Amazon(アマゾン)はさきほど、Sizmek(サイズミック)のアドサーバーと動的コンテンツの最適化ビジネスを買収したと発表した。
「サイズミックとアマゾン・アドバタイジングは数多くの共通する顧客を抱えており、これらの実証済みのソリューションが、顧客にとってどれだけの価値があるのかを知っている」と、アマゾンは表明している。「SizmekはアドサーバーとDCOの買い手を探してきた経緯があり、我々は高い水準で顧客にサービスを提供し続けることに専念する」
なお、サイズミックの製品はアマゾン・アドバタイジングとは「しばらくの間」分けられて運用される予定だ。
アマゾンの広告売上はeコマース事業に比べると小さいが、急速に拡大している。同社の「その他」の売り上げは主に広告で、直近の四半期では27億ドル(約2900億円)と34%も拡大した。アマゾンはオンライン広告業界の2大プレーヤーであるGoogle(グーグル)やFacebook(フェイスブック)に対抗する可能性が最も高いとみられている。
一方で、サイズミックは今年初めに破産を宣告した。
Bloomberg(ブルームバーグ)によれば、当時からアマゾンによる買収は進行していたという。なお、買収の金銭的条件は明かされていない。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)