99designsはクラウドソースにデザインを発注 し、集まった中から一番良いデザインを採用するモデルを普及させてきた。彼らはシリーズBの資金調達で1000万ドルを調達したことを発表した。
99designsは2008年に創業し着実に成功を収め、数年後にはAccel Partnersから3500万ドルの大規模な資金調達を達成した。今回のラウンドで調達した金額はその時に比べると控えめではあるが、CEOのPatrick Llewellynは「どれだけ資金を集められるかは重要ではないのです」と話した。
今回のラウンドで彼らはRecruit Strategic Partnersから資金を得た。Recruit Strategic Partnersは日本で広告と人材に関連した事業を展開する リクルートホールディングスのシリコンバレーに拠点を置くベンチャー投資部門だ。Llwellynは彼らとパートナーシップを築くことで日本、更にはアジアへの展開を有利に進められると期待している。
「私たちが確立したビジネスは成長するのに多額な資本を必要としません。しかしリクルートのネットワークを活用して、本当にローカルな市場の知識、ディストリビューションチャネル、更には広範な法人顧客へのアプローチが可能となるこの機会を逃すのはあまりに惜しいと感じました」と彼は言った。
Accelも今回の資金調達に参加し、同社のベンチャーパートナーであるRob Soloonが99designsの取締役として参加することとなった。
Llewellynが特に日本市場に注目している理由について、日本における仕事のマーケットプレイス化とオンデマンドのサービスへの需要が増えていていること、更には大きな市場規模とデザインとの長い歴史があるからだと話した。
現在99designsの依頼の40%は、北アメリカ以外の地域から来ているそうだ。3年前は20%だったのが、ヨーロッパとラテンアメリカ地域での成長が起因となった。(99designsは、オーストラリアのメルボルンで創業したが、今はサンフランシスコに本部を構えている。)
「私たちの目標は、数年以内に北アメリカと他の地域からの依頼を半々にすることです。アジアへの進出はそれを達成するためです」と彼は言った。
99designsは、企業が新しいロゴを発注できる場として確立していきたが、Jimdoとのパートナーシップを組む ことで、ロゴだけでなくウェブサイトの制作の提供も始めている。
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