自分でできるSEO対策とは?1から始める方法を解説

seo 対策 自分で

「SEOはとにかく難しい」「SEOは外注でお願いするもの」

SEOはそんなイメージがまだまだ強いですが、基本的なポイントを押さえた上で、コツコツと根気強く行えるのであれば、自社でできることもたくさんあります。

最近はSEOのためのツールも多数開発され、自らSEOに取り組みやすい環境も構築されつつあります。今回の記事では、自分で始められるSEO対策の基本を紹介していきます。

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SEO対策を自分で行うことのメリット

現在は、Google検索アルゴリズムの度重なるアップデートの影響で、「業者に任せておけば、検索順位を上げてくれる」といった作為的なSEOは通用しなくなりました。

SEOを外部に委託すれば、過去の成功事例を参考にするプロやコンサルタントが関わります。そのため、自分で取り組むよりも早く効果が出やすい傾向はあるでしょう。

しかし、長期的に安定した集客を実現しようとすれば、その分コストはかさみます。そこでひとつの選択肢として、自分でSEO対策にチャレンジしてみると実はメリットもあるのです。

自分でできる範囲を広げることでメリットも増える

自分でできるSEO施策が増えれば、コストの削減になり、その他のチャネルの強化やデザイン改修、コンテンツ強化などに予算を回すこともできます。

また、SEOの経験は自らの知見を深めることにつながります。外注するときに明確に指示が出せるだけではなく、要望や提案の質も上がっていくでしょう。

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コンテンツSEOに取り組む方法と注意点

自分でSEOをやるならば、ユーザーを理解し、仮説に基づいてキーワードを検討したり、コンテンツを作成したりする「コンテンツSEO」がおすすめです。

コンテンツSEOの場合、「内部SEO(テクニカルSEO)」や「外部SEO」のように高度な知識や別リソースが必要ないため、比較的取り組みやすいといえます。

むしろ、サービスや業界をよく知っている分、より良いコンテンツの提供も可能です。ここではポイントを取り上げながら解説します。

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ターゲットとするキーワードを決める

まずは、サイトの目的に沿った適切な対策キーワードを決めて、ターゲットとなるユーザーの流入を狙いましょう。

どれだけ質の高いコンテンツを用意しても、キーワードの選定がうまくいっていないと、アクセスアップは見込めません。キーワードの選定は、自分でできるSEO対策としては最も基本的で、絶対にやらなければならない施策です。

想定ユーザーとそのニーズからキーワード選定をする

自社サイトを検索しそうなユーザーは、どんな人なのかを決めます。

性別、年齢、職業、居住地、趣味、休日の過ごし方などの要素から、具体的な人物像を立ち上げましょう。そして、何をキーワードにして検索するのかをイメージしていきます。

例えば、子ども向けのオモチャの販促のためにSEO対策を行うとします。検索ユーザーは「両親もしくは祖父母」と想定できます。ただ、「オモチャ」のみのキーワードでは想定ユーザーとまだまだ結び付きにくいです。

一歩踏み込んで、「オモチャ 小学生」や「オモチャ 男の子」と複合キーワードにすると、ユーザーのニーズに少し近づくことできます。

また、オモチャをプレゼントすることを考えると、「どれくらいで配達してくれるのか」「最近の流行り」「どれくらいの費用が無難なのか」といった情報が必要かもしれません。

イメージしたキーワードのどれを採用するかの判断は、Googleの「キーワードプランナー」を使うとよいでしょう。キーワードごとに「月間どれくらいの回数が検索されているのか」がわかり、関連したキーワードも発見できます。

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ユーザーの検索意図に応じたコンテンツを用意する

ユーザーの検索意図として、悩みや問題を解決したいというケースが多く見られるので、コンテンツ作りに反映させていきましょう。

例えば、「カレーうどん シミ」というキーワードは、検索意図として服に飛び散ってしまったカレーうどんの染みを落とす方法を求めていると予測できます。実際にGoogleで検索すると、検索結果の1ページ目にはすべて染み抜きに関するサイトが表示されています。

自分が予測する検索意図だけでなく、実際に検索上位にあるページやその傾向も参考としながら、集客したいユーザーのニーズに応えるコンテンツ内容を作っていきましょう。

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ユーザーが理解しやすいライティングを心がける

コンテンツの本文は、ターゲットユーザーが普段使いそうな言葉を意識・イメージして行いましょう。

例として、同じ単語でも、人によって「ひらがな」「カタカナ」「漢字」と選び方が異なります。どの表記を使って検索するかを心得ておけば、SEOにおいても有利です。

図や表といった視覚的な工夫もユーザーに好まれます。一手間かかりますが、Googleだけではなく、ユーザーの満足度を第一に考えた記事の作成が成果を高める鍵です。

知識が必要な「テクニカルSEO」もしっかりと取り組みたい

ユーザーを主眼におく「コンテンツSEO」に対し、「テクニカルSEO」は検索エンジンを対象とした施策を指します。

クローラーやインデックスへの対策を中心に、サイトの内部構造を整えて最適化します。検索エンジンフレンドリーなサイトを目指す上で、ある程度のスキルが求められ、生半可な知識では施策が逆効果になる恐れがあるため、注意が必要です。

とはいえ、検索エンジンを無視して施策を進めても効果は最大限発揮されませんので、Googleが公開している「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」を確認するところから始めてみるのがおすすめです。


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SEOツールを活用して効果を引き出そう

SEOのプロではない自分たちで取り組むと、何から手を付けていいかわからないことも多いでしょう。

そこでSEOツールを利用して、対策すべき箇所を導き出したり、できるだけ手間を省くことが重要です。

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SEOツールを使えば、さまざまなデータが取得可能です。アクセス解析データだけでなく、ツールによってはサイトの内部診断やキーワードの順位調査、競合サイトの解析もできるため、検索上位を目指す有用な戦略を立てることに活用できます。

自社サイトのデータ分析は多くのサイトで行われているので、遅れをとらないように、最低限「Googleアナリティクス」や「Googleサーチコンソール」は導入しておきましょう。

Googleアナリティクスは、サイト訪問したユーザーを分析する

Googleアナリティクスは、自社サイトに訪問したユーザーについて解析するツールです。

ユーザーが「どこから訪問したのか」、「自社サイト内でどのような行動をしたのか」といった点まで把握できます。これらを数値化したレポートも出力できるため、報告作業もやりやすく、情報の共有が簡単に行えます。

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Googleサーチコンソールは、ユーザーの検索クエリを分析する

Googleサーチコンソールは、Googleから自社サイトに流入したユーザーの検索クエリを分析するツールです。

ユーザーが「どのようなキーワードで検索してきたのか」、「どれだけ訪問しているのか」といった点を把握できます。

また、キーワードの順位やクリック率なども計測可能です。公開した記事が検索結果に表示される状態なのかを確認できるといった機能も搭載しています。

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そのほかのおすすめSEOツール

SEOツールは近年数多く開発が進み、目的別のさまざまなツールがリリースされています。

代表的なものとして、以下のツールが挙げられます。

■ウェブサイト全体を調査するSEO分析ツール
  • Ahrefs
  • SEMRUSH
■検索順位チェックツール
  • GRC
■キーワード調査
  • Googleキーワードプランナー
  • Googleトレンド
  • パスカル
  • ラッコキーワード( 旧:関連キーワードツール/仮名・β版 )
■コンテンツ制作でおすすめのツール
  • ラッコツールズ
  • コピらん
  • Google Search Console

「ユーザーと向き合う」ことが自分でできる最初のSEO対策

Googleの検索エンジンは、ホームページのコンテンツ(サイトの内容)を重視しています。

本記事では、自分でも始められるSEO対策の基本的なポイントを紹介しました。低品質なコンテンツを作らないためにも、ユーザーと向き合うコンテンツSEOを中心とした取り組みが大切です。

なお、ナイルではSEOについてまとめた資料をご用意しております。SEOについて把握したい方は、まずはこの3点の資料をご覧ください。ダウンロードは無料です。

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【必見】ホームページが上位表示されない!その理由を具体的に解説

ホームページ 上位 表示

「Webサイトをいくら更新しても検索順位が上がらない」

そう悩んだ経験はありませんか。

もしサイト運営を任されているとすれば、なおさら「上位表示させること」は重要な問題です。

一方で、Googleのアルゴリズムのファクターは現在200を超えているといわれています。また原因も、サイト自身に問題があるケースや外部環境が起因する場合などさまざまです。

この記事では、「検索上位に表示されない」よくある理由に絞って解説します。

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どのキーワードで検索しても上位表示されない理由

いくら有益なコンテンツを作成しても、それだけで検索エンジンが高評価を与えてくれるわけではありません。

上位表示されているWebサイトというのは、勝手に検索順位が上がっているのではなく、検索エンジンを意識した工夫も行なっています。

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そもそもインデックスされていない

検索順位の仕組みは、クローラー(※1)と呼ばれるロボットが、世界の無数にあるWebページの情報を集め、「インデックス化」するところから始まります。

その後、「関連性の高い情報のランク付け(検索アルゴリズム)」で表示の順位が決まります。そのため、大前提として、検索エンジンにインデックス(登録)されていなければ、検索結果にさえ表示されず、上位を狙うどころか、検索下位にも出てきません。

まずは「Googleサーチコンソール」を使用し、該当ページのURLがインデックスされているか確認しましょう。必要に応じてインデックス登録をリクエストします。

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※1:検索結果を表示するために、Webサイトの情報を収集する自動巡回プログラム

タグや内部リンクの設定が最適化されていない

インデックスされない原因として、「タグ設定の間違い」にも気を付けたいです。

ほとんどはメタタグの設定のひとつである「noindex設定」の誤用が問題ですが、サイト全体の質を高めるためにnoindex設定を使うべき場所もあります。

フォームのサンクスページは検索結果に表示させる必要がないので設定しないなど、「付け忘れ」とともに「付けすぎ」にも注意を払いましょう。

また、サイト内のページ同士をリンクさせる「内部リンク」を調整することで、クローラーの巡回性が高まり、インデックスされやすいといったメリットが見込まれます。

メニュー(グローバルナビゲーション)の設置などはもちろんですが、ページの途中であってもユーザーの理解が深められるようなリンクを設けるといった最適化を図ることが重要です。

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指名検索しても上位表示されない理由

社名や商品名、サービス名といった固有名詞を検索する行動を「指名検索」と呼びます。

このユーザー層は、事前にある目的を持って検索していることから、購買意欲が高い傾向にあります。取り逃がしてしまうと大きな痛手です。

しかし、自社名で検索すると自社の公式サイトのトップページが検索上位で表示されるかといえば、そうとも限りません。上位表示されない理由がいくつかあるので、解説していきましょう。

