GoogleのChromebookを安価なLinux開発マシンとして使うことは可能であり、ツールもすでにあるが、そのための作業は少々面倒だ。そこで、Ruby、Ruby on Rails、Node.js、Go、Python/Djangoなどのための開発環境をクラウドから提供しているNitrous.IOが今日(米国時間9/5)、Chrome用のパッケージドアプリをローンチした。このアプリは、どんなChromebookでも本格的な開発環境に変え、そこにはIDEや完全なターミナルアクセス、ペアプログラミングのためのコラボレーションツールなども揃っている。
Nitrous.IOのチームによると、これは“Google Chrome Web Storeで手に入るPackaged Appとしては初めての、本格的なWebベースのIDEとLinuxのターミナルを兼ね備えた開発環境アプリケーションだ”、という。なお、ChromeのパッケージドアプリはWindowsやOS Xにもインストールできる(そしてこれらのシステムの上では、これからはChromeのアプリケーションランチャを使ってこれらのアプリを始動できる)。
Googleのパッケージドアプリを使うとデベロッパは、Webアプリケーションでありながらネイティブのハードウェア機能…ネットワーキングスタック、Bluetooth、USBなど…にアクセスできる。またNitrious.IOが今回やっているように、シェルを使うこともできる。パッケージドアプリはブラウザの外でも動かせるので、使い心地はネイティブアプリケーションとほぼ同じになる(HTML5とJavaScriptとCSSで書かれているにもかかわらず)。Nitrous.IO のチームも、従来的なWebアプリケーションではなくパッケージドアプリにしたことによって、より高速でよりシームレスなユーザ体験を実装できた、と言っている。
Nitrous.IOがクラウドから提供する開発環境によってデベロッパは、自分専用の開発用仮想マシン、すなわち“ボックス”を確保できる。試用目的の無料バージョンでは、その仮想マシンにRAMが384MB、ストレージが750MBある。有料プランについては、このページを見ていただきたい。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))