Raspberry Piで遊ぶのはすごく楽しいけど、何か本格的な仕事をさせたいときはどうするか? RaspPiのボードにクールなことをさせるのは難しくなくても、それが広い外界とコミュニケーションするのは簡単ではない。そこで、Ryo KoyamaとMike JohnsonとDoug Olekinの三人はWeavedを作った。
Koyamaが述べる同社の目標は、やや漠然としている: “Weavedは物のインターネット(IoT)を誰でもできるようにして、究極的にはすべての電子製品がIoTの機能を持つようにしたい”。でも、そのねらいは単純だ。RaspPiにデフォルトでIoTの機能を持たせ、このハードウェアの可能性をぐっと大きく広げるのだ。
要するにこのサービスとWi-Fiを使って、RaspPiのボードがプライベートなIoTネットワークのセキュアなノードになるのだ。そのPiにログインすると、そのボード上のいろんな入力からの通知が得られる。それは従来、Raspberry Piにかぎらず電子製品プロジェクトのいちばん面倒な部分だった。そこでいわばWeavedは、そのためのAWSのような役を演じようとしている。
“IoTの便利屋/何でも屋のようなサービスがあるべきだ、とずっと思っていた。サーバのこともネットワーキングもモバイルもセキュリティも、ファームウェアの開発も何も知らない人が、気軽にIoTできるために”、とKoyamaは言う。
無料バージョンではPiを一つしか使えないが、有料なら何基でもよい。サービスの利用はここで申し込む。Raspberry PiからiPhoneに通知が行くなんて、なんか新しい世界が開けたみたいだが、そもそも完全なコンピュータを小さな名刺ケースに〔原文: Altoidsの缶に〕収めるなんてことも、ちょっと前までは狂人の戯言(たわごと)だった。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))