自閉症の人たちがハイテクの仕事で成功

自閉症の人にとって、社会的に孤立して一日中コンピュータの画面を見つめることは、むしろ良い環境かもしれない。アメリカの公共放送NPRのサイトに載ったこの勇気づけられる記事では、アスペルガー症候群で社会適応力に問題を抱える技術者たちが技術的な仕事で成功している。知的障害者を12名雇用しているAlliance Data社の副社長Jim Pierceによると、“たとえばこの子なんか、前にいた健常者よりも3倍も生産性が高い。エラーレートは2%、つまり精度は98%だから、すごいよ”、と言う。

アスペルガー症候群は自閉症の各タイプの中では“高機能な”障害と見なされており、社会的な適応力に問題があっても、技術的な仕事への集中力は高い、と言われている。ダラスの児童医療センターのPatricia Evansドクターによると、“人との関係や対話の少ない技術的な仕事やコンピュータを使うデザインなどは、とても上手にできることがある”、という。

詳しくは、この記事を。

[画像クレジット: nonPerell]

〔訳注: 障害者ではないが、山口県の美祢社会復帰促進センター(“刑務所”はもはや死語)では入所者にJava/JBossを教えて、高い国家試験合格率を誇っている。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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