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ほかに名称が同じ、もしくは類似したサイトがある

社名やサービス名などが同じであれば、どうしてもサイトが埋もれてしまいがちです。

2016年に『東洋経済』が独自で集計した「日本のありがち社名トップ1000」という調査結果では、1位がアシスト(1051社)、2位がライズ(965社)と発表されています。人気の社名となれば、1,000社以上のライバルがいるわけです。

参考:独自集計!日本の「ありがち社名」トップ1000(東洋経済オンライン/株式会社東洋経済新報社)

上記の例はやや極端ですが、後発の企業であれば差別化しないと上位表示は厳しくなります。ホームページのタイトルに会社名だけでなく、サービス名や商品名を追加する工夫が必要です。

また、類似サイトがある場合も注意しましょう。Googleは同じ事業者が同じようなテーマのサイトを別のドメインで運営していると判断し、一方のサイトしか検索結果に表示しないことがあるからです。類似箇所が散見されるようであれば、早急に修正することをおすすめします。

ガイドライン違反で、ペナルティを受けている

Googleはガイドライン違反のサイトに対しペナルティを与えることがあります。

ガイドライン違反のよくあるケースは、被リンクの購入やコピーコンテンツの掲載などです。こうしたガイドライン違反を行うと、ペナルティ(手動対策)を受けることになります。

Googleからペナルティを受けると、サイト全体の順位が大きく下がったり、検索結果にまったく表示されなくなったりといった事態を引き起こすのです。

頻繁に起こるものではありませんし、ガイドライン違反さえしなければペナルティは受けませんのでご安心ください。

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Webサイトを立ち上げたばかりである

新規にホームページやブログなどを立ち上げたばかりのときは、なかなかインデックスされず、検索結果に表示されないこともあります。

その場合は、SEO流入だけを狙うのではなく、SNSや外部サイトで取り上げられることなどを意識するとよいでしょう。役立つコンテンツマーケティングの知識は、以下の資料をご覧ください。ダウンロードは無料です。

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関連キーワードでも上位表示されない理由

上位表示を狙う上でキーワードの選定やその設定方法は、「肝」といっていい部分です。

キーワードに絡んで、どのようなものが上位表示を妨げているのか、いくつか紹介していきます。

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キーワードの競合性が高い

ユーザーが検索しそうなキーワードを使っていても、キーワードや関連するサービスなどが共通する競合他社が多い場合は、順位を上げるのが難しくなります。

検索結果画面の1ページ目に表示されるホームページ数は10個です。2ページ目以降は閲覧されることが極端に減ることから、競合するサイトはこぞって10位以内を目指して対策を行います。

コンテンツ制作の際には、事前にキーワードの競合性を確認すべきです。仮に競合上位が大手サイトばかりであれば、ドメインの強さが違うので、今の段階では潔く別のキーワードを選びましょう。競合性が低いキーワードに変えるのもひとつですし、複合キーワードで上位表示を狙うという手もあります。

狙っているキーワードとコンテンツの中身が合っていない

ユーザーの重要な手がかりであるキーワードと、コンテンツ内容がマッチしていない場合は、検索順位の上昇は見込めません。

記事内容が期待から大きく外れ、何について書かれたWebページなのかも認識されづらく、結果、狙ったキーワードで上位表示されないばかりか、ずれたキーワードで検索され続けることになります。

ユーザーの検索意図にあったコンテンツを用意することが大切です。キーワードに沿った内容に修正し、読みやすい魅力あるものに書き換えましょう。

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ユーザーの利便性を考慮したコンテンツ作成ができていない

Googleが一番気にしているところは、「ユーザーの役に立っているか 」と「ユーザーは満足しているか」です。

ユーザーとは利用者のことです。Googleは、その利用者の満足度を第一に考えて、検索エンジンの改良・更新を繰り返しています。

したがって、アクセス数を多く稼げば上位表示ができるのではなく、あくまでもサイトの現状を分析する指標という位置づけです。Googleの検索エンジンに依存している以上、ユーザーの利便性をもたらすコンテンツを作成する必要があります。

ホームページが上位表示されない理由を改善しよう

検索結果で上位表示される要素が数多くあるように、上位表示されない要素も数多く存在します。

本記事での「なぜホームページが上位表示されないのか」の理由を改善していくことで、最適化を図ってみましょう。

ホームページ 上位 表示

その上で、「高い専門性」「正確で信頼できる記述」「ユーザーの疑問にしっかりと答えている」「オリジナリティあふれる情報」といった正攻法でコンテンツ作りに励むことが、最も重要です。

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なおナイルでは、コンテンツ制作代行のプランをご用意しております。

さまざまなコンテンツを作成して、情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがない場合、まずはお気軽にご相談ください。

【必見】ホームページが上位表示されない!その理由を具体的に解説【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

LCPを改善して快適なWebサイトを実現!計測から改善方法までを解説

LCP 改善

LCP(Largest Contentful Paint)とは、FID・CLSと並んで、Webサイトの運用に欠かせないCore Web Vitalsを構成するひとつです。

しかし、見た目に表れやすいCLSに比べると、LCPは問題点を体感しづらいため、いまいちピンとこないWeb担当者もいるかもしれません。

この記事では、LCPの意味から測定方法、改善方法までを一から解説します。

LCPへの理解を深めて、自社Webサイトの改善にぜひ役立ててください。

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LCPの意味

LCPとはWebサイトにおけるページの表示速度や読み込み時間に対する評価指標で、Largest Contentful Paintを略した語です。

LCPとは主にファーストビューで最もサイズの大きい コンテンツの表示速度

Largest Contentful Paintは直訳すると「最も大きいコンテンツの描画」となります。Webサイトでは、サイズが最も大きいコンテンツを読み込むのに要する時間を評価するものです。

例えばブログであればファーストビュー内のアイキャッチ画像が表示されるまでの速度がLCPになります。

LCPは、Google公式で以下のように定義されています。

Largest Contentful Paint (LCP) 指標は、ビューポート内に表示される最も大きい画像またはテキスト ブロックのレンダリング時間を、ページの初期読み込み開始タイミングと比較してレポートします。

引用:Largest Contentful Paint (LCP)(Google Developers)

CLSやFIDに比べればかなりわかりやすいです。要はファーストビュー内の最も大きい画像、テキストが表示されるまでの時間を計測するものになります。

そのため、その他の要素がまだ読み込まれていない先に最大要素が読み込まれた場合には、そのタイミングでLCPが計測されますし、ページ下部により大きなサイズの画像があったとしても、それはカウントされません。

なお、LCPは、ページ内で最大サイズのコンテンツを読み込む時間を下記で評価します。

  • 2.5秒以内→「GOOD」(良好)
  • 4.0秒以内→「NEEDS IMPROVEMENT」(改善が必要)
  • 4.0秒以上→「POOR」(不良)

LCPの評価基準は明確に示されているので、ぜひ自社WebサイトのLCPを計測して改善を図りましょう。

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LCPをツールで確認してみよう

LCPは、Googleサーチコンソール、PageSpeed Insights、Lighthouse、Web Vitalsといった無料ツールを使って測定することができます。

また、DeepCrawlというツールは有料ですが、分析から改善に至るサイクルを自動化させることができますので、余裕があれば活用してみましょう。ここでは、Googleサーチコンソールをはじめとした無料ツールの特徴を紹介します。

LCP 改善

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールとは、GoogleによるWebサイトの評価を確認できるツールのことです。

具体的には、Webサイト内の記事コンテンツの検索結果の平均順位やインデックス状況、ユーザビリティやセキュリティに関するレポートなどを見ることができます。GoogleサーチコンソールはSEO施策を行う上で起点となるツールであり、Googleアナリティクスと並んでWebサイト運営には不可欠のツールといえます。

Googleサーチコンソールの「ウェブに関する主な指標」機能を使えば、ページの読み込み速度について「GOOD」(良好)、「NEEDS IMPROVEMENT」(改善が必要)、「POOR」(不良)の評価レポートを確認できます。

ただし、GoogleサーチコンソールでわかるのはLCPに対する評価のみで、具体的な改善策まではわかりません。LCPの改善を図るためには、Googleサーチコンソールで現状を把握した上で、別のツールを使って改善策を立てていく必要があります。

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PageSpeed Insights

PageSpeed Insightsとは、ページの読み込み速度を計測するツールのことです。

PC・モバイルどちらのページであっても、URLをフォームに入力すれば分析を実行できます。分析結果は100点満点で評価されますが、90点以上は緑、90点未満はオレンジ、50点未満は赤と、3段階に色分けされたわかりやすい設定です。

さらに、「改善できる項目」を確認できるので、分析したWebサイトが抱える課題と解決することで短縮できる表示時間の目安を具体的に知ることができます。「改善できる項目」のうち赤で表示された項目は改善することで、大きく表示速度を高めることが期待できるでしょう。

Lighthouse

Lighthouseとは、Googleが無償提供しているツールで、Webページのパフォーマンスを測定することができます。

「Performance」「PWA(Progressive Web Apps)」「Accessibility」「Best Practice」「SEO」の5項目の評価が確認できます。LCPと関連する評価指標は、Performanceです。

Performanceは、Webページを表示するのに必要な各作業にかかった時間を測定します。Googleサーチコンソールと同様、LCPの評価を、(良好)・黄(改善が必要)・赤(不良)の3色でわかりやすく示してくれます。

また、PageSpeed Insightsと同じくLighthouseでも改善点の確認が可能です。Lighthouseは、Google Chromeの拡張機能としてインストールできるほか、デベロッパーツールとしても使用できます。

LighthouseはChromeの拡張機能として使う方が使いやすいですが、デベロッパーツールとして使いたいならNodeのバージョン5以上が必要です。

Lighthouseをグローバルモジュールとしてインストールしたら、デベロッパーツールの「Lighthouse」タブが出現します。

Web Vitals

Web Vitalsとは、Google Chromeの拡張機能のひとつで、公式ページから無償でダウンロードできます。

任意のWebページのCore Web Vitalsの3要素、LCP・FID・CLSをそれぞれ自動で簡単に計測できるようになります。

Web Vitalsを公式ページからダウンロードしたらGoogle Chromeに拡張機能として追加し、調べたいWebページを開きましょう。ブラウザのウィンドウ右上の四角いアイコンをクリックすれば、LCP・FID・CLSの測定値が表示されます。

LCPはなぜ低下するのか?

