が企業のねらいをどれだけ実現したかという測度を報告する。それには実買のほかに、Webサイトへのクリックやサインアップの増加、モバイルアプリのインストールや再使用の増加、モバイルキャリアの乗り換え、などが含まれる(最後のだけは、ちょっと特殊だけど)。
Twitterのブログ記事は、こう言っている:
有能なマーケターの誰もが知っているように、クリックやビューに対する広告の増加寄与率を知ることはきわめて重要だ。モバイルやクロスデバイスのキャンペーンではとくにそう言える。なぜなら、そういうキャンペーンでは、ラストクリック属性が広告効果の正しい反映にならないからだ。平均的な顧客は複数のデバイスやプラットホーム、それにサイトを切り替えてから、やっと購入に達するのだ。
同社はすでにコンバージョン追跡(conversion tracking)をアドバタイザーズに提供しているが、この新しいレポートは、複数のデバイスにまたがるカスタムデータを追い、広告をより効果的にするための具体的な推奨を行う。
そのためにTwitterは、その広告を見たユーザグループと見なかったグループを比較し、両者のコンバージョンの変化を比べる。これらのレポートは大手のアドバタイザーズをねらっているようだが、機能そのものは同社が管理サービスを提供しているすべてのクライアントに提供される(セルフサービスでTwitter広告を買っている小企業を除く)。
同社によると初期のテストでは、Promoted Tweetを見たユーザはアドバタイザーズのWebサイト上でコンバージョンレートが1.4倍多く、またツイートに応答したユーザは3.2倍多い。
Facebookも、コンバージョンリフトを測りそのデータに基づいて広告を最適化する機能を提供している。