企業のマーケティング目的のメールを最適化するSendwithusが$2.3Mを調達

メールマーケティングのSendwithusが、230万ドルのシード資金の獲得を発表した。Y Combinator出身の同社はこれまでシード資金を三回に分けて受け取っているのだが、その詳細は読者の役に立つ情報でもなさそうなので、ここでは省略しよう。

本社が今年の2月に同社を取り上げたときは、メールの文やタイトルの複数の案をA/Bテストで比較して、もっとも有効なのを決めて使う、といったサービスを提供していた。メールのデリバリそのものは、SendGridやMailgunなどにやってもらう。

協同ファウンダのMatt Harrisは、マーケティング目的のメールが“超退屈な話題”であることを認めるが、どの企業もそれをやっているし、顧客が実際に読むことも多い。しかし、“マーケターの多くはメールを軽視していて、真剣に扱わないことが多い”、とHarrisは言う。でもSendwithusを利用すると、マーケター自身が、デベロッパを経由せずに、自分でメッセージの複数の案をテストできる。また彼によると、大企業ではこの種のメールの事務(管理、作成、自動化…)が非常に粗略になっているので、Sendwithusがそれを完全に代行することもある。

最近Sendwithusは、グループ化〜個人化の機能を導入した。顧客データベースのデータを分類して、たとえば、アクチベーションのメールを受け取ったがまだアクチベートしていない人、などを抽出する。

“これによってユーザ企業は実質的にメールの個人化が簡単にできるようになり、効果を上げている”、とHarrisは言う。

実際に、ユーザ企業の売上はグループ化機能の利用を初めてから(これまでの8か月で)月商が従来の30%増となった。Sendwithusはその間に、2億5000万通のメールの最適化を行っている。

なおシードラウンドをリードしたのはBaseline VenturesのSteve Andersonで、これにSV Angel、Maiden Lane、Garry Tan、Alexis Ohanian、Paul Buchheit、Kevin Hale(Tan、Ohanian、Buchheit、Haleの4名は全員YCのパートナー)、Scott Banisterらが参加した。Sendiwthusの総調達額は260万ドルになる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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