Appleは本日、iPad用Swift Playgroundsを発表した。この新プロジェクトの目的は子供たちにSwiftでコードを教えることだ。
最初にSwift Playgroundsを開くと、基本的なコーディングのレッスンと課題をいくつか表示する。インターフェイスはどことなくCodeacademyに似ているが、より画像重視で遊び心のある印象だ。子供を対象としているので、理にかなっている。子供のモチベーションを保つために、ほとんどのプロジェクトはゲームやちょっとした楽しいアニメーションを使っているようだ。
iPadでのコーディングをより簡単にするため、Appleは特別なキーボードを用意している。ショートカットや他の機能を搭載し、コードの入力を助けるためだ。
Swiftで、Appleは新たなプログラミング言語を提案した(現在はオープンソースで利用できる)。そして、多くの人にSwiftを学んでほしいと考えている。早い年齢からSwiftに慣れ親しんでもらうことは、Appleにとっても嬉しいことだ。Swift Playgroundsは、プログラミング経験者がSwiftを学習するためのものではない。コーディングの基本を学びたい子供たち向けのものだ。このようなレッスンベースのサービスは、新たな言語を学び始める時には便利かもしれないが、結局のところレッスンを受けるよりプロジェクトベースの学習方法の方が一般的にもうまく学習が進むだろう。
ちなみに同じ名前のSwift Playgroundも、子供にコードを教えるプロジェクトとして始まった。2014年にAppleが初めてSwiftを紹介した時、Stefan Mischookが始めたプロジェクトだ。見たところ2つは関連していないようだが、Appleがほぼ同じプロジェクト名を使用したのは興味深い。
Swift Playgroundsの開発者向けプレビューは今日からローンチし、最終バージョンはiOS 10と共に秋頃展開予定だ。アプリは無料で利用できる。
[原文へ]
(翻訳:Nozomi Okuma /Website)