Twitter(ツイッター)はインド政府からの緊急命令に従って同国で何十ものツイートを削除した。削除されたツイートの一部はインド政府の新型コロナウイルス対応を批判するものだった。
インド政府は50以上のツイートを検閲するようTwitterに緊急命令を出した。同社はその命令内容をハーバード大学のプロジェクトLumenデータベースで公開した。
新たな命令の影響を受けているプラットフォームはTwitterだけではないことをTechCrunchは確認した。Facebookはコメントの求めにすぐには応じなかった。
以前Twitterに政府の政策に批判的なツイートやアカウントを削除するよう命令し、もし命令に従わなければ従業員を逮捕すると脅したインドは、1日に33万人超という過去最多の新型コロナ感染者を出していて、これは世界最悪だ。この数字は過小報告だとする報道もある。
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医療崩壊の中で、人々がデータをクラウドソースにして薬や酸素ボンベを探すのに互いに協力するのにTwitterは貴重な希望の光となっていた。
インド政府の新たな命令について最初に報じたMedianamaは、インドでツイートが検閲された人物には国会議員のRevanth Reddy(レヴァンス・レディ)氏、西ベンガル州の大臣Moloy Ghatak(モロイ・ガタク)氏、俳優のVineet Kumar Singh(ヴィニート・クマール・シン)氏、そして映画制作者のVinod Kapri(ヴィノド・カプリ)氏とAvinash Das(アビナッシュ・ダス)氏が含まれるとしている。
Twitterの広報担当は声明で「有効な法的要請を受け取り、当社はTwitterのルールとインドの法律に照らし合わせました。もしコンテンツがTwitterのルールに反していれば、削除されます。そして特定の法律に違反していると判断され、しかしTwitterのルールには反していないのであれば、当社はそのコンテンツへのアクセスをインド国内でのみ保留します。すべてのケースにおいて、当社はアカウントに関連する法的命令を受け取ったことをアカウント所有者に直接通知します」と述べた。
「可能であれば、アカウントに関連する電子メールアドレスにメッセージを送ってユーザーに通知します。当社の法的要請FAQs(よくある質問)を参照してください。当社が受け取った法的要請は半年ごとに出しているTwitter Transparency Reportで詳細に報告され、コンテンツ保留の要求は Lumenで公開されています」。
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タグ:Twitter、インド、新型コロナウイルス、SNS
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(文:Manish Singh、翻訳:Nariko Mizoguchi)