Uber Eatsが名古屋市内でタクシーを使った食料宅配を開始

Uber Eatsは5月1日、タクシー運営会社のフジタクシーグループと協働し、名古屋市内でUber Eatsのデリバリーを開始することを発表した。フジタクシーグループは、第一フジタクシー、第二フジタクシー、第三フジタクシーを傘下に持っており、4月27日から自前での食料品のデリバリーも始めていた。

Uber TaxiによるUber Eatsのデリバリーは国内初の取り組み。国土交通省が4月21日に発表した、タクシーによる食料などの有償輸送についての特別措置に基づくもので、この措置は現在のところ5月13日まで有効だ。

今回のサービス開始によって、Uber Taxiを運転しているフジタクシーのドライバーがUber Eatsの配達注文を受けて宅配が可能になる。Uberとしては、全国的な外出自粛要請の中で客足と収入が大幅に落ちているタクシードライバーの収入機会を提供することを狙う。今後は、Uber Taxiの事業パートナーである各地のタクシー会社を可能な限りサポートする考えだ。

Uber Eatsは同日に、配達パートナーが安心して働けることを目指し、フリーランスワーカーの福利厚生サポートやキャリア支援などを手掛ける「プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」に賛助会員として加盟することも発表した。

これにより配達パートナーは6月以降、同協会が提供するベネフィットプランを利用可能になる。具体的には、一度配達してから注文を受けるまでの待機時間や稼働外の日常生活の万一の事故などをサポートする傷害補償などが含まれる。なおUber Eats自体も、手指消毒液の用意や配達パートナーやドライバーへのマスク配布などの施策を進めている。

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TechCrunch Japan

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