今や低価格の3Dプリンタ作っているチームは数えきれないほどいる。Kickstarterは、いつも彼らで溢れかえっている。でも、彼らはすぐに気がつく。ハードウェアで実際に発売までこぎつけるのは、とっても難しい、と。
ここに、また一人の挑戦者が登場した。DIYの電子製品で広く使われているマイコンボードをものすごく大量に売っているArduinoが、3Dプリントの市場に参入するのだ。
Arduinoは今日(米国時間9/30)、そのことを公式に発表した。イタリアの新進プリンタメーカーSharebotが、同社のパートナーになる。最初のプリンタはMateria 101と呼ばれ、PLAでプリントするように作られている。
正確な価格はまだ発表されていないが、大まかな言い方として、“完成品が1000ドル未満、DIYキットが800ドル未満”、とされている。
それは、世界でいちばん可愛くて美しい3Dプリンタになるのか? ノー。むしろそれは、いちばん初期のMakerBot Cupcakeにやや似ている。色は白だけど。プリントベッドはこれまでで最大か? ノー。下のスペックを見て。でも製品のスケーラビリティ能力(量産量販)が絶妙で、しかも、何でもオープンソースにするArduinoのような企業が3Dプリンタを始めるのは、結果がとても楽しみだ。
基本仕様:
プリント技術: 熱溶解樹脂積層法(Fused Filament Fabrication)
プリント領域: 140 x 100 x 100 mm (5.5 x 3.93 x 3.93 inches)
XとYの理論的分解能位置: 0.06 mm (60 ミクロン)
Zの分解能: 0.0025 mm
押し出し径: 0.35 mm
フィラメント径: 1.75 mm
PLAの最適温度: 200-230°
試験済みでサポートされるフィラメント: PLA
試験済みだがサポートされないフィラメント: Cristal Flex, PLA Thermosense, Thermoplastic Polyuretane(TPU), PET, PLA Sand, PLA Flex
外形寸法: 310 x 330 x 350 mm
重量: 10 kg
消費電力: 65ワット
電子回路基板: Official Arduino Mega 2560; ファームウェア: オープンソースのMarlin Firmware
LCDディスプレイ 20 x 4; エンコーダメニューあり
PLAプリンティング用にプリセット
エクストルーダーブロックにはフィラメント圧調整機能あり
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))