9月13日から9月19日(いずれも米国時間。以下同様)にかけての重要記事をまとめてみた。
1. 1977年にOracleを創業して以来CEOを務めてきたラリー・エリソンLarry Ellison)がCEOから退いた。後任はMark HurdとSafra Catzが共同CEOとなる。
2. 9月19日、中国のeコマースの巨人、Alibabaがニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場した。上場価格は1株68ドルだったが、取引開始後、92.70ドルまで36%も値上がりした。上場価格での時価総額は2377億ドルとなり、上場総額の新記録(日本語)となった。TechCrunchもNYSEの現場からレポートした。
3. 17歳の高校生、Kai Kloepferが指紋でロック解除されるスマート・ピストルを開発した(日本語)。コロラド州ボウルダーの高校生のこの発明はまだプロトタイプだが、銃を用いた犯罪や事故を防ぐ効果を期待されている。
4. TechCrucnchのSarah Buhr記者がManServantsを取材した。このサンフランシスコのスタートアップは1時間125ドルで魅力的な男性を貸し出してくれるというもの。これに触発されてMatt Burns記者が、その女性版というパロディー記事を書いた。Burns記者は「利用者を男性から女性に変えてみてもこの種のサービスの本質が変わるわけではない」と論じている。
5. MicrosoftはMinecraftの開発元のゲーム会社Mojangを買収したことを確認した(日本語)。Minecraftは買収後もXboxとWindowsに加えて iOS、Android、PlayStationの各プラットフォームに提供されるという。Josh Constine記者はMicrosoftにとってこの買収は 長期的には得策ではないと論じている。
6. Facebookは最近、女装した男性ユーザーのプロフィールを数百人単位で削除した。理由はFacebookのユーザー名は実名でなければならないという「実名主義ルール」に違反しているためと説明された。Facebookはサンフランシスコの女装男性コミュニティーの代表と面談したものの、実名主義に例外を設けることは拒否した。
7. Tomorrow Groupのファウンダー、Tom Goodwinは「インターネットが利潤を破壊した」(How The Internet Killed Profit)という記事を書き、「インターネットとデジタル化がビジネスの基盤と経済的均衡を破壊した」と主張した。
8. iPhoneについて詳しい情報が入ってきた。Darrell Etherington記者がiPhone 6とiPhone 6 Plusについてレビューし、Matthew Panzarino共同編集長は 新しいiPhoneを持って家族でディズニーランドに行った体験を投稿した。
9.ベテラン・ベンチャーキャピタリストでありBenchmarkのパートナのBill Gurleyが「最近のシリコンバレーのベンチャーキャピタルは節度を失っている」と警告したことをDanny CrichtonとAlex Wilhelmの両記者が紹介した。
10. Mike Duckerは「第2のシリコンバレーをつくろうとするより第2のデトロイトを作らない努力が大切」という記事で長期的に雇用を維持できるような起業エコシステムの必要性を説いた。
11. 起業家でFacebookに多額の投資をしているベンチャーキャピタリスト、ピーター・ティールlが「Twitterは経営に多くの問題がある。トップはマリファナで吸っているのだろう」と批判したことに対しTwitterのCEO、ディック・カストロは「ティールにはドリトス(ポテトチップを)を食べ終わってから返事をするさ」と鮮やかに切り返した。
この他、ホームセンター・チェーンのHome Depotのユーザー情報がハックされ、5600万人分のカード情報が漏洩した可能性があることが明らかになった。Josh Constine記者はプライバシーに特に配慮したFacebookの新しい共有アプリ、Momentsについて詳しく紹介した。 こちらは新iPhoneのパロディー・ビデオ集。iOS 8でサードパーティーのキーボードが利用可能になったが、こちらはApp Storeで人気のキーボードのリストだ。
[原文へ]