米安全保障局(NSA)はスマートフォンを直接盗聴することが可能であることが、ドイツDer Spiegel紙が報じた漏洩文書でわかった。Der Spiegelによると、NSAは「スマートフォンの連絡先、SMS通信、ノート、およびユーザーの位置情報等、最も守秘性の高い情報を盗聴できる」。
この内部文書は、iPhoneにはユーザーがパソコンに同期する際に侵入できる、またNSAはBlackberryが2009年にカナダ企業に買収された際、一時的にアクセス不能になったなどと言いふらしている。現在同紙は、NSAがiPhone、BlackBerry、およびAndoridに侵入したことだけを報じているが、今後他にも暴露されるかもしれない。
スマートフォンメーカー各社、特にAppleは、同じタイプのデバイス間同志で送受信された暗号化メッセージを当局は読むことはできないと主張している。しかし、それらのメッセージも企業が保有するサーバーを経由しているため、NSAがそれにアクセスすることは可能だ。もしDer Spiegelの記事が真実なら、BlackBerryにとって特にダメージが大きいだろう。同システムは政府で強く後押しされている。
Der Spiegelは、明日「完全版の記事」を掲載すると書いている。だからそれまで、あなたのAngry Birdsのスコアが詮索好きの目を逃がれているかどうかは不明だ。
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(翻訳:Nob Takahashi)