Alchemist AcceleratorデモデイXXV出場19社を紹介(その2)

Alchemistは企業向けアクセラレーターとして、消費者に商品やサービスを販売する企業ではなく、主に他の企業から収益を得るシードステージの企業に焦点を当てている。25回目となる今回の最新のコホートでは、20社近くの企業がプログラムに参加した。内訳は、理学療法機器から営業担当者のためのAIコーチ、ソフトウェア開発者のための生産性向上ツールまでバラエティーに富んでいる。ここでは参加19社のうち、後半の9社を紹介する。

これらの企業が世界に進出するのを見てみたいと思わないだろうか。AlchemistはデモデーをYouTubeでストリーミング配信し、現在葉アーカイブを視聴できる。

HyPoint

航空輸送におけるCO2排出量を大幅に削減するため、航空用の高出力・高密度水素燃料電池システムの開発に取り組んでいる。

Mobiz

ブランドの既存データに基づいて、ユーザーごとに「パーソナライズされたマイクロサイト」を構築し、SMSを介して既存の顧客ベースにパーソナライズされたマーケティングメッセージを送信するためのプラットフォーム。同社によると、すでにバーガーキングやオーストラリアの小売大手Woolworths(ウールワース)などの企業と提携しており、現在は600万ドル(約6億2700万円)のARR(年間経常収益)があるという。

Nano Diamond Battery

自己充電可能で持続可能なバッテリーの開発を目指している。ここではすべてを語りきれないので、Nano Diamond Batteryに関する詳しいこちらの記事を参照してほしい。

Node App

ブランドとインフルエンサーをつなぐマーケットプレイス。Nodeは各インフルエンサーのオーディエンスを確認し、ブランドとインフルエンサーを事前に交渉した取引条件で結びつけることができるという。

Rectify

組織外でドキュメントを共有する際に、機密情報を自動的に検出して再編集するツール。最初のターゲットは保険市場で、創業者のMelissa Unsell-Smith(メリッサ・ウンセル=スミス)氏によると、Rectifyの創業チームはAT&Tの法務部門で15年間一緒に働いていたという。

RubiLabs

ドローンやバイクなどの専用車両を使って、アフリカの病院や薬局にワクチンや薬などの医薬品をオンデマンドで配送することに焦点を当てたプラットフォーム。RubiLabsによると、すでに7000人以上の命を救っているとのこと。

Seventh.ai

「知的財産のカルタ」と表現するSeventh.aiは、創業者が自分たちのビジネスのどの部分で特許を取得できるか、取得すべきかを分析する。一方で、競争相手が何の特許を取得しているのかをよりよく理解し、特許取得のプロセスを支援する。同社によると、現在は約25万ドル(約2600万円)のARR(年間経常収益)を得ているという。創業者のAlex Polyansky(アレックス・ポリアンスキー)氏は、米国特許商標庁(USPTO)で特許審査官として10年を過ごした経験があるという。

Tocca

B2B企業がブランド化されたバーチャルセールスイベントを開催するためのプラットフォームを開発。バーチャルロビー、ステージ、ブレイクアウトルーム、人と人とのネットワーキングツールなどを提供している。HubSpotやSalesforceなどのツールと統合することで、イベント後のフォローアップをより効率的に行うことができるとのこと。

Veamly

Slack、GitHub、Jiraのスレッドやメッセージを1つのビューにまとめ、これらのツールを横断して検索できる統合検索機能を備えた、開発者向けの「統合受信トレイ」フィードを開発。創業者のEmna Ghariani(エムナ・ガリアーニ)氏によると、同社の「独自の優先順位付けエンジン」は、タスクやチケットを重要度でソートし、1週間を通して各ツールに費やしている時間を分析するのに役立つという。

画像クレジット:Veamly

関連記事:Alchemist AcceleratorデモデイXXV出場19社を紹介(その1)

画像クレジット:Alchemist Accelerator

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(翻訳:TechCrunch Japan)

投稿者:

TechCrunch Japan

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