インポッシブル・フーズのバーガーが9月にもスーパーに並ぶ

米食品医薬品局(FDA)の承認で、Impossible Foods(インポッシブル・フーズ)はスーパーでの商品展開に向け残されていた規制面でのハードルをクリアした。

Impossible Foodsはすでにスーパーの店舗に並んでいるBeyond Meat(ビヨンド・ミート)と競争すべくImpossibleプロダクトを9月にも店頭販売する計画だ。

このニュースは、同社がImpossible Burgerの供給を増やそうと、食品加工のOSIグループとサプライ提携を結んだと発表した際に明らかになった。

Impossible Burgerは、拡大する消費者の需要に対応できるほどに早く製造できず、商品不足が続いていた。

供給の制約は、Impossibleプロテインパティとひき肉食を供給するという契約をBurger KingやWhite Castle、Qdobaといったファーストフードベンダーと結び、差し迫ったものとなっていた。

Impossible Foodsプロダクトは今や世界1万カ所で提供されている。

今年初め、同社は製造規模を拡大し、国際マーケットへの進出を管理するためにDennis Woodside(デニス・ウッドサイド)氏とSheetal Shah(シータル・シャー)氏を迎え入れた。そしてこの夏、シンガポールで製品の販売を開始した。

役員をImpossibleチームに加えただけでなく、資金も新たに調達した。Impossible BurgerはKhosla VenturesやBill Gates、Google Ventures、Horizons Ventures、UBS、Viking Global Investors、Temasek、Sailing Capital、そしてOpen Philanthropy Projectといった投資家から3億ドルを調達した。

今回FDAの承認でImpossible Burgerは主要ライバルBeyond Meatと同じ土俵で戦えるようになる。規制にかかる今回の承認はまた、同社が米国で展開し始めて以来ずっと付きまとっていた、革新的な大豆レグヘモグロビンの安全性に関する疑問を払いのけるものにもなりそうだ。

食品安全専門家の委員会によると、昨年7月、Impossible Burgerは同社のヘムは食べても安全だと認めるFDAからの手紙を受け取った。

同社にとって残るハードルは、同社のヘムがカラー添加物と考えられるかどうか、というものだった。そしてヘムの使用はカラー添加、というのが現在のFDAの発表だ。

「Impossible Burgerや将来のプロダクト、販売チャネルのために食品安全規則に則っていることを明確にしようと、我々は5年近くFDAに協力してきた」とImpossible Burgerの法務最高責任者であるDana Wagner(ダナ・ワグナー)氏は語った。「我々は米国の食品安全の最高責任者であるFDAに深い敬意を抱いている。そして、あらゆる食品安全規則を守り、顧客が我々の製品を100%信頼できるよう最大限の透明性を提供するために、求められている以上の取り組みをしてきた」とも話した。

[原文へ]

(翻訳:Mizoguchi)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。