また始まった。
昨日(米国時間4/23)決算報告をしたGoogleとMicrosoftが、またまた、二位を争う彼らの長期戦を再開した。Appleはもっとも時価総額の大きいテクノロジ企業だが、世界でもっとも時価総額の大きい企業でもある。それにGoogleとMicrosoftを加えて、トップスリーになる。
Googleは今日3.56%上げて、時価総額が3855千億9000万ドルになった。Microsoftは9.47%上げて、3892億4000万ドルだ。同社は今朝の瞬間風速で3880億ドルに達した。どちらもまだ乱高下しているから、今日の終値の予想はできない。
トップスリーの戦闘の歴史を、回顧してみよう:
TechCrunch, 2010年5月26日: “ついにやった!: Appleが時価総額でMicrosoftを抜く“
どちらも2270億ドル強だが、Appleは2010年にMicrosoftを抜いた。Appleの今の時価総額は、このときの3倍以上だ。Microsoftは、ほどほどの71%増。倍にも行っていない。
TechCrunch, 2011年2月14日: “Appleは今やもっとも時価総額の高い企業; 二位との差は1000億ドル; GoogleがMicrosoftに接近“
Appleはこのとき3300億ドル、Microsoftは2280億ドル。Appleは1年足らずで1000億ドル増加。言い換えると、このときの現在価額の約1/3が1年足らずの間(かん)の増加だ。Microsoftはほとんど変わらず。
TechCrunch, 2014年10月17日: “GoogleとMicrosoftが時価総額で互角の戦いへ“
2014年の後半に、GoogleとMicrosoftはそれぞれ3510千億ドルと3520億ドルになった。
その後Microsoftはやや悪路を走り、二社は微差で抜きつ抜かれつを演じた。しかしいちばん最近の決算報告では、Googleの方がMicrosoftに比べて酸欠気味になり、そして現在両者は再び、市場でしのぎを削っている。
どちらも時価総額ではAppleの足元にも及ばないが、銀メダルをめぐる争いはいよいよ熾烈だ。