iPhoneのキーボードの最悪の欠陥がiOS 9でやっと修復

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小さなことだけど…。

たとえばキーボードが今大文字になっているか、それとも小文字か、なんてこと。

iOS 9でAppleはやっと、このプラットホームの奇癖の一つを直した。キーボードのキーの表示がつねに大文字、というのをやめたのだ(下図)。

shift

Androidユーザの方や、日頃あんまりこんなことを考えたことのない方は、ぼくが今何を言ってるのか、わかんないだろう。

つまりこれまでのiOSはどのバージョンでも、キーの上面の文字がつねに大文字なのだ。[Shift]キーを押したり、[Caps Lock]をonにしなくても。

物理キーボードなら、[Shift]を押しながら文字入力ができるから、それで十分だ。迷う心配はない。

しかしタッチスクリーンのキーボードでは、[Shift]キーは、押し下げるのではなくタップするから、話が面倒になる。タップしたことを忘れていることがあるし、うっかりタップすることもある。キーボード全体がデフォルトで[Shift]が押されているような状態になることもある。

これまでiOSでは、[Shift]や[Caps Lock]がonであることを、そのキーの色をグレーから白に変えることによって表していた。でも、白とグレー、どっちがonだったっけ?なんて思うこともある。しかもキーの上の文字は大文字のままだ。じゃあ、実際にキーを叩いて試してみよう、という話になる。

それが、やっと終る!

iOS 9はまだベータだが、でもiOSのベータが消費者向けに一般公開されるのは、これが初めてなのだ。

[教えてくれてありがとう、BI。]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

投稿者:

TechCrunch Japan

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