ドイツのDer Spegel紙 ― このところ急速にNSA暴露列車に乗り込んできた ― は今日(米国時間9/15)、NSAが国際クレジットカード取引に関心を持ち、Visaを含む複数の会社の支払い処理を監視する方法を発見した可能性がある、と 報じた。Spiegelは、NSAが金銭フローを追跡するために、独自の財務データベースまで構築していると書いている。
同紙は、2011年にNSAは同局の「Tracfin」と呼ばれる「金銭追跡」部門経由で1.8億件の取引記録を処理したことが、元NSA契約社員で漏洩人のエドワード・スノーデンから入手した情報に基づいわかったと書いている。情報の殆どはクレジットカード取引によるものだ。
同紙はさらに、NSAはヨーロッパ、中東、およびアフリカを監視する目的で、Visaなどの大規模クレジットカード会社の顧客取引データを標的にしていたと主張している。しかし、Visaはこれを否定している
TracfinのデータバンクにはSWIFTネットワークも含まれているとSpeigelは言う。これは銀行が取引情報を安全に送るためのネットワークであり、NSAは様々な銀行のプリンター・トラフィックを監視することによって情報を入手した可能性がある。
しかしSpiegelが暴露した文書によると、諜報局職員でさえも、この種の「リッチな個人情報満載」のデータを監視することに懸念を抱いているという。たしかにリッチなデータだ。
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(翻訳:Nob Takahashi)