これも2014年IPOに備えた動きということなのかもしれない。TwitterがサイトをLOLcats版にする機能をリリースしている。
いまひとつ面白さに欠けていてつまらなく感じるところもあるのだが、LOLcatsのおもしろエネルギーを吸収して、移り気なファイナンスマーケットを満足させたいという気持ちの現われなのだと思う。とにもかくにも、上場を目指すTwitterの最新の動きなのだから注目すべきことなのは間違いない。
LOLcats版に取り組む前にも、Twitterは古参従業員の利益還元を行えるようにする措置をとっていた。また買収したVineの資産を活用したビデオソーシャルネットワークも構築している。さらにテレビのソーシャルネットワークでの影響度調査を行うBluefin Labsの買収を行ったこともスクープされている。ビデオ分野に一層積極的に進出する足がかりとするとするものだろう。
Blackrockへの株式売却では、企業価値は90億ドルと評価されている。従業員に対する株価オファーは17ドルだったが、たとえばDan Primackのレポートでは、現在の市場価値は20ドル近くであるとの話もされている。2013年の売上げが10億ドルにも達しそうだとの試算もある。
複数の情報筋からは、Twitterは来年早々にもIPOを考えているという話も聞こえてくる。そうであるのなら、今年の下半期にもIPO申請書類が出てくることとなりそうだ。Facebookのケースを教訓とし、TwitterのCEOであるDick CostoloはWSJに対して、Twitterを初心者にも使いやすいサービスとして確立し、利用者数で10億人を達成したいと語っている。
NASDAQを視野に入れ、TwitterはFacebookを反面教師として、公開前に株式が多くの機関投資家の手に渡ることを防ごうとしているようだ。但し、Facebookも公開前にちょっと変わったプロフィールページを作れるようにしたりしていた。もしかすると公開前に一風変わった機能を入れるというのが、IPOに良い影響を与えるという考え方もあるのかもしれない。
訳注:本記事の英語版パーマリンクは「http://techcrunch.com/2013/02/08/only-half-of-this-is-a-joke/」となっている。
[原文へ]
(翻訳:Maeda, H)