LCPが低下してしまう要因は、主に4つ挙げられます。

自社WebサイトのLCPを計測してみて読み込みに2.5秒以上かかってしまうなら、以下4つの要因のいずれに当てはまるかチェックしてみましょう。

LCP 改善

画像など素材の読み込みに時間がかかる

ファーストビュー内に配置した画像によって、ページの読み込み時間が長くなることは非常によくあります。

画像を適宜用いたページの方がテキストだけのページよりもユーザーにとってより有益なものになる可能性は高いですが、ファイルサイズが巨大だとページの読み込みにより多くの時間がかかります。

JavaScriptやCSSがレンダリングをブロックしている

JavaScriptやCSSといった、Webサイトを構築しているコードも読み込み時間に影響を与えます。

Webページは、ブラウザが受信した情報をサーバーに送信(リクエスト)し、サーバーで変換された情報をブラウザに打ち返す(レスポンス)ことで表示(レンダリング、描画)されます。

レンダリングの前には、リソースデータのダウンロードやJavaScriptの実行やCSSの解析が行われます。したがって、不要なコードやリソースがページに含まれていたり、複雑な動きを表現するコードが多数含まれていたりすると情報量が多くなって作業負荷が大きくなります。

その結果、レンダリングが実行されるまでに時間がかかるのです。特にJavaScriptやCSSは、Webサイト上でのさまざまな動作やイラスト作成に使用されるため負荷が大きくなります。

ユーザー側のレンダリングに時間がかかる

多くのWebサイトは、ユーザー側のブラウザのJavaScriptを用いてレンダリングされるように作られています。

ページに容量の大きなJavaScriptを使用していると、JavaScriptの実行に時間がかかり、ユーザー側のブラウザでのページレンダリングが遅延してしまいます。

サーバーの応答時間が長くかかる

Webページの表示は、ユーザー側のブラウザからのリクエストとサーバーからのレスポンスというやり取りを経て実行されます。

多数のユーザーが同時にアクセスし、サーバーへのリクエストを行えば、トラフィック量は増大してしまいます。結果的にサーバーからのレスポンスに時間を要するため、表示速度も遅くなるのです。

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LCPを改善するには?

では、LCPが低下する4つの要因に対して、どのような対策を取ればよいのでしょうか。

ここでは、LCPの改善方法を紹介します。

LCP 改善

リソースの読み込みを速くする

読み込み時間に最も影響を及ぼすリソースは画像ですから、まず画像の処理をどうするのか検討しましょう。

最も簡単なのは、必要のない画像を削除することです。コンテンツを構成する上で本当に必要なものを厳選してください。その上で、画像のファイルサイズを見直し、不必要に大きいものは軽くします。

JPEG2000やJPEG XR、WebPといった圧縮率のより高い、新しい画像形式のファイルに変換したり、ユーザー側のデバイスに合わせてリサイズ可能なレスポンシブ画像を活用したりするのも有効です。

さらに、複数のサーバーを活用して、ユーザーをより近くのサーバーに導くことで画像の表示をより速くするCDN(Contents Delivery Network)を取り入れるのも方法のひとつです。

JavaScriptやCSSのブロック時間を短くする

WebサイトがたくさんのJavaScriptを使用していて、ユーザー側のブラウザにダウンロードされる量が多ければ、レンダリングに取り掛かるまでの時間は当然かかります。

Webサイトの動作を見直して、本当に必要なものを精査しましょう。さらに、JavaScriptやCSSのファイルを圧縮することで、ブロック時間を縮めることができます。

人間が認識しやすいようにコードはスペースや改行などを用いて記述することがありますが、これらの処理はブラウザが読み込む際には必要ありません。

スペースや改行といった無駄な要素を取り除くことで、JavaScriptやCSSのファイルの圧縮が可能になります。オンラインでファイルを圧縮してくれるサービスがあるので活用してみてください。

また、自社サイトを構成しているCSSをチェックして、重要度の高いものと低いものを分類しておくこともおすすめです。

重要でないものの読み込みを後回しにしたり、削除したり、一方で重要なCSSをHTMLファイルに直接記述(インライン)することでもLCPの改善に貢献できます。

ユーザー側のレンダリング時間を短縮する

まず行うべきはJavaScriptを厳選して、本当に必要なものに絞り、必要なJavaScriptについてはできる限り圧縮します。

ユーザー側のブラウザがレンダリングするのに時間を要する原因は、ブラウザのJavaScriptを利用しているからです。

また、Webサイト制作時にあらかじめレンダリングしたHTMLファイルを作っておき、そのままユーザー側に配信したり、Webページをユーザー側でレンダリングさせたりするのではなく、サーバー上でレンダリングさせる手法もあります。

サーバーの応答時間を短縮する

サーバーの応答時間については、そのサーバーのスペックに左右される部分が大きいです。

レンタルサーバーを使用しているのであれば、応答時間を速くする機能があるかどうかを確認してみましょう。サーバーの応答時間を速くする代表的な手法は、キャッシュを活用することです。

同じコンテンツであっても、ブラウザ側からのリクエストのたびに新しくデータのやり取りをしていたらサーバーの負荷は高まります。そうならないように、キャッシュを配信しておけば、一度訪れたページの表示は確実に速くなります。

また、CDNを導入するのも有効です。1台のサーバーでまかなっているのであれば、ユーザーがサーバーから遠距離に位置すればするほど、ブラウザからのリクエストがサーバーに届くまでに時間がかかり、応答も遅くなります。

しかし、複数のサーバーに分散するCDNを導入すれば、ユーザーとの距離の問題をある程度緩和することが可能です。

LCPを改善して、ユーザーに素早く情報を提供しよう

インターネット上には膨大な情報が溢れていて、ユーザーはより有益な情報を得るために、多くのWebサイトをチェックして素早く情報を取捨選択しています。

LCP 改善

どんなに有益な情報が書かれていても、ユーザーはなかなか表示されないWebサイトからは離脱してしまう可能性が高くなります。

実際に、Googleは、Webサイトの読み込みに3秒以上かかると訪問ユーザーの53%が離脱するというデータを明らかにしています。

参考:Top 12 marketing insights from 2017 to carry you into 2018(Think with Google)

LCPの改善には、ほかにもさまざまな手法があります。Webサイト制作者やSEO施策のための外部パートナーにどのような対策が打てるか相談してみるのもよいでしょう。

ナイルではサイトリニューアルに関する質問の回答をまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください。無料でダウンロードできます。

  • サイトリニューアルはどのようなタイミングで行うべきか?
  • サイトリニューアルを行うには、どのような手順を踏むべきか?
  • サイトリニューアル時に注意することは?

など、よく寄せられる質問を中心に回答しています!具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。

LCPを改善して快適なWebサイトを実現!計測から改善方法までを解説【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

プロダクトレビューアップデートとは?注目のGoogleアップデートを解説

プロダクトレビューアップデート

プロダクトレビューアップデートは、Googleが2021年4月から3回にわたり実施した検索アルゴリズムの更新です。

現時点では英語サイトのみに適用されているアップデートですが、今後、日本語サイトにも適用される可能性があります。

この記事では、プロダクトアップデートの内容と影響が及ぶサイトの種類、そして対策方法などを紹介します。

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プロダクトレビューアップデートとは?

プロダクトレビューアップデートとは、Googleの検索アルゴリズムアップデートのひとつです。

主に商品の紹介記事を配信しているアフィリエイトブログ・Webサイトに影響を及ぼす可能性があります。

プロダクトレビューアップデート

2022年6月時点での対象範囲は英語圏のみですが、今後Googleはこのプロダクトレビューアップデートを、日本語を含むさまざまな言語へ展開することが予測されています。

アップデートの概要

プロダクトレビューアップデートが対象とする範囲は、商品の内容を具体的に紹介し購入を促すことを目的とする「商品レビューサイト」です。

Googleは、検索エンジンを利用するユーザーにとって、できる限り便利で役立つ情報を表示するために、これまでさまざまなアップデートを実施してきました。

今回実施されたプロダクトレビューアップデートでは、商品レビューの内容を検索アルゴリズムが評価します。そして、品質が高いと判断したサイトの検索順位を上げるといった、ランキングシステムの改善が目的です。

例えば、商品の取扱説明書や利用マニュアルに掲載されている情報をコピー&ペーストしただけのコラムページや、商品を利用しないで事実とは異なる感想を記載している商品レビューサイトなどは問題です。ユーザーにとって役に立たない、つまり品質が低いサイトとしてGoogleに評価されます。

Googleに高評価のサイトは、独自の調査や他の類似商品との比較データを掲載するなどして、ユーザーが商品を購入する際の検討材料に役立つ情報を発信している商品レビューサイトなどです。こういった品質の高いサイトが、検索結果の上位に反映されるようになります。

2022年6月現在までに3回実施されており、以下の日程で実施されました。

【プロダクトレビューアップデートの変遷】

2021年4月8日に1回目

参考:Googleの商品レビューに関するアップデートについてクリエイターが知っておくべきこと(Google検索セントラルブログ)

2021年12月1日に2回目

参考:商品レビューに関するアップデートとサイト(Google検索セントラルブログ)

2022年3月23日に3回目

参考:この1年間における商品レビューのランキングの改善(Google検索セントラルブログ)

アップデートの対象

プロダクトレビューアップデートの対象サイトは、商品レビューを掲載するサイトになります。

いくつかの商品を比較しておすすめするアフィリエイトサイトなどを想像してもらえるとよいでしょう。

商品の種類は、モノだけでなくサービスも対象になります。ただし、商品購入者が商品を使用した感想などを投稿する「ECサイト」は、プロダクトレビューアップデートの対象外です。

Googleがこれまでも厳しい品質評価を行ってきた金融や仮想通貨に関する情報を扱っているサイトも、プロダクトレビューアップデートの対象となります。今後もさらに厳しい品質のチェックが行われることが想定されます。

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Google Discover(グーグルディスカバー)にも影響する

プロダクトレビューアップデートは、Googleが提供するサービス「Google Discover」にも影響します。

Google Discoverとは、スマートフォンのGoogleアプリのトップページに、ユーザーのさまざまな情報(訪問場所、閲覧・検索履歴)に基づいて、ユーザーが興味関心を持ちそうな情報を検索前に自動表示するサービスのことです。2018年9月にGoogle FeedからGoogle Discoverに名称変更されました。

Google Discoverは、ユーザーが検索を行う前に適切なタイミングで的確な情報を届けてくれるサービスです。しかしプロダクトレビューアップデートにより、Googleが「品質が低い」と判断した商品レビューサイトは、アップデートの影響を受ける可能性があります。

