Androidが汎用機に載りWindowsがモバイルに深入りし、プラットホームの総合地図はいよいよはっきりと、三色に塗り分けられてきた。iOS/OS X、Windows、そしてAndroidだ。
Chrome OSやBlackBerryなどのマイナー勢力は、この、市場の塗り分けというテーマに関しては無視できる。
この三者から成る勢力地図は、もう見飽きているようだけど、でもおもしろい。Gartnerが最近発表した一連の数字は、この三勢力の過去を描き、近未来を予測している。それらの数字をRedmond Magazineの連中がグラフにしてくれた。
そのグラフ(下図)を見ると、Androidの急上昇とAppleの上げ潮、そしてWindows勢力の停滞が分かる。
台数ベースでMicrosoftはAppleをやや上回っているが、でもAndroidとの差は縮まるどころかどんどん拡大している。Androidも、今ではデバイスが多様化しているからプラットホームベースではWindowsと互角だ。そこでWindowsとしては、モバイルでなんとか加速しないかぎり、これからも離される一方である。つまり、これ以上PC依存が続くと、Microsoftはやばいのである。
Appleの場合、伸びを支えているのはもっぱらiOSだろう。PCオンリーのOS Xは、Windowsと同じ向かい風に苦しんでいるからだ。
2013年の本誌記事でぼくと、同じく本誌のライターJosh Constineは、Androidは新しいWindowsだと決めつけた。最近ではPaul Thurrottの書いた記事が、2013年はAndroidがモバイル世界のWindowsになった年だ、と言った。しかもコンピューティングの市場はますます多層化が進み、いろんなハイブリッド的機種が登場、それにつれてオペレーティングシステムの展開も多様化している。だからもう、Androidという名の一括りや、Windows PCという単独の分類項は、無意味になりつつあるのだ。
Microsoftは、その指導性を取り戻したければ、PCの衰退を抑止する努力だけでなく、モバイルでの本格的な成長が、是が非でも必要だ。
カット画像クレジット: Flickr
[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))