BMWとダイムラー、Apple Car交渉を中止

An anti-government protester holds up his iPhone with a sign "No Entry" during a demonstration near the Apple store on Fifth Avenue in New York on February 23, 2016. 
Apple is battling the US government over unlocking devices in at least 10 cases in addition to its high-profile dispute involving the iPhone of one of the San Bernardino attackers, court documents show. Apple has been locked in a legal and public relations battle with the US government in the California case, where the FBI is seeking technical assistance in hacking the iPhone of Syed Farook, a US citizen, who with his Pakistani wife Tashfeen Malik in December gunned down 14 people.
 / AFP / Jewel Samad        (Photo credit should read JEWEL SAMAD/AFP/Getty Images)

もしAppleが本当に自動車を作っているとしたら、それはUltimate Driving Machine™ではない。BMWとDaimlerは、Appleとの自動車協業に関する交渉を中止した。Handelsblattが報じた

リーダーシップとオーナーシップの行方を巡って、交渉は決裂した(BMWとは昨年、最近Daimlerと)と、ドイツ紙の情報源は伝えた ― そしてわれわれがAppleについて知っていることを踏まえれば、それはいかにもありそうな行き詰まりの原因である。車をメーカーのサービスではなく、Appleのサービスと密に統合するというアイデアは自動車メーカーをいら立たせた。もちろん自動車ブランドは、世界で最も強力に守られ、宣伝されているものの一つである。

Apple Car構想にまつわる噂は一年ほど前から渦巻いており、最近の雇用も十分以上に暗示している。しかし、それが自動車そのものなのか、自動車メーカーとの協業なのか、あるいはもっと控え目なcarOSの既存システムとの統合のようなことなのかは、誰の意見も一致していない。それでも一つ、全員が確信していることがある。数百人の社員が取り組んでいるプロジェクトは、遊びではない。

では、Appleと仕事をする相手はあと誰が残っているのか? 最新の噂は、Magna。複数の企業と協力して、限定生産車や単発製品を生産しているカナダ・オーストラリア系の特殊電動自動車メーカーだ。トップクラスの信用を持ち、ブランドへのこだわりが少なく、恐らく要求も少ないであろうMagnaは、Appleのような裕福な好事家とはお似合いだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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