Twitter、セレブ利用者の利便性を増すため、認証アカウント利用者向けに新フィルタを導入

有名人にとっては、いろいろと厄介事の多い世の中だろう。Twitter上で、知り合いのセレブと「@」を使って会話しようと思っても、すぐにファンやスパマーがやってきて、何がどう繋がっているのかがよくわからなくなってしまう。

こうした状況に対処するため、Twitterは認証済みアカウントを持つ人に対して、「つながり」タブで利用できる2つのフィルタを導入した。ひとつは「Filtered」で、これはスパム系のツイートが表示されないようにするものだ。もうひとつは「Verified」で、「つながり」タブに、認証済みアカウントを持つ人とのやりとりのみしか表示しないようにするものだ。

Twitterは、この機能を徐々に適用していこうとしているが、一般の利用者にはわかりにくいだろう。どのように見えるかについては、下のスクリーンショットで確認していただけると思う。

Twitterにとって、セレブがアクティブに利用してくれれば非常なビジネスチャンスとなる。公開準備を始めたとなれば、こうした機会を一層重視することにもつながっていくのだろう。一般の利用者にとて、セレブが利用していたり、あるいはセレブの呟きを目にすることができるというのは大いなる魅力であるに違いない。俳優やアスリート、ミュージシャンなど有名人等、気になる有名人からのツイートを目にするのは面白い出来事となるだろう。そして、Twitterとしてはそうした「面白い発言」とともに、広告を届けることもできるようになるわけだ。つまるところ、セレブがTwitterを楽しんでくれれば、Twitterとしても利益を計算できるようになるとのだ。

[Image Credit: Jimmy Kimmel]

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(翻訳:Maeda, H)


投稿者:

TechCrunch Japan

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