\サイトリニューアルで気をつけるべきポイントはこちらから/

質の高い商品レビューを書くコツ

プロダクトレビューアップデートの評価基準に適合した商品レビューサイトで品質の高い商品レビューを公開すれば、ユーザーの満足度を高めるとともにGoogleの評価を上げることができます。

ここでは、ユーザーの満足度を高めるための商品レビューの書き方を紹介します。

プロダクトレビューアップデート

専門知識を打ち出す

レビューで紹介する商品が、どのような性能を持つかを説明するだけでなく、レビューの内容を筆者の経験や知識に基づいたものにすることが重要です。

そのためには、まずレビューする商品に関する知識が豊富であることや、商品が属するカテゴリ、分野に関する専門家であることを具体的に示し、専門家ならではの視点からレビューを行いましょう。

例えば、スマートフォンのレビュー記事を掲載する場合は、家電アドバイザー、量販店店員などの肩書をアピールすることで、筆者の体験に基づいたレビュー内容として評価されるはずです。

比較して評価する

ユーザーが商品を購入するとき、商品のスペックだけなく機能性や価格などを他商品と比較して決めます。

ユーザーにとって役立つ記事となるように、特定の商品についてのみ詳細にレビューするのではなく、他の商品との比較を交えてレビュー記事を作るといいでしょう。用途や条件を設定して比較できれば、ユーザーは商品の購入を検討しやすくなります。

例えば、キャンプ用のテントを紹介する場合は、一般的な評価基準となる耐久性・価格のみを比較するのではなく、利用するシーン(夏・冬など)や目的(本格的な登山か行楽キャンプか)に応じたレビューを掲載するのが親切です。

独自の調査を行う

商品のカタログや他の商品レビューからの引用を主な内容にするのではなく、独自の調査に基づいた商品レビューを作ることも重要です。

例えば、以前の商品のモデルからどのように機能が向上したのか、または課題が改善されたのかなど、複数の資料とデータを比較することで、筆者独自の視点からのレビューとなります。

また、商品メーカーが公表している情報以外にも、自らが商品を使用した感想をレビューしてもいいでしょう。会社員、主婦など、筆者自身の職業やライフスタイルを自己開示し、丁寧に説明することも大切です。

リソースへのリンクを張る

商品レビューサイトで紹介した商品の機能、効能などの具体的な根拠となる情報をリンクなどで記載します。

例えば、詳細なスペックが記載してある商品メーカーのサイトへのリンクを記載したり、公的機関が効能に関する研究結果を表示しているサイトへのリンクを掲載したりすることは、根拠として有効です。

また、商品を気に入ったユーザーが最終的に商品をどこから購入するのか選択できると、利便性は高くなります。ECサイトやメーカーの直販サイトなど複数の購入導線に、リンクを設置することも重要な施策といえます。

Google公式のアドバイスを参考にする

Googleはプロダクトレビューアップデートの公開に合わせて、以下のポイントを紹介しました。

これは、プロダクトレビューアップデートが展開されていないとしても、参考になる指摘で、ぜひとも運営するサイトで見直して欲しいポイントです。

【自社サイトの見直しポイント1】

  • 必要に応じて、商品に関する専門知識を伝えているか。
  • メーカーが提供する情報以外の独自のコンテンツで、商品の見た目や使い方を紹介しているか。
  • 商品に求められる各種の性能がどの程度達成されているかについて、定量的測定を提供しているか。
  • 競合商品との差別化要因について説明しているか。
  • 比較対象となる商品を示しているか。または、特定の用途や状況にどの商品が最適か説明しているか。
  • 調査に基づいて、特定の商品のメリットやデメリットについて述べているか。
  • 以前のモデルやリリースから商品がどのように改善され、問題点が解消されたかなど、ユーザーの購入決定に役立つ情報を提供しているか。
  • 商品が属するカテゴリの主な意思決定要因と、その分野での当該商品の性能を明らかにしているか。たとえば、自動車のレビューでは、燃費、安全性、運転のしやすさが主な意思決定要因であると判断し、そうした分野での性能を評価します。
  • メーカーからの情報以外に、商品の設計と、それがユーザーに与える影響に基づいて、重要な選択肢を示しているか。

引用:Googleの商品レビューに関するアップデートについてクリエイターが知っておくべきこと(Google検索セントラルブログ)

【自社サイトの見直しポイント2】

  • 画像、音声、または商品に関する自分自身の体験に基づく説明へのリンクなど、専門知識を示し、レビューの信頼性を裏付ける証拠を提供します。
  • 複数の販売者へのリンクを記載し、読者が任意の販売者から購入できるようにします。

引用:商品レビューに関するアップデートとサイト(Google検索セントラルブログ)

アップデートに備えて対策を

プロダクトレビューアップデートは、今後商品レビューサイトの検索順位に大きな影響を与えると予測されるアップデートです。

現時点では英語圏のみに対応していますが、今後は日本語を含むさまざまな言語に対応する可能性が高いでしょう。

プロダクトアップデートが日本語のサイトに対応したときに大きな影響を受けないよう、今から情報を収集しアップデートに備えることをおすすめします。今のうちに、自らが運営する商品レビューサイトの価値を高めておくことが大切です。

なお、ナイルでは、サイトリニューアルでSEO上、気をつけるべきポイントをまとめた資料をご用意しております。

  • なにか重大なことを見落としていないか...
  • リニューアル後、サイトのパフォーマンスが落ちたらどうしよう...

とサイトリニューアルでは、ハラハラすることも多いかと思います。だからこそ正確な情報を把握することが必要です。資料の具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。無料でご提供しています。

プロダクトレビューアップデートとは?注目のGoogleアップデートを解説【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

【注意】ホームページの作成でやってはいけないNGなこととは?

ホームページ やってはいけない

自社や個人のホームページを制作する際には、いくつか「やってはいけない」ことがあります。そもそもホームページとは何か。混同されがちな言葉に「ウェブサイト」がありますが、ウェブサイトとは、複数のウェブページで構成された全体を指しています。

一方、ホームページとは、構成の一番上に位置し、閲覧する際の起点となるページのことです。ホームページには、○○.comのように後ろに「/」がつかないことが多く「トップページ」と呼ばれることもあります。

この記事では「ホームページ制作でやってはいけないこと」について解説します。

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ホームページ制作でやってはいけないNG設計は?

ホームページを制作する以前の設計の段階で、やってはいけないことがあります。

ひとつずつ解説していきましょう。

ホームページ やってはいけない

ユーザーにどんなアクションをとって欲しいか決まっていない

実際にホームページを制作する前に「訪れたユーザーにどんな行動をとってほしいのか」という、しっかりとした目標設定が必要です。

ユーザーが望む行動をとらなければ、ホームページを立ち上げた意味がありません。「○○してほしい」という目標を組み立て、そこから逆算する形で、行動を誘導しやすいホームページというコンセプトを決定するようにしましょう。

どんなユーザーに訪れて欲しいか、決まっていない

ホームページに訪れたユーザーに望むアクションを決定しても、どんなユーザーに訪れてほしいかが決まっていなければ、十分な成果は得られません。

一例を挙げると「マスクを販売するホームページ」を制作する際、どんなユーザーが訪れてくれれば「マスクの購入」という目標行動につながるかという設定が重要です。10代女子を対象としたマスクと高齢層を対象としたマスクの場合では、デザインや情報の届け方に変化が出ることは、理解しやすいはずです。

後からホームページの内容を変更できるようになっていない

ホームページは往々にして、一度制作した後に「デザインや構造を変更したい」などの要望が出る可能性があります。

特にホームページで集客を図る場合には、効果に応じた調整が必要になることがあります。内容の変更に制約が多いホームページでは、使い勝手がよくないため修正の可能性を踏まえた設計が大切です。

ホームページ制作でやってはいけないNGデザインは?

単に見た目が良いだけでは、ユーザーの行動を促すことは難しいでしょう。

ホームページ制作において、デザインは大切な要素のひとつです。デザイン面でのNGについて説明していきます。

ホームページ やってはいけない

スマホ向けのデザインが用意されていない

スマートフォンの普及に伴い、インターネットをスマホのみで閲覧するユーザーの数は確実に増えています。

BtoBにおいても、スマホによる閲覧数は増加傾向にあります。スマホ対応していなければ、機会損失の可能性が高くなり、SEO対策の観点からもマイナスに働くでしょう。

デザイン性ばかり意識し、わかりやすさを考慮していない

ホームページのデザイン性や見た目のインパクトばかりが重視され、一体何のホームページなのかわからなければ本末転倒です。

わかりやすいデザインにするには、「トンマナ(トーン&マナーの略、デザインの一貫性を指す)を統一すること」、「アニメーションを多用し過ぎないこと」、「重要な情報が目に入りづらいも文字の大きさやフォント、色を用いないこと」といったポイントを押さえる必要があります。

また、かっこよさを重視して、英語の表現が多くなっているサイトも、ユーザーからするとわかりにくくなっているかも知れません。

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ホームページ制作でやってはいけないNGコンテンツは?

ホームページ制作において「ページの中身=コンテンツ」の重要性はますます高まっています。

コンテンツはテキストや画像によるものが中心となりますが、その際、いくつかの注意点が生じます。ホームページ やってはいけない

書かれている内容から、どんなサイトなのかわからない

一体何のホームページであるのか、閲覧するユーザーに伝わらなければ離脱を招きます。

短時間で閲覧を済ませる飽きっぽいユーザーが増える昨今、「見出しや装飾でメリハリをつける」、「イラストや画像を効果的に挿入する」、「箇条書きなどを使って文章にリズムをつける」など、見やすく読みやすいコンテンツを意識する必要があります。

お問い合わせ先や連絡先がわからない

せっかくホームページを用意しても、ユーザーを目的の行動へと上手く誘導できなければ意味をなしません。

お問い合わせ先や連絡先は、わかりやすく表示しておきましょう。商品購入サイトであれば、購入ページなどへの誘導も同じ考えが当てはまります。

使用している画像や文章などの権利関係が怪しい

インターネット上の文章には、自由に閲覧できる、できないにかかわらず著作権が発生します。

コピペによる他ページからの転載はNGです。他者の著作物の内容を自社の記事に補完したいときには、引用や参考文献を適切に表記しましょう。また画像やイラストにも著作権があるため、使用する際は原則として出典元の転載許諾が必要です。

ホームページ制作で不安がある方は、プロへの代行もご検討ください。コンテンツの質を確実に高める方法のひとつとして、まずは以下の資料をご覧ください(ダウンロード無料)。

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ホームページ作成でやってはいけない!SEO対策

せっかくホームページを制作しても、アクセスされる機会がなければ効果にはつながりません。

そこで必要となるのが、検索エンジンで上位に表示されるようにするSEO対策です。ですが近年では、検索エンジンの性能が向上し、昔は効果的だといわれた対策が今では逆効果となった事例も出ています。

かつては有効だった施策も、意味をなさないばかりか、マイナスに働くこともありますので、ひとつずつ確認していきましょう。やってはいけないSEO対策と、やっておきたいSEO対策を順に紹介します。

ホームページ やってはいけない

Googleガイドラインの違反になることはしない!

