初期段階スタートアップの資金調達と雇用になくてはならない存在となったプラットフォーム、AngelListは、昨年、スタートアップ441社のために1.63億ドルの資金を調達したと発表した。これは、1年前の2014年より約56%多い。
取引の約40%は非公開ラウンドで、機関投資家を含むラウンドも全体の約40%だった。
AngelListは投資家の発掘に2種類の戦略をとっている。一つは個人投資家を組織化するもので、こうすることによって大型VC会社による投資かのように、即座に外部資金を集めることができる。この年には170の投資家組織が生まれ、その中にはGil PenchinaやSemil Shahといったエンジェルも入っている。
もう一つは、AngelListがこのプラットフォームのためにカスタム設計したファンドの開発だ。最初に作ったのはMaiden Laneだが、同社は4億ドルのシードファンド、CSC Upshotを中国の未公開株式投資会社から資金を得て開設して、さらに力を入れている。
AngelListのもう一方の重要な仕事は雇用だ。同社は資金提供元を探すだけでなく、雇用の仲介も行っている。この年はアクティブな候補者と求人の数がそれぞれ倍増し、候補者は25万人、求人は54万8000件だった。
技術者の求人で最も人気の高いスキルはJavascriptで、Java、HTML、Python、およびC++が続いた。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)