ハッシュタグ、トレンド情報、認証済みプロフィールに続き、全体公開記事を誰でも外部ウェブサイトに埋め込めるようにしたFacebookは、ジャーナリストと読者両方のリアルタイムニュースの主要情報源となるべく、大きな一歩を踏み出そうとしている。同社は先月、一部のパートナーに記事の埋め込みを開放した。これからは、誰でも公開記事やインラインビデオ再生や見やすいモバイル表示の埋め込みコードを使えるようになる。
FacebookはTwitterを追いかけている。Twitterは、一人称ニュースの重要な発信源であると同時に、ジャーナリズムの速報配信元として自らを位置づけていた。埋め込みは、Twitterが2010年に導入し、同サービスがウェブで主要な存在を勝ちとるのに一役買った。埋め込みは、商品認知や参照トラフィック、そして最終的に広告ビューを生み出す。
Facebookは事実上Twitterの台本を模倣し、2011年末に非対称フォロー機能を追加、次にハッシュタグ、トレンド情報、認証済みプロフィール、そして埋め込みをここ数ヶ月の間に追加した — いずれもTwitterはすでに提供済みだ。さらにFacebookは、Twitterのようにリアルタイムイベントに関するニュースフィード記事を時間順に表示し、それ以外は関連度で並べ替えるということまでやっている。これらの機能は、いずれもTwitterで成功が証明済みなので、Facebookは盗んだと非難を受けることはあるかもしれないが、おそらく成果を上げるだろう。
Facebookのルーツは個人的な共有にあるが、ゴールは人々をつなぐことだ。リアルタイムなビッグニュースの瞬間は、世界を一つにする。Facebookは、ニュース発信者のための配信ツールや読者のための発見ツールを増やすことによって、塀に囲まれた庭ではなく、公開ウェブで大きな位置を占めるようになることを期待している。
[原文へ]