YouTubeのエンゲージメントを374%高くする方法

Facebookのエンゲージメントの話の後は、YouTubeのエンゲージメントのお話を。企業の動画マーケティングが日本でも徐々にさかんになってきましたが(私の関わる会社でもこんなものを・・・)、試行錯誤している企業がまだまだ多い状況ではないでしょうか。今回はカリスママーケッターのニール・パテルがインフォグラフィック形式でYouTubeのエンゲージメント率改善のティップスをまとめてくれた記事をここに紹介します。 — SEO Japan

「ソーシャルサイトと言えば?」と問われたら、Facebook、Twitter、そして、Google+を思い浮かべるものの、YouTubeの名前が挙がることは稀である。

しかし、Alexaによると、YouTubeは、世界で3番目に人気が高いサイトであり、Googleに続いて2番目に人気の高い検索エンジンでもある。そのため、YouTubeを使って、トラフィックと売り上げを増やすことだって出来るはずである。

事実、幾つかシンプルな作業を行うだけで、YouTubeを使って、メリットを得ることが可能である。例えば、EメールにYouTubeの動画を埋め込むと、51%コンバージョ率が高くなる。エンゲージメント(シェア、コメント等の参加を介した交流)を最大限に高めたいなら、動画を4分以内の長さに抑えよう。

そこで、YouTubeのトラフィックとエンゲージメントを最大限に高める方法を紹介するため、インフォグラフィックを私は作成した。このインフォグラフィックには、やるべき事が全て網羅されている。

下の画像をクリックすると、拡大表示することが出来る:

How to Increase Your YouTube Engagement by 374%

YouTubeのエンゲージメントを374%高める方法

YouTubeの動画を使って、コンテンツマーケティングを実施しているなら(あるいは、検討しているなら)、このインフォグラフィックで提供されている情報を役立ててもらいたい。念のために言っておくが、動画作品を楽しんでもらうことが目的ではない。

エンゲージメントとは、コールトゥアクションに従うユーザーを計測する基準である

154% – 目立つサムネイルを持つYouTubeの動画を使うと、女性のクリックが154%多くなる。

96% – EメールにYouTubeの動画を埋め込むと、コールトゥアクションが96%高くなる。

51% – YouTubeの動画をEメールに埋め込むと、購読者:リードのコンバージョン率が51%高くなる。

40% – 動画を最後まで見る行為が、エンゲージメントに定められている場合、1分以上の動画は、エンゲージメントが40%高くなる。

12% – セレブではない人物が登場する動画を見ると、Facebookページへの訪問が12%増える。現実の人間の方が信頼してもらえる。

8/% – デスクトップコンピュータと比べると、モバイルで動画を見た場合、CTRは8%高い。

5% – 土曜日よりも火曜日の方が、YouTube動画の投稿、シェア、リンクは5%多い。

4% – 31-60秒間の動画に比べ、15秒以内の動画は、4%クリックスルー率が高い。

3% – 東部標準時間の午前11時は、午前1時と比べると投稿、シェア、リンクが3%多い。ランチタイムにYouTubeの動画を見る人が多いようだ。

3% – オプトインの動画よりもプレロールの動画の方が、コールトゥアクションが3%多い。実に3倍の差がある。

2% – 面白くない動画と比べ、面白い動画を見た後では、Facebookページの訪問が、2%多い。

2% – インタラクティブなプレロール動画と比べて、通常のプレロール動画では、コールトゥアクションが2%高い。

ベストプラクティス

メタデータを入力する

良質なヘッドライン、および、戦略的に選んだタグと共に、動画の内容を詳しく記述しよう。メタデータは、検索エンジンのユーザーに見つけてもらう上で絶対に欠かせない。

魅力的なサムネイルを選ぶ

通常、サムネイルは、エンゲージメントを最大で154%改善するが、結果は各動画によって大きく異なる。ユーザーが視聴したくなるような、シンプル且つ美しい(あるいは、ショッキング)なものを選ぶと良いだろう。

アノテーションを加える

「ここをクリック」等の動画上のメッセージは、効果が高い。コールトゥアクションを作って、ウェブサイトにアクセスしてもらう、チャンネルを購読してもらう、あるいは、その他の関係構築に関連する行動を起こしてもらおう。

一貫性を保つ

投稿の時間、動画の長さ、制作スタイル、そして、タイトルにおいて一貫性を維持しよう。パターンを確立して、そのパターンを守ってもらいたい。

戦略的なタイミングで投稿する

ニュースやイベントに合わせて動画を投稿しよう。例えば、七面鳥料理の動画を作ったなら、感謝祭の一週間前に投稿すると良い。トピックが視聴者の心の中にあるうちに、動画を見てもらうのだ。

トピックに対して最善の長さの動画を作る

通常、エンゲージメントに関しては、短ければ短いほど良い。しかし、例外もある。例えば、説明する動画においては、30秒よりも、4-5分の方が効果は高い。

視聴者に語りかける

これはあらゆるソーシャルメディアの投稿に有効なルールであり、YouTubeにも当てはまる。早く、そして、親切にコメントに返信しよう。その結果、関係が構築される。そして、関係は、視聴回数、いいね!、シェアにつながる。

このインフォグラフィックを拡大したバージョンを見たい方はここをクリック。

結論

マーケッターなら、YouTubeを活用するべきだ。動画を作る時間がなくても、YouTubeのその他の動画を利用することは可能である。

まだ活用していないなら、YouTubeにアクセスし、チャンネルを作り、動画の制作に取り掛かろう。YouTubeの動画は、トラフィックと売り上げを伸ばす効果があるだけでなく、絶大なブランディング効果も持っている。さらに、Googleで上位にランク付けされるメリットもある。

YouTubeのエンゲージメントを高める方法を他に知っているなら、コメント欄で発表してもらいたい。


この記事は、Quicksproutに掲載された「How to Increase Your YouTube Engagement by 374%」を翻訳した内容です。

374%の根拠は微妙ですが、一気読みで気づきがあるティップスもあったかもしれない記事でした。米国なので、YouTubeの話でしたが、日本ではニコニコ動画も活用のしがいがある動画プラットフォームですよね。最初に紹介した私たちの事例でもYouTubeよりニコニコ動画の方がはるかに高い人気を得ました。映像にコメントが出るとことで、あえて、つっこみ所を用意してコメントを書いてもらい、コメントとセットで動画が面白くなる、という波及効果はニコニコ動画独自のものだなぁ、と今回感じました。意図的に実施することは、結構なチャレンジとは思いますが、動画マーケティングの活用、今後日本でもますます増えていきそうです。 — SEO Japan

投稿者:

SEO Japan

002年開設、アイオイクスによる日本初のSEOポータル。SEOに関する最新情報記事を多数配信。SEOサービスはもちろん、高機能LPOツール&コンサルティング、次世代SEOに欠かせないインフォグラフィックを活用したコンテンツマーケティング等も提供。 SEOブログながら、ウェブマーケ全般。アドテク、ソーシャル、スタートアップ、インフォグラフィック等。