Mozillaが今日(米国時間12/1)、Firefox 34をリリースした。最近はどのブラウザのアップデートも、地味な内容ばかりだが、でも今回のは興味深い新機能が二つある。まず北米地区のユーザがすぐに気づくと思われるのは、これが、デフォルトの検索エンジンをYahooにした初のFirefoxブラウザであることだ。
検索エンジンの設定を変えるのは簡単だから、これまでのユーザの多くがすぐにGoogleに戻すと思われるが、Firefox向けに特別に調製されたYahoo Searchは、日常的な検索には十分使える。でも、しばらく使っていると、Googleの方がお利口かなぁ、とも感じる。それはとくに、Googleが同社のKnowledge Graph(知識グラフ)を呼び出すようなクェリの場合だ。
もうひとつの大型新機能は、ベータからやっと一般公開にこぎつけたWebRTC使用のチャットツール”Firefox Hello“だ。Mozilla自身が作ったこのサービスで、ユーザはほかのFirefoxユーザと音声やビデオによるチャットを、ブラウザの中で開始できる。
ただし今は、Mozillaが立ち上げ初期の過負荷を防ぐためにアクセス制限をかけているから、今すぐは使えない人もいる。今現在、このチャットを使えるのは、全ユーザの10%だそうだ。
そのほかのアップデートは、合衆国ユーザ向けの検索バーの改良と、WebIDEの初めての安定版ブラウザ向けのローンチだ。一方、これまでセキュリティの問題をいくつか抱えていたSSL 3.0は、今回のバージョンからなくなった。完全なリリースノートはここで読める。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))