大原則として「Googleのガイドライン違反になることはしない」ということがあります。

やってしまっていないか、今一度注意しましょう。

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有料リンクの購入はしない!

かつては“被リンク数”が多いだけで、順位改善するなどのSEO効果を生んでいましたが、検索エンジンの進化により、数が多いだけでは効果がなくなりました。

それどころか有料リンクの購入は、Googleのウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)違反となり、検索順位に悪影響を及ぼす恐れもあります。

SEOキーワードを隠しテキストで入れない!

SEOキーワードは、本文中で自然に用いましょう。

ひと昔前、検索表示されたいSEOキーワードをユーザー閲覧時には表示されない部分にテキストとして埋め込むという手法がありました。

白地に白文字を記載したり、フォントを小さくして表示したりするものです。今では意味がないばかりか、Googleのガイドライン違反の恐れもあります。

キーワードを詰め込み過ぎた不自然な文章にしない!

ホームページの上位表示を狙うために、キーワードを詰め込み過ぎるのは逆効果です。

不自然なキーワードの乱用は、Googleガイドラインの違反対象となります。関連したものでは、地域名のSEOキーワードで上位表示を狙い、フッター付近に対応地域として全都道府県を記載するのも、まったく意味のない手法です。

これらのペナルティは総称して「ブラックハットSEO」と呼ばれます。なかなかペナルティが解除されず、ドメイン変更を余儀なくされるリスクも伴いますので、注意してください。

検索結果に表示されない仕様にはしない!

そもそもの検索結果に表示されない仕様になっていないかどうか、設定を確認していきましょう。

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不必要なnoindexを付与しない!

noindexとは、特定のURLを検索結果に「表示をさせない」ために使用するタグです。

特定の人以外には見られてはならないテストページや管理画面には、処理を行うことが有効ですが、検索結果に表示させたくないページ以外に誤って設定すると、かえってマイナスの影響を与えてしまいます。

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robots.txt を使ってクロールをブロックしない!

robots.txtとは、特定ページへのクローラー(検索エンジンに備わっているコンテンツ検索プログラム)巡回を禁止または制御するファイルです。

noindexと似た役割を持ちますが、ユーザーが閲覧できる点は異なります。クローラーの巡回をコントロールし、SEOを特定ページに導きたい時はrobots.txtが有効といえますし、ブロックを多用すると逆効果となります。

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SEOのためにやっておきたい施策とは?

次は、SEOのためにやっておくとよい施策について紹介します。

以下のことを、ひとつずつ地道に行っていくことが、結果的には効果の上がるサイト作りへの近道となるでしょう。

ホームページ やってはいけない

サイトの構造をわかりやすくする

ホームページの構造は、できる限りシンプルであることが重要です。

ページ数が無駄に多いと、ユーザーが目的とするコンテンツにたどり着けないリスクが生じますし、SEO面でもクロールが行き届かなくなり、重要なページがインデックスされなくなるなどの問題が起こる場合もあります。ひとつの目安として、トップページから3~4クリック以内で当該コンテンツに到達できるようにカテゴリを整理するといいでしょう。

ページ個別のタイトルを設定する

GoogleがWebページの内容を理解する際、タイトル設定はとても重要になります。

仮に複数のWebページで要素が重複していると、コンテンツの内容を検索エンジンが意図通りに理解してくれず、検索順位に悪影響を及ぼす可能性があります。また、「文書構造タグ(hタグ)」や画像に設定する「alt属性タグ」などをしっかりと設定することも、検索エンジンがページ内容を理解しやすくなる基本です。

ホームページから重要なページへのリンクを設定する

同じウェブサイト内の、ページとページをつなぐ「リンク」もSEO対策には有効です。

コンテンツ内で専門用語が出てきた際、内容が解説された別ページへのリンクが表示されていると非常に便利で、順位改善などのSEO効果も見込めます。また、良質な被リンク(他のウェブページからリンクされていること)を獲得できていると、より大きなSEO効果を得られます。

また、検索エンジンはホームページを頻繁にクロールするため、ホームページからリンクを設置しておくことで、該当ページへのクロールを促すことができます。

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使い勝手が良く、質の高いホームページの制作を心がけよう

さまざまな「やってはいけない」を回避することで、ユーザーにとって使い勝手が良く、質の高いホームページが誕生します。

常にユーザー目線を忘れずに、完成後の運用も怠らないようにしましょう。

また、自分では絶対にしない!と考えていても、社内の他のメンバーや依頼先の人が、気づかずに実装してしまうこともあります。自分だけではなく周囲にも共有してみてください。

なおナイルでは、オウンドメディア全体の戦略設計からお任せいただけます。

さまざまなコンテンツを作成して情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがないお客様へはコンテンツ制作の代行プランをご用意しております。まずはお気軽にご相談ください。

【注意】ホームページの作成でやってはいけないNGなこととは?【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

Webコンサルティングは何をしてくれる?導入のメリットを解説!

webコンサルティングとは

「Webサイトへのアクセス数を伸ばしたい」「離脱を減らし、商品やサービスの購入や利用へとつなげたい」

このような、お悩みはありませんか。

Webサイトのどこを改善すれば良いのか、専門知識がなければ施策を見つけることは容易ではないでしょう。またSEO対策などの実施にも多くのリソースを割かなければなりません。

そんなとき、Webコンサルティングの力を借りることができれば、自社内にノウハウやリソースを持たない際に、助け舟を出してもらえ、必要最小限のコストでより良い効果を上げることができます。

今回の記事では、Webコンサルティングの必要性とメリット、自社に合った見つけ方までを紹介します。

Webサイトの集客率を高めたい場合は、以下をご参考にしてください(ダウンロード無料)。

\サイトリニューアルで気をつけるべきポイントはこちらから/

Webコンサルティングは、なぜ必要なのか?

現代は、インターネットが発展してWebコンテンツの多様化・複雑化が急速に進んでいます。

Webサイトの現状や目指すべきところを分析・抽出し、全体を見通した上で、費用対効果を考慮した確かなWeb戦略を組み立て、的確に運用しなければなりません。

webコンサルティングとは

そのためにWebコンサルティングが、大きな役割を担います。「リスティング広告に費用を投資すればよい」「SEO対策をしておけば大丈夫」と単純にはいかない時代だからです。

Webサイトの世界において、今や曖昧で不適切な取り組みでは結果を出すことはできません。これまで以上にWebサイトの課題解決には、豊富なデータやノウハウに基づく高度な施策が必要になります。

Webコンサルティングに依頼できる内容は?

Webコンサルティングには、「何を」「どこまで」「どのように」任せることができるのか、依頼可能な領域を紹介します。

自社内でどこまでできているのかを踏まえながら、依頼を検討するようにしましょう。

webコンサルティングとは

Webサイトへの訪問者やアクセス数UP

Webサイトへの訪問者やアクセス数を増やすための施策考案、実施を依頼できます。

具体的には、「SEO対策」「コンテンツマーケティング」「リスティング広告」「Web広告」「SNS広告」「リマーケティング広告」「DSP広告」などです。

一時的または継続的に費用負担が生じる施策もあるため、費用対効果も考えなければ、最適な施策を決めることができません。また、施策を実施した後には、どれだけ集客が図れているのかを分析する必要も出てきます。

Webコンサルティングへの依頼内容も、「施策のみ考えてもらうケース」「施策立案~運用まで行ってもらうケース」「施策立案~運用~効果検証のトータルに手がけてもらうケース」などさまざまです。

コンバージョン改善など、最適なWebサイトの運用

上記を実行しサイト訪問者やアクセス数を増やしてから、次に必要なのはユーザーにWebサイトを効果的に利用してもらう対策です。

訪問者がいくら増えても、到達したページが使い勝手の悪いものではユーザーが離れてしまいます。ユーザーが有意義に自社サイトを利用しているかを、Googleアナリティクスなどを用いてWebサイトの訪問・離脱状況を分析します。

そして、ユーザーがアクションを起こしやすいように、Webページの構成やカート・問合せフォームの改善を行います。ウェブページのパターンをいくつか用意したABテストの実施なども含め、地道な作業を重ねてブラッシュアップをし、最適な運用へとつなげるのがWebコンサルティングの使命です。

Webサイトやコンテンツの新規制作

既存のWebサイトへの集客や運用を行うのではなく、一からWebサイトやコンテンツを制作するケースもあります。

新規制作の場合、まずはWebサイトを必要としている対象企業・商品・サービスの特徴をしっかり理解するとともに、競合の分析を進め、ユーザーニーズを調査します。そして「強み」を把握した上でサイト設計を行い、Webサイトを制作します。

このように、単にWebサイトを制作するだけではなく、対象企業のビジネス全般を分析し、幅広いサポートを行う側面もあるため、企業の総合的なコンサルティング業務ともいえるのです。

\コンテンツ制作代行プランの詳細はこちらから/

Webコンサルティングを導入するメリットは?

