日本貿易振興機構(JETRO) は12月21日、米国・ラスベガスで2022年1月5日~8日に開催されるテクノロジー見本市CES 2022において、日本のスタートアップ52社の出展をサポートすると発表した。
JETROは、日本のイノベーションやスタートアップを世界に広くPRする場として2019年から毎年CESにJ-Startup/JAPANパビリオンを設置している。前回のリアル開催(CES2020)の出展社数28社と比較し、今回は52社と過去最多、ほぼ2倍の規模となっている。また出展社に対し、メディアカバレッジや商談に繋げていくための支援メニューを提供し、日本を代表するスタートアップが海外市場進出の糸口を見つけられるよう強力に後押しするという。
JETROによると、2年ぶりのリアル開催となるCES 2022において、スタートアップ企業の育成支援プログラムJ-Startupを中心とした日本のスタートアップが革新的なハードウェアを披露するという。また毎年Eureka Parkにパビリオンを設置しているが、今回初の試みとしてVenetian 2Fにもパビリオンを設置。2エリアで展開する。
さらに今回は、J-Startup/JAPANパビリオン出展企業から過去最多の6社が、イノベーションアワードを受賞した。イノベーションアワードとは、CESの会期を前に特に優れたプロダクトを扱っている企業に対し主催者CTAから贈られる賞で、受賞者にはイベント会場で注目されるイノベーションアワード・ショーケースのエリアでプロダクトを展示する機会が与えられる。
イノベーションアワード受賞企業(あいうえお順)
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- エアラボ:吸引式ハンドドライヤー「CIRCULA」
- クォンタムオペレーション:非侵襲血糖値取得センサー
- Piezo Sonic:自律配送ロボット「Delivery AMR:Mighty-D3」
- フェアリーデバイセズ:LTE搭載ウェアラブルカメラ「LINKLET」
- mui Lab:手で操作が可能な木製のIoTデバイス「muiボード」
- ライトタッチテクノロジー:採血のいらない非侵襲血糖値センサー