昨年のTechCrunch Tokyo スタートアップバトルに出場したダックダイブは同社が運営するローカルガイドのマッチングサービス「Meetrip」をソーシャルゲームなどを手がけるDonutsの子会社であるDonuts Bangkokへ事業譲渡することを発表した。サービス開始から約1年2ヶ月での事業譲渡となる。なお、金額に関しては明らかにされていない。
Meetripは海外旅行者と旅行先の現地住民をマッチングするサービスで、現地住民がガイド役となり、単に観光スポットを見て回るだけでは味わえない体験を提供しようとするものだ。ガイドブックには載っていない地元の名店や現地の人との交流を楽しむことができる。
昨年9月のβ版ローンチ以降、Meetripに関してのニュースはあまり聞いていなかったが、ダックダイブのCEO貴山敬氏はFacebook上で今年8月末に過去最高の予約件数を更新し、9月はさらにその倍のペースを見込んでいるとポストしているから順調に成長しているようだ。
今後MeetripはDonuts Bangkokの拠点であるタイ・バンコクで運営されることになる。バンコクには年間1,600万人もの旅行者が訪れるそうで、バンコクで成長を加速させていきたいとのこと。
なお、ダックダイブには今年9月にクックパッドが買収したコーチ・ユナイテッド(Cyta.jpを運営)代表取締役の有安伸宏氏も共同創業者として参画しており、Cyta.jpで培ったCtoCマーケットプレイスのノウハウが活かされているという。