Webコンサルティングを導入すると、具体的にどのようなメリットが得られるかを紹介します。

メリットをしっかり理解して、「何を」「どこに」依頼するかを明確にしましょう。

webコンサルティングとは

自社が持たないノウハウを得られる

Webサイト集客施策ひとつをとっても数多くの選択肢があり、Webサイトの構築・運用に必要なスキルやノウハウは広範囲におよびます。

自社内ですべての対応を手がけることは簡単ではなく、専門知識は常にブラッシュアップをしなければなりません。自社サイトの課題は、Webコンサルティングを導入すれば解消することが可能です。

また、無駄な施策にコストをかける必要もなくなるでしょう。長期的な視点で考えれば、Webコンサルティングに依頼したほうがコストが抑えられる可能性もあります。

自社のリソース不足を補える

仮にWebコンサルティングを自社内で実行するとなると、「Webサイト制作や運用、更新を行う専門部署の開設」「専門知識を持った人材の雇用」「自社内でのリソースの割り振り」など、マンパワーが必要となります。

既存業務にあたる人員を結果的に減らさざるを得なかったり、事業そのものを停滞させてしまったり、さまざまな悪影響を生むことが懸念されます。

Webコンサルティングの導入によってリソース不足を補うことが可能です。すべての課題を依頼しなくても、一部の制作・運用代行を依頼することで、リソース不足を補うことは十分可能でしょう。

成果が出るまでの時間を短縮できる

Web集客施策やWebサイト制作などによって効果を上げるには、分析・実行・検証・改善というPDCAサイクルを回すことが不可欠です。

Webコンサルティングを利用すれば、専門知識によって効率的かつ短期間でのPDCAサイクルの実現が可能となります。成果につながる取り組みをいち早く実践できるため、無駄なく最大限の効果を得たい企業にとって、大きな手助けになるでしょう。

常に最新情報を入手できる

Webの世界はさまざまな変化や、仕様変更が起こりがちで、1年前の当たり前が今年に入り変わってしまうということも頻繁にあります。

SEOを例に考えてみましょう。GoogleなどのWeb検索結果表示には、検索アルゴリズムが用いられています。検索アルゴリズムは不定期にアップデートされるため、検索順位は常に一定ではありません。

重大な仕様変更を見逃すと、「検索上位から急に下位へと落ちてしまった」ということが起きてしまいます。そうならないようにアップデートの内容を反映した対策が求められますが、すべての施策で最新情報を追いかけるのは至難の技です。

そこで活用したいのがSEO対策の専門家です。素人では理解しづらいアップデート内容や傾向といった情報をいち早くつかみ、的確な対策をスピーディーに行うことができます。

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Webコンサルティング会社の選び方

Webコンサルティングを手がける会社の実力は多様にあり、どの会社に依頼するかによって、得られる結果も大きく変わってきます。

Webコンサルティング会社を選ぶ際には、下記の項目をチェックして自社に最もふさわしいパートナーを見つけましょう。

  • 過去のWebコンサルティング実績をきちんと公開しているか
  • 制作、運用などのサービス内容が十分であるか
  • コンサルティング費は予算内に収まるか、費用面の相談もしやすいか
  • 担当者とは円滑なコミュニケーションがとれるかWebコンサルティング会社

なお、ナイルでは、豊富な経験・データに裏付けされたコンサルティング力で、サイト改善の支援が可能です。大きく3つのステップに分けて、対応させていただきます。

  • 調査・設計:現状のヒアリングやKPIの設定、ツールの導入などを行う
  • 分析:アクセスやヒートマップの分析、ユーザー行動観察などを行う
  • 改善:施策の効果検証や定例レポーティング作成、継続施策の提案などを行う

状況をヒアリングした上で、段階的にサイト改善を行っていきます。ぜひ、お気軽にご相談ください。

Webコンサルティングは何をしてくれる?導入のメリットを解説!【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

岸 穂太佳が執筆した『現場のプロが教える! BtoBマーケティングの基礎知識』発売中!

2022/4/26にナイル株式会社執行役員・岸穂太佳が執筆に参加した『現場のプロが教える! BtoBマーケティングの基礎知識』が発売されました。早くも重版が決定し、SNSでも話題を呼んでいます。書籍概要ととも に、著者たちをリードした枌谷力さん、編集者の畠山龍次さん、SEOパートの執筆を担当した弊社の岸穂太佳に話を伺いました。

1. 書籍概要

『現場のプロが教える! BtoBマーケティングの基礎知識』では、BtoBビジネスの最前線で活躍する著者陣が、下記のようなビジネスパーソンに向けてBtoBマーケティングの基礎知識を解説します。


・BtoBマーケティングを任されたけれど、何から学び始めれば良いかわからない
・効果的な施策がどのように設計されているか知りたい
・他社のKPIがどのように設定されているか知りたい
経営におけるマーケティングの概念や、施策ごとの細やかなKPIなど、BtoBビジネスの現場で求められる考え方を紹介します。

著者:飯髙悠太(著)、枌谷力(著)、相原 ゆうき(著)、秋山勝(著)、安藤健作(著)、今井晶也(著)、岸穂太佳(著)、戸栗頌平(著)、日比谷尚武(著)、室谷良平(著)

定価:2,948円(本体2,680円+税10%)
発売日:2022年4月26日
単行本(ソフトカバー):352ページ
ISBN-10:4839974365
ISBN-13:978-4839974367
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4839974365/
その他、各ネットストア、全国の書店などでお買い求めいただけます。

【主な内容】
1章 BtoBビジネスの基本を知る
1-1 BtoBビジネスの特徴
1-2 顧客特性とプロセス
2章 BtoBの顧客獲得戦略を考える
2-1 経営と接続する
2-2 顧客を定義する
2-3 強みを知る
2-4 マーケティングのKPIをつくる
2-5 ブランドをつくる
3章 施策を細やかに実行する
3-1 Web広告
3-2 SEO
3-3 SNS
3-4 メールマガジン
3-5 ウェビナー
3-6 Webサイト
3-7 オウンドメディア
3-8 コンテンツ
3-9 オンライン商談(インサイドセールスとフィールドセールス)
3-10 マーケティングオートメーション
3-11 広報

2.著者・編集者インタビュー

著者:枌谷力さん

株式会社ベイジ代表。新卒で株式会社NTTデータに入社。4年の企画営業経験の後、デザイナーに転身。制作会社2社を経て、2007年にフリーランスのデザイナーとして独立。2010年に株式会社ベイジ設立。経営全般に関わりながら、クライアント企業のBtoBマーケティングや採用戦略の整理・立案、UXリサーチ、コンテンツ企画、情報設計、UIデザイン、ライティング、自社のマーケティングや広報、SNS運用、ブログ執筆など、デザイナー、マーケター、ライターの顔を持つ経営者として活動している。

書籍を執筆された理由、きっかけは?

実は2012年ごろから書籍の執筆依頼はありましたが、当時は「本を書く時間があるならブログを書いたほうがいい」という考えを持っていて、書籍は執筆していませんでした。

今回はブログの執筆とバランスを取りながら進められそうだったので引き受けました。出版は2022年4月になりましたが、実は出版のお話自体は2020年のコロナ前からいただいていましたので、コロナ禍の中で書籍のテーマを何度か見直しました。

ナイルに執筆を頼んだ理由は?

マーケティングのテーマはメルマガ、広報、広告など領域が分散しているので専門家のほうが正しいニュアンスの言葉遣いで文章が書けるだろうと思い、各領域の専門家に声をかけることにしました。

ナイルさんは一緒に仕事をしたことがあり、その際にマーケティングという仕事の内容や、SEOに精通しているのを実感しました。

本書は実務家に書いてほしかったので、我々が実務を知っていてオススメできるナイルさんにSEOパートの執筆について声をかけました。

本書を出版するにあたって大事にしたことは何ですか?

大事にというほど意図的ではないですが、主観も含めた意見を残すことは意識しました。

マーケティングは領域が広く、全体をまんべんなく実行できる人はいないという前提に立ち、各領域を実務でやってきた人のこだわりを出したいと思いました。

イメージはフィーチャリングアーティストが多い音楽のアルバム作りです。いろんな個性のある専門家を集めて1つのアルバムを作るようなイメージで、各領域の専門家たちの個性や実務家だからこそ経験から知っている知見を残すことを意識しました。

世の中にSEOの本やマーケティングの本はたくさんあるけど、本書がおすすめの理由は?

コロナ禍でテーマを何度も見直しながら、本書を作ってきました。本書はBtoBのオンラインマーケティングを明日からいきなりやれ、と上司に言われたときに最初に開く本、という役割を果たせるといいなと思っています。その意味で、BtoBマーケティングのすべてを網羅はしておらず、ニーズが多く、関わる機会が多いテーマをピックアップして掲載しています。より深い話は、ここから派生して理解していただけるといいと思っています。

SEOも広告も詳しい本はたくさんあります。まずはこの1冊を読んでBtoBのオンラインマーケティングの全体像をつかんでから、広告やSEO、広報などより詳しい本に進んでもらえるといいのではないかと思います。

著者:岸穂太佳

ナイル株式会社執行役員。2012年に学生インターンとしてナイル株式会社に入社し、2014年に新卒入社。デジタルマーケティング事業部のウェブコンサルタントを経てセールスに異動し、200社以上の受注実績をあげる。現在は執行役員としてデジタルマーケティング事業部をけん引。

なぜ本書を書こうと思ったのですか?

営業時代に多くのBtoBの企業様と接点を持つ中で、BtoBのマーケターはSEOに悩んでいる人が多いと感じていました。

SEOは特にテクニカルな話が多いため、BtoB業界のマーケターもSEOの細かい技術的な話を意識しすぎてしまう傾向がありました。

それは必ずしも間違いではないのですが、ECサイトやデータベース型のサイトと異なり、多くのBtoB企業はTOPページ、サービスページ、お知らせ、コラム、ホワイトペーパーといったシンプルでかつ情報量もそこまで多くないサイトが大半です。

 

またBtoBの場合、マーケターの人数も少なくリソースも限られた中で対策を行うため、細かいSEOの技術要件の前に社内のコンセンサスやKPIの建て方、SEOでの攻め方(戦略)など実はもう少し上流の部分を理解し、進める必要があります。

そのため今回の書籍では技術要件をメインで語るのではなく、SEOを社内で行う上でハードルになりえる話や、前提として知っておいてもらいたい内容を中心に執筆しました。

本書を書く上で大変だったことは何ですか?

SEOの考え方をわかりやすく、端的に説明することに苦労しました。これからマーケティングを勉強される方向けの本でしたので、少しでもわかりやすい本にするために解説や例え話は何度も書き直しました。

執筆しながら大切にしたことは?

青写真を描くことではなく、体制やコストなどを鑑みた「身の丈に合ったSEO施策の説明」を意識しました。

SEOはテクニカルな領域があり、アルゴリズムを意識した取り組みは大切です。しかし先程も伝えた通り、BtoBマーケターがSEOでこだわるのはそこではありません。実際に本書では「テクニカルなことは一旦忘れましょう」と記載しています。

また、限られたリソースの中で「SEO」というマーケティング施策を選択する上での判断軸や実施するタイミングなども執筆しております。

今回はSEOを進める上での社内調整などリアルな話を中心に、BtoBマーケターがSEOで意識するべきポイントを記載しました。

編集者:畠山龍次さん

株式会社マイナビ出版。前職では、資格書・理工書の単行本と雑誌の編集、書籍の電子化を担当。2018年よりマイナビ出版にて主にPC書を担当。AWSなどのクラウド関連書籍やウェブ業界、マーケティングに関する書籍の編集を手掛ける。

なぜBtoBマーケ専門書を作ろうと思ったのですか?

