ペギー・ウィットソン飛行士、288日間の宇宙滞在から帰還

記録破りの宇宙飛行士、Peggy Whitsonが、宇宙滞在累積日数の記録保持者として宇宙から帰ってくる。地球着陸の模様はライブストリーム中継される。

軌道離脱噴射は今晩(米国時間9/2)5 pm PT(西海岸時刻)に始まり、着陸予定時刻は6:22 pm(彼女が着陸するカザフスタンでは日曜日の7:22 am)。

Whitsonは、288日すなわち約10カ月間を宇宙で過ごし、その間宇宙ステーションは4623回軌道を周回した。これは米国の宇宙飛行士Scott Kellyの宇宙滞在連続340日に次ぐものだが、Whitsonは累計665日を宇宙で過ごしており、宇宙経験はどのアメリカ人よりも長い。

6月の帰還を予定していたが、今年になってロシアの宇宙開発組織、RoscosmosがISSミッションからクルーを引き上げたため、3カ月の期間延長を快諾した。

Whitsonは、ロシアのミール宇宙ステーションと国際宇宙ステーション(ISS)の両方に滞在した数人のロシア人記録保持者をランキングで追っている。しかし、Whitsonはほかにいくつもの印象的記録をもっている。ISS初の女性コマンダー(船長)を務め、最長宇宙遊泳 60時間を記録したことに加え、宇宙へ行った女性としては最高齢の57歳だ。

現在3回目のISSミッション遂行中のWhitsonは、4月に宇宙初の4Kストリーム中継を、ラスベガスで行われていた全米放送事業者協会ショウに向けてビデオを送信した。

Whitsonの帰還便には、同じくISSを離れる米国宇宙飛行士Jack FishcerおよびロシアのFyodor Yurchikhinも同乗する。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。