こんにちは!ナイル株式会社の青木です。
専門家のレビューと口コミは違うものと私は考えていますが、一番は誰が言っているのかという主語の部分が異なると考えています。
そのため、口コミだとしても食べログで数千件投稿しているような人であれば信頼できますし、逆に専門家だとしても胡散臭いような人であれば、すっと入ってこないこともあります。
下記のようにUGCレビューの専門性を高めるのは難しくはありますが、「誰が」の部分を際立たせてあげることで、見る人からも信頼できるコンテンツにできるのではないでしょうか?
本日は「検索ボリュームの少ないキーワードの扱い」を含む3つのニュースをお届けします!
※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。
なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。
本日のSEOニュース
①UGCレビューは、Google検索でうまくランク付けされない可能性があります
記事紹介:User Generate Content Products Reviews Likely Won’t Rank Well In Google Search(Search Engine Roundtable)
お役立ち度:★★★★☆
ナイルのひとこと
前提として、レビューと、口コミ(カスタマーレビュー)の違いを明確にする必要があります。
- レビュー→基準が明確な、専門家の批評であり、決められたこと(検証対象)に関しては深く知ることができる。
- 口コミ→基準が十分に明確ではない、一般人の感想であり、その分率直な意見を知ることができる。
口コミも商品を購入する際などに参考になりますが、
レビューに比べると、口コミの方が十分な検証が行われていない場合や、感情が強く入りこんでいることが多く、
十分に検証されたレビューと比較して、信頼性は低くなってしまう可能性が高いといえます。
そのため、上記の記事で語られているような、「UGC(ユーザー生成コンテンツ)の質をキープすることは難しい」「今回のアップデートは専門家のレビューに焦点が合っている」 というジョン・ミューラー氏の発言につながったと思われます。
②検索ボリュームの少ないキーワードを使用して、B2Bコンテンツを最適化する方法
参考:How to Use Low Search Volume Keywords to Optimize B2B Tech Content(Moz)
お役立ち度:★★★★☆
ナイルのひとこと
B2Bなど検索ボリュームの少ないキーワードの取り扱いに関する記事です。
「検索ボリュームが少ない=ニーズがない」と勘違いされがちですが、逆に明確なニーズに落とし込まれている検索とも考えられます。
検索行動が進むに連れ、多くの場合知りたい情報は細かくなり、検索ボリュームが少なくなることは普通のことです。
記事で紹介されている
- TOFU(Top of Funnel)…認知した段階
- MOFU(Middle of Funnel)…関心、検討を行なう段階
- BOFU(Bottom of Funnel)…購入直前の段階
キーワードベースで考える際には、そのキーワードがどのフェーズで役割を果たすキーワードなのか意識しながら実施し、検索ボリュームだけでキーワードを決定しないようにしましょう。
③世の中のサイトの”SEO”の実装状況
参考:Google Lightning Talks: The State of SEO(Search Engine Journal)
お役立ち度:★★☆☆☆
ナイルのひとこと
「世の中のウェブサイトが標準のSEO実装をどの程度実施しているか」というGoogleの統計動画を紹介する記事です。
どれも興味深い数値ですが、「他のサイトがやっているからやる」ようなものではなく、それだけで施策を実施するのは難しいと思います。知識として吸収する程度でもいいのではないでしょうか。
まとめ
みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日数回更新する予定です。
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専門家レビューとカスタマーレビューの性質の違いを理解しようはナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。