BtoBマーケティングに携わる人にとって、共通言語になるものを作りたいと思っていたからです。1から10までの知識やノウハウというよりは、最低限の知識の共有が社内でできるような辞書的な1冊が欲しかったんです。

私が本を作るときに意識するのは身近な誰かです。こういう本があるよ、こういうやり方があるよ、と伝えたい。本書は私の勤め先の同僚たちを意識しながら作っていました。

世の中のBtoB企業は営業が強く、社内であまりマーケティングの話がされる機会が少なく、基本的なマーケティング用語の浸透もBtoCに比べると乏しいと感じていたからです。出版社もBtoB企業の側面が強いので、社内にも浸透してほしい知識をまとめたかった。

そんな方たちが読む「最低限、メルマガだったらこういうのを押さえておこう」「記事を書くならこういうのを押さえておこう」という基本的な情報を押さえた1冊を作りたかったんです。

なぜ著者陣をこのメンバーにしたのですか?

最低限の知識の共有を目的としていても、SEOや広告など各分野の専門家に正しい知識を書いてもらいたかったので、専門家に声をかけることにしました。

もともと飯髙さん、枌谷さんの2名で執筆の予定だったのですが、枌谷さんからも回答があったとおり、広告やSEOなど各分野の実務家に書いてもらったほうが彼らの主観も含めて濃密で具体的な情報になります。そこで飯髙さん、枌谷さんと相談し、著者陣の選定を行いました。

どんな方におすすめの本ですか?

社内でBtoBマーケティングの話を初めてする人や、BtoBマーケティングにはじめて挑戦する企業の方にぜひ読んでいただきたいです。誰にも教わることができず、苦しんでいる方の一助になれば幸いです。

岸 穂太佳が執筆した『現場のプロが教える! BtoBマーケティングの基礎知識』発売中!【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

ECサイトとは?実際の運営ポイントまで解説

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近年、自社ビジネスの売上を伸ばすために、ECサイトの導入を検討する企業が増えています。しかし、ECサイトを立ち上げたり、サービスを導入したりするにあたって、何から始めればよいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、ECサイト構築を検討しているウェブ担当者の方に向けて、ECサイトの定義について説明しつつ、必要な機能や構築方法、運用業務などポイントを押さえながらわかりやすく解説します。

そして、ECサイトには欠かせないSEOノウハウの資料も併せてご覧ください(ダウンロード無料)。

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そもそもECサイトとは何か?

ECサイトとは、「Electronic Commerce」の略で、「ネット上にある電子商取引(イーコマース)に対応するサイト」を意味します。

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オークションサイトやオンライントレードサイト、コンテンツ動画配信サイトもECサイトにあてはまります。ただし、一般的なECサイトとは「インターネット上で買い物ができるウェブサイト」という意味で使われることが多いでしょう。

Amazonや楽天、ZOZOなどの通販サイトは、みなさまも特に使われたことはあるのではないでしょうか。

ECサイトに必要不可欠な4つの機能とは?

ECサイトを円滑に運営していく上で、どのような機能が必要となるのでしょうか。導入必須ともいえる4つの機能について解説していきます。

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ショッピングカート機能

ECサイトには、ショッピングカード機能が欠かせません。

ショッピングカート機能とは、ユーザーが購入したい商品を「カートに入れる」のボタンをクリックすると、購入商品がカートに追加されていく機能です。「買い物かご機能」と呼ばれることもあります。

リアル店舗では、まずショッピングカートに選んだ商品を入れてレジに進みます。ECサイトでも、検索した商品をカートを介して決済画面に進む必要があります。カートがなければ、時間が経ったあとの購入や商品の複数購入などができないからです。

またカート機能では、購入商品や決済情報がユーザーにわかりやすく表示されることも重要です。決済完了までの過程が複雑だと、せっかく商品をカートに入れても購入まで至らないという「カゴ落ち」の要因になってしまいます。

リピート購入につなげるためにも、決済情報はわかりやすく簡潔にまとめ、決済完了までのステップ数も表示されると親切です。ほかにも、一度カートに入れた商品の購入をキャンセルできる削除機能も備えておくと、ユーザーに便利でしょう。

セキュリティ機能

ECサイトは多くの個人情報を取り扱うため、セキュリティ対策はかなり重要です。

どんなに快適に買い物ができるショッピングサイトだとしても、個人情報漏えいが発生する恐れがあれば、利用したいと思うユーザーはいないでしょう。

個人情報漏えいが発覚した場合、ECサイト運営の継続が危ぶまれますし、多額の損害が発生するとなれば企業経営にまで影響を及ぼしかねません。

SSL(暗号化通信)をはじめ、個人情報やクレジットカードの不正利用対策(3Dセキュア・セキュリティコード入力等)、ほかにも企業側の取り組みなど多面的に対策を行うことが、ECサイトのセキュリティ対策において重要となります。

決済サービス機能

ECサイトの決済において、ユーザー利用率が最も高い決済方法がクレジット決済です。

次いで、コンビニ支払いや代金引換といった従来の決済方法です。近年ではスマートフォンの普及により、個人情報を新たに入力しなくても支払い可能なID決済(PayPay・楽天Payなど)も人気の決済手段となっています。

複数の決済サービス導入を検討することは売り上げにも直結するため重要です。しかし、ほとんど使われない決済手段のために決済会社に手数料を支払い続けるのは避けたいところです。自社商材との相性や、ターゲット層であるユーザーの属性(年齢、性別、所得、地域など)に合わせて、決済方法の導入を検討しましょう。

受注管理システム機能

受注管理システムは、ユーザーが購入した商品を把握し、適切に管理するために必要不可欠な機能です。

受注・入金・発送管理を適切に行えないと、入金後の発送が遅れてしまったり、商品の配送状況が把握できなかったりします。

ECサイトとしての運営を円滑に行うためには、正しく配送管理を進めることが重要です。受注管理だけに特化したシステムではなく、商品を受注した後の入金状況の確認や、キャンセル処理なども含めて一括管理できるシステムを選ぶとよいでしょう。

ECサイト構築のプロセスとは?

ECサイトを開設するにあたり、どのようなステップで進めればよいのでしょうか。ECサイトの構築から実際にリリースするまでの工程について、順を追って解説していきます。

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コンセプト定義

ECサイトの構築において、まずはコンセプトを決めます。

コンセプトはECサイトの方向性を明確化し、それに基づいてターゲットを定め、どのようなプロモーションを仕掛けていくか、サイトの機能やデザインはどうするかなど、ECサイトの柱となる部分を定義していく作業になります。ECサイト構築手順において、ここが最も重要なポイントといっても過言ではありません。

要件定義

コンセプトが決まったら、それに基づいて必要な機能とシステムの選定、デザインイメージ、スケジューリング、予算といったECサイト構築に求める要件を明確にしていきます。

ECサイトの構築は要件定義に基づいて進めていくため、要件定義が明確であるほどECサイトで実現したい目的の達成につながるといえます。

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ページデザイン・コーディング

要件定義が固まったら、ページデザインとコーディングに移ります。

ECサイトは見た目のデザインも大切ですが、サイトを訪れたユーザーにとって使いやすいデザインであることのほうが重要です。商品画像や説明文は見やすいか、サイトコンセプトをしっかり伝えられているかなどを意識して設計する必要があります。

自社のコンセプトやブランドイメージを表現した上で、ユーザーにとっても利便性の高いサイトを目指しましょう。

商品登録

ECサイトが出来上がったら、商品情報をカートシステム上に登録していきます。

その際、あらかじめ商品の画像や原稿など必要な素材をそろえておき、CSVデータなどで一括登録すると作業をスムーズに進めることができます。商品登録数が多く作業量が膨大になる場合は、業務の効率化を図るためにアウトソーシング(商品登録代行)を活用するのもひとつの方法です。

オペレーションテスト・トレーニング

商品登録まで完了したら、ECサイトをオープンする前にオペレーションテストを行います。

オペレーションテストとは、実際にユーザーと同じ工程をたどり、ECサイトで受注や決済が正常に行われるかを確認します。また、トラブルが発生した場合を想定し、カスタマーサポートを整える必要があります。適切に問題に対処できるよう自社スタッフのトレーニングも実施していくとよいでしょう。

ECサイト運営の業務フローと気をつけるべきポイント

ECサイトを立ち上げたら、いよいよ運営のスタートです。

ECサイトの運営業務は多岐にわたり、大きく分けて「フロント業務」と「バックエンド業務」の2つに分かれます。フロント業務では商品の販売促進や売上につながる業務を行い、バックエンド業務では販売管理やサイト運営をサポートする業務を行います。

ここでは、ECサイト運営の具体的な業務内容とポイントについて解説します。

商品企画

ECサイトで利益を確保するためには、売れる商品を企画することが何よりも重要です。

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現在の市場ニーズやトレンド、季節などを分析して、商品を企画・検討していきます。ほかにも仕入れ商品の原価率や利益率の計算を行い、季節商品を販売する際は半年以上前から販売企画を立てる必要があります。商品企画から販売開始までのタイミングを見誤らないためにも、中長期的な販売計画を立てることが大切です。

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商品の仕入れ

商品の仕入れは、販売計画に基づいて行います。

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ここでポイントとなるのが販売予測です。話題の商品の場合、生産が追いつかず在庫切れとなれば、せっかくの販売機会が損なわれてしまいます。そのようなことが起きないように、複数の仕入れ先を確保しておきましょう。

また、トレンドだからといって大量に商品を仕入れてしまうと過剰在庫を抱えてしまうことになります。商品企画と同様に市場ニーズやトレンドの動きを分析し、適切な仕入れを行うことが重要です。

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プロモーション

ECサイトにおけるプロモーションは、リスティング広告やSNSにおける情報発信といったウェブマーケティングがメインとなります。

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プロモーションにおける代表的な手法は以下7つです。

  • リスティング広告
  • ディスプレイ広告
  • アフィリエイト広告
  • SEO対策
  • コンテンツマーケティング
  • SNSマーケティング
  • メールマガジン

立ち上げ時に効果的な施策は各種ウェブ広告といえます。SEO対策やコンテンツマーケティングは、即効性のある施策ではありませんが、良質なコンテンツを発信し続けることで安定した集客を実現できるメリットがあります。

