Webを営業に活用しようと取り組んでいるBtoB企業の中でも、ソーシャルメディアの活用方法はまだまだ手探り段階で、自社や業界の最新ニュースを中心に「お知らせ」として使っている場合が多いようです。
しかし、日本国内でソーシャルメディアの普及率が40%を超え、Facebookの月間アクティブユーザー数は1,900万人に成長した現在、BtoB企業でも、潜在顧客・見込み顧客がソーシャルメディア上にいる状況になっています。
今回は、先日シナジーマーケティング社に寄稿した記事の転載許可をいただきましたので、これからソーシャルメディア(Facebook、Twitter)に取り組むBtoB企業様向けに、7つの活用方法を事例付きでご紹介します!
BtoB企業でも使える7つの活用方法
1.Webサイトやブログのコンテンツへの集客経路として使う
コラムやお客様インタビュー、セミナーレポートなどの見込み顧客に役立つコンテンツをソーシャルメディア上で発信し、Webサイトやブログに誘導します。
どんなに良いコンテンツを作っても、見つけてもらえなければ、効果が出ることはありません。コンテンツを見つけてもらえるように自社のソーシャルメディアで告知しましょう。
新着ブログの記事を紹介しているContent Marketing LabのFacebookページ
2.ソーシャルボタンを設定して、コンテンツを拡散してもらう
Webサイトやブログにソーシャルボタンを設置して、見込み顧客がコンテンツを拡散しやすくします。
いいね!やツイート、はてブが集まれば、検索エンジンが「このページはユーザーから高い支持を得ている」と認識してくれるため、上位表示されやすくなります。
記事の目立つ位置にソーシャルボタンを設置しているbtraxスタッフブログ「freshtrax」
3.コンテンツを通して、リードを獲得する
自社のソーシャルメディアアカウントをフォローしているユーザーに、リード獲得につながる情報(セミナー情報や、ホワイトペーパー)を告知して、ソーシャルメディア経由でリード情報を獲得します。
ガイアックスのサイトではソーシャルメディア経由でのリード獲得が増加中
4.ソーシャルメディア上の声を聞く
BtoB企業の場合、企業名や製品名がソーシャルメディア上でつぶやかれることは少ないですが、プレスリリースやブログ記事に対する反応はソーシャルメディア上で確かめることができます。
INBOUND marketing blogの記事に対するソーシャルメディア上の反応
5.Facebookグループで交流する
弊社ではセミナーに参加いただいた方をFacebookのグループに招待し、セミナー後も継続的にディスカッションを行なっています。
共通の関心を持つ人たちを集めて、コミュニティを作りましょう。
6.業界の最新情報を配信して、ソートリーダーシップを発揮する
Webサイトやブログのコンテンツを配信する以外にも、TwitterやFacebookで業界の最新情報を発信することで、その分野に対するソートリーダーシップを発揮することができます。
ソートリーダーシップとは?
ソートリーダーシップ(Thought Leadership)とは、特定のセグメントや分野において将来を先取りしたテーマやソリューションを示し、人々の議論や思想形成を引き起こすことにより、そのテーマやソリューションについて改めてより深く考えるようにする活動を指す。
タブレットやO2Oに関する最新情報を発信しているエスキュービズム社のFacebookページ
7.親近感を持ってもらう
社内の何気ない風景を伝えたり、情報発信にキャラクターを使うことで、企業として発信する情報がより身近に感じられ、親近感を持ってもらうことができます。
キャラクターを使い発信する情報をより身近に感じさせるスカイアークシステム社のFacebookページ
■最後に
以上、7つの活用方法をご紹介しましたが、大切なのは見込み顧客と中長期的な関係を築いていくことです。
そのためにソーシャルメディア上の声を聞きながら、見込み顧客に役立つコンテンツを継続的に発信し、その中で信頼感や親近感を持ってもらうようにソーシャルメディアを活用していきましょう。