Seenth.is は、あなたが好きなアーチストの最新アップデートをいろんなソーシャルメディアから自動的に集めてくれる。このiOSアプリ(Androidバージョンは今年の終わりごろを予定)が嗅ぎ回るのは、あなたがアカウントを持つInstagramやTwitterやYouTubeやSoundCloudなどの上の、ミュージシャンとファンのアップデートだ。それを時系列で見せてくれるのではなく、フィルタにかけて関連性の濃い順に提示する。だから、上位に出てくるのは、これからヴァイラルに広まりそうな話題やコンテンツだ。
Seenth.is(”seen this”と発音)を作ったのはストックホルム在住の協同ファウンダたちだ。CMOのRobert Furelidによるとその目的は、“今のソーシャルメディア上の情報の過剰から人類を救うこと”、だそうだ。7月にベータで立ち上がった時点で、200名のアーチストが登録済みだったが、その後、トレンド検索に基づいてさらに400名を追加した。
Seenth.isを着想したきっかけは、事業開発担当の協同ファウンダJesper Benonが、電子ダンス音楽の三人組Swedish House Mafiaのコンサートのリビューを探したときだ。いろんなサイトで何千件ものコメントをスクロールしているときBentonは、いろんなアーチストに関して、こういう情報集積と整理フィルタリング作業を自動化してくれるアプリがほしい!と心から思った。それまでBenonとCEOのMarcus Myrbergが開発してPR企業などが利用していたソーシャルメディアモニタリングサービスの技術が、Seenth.isの元になった。
Seenth.isの基本的なねらいは、コンサートや、あるいはSpotifyやRdioなどのストリーミング体験を脇役的に支える“セカンドスクリーン”になることだ。ユーザのために、好きなアーチストに関する大量のツイートやビデオや写真やニュース記事、ブログ記事などを集めて選り分ける。そこが、音楽発見サービスSoundwaveや位置対応コンサートアプリTimbre、ミュージシャンのプロファイルサイトBandPageなどと、Seenth.isの大きな違いだ。
Seenth.isの、今の主な機能は三つある。まずArtist Feedは、アーチストやグループに関するさまざまなソーシャルメディア情報を集める。Fan Feedは、彼らのファンたちのおしゃべりを集めてフィルタする。そしてLive Feedは、コンサート情報の最新アップデートを集める。このほか、ユーザの好きなジャンルやアーチストに基づいておすすめ情報(リコメンデーション)を表示するExploreウィンドウがある。気に入った情報やコンテンツは、星印をつけると恒久的に保存される。そして次のバージョンでは、星印のついたアイテムを一本のフィードにまとめる機能や、より使いやすいExploreウィンドウが提供される予定だ。
Furelidによると、目下Seenth.is teamのチームは、アプリの登録アーチストの増加と、ミュージシャンやDJたちとのコラボレーションの定常化に力を注いでいる(このアプリのFacebookページや Twitterを見ると、それが誰々か分かるそうだ)。
Seenth.isはまだ自己資本だけだが、すでに広告や、アーチストとの売上共有方式により、収益化モデルは動き始めている。
〔余計な訳注: ミュージシャンに限定せず、自分にとって“関心のある人”や“尊敬する人”などを、Web全域的に毎日、自動フォローしてくれるアプリが、ぜひぜひほしい!(Googleアラートとかはあるけどね)〕
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))