iPhone用3D撮影アダプタPoppyがゲーム機に変身, 今デベロッパたちがARゲームに挑戦中

Poppyを覚えてるかな? そう、あのデバイス、今やKickstarterに出てるけど、iPhoneを使って3Dの写真やビデオを撮ったり見たりできるやつさ。デジタル時代のViewmaster、とでも呼ぼうか。

同社がKickstarterに出たことを初めて記事にしてから、その後いろんなことが起きた。出資支援者は2500名近くになり、目標額40000ドルに対して15万ドルが集まった。色が白でやや高価なバージョンも発表された…ファッションを気にする人向けかな。

資金募集が大成功したPoppyは、その製品を使ってできる、そのほかのことを考える余裕ができた。3Dの写真やビデオを撮って見るだけでなく、お客さんに3Dのゲームも提供できるのではないか。そこで、ゲームデベロッパたちにその辺をお願いすることにした。

ファウンダのJoe HeitzebergとEthan Lowryは、Poppyで拡張現実(augmented reality, AR)や仮想現実(virtual reality, VR)のゲームができるのではないか、と考えている。目を着けたのが、撮影時に使うビューファインダーだ。そこから覗く像に、ARの層をかぶせられるだろう。ゲームのコントローラは? iPhoneの上部にあるボリュームボタンを、コントローラとして使えるのではないか。Heitzebergは曰く、わずか49ドルだから、さしずめ貧乏人のOcculus Riftだ。カジュアルゲームなら、これで十分。

しかも、このデバイスには、ゲームの開発は無理と言えるほどの障壁はない。特殊なAPIとかもない。要するに二つの画像がビューファインダの中で重なれば3DやARになる、ということだけ意識すればよい。

デベロッパたちに無料でどんどん貸し出して、いろいろテストしてもらうのもよいだろう。資金集めに成功した今は、製造に専念することになるから、発売は今年のクリスマス商戦に間に合う。

Kickstarterの締切り日まではあと一週間ある。一台欲しければ、ここへ行くべし。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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