AppleがWatchの15秒コマーシャルを6本いっせいに公開した。いずれもこのデバイスの、すぐにぱっと使える便利さを強調している。これらのコマーシャルは、グラデーションの背景とポップスの曲と、Apple Watchを身につけた美形の人びとを利用している。
Watchの前のコマーシャルはかなり映画っぽい感じで、デバイスとユーザの生活の融合を情緒的に訴求していた。しかし今回のは遊び心とパンチがあり、2000年代の、シルエットを使ったiPodのコマーシャルを彷彿とさせる絵だ。ただしキャラは前に比べるともっとヒップだけど。
前と比べて実用性が強調されているのは、イメージやフィーリングよりもむしろ、そろそろ真剣に売ることに専念してきた、ということだろう。前と変わらないのは、このデバイスの最良のユースケースがつねに“瞬間”にあり、ユーザがデバイスに関心を向ける時間が数分の1秒でしかないことの訴求だ。
珍しくも6本にはそれぞれタイトルがあり、それらはRide、Sing、Date、Train、Sprinkle、Cycleとなっている。そしてそのそれぞれで、Watchの最初からある主な機能を紹介している。その後の、watchOS 2のアップデートとかネイティブのWatchアプリの導入、といった話題はない。
以下に、Ride(上図)以外の5つをご紹介しよう。