Lineはソーシャルネットワーク的メッセージングアプリとしてアジアで生まれたが、今ではグローバルに1億以上のユーザを抱える。今日Lineは、さらにそのグローバル化を拡大するためにiOS/Androidアプリのフランス語版とブラジルポルトガル語版をリリースした。スペイン語版は、すでにある。
今月の初めに同社は、合衆国とともに南米市場を重視する、と本誌に語った。
ソフトウェア企業でもありゲーム企業でもあるNHN Japan Corporationが作ったLineは、無料のメッセージングとコミュニケーションサービスでユーザを獲得し、ステッカーなどのコンテンツで収益化を図っている。
Lineは、最初の市場である日本では大人気で、ユーザ数は5000万近い。しかし昨年後半にはアプリのスペイン語バージョンをローンチして、スペインでマーケティングキャンペーンを展開している。スペインは、アジアに次ぐ第二の市場だが、そこでの成功によりラテンアメリカ進出の好機と確信した。Lineの合衆国におけるCEO Jeanie Hanが、今月初めにそのように語った。
彼女がLineはラテンの文化にアピールすると考えるのは、その“楽しさ”とメッセージングにおけるヴィジュアル重視、そしてステッカーなどの要素からだ。南米だけでなく合衆国のヒスパニックの大きな人口も、Lineのファンになる、とHanは期待している。
Lineのスペイン語バージョンはAndroid向けが2012年11月、iPhone向けが同年12月のローンチした。スペインにおけるユーザ数は、公表されていない。
南米でLineは、Whatsapp、Facebook Messenger、Voxerなどと競合することになる。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))