米国ではVC・Rothenberg VenturesのVR特化型インキュベーションプログラム「River」なんかも活発に活動しているようだが、日本でもVR領域のスタートアップを支援する動きが活発化している。
11月にはgumiが子会社「Tokyo VR Startups」を設立すると発表。VR領域のスタートアップに対して、資金を提供するほか、ワーキングスペースの貸与やバックオフィスサポートといった支援を行うプログラムを開始している。
そして今日12月16日には、コロプラと同社の投資子会社であるコロプラネクストが共同でVR特化のファンド「Colopl VR Fund」を設立すると発表した。
Colopl VR Fundは、コロプラとコロプラネクストが最大で5000万ドルを出資する、同社いわく「世界最大級のVR専門ファンド」になるという。コロプラネクストが運用を担当するほか、すでにVRコンテンツを開発するコロプラ、同社子会社で360度動画関連事業を行う360Channelが技術面での支援を担当する。
VR向けHMDの代表格である「Oculus Rift」やプレイステーション4向けのHMD「PlayStation VR」などが2016年にも発売される予定で、業界関係者からは「2016年はいよいよVR元年」といった声も聞こえてくる。コロプラによると、同社は2年前からVRの研究を進めていたという。