運営を継続していく中で、即効性の高い手法(ウェブ広告)と中長期的な手法(SEO・コンテンツマーケティング)をバランスよく組み合わせて取り組んでいくとよいでしょう。

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受注処理

ユーザーが商品を購入したら、注文内容の確認メールを送信し、受注情報を確認して倉庫への出荷指示を出します。

ECサイトの物流業務は、いかにスピーディかつ正確にユーザーのもとへ商品を届けられるかが重視されます。そのため、ミスが発生しないよう受注管理システムを導入し効率よく業務を進めることをおすすめします。顧客満足度を高めることはリピート獲得にもつながるため、受注処理作業はスムーズに行いましょう。

在庫管理

ECサイトの運営において、在庫管理も重要な役割のひとつです。

商品が過剰在庫や品切れにならないよう、販売予測に基づいて適宜調査を行う必要があります。季節性の商品はシーズンを過ぎるとほとんど売れなくなってしまうため、特に過剰在庫のリスクが高い部類になります。販売に適さなくなった商品は廃棄するしかありません。

廃棄コストを抑えて売り上げを伸ばすためにも在庫管理を徹底し、適正在庫を維持することが大切です。また、実店舗や複数のモール展開をしているECサイトであれば、在庫管理がさらに大変となるためこちらも在庫管理システムの導入を検討するとよいでしょう。

梱包・出荷

受注処理が行われたら出荷指示に従って、倉庫から商品をピックアップし、商品に問題がないか検品した後、梱包作業に入ります。

注文商品が「ワレモノ」の場合は、配送中の衝撃から守るために緩衝材を詰めるなどの配慮をしましょう。届いた商品が破損していたらユーザーに迷惑がかかりクレームにつながるため、梱包作業は十分に注意する必要があります。

また、商品の納品書を同封する際は、その納品書と商品が一致しているか必ず確認しましょう。梱包が完了したら、配送業者に商品を引き渡し、顧客へ発送完了のメールを通知するまでが出荷作業の一連の流れとなります。

配送

自社のECサイトで取り扱う商品に合わせて、配送業者を選択します。

商品のサイズや特徴によって、配送料金やサービスが異なることがあります。自社とユーザーにとって最適な配送が選べるように、複数の配送業者を用意して使い分けるとよいでしょう。

アフターサービス

商品発送後は、ユーザーのアフターサービスを行いましょう。

届いた商品が破損していた、不具合があるといったユーザーからの問い合わせやクレームには真摯に対応することがとても重要になります。顧客対応を丁寧に行うことはECサイトの評価に影響を与え、リピーターの獲得につながるでしょう。

問題なくユーザーに商品が届いた場合は、商品のレビュー投稿を促すメールを配信することも大切です。次回も利用してもらえるようクーポンを配信して囲い込みを狙うなど、ECサイト運営を成功に導くためにもアフターサービスにも力を入れて取り組むことが理想的です。

ECサイト運営における成功の鍵は「目的の明確化」

ECサイトの立ち上げや運営には、決めなければならないことが多岐にわたります。

大変なこともありますが、苦労して作り上げたECサイトが軌道に乗り、成果が出たときの達成感や喜びはひとしおです。ECサイトを成功に導くための第一歩は、サイト立ち上げの目的を明確化し、ビジネスプランをしっかり立てることが重要になります。

なお、ECサイトのリニューアルに迷ったときは、「サイトリニューアルで気をつけるべきポイント」資料をご活用ください。「かえって悪化してしまった」を防ぐ、最低限気をつけたいポイントが詰まっています。

ECサイトとは?実際の運営ポイントまで解説【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

スラッグって何?WordPressでの設定方法と少しSEOに効くポイント

スラッグ

ウェブサイトを編集するときにWordPressを使用している人が多いと思います。WordPressでページを投稿するとき、「スラッグ」という言葉をよく目にすることでしょう。スラッグは、適切に設定することでSEOの向上が期待できるなどのメリットがあります。

今回の記事では、スラッグの意味から設定する上でのポイントまで解説していきます。 そして、SEOをより深く解説している贅沢な3点資料セットもご用意していますので、ぜひ併せてご覧ください(以下よりダウンロード無料です!)。

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スラッグって何?

スラッグとは、URLの一部分の文字列のことで、自由に設定できるものを指します。

カテゴリーごとに設定するスラッグと各ページに設定するスラッグとの2種類があります。

スラッグ

例えば、「https://www.seohacks.net/service/seo-consulting/」というURLのうち、「/service/」がカテゴリーに付けられたスラッグ、「/seo-consulting/」がウェブページごとに振ることができるスラッグになります。

スラッグを設定していない場合、カテゴリーもページもデフォルトで割り振られたID番号が設定されます(弊社の例では、工数の関係でページごとにスラッグを割り振っていないため、IDが振られています)。

スラッグとパーマリンクは何が違う?

パーマリンクとは、ウェブサイトの各ページに対して個別に与えられているURLのことを指します。

スラッグはURLを構成する一部の文字列であることに対して、パーマリンクは各ウェブページの全URLを指します(固定リンク)。本ページであれば、「https://www.seohacks.net/blog/14089/」がパーマリンクです。

パーマリンクは「Permanent Link(=恒久的なリンク)」の略称で、ウェブページが増えても恒久的に変わることのないリンクであることからこの名前がついています。ただ、パーマリンクを付けるルールをWordPressの管理画面で設定できるため、いつでも変更が可能です。

パーマリンクはURLそのものを、スラッグはURLの中の自由に設定できるテキストと理解するとよいでしょう。

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スラッグを設定するメリット

スラッグの設定は、そのページの内容を端的に表した単語にすることをおすすめします。

誰にとってもURLを見ただけで「何について書かれたウェブページなのか」おおよその見当がつくものにしましょう。ここでは、わかりやすいスラッグを設定するメリットを挙げていきます。

スラッグ

ユーザーにとってわかりやすい

スラッグがページの内容を簡潔に表していれば、ユーザーはURLを見ただけで自分の求める情報があるかどうかを瞬時に見極められるためクリックしやすくなります。

Googleの検索結果では、ウェブページのタイトルやページの概要を記述したディスクリプションに加えて、URLも表示されます。検索結果で表示できる情報量には限りがありますから、活用できるものはできるだけ活用しておきたいところです。

検索エンジンのクローラーにとってわかりやすい

スラッグをわかりやすい文字列で設定すればクローラーの内容理解を助けることになります。

Googleなどの検索エンジンは、「クローラー」と呼ばれるロボットが世界中のウェブサイトを巡回して内容をチェック・評価し、検索結果の順位を決めています。クローラーはさまざまな観点でページ内容を把握していますが、URLもその1つだからです。

ただし、クローラーがURLをチェックしてページ内容を把握するのは、初めてクロールしたときだけです。そのため、スラッグによく検索されているキーワードを入れ込んでおけば評価が上がるわけではありません。

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管理者にとって手間が省けるので便利

スラッグをわかりやすいものにしておくと、管理者にとっても便利です。

GoogleサーチコンソールなどでページごとのPV数や順位を確認することがありますが、リストにはスラッグが表示されます。このとき、スラッグが自動的に割り振られた文字列だと一見して何のページかわかりにくく、ウェブページを開いて中身を確認する手間がかかります。

もちろんページが増えれば増えるほど、確認は困難になるでしょう。その点、内容を簡潔に示したスラッグが振られていれば、ウェブページが増えていっても各ページの内容把握は容易になるので日々の管理や改善がスムーズに行えます。

スラッグを設定するときのポイント

スラッグは適切に設定することで、SEOに効果があるなどのメリットがあります。

SEO効果が期待できる設定ポイントを覚えておきましょう。

スラッグは英数字のみで構成する

スラッグは日本語で設定することもできますが、基本的には英数字で表記するようにしましょう。

日本語でスラッグを設定すると、URL化するときに手間がかかります。URLとして使用できない文字や記号を使用可能なものに自動的に変換する「URLエンコード」という処理がかかり、長大な文字列に置き換わってしまうのです。

スラッグはなるべく少ない単語数でシンプルに

スラッグはできるだけ簡潔で、わかりやすい単語1語で表記するよう心がけましょう。

WordPressでは、ウェブページのタイトルがスラッグになるようデフォルトで設定されています。日本語表記を避け、英数字で記述できるようタイトルを英訳したり、ローマ字表記にしたりすると長い文字列が出来上がります。

長い文字列では、ユーザーの視認性が当然落ちてしまいます。ウェブページの内容を象徴する端的な言葉を考えたスラッグで設定しましょう。スラッグをどうしても1語で収められない場合は、単語を「-」(ハイフン)でつないで表記すると見やすく仕上げられます(「_」(アンダースコア)も可能ですが、Googleはハイフンを推奨しています)。

参考:シンプルな URL 構造を維持する(Google 検索セントラル)

スラッグには検索キーワードを盛り込む

スラッグに検索キーワードを盛り込むと、ユーザーにもSEOにも効果的です。

理由は、検索エンジンのクローラーが初めてウェブページを巡回するとき、URLをチェックしてページ内容を理解する材料にするとされているからです。

また、ユーザーにとっても、自分が検索したキーワードや関連するキーワードがURLに入っていれば、求める情報のあるページかもしれないと感じてクリックしやすくなります。

ただし、無理に検索キーワードを入れようとしてスラッグが長くなってしまったり、一見して読み取りにくくなったりしてしまっては逆効果なので、できる範囲で心がけてみてください。

スラッグは重複しないように注意する

スラッグを設定する上での基本的なことですが、異なるページで同一のスラッグを設定することはできません。

スラッグが重複すると、自動的にスラッグの末尾に枝番号が振られるのでURLを構成すること自体はできます。

しかし、URLだけを見たユーザーには枝番号1と2の違いは何なのかがわからないため、スラッグを設定するメリットがありません。設定する際は重複しないようにしましょう。

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スラッグの設定方法

ここではスラッグの設定方法を、ウェブサイトのエディタとして多く使われているWordPressを例に説明していきます。

投稿ページ・固定ページのスラッグを設定する方法は?

WordPressでは、頻繁に更新する「投稿ページ」(ブログやニュースなど)と、基本的には更新しない「固定ページ」(会社概要や運営者プロフィールなど)があります。

投稿ページでも固定ページでもスラッグの設定の仕方は同じです。WordPressダッシュボードにログインして、画面左にあるメニューから「投稿」>「投稿一覧」と進み、該当ページの編集画面を開きます。

編集画面上部のタイトル欄直下にある「パーマリンク」欄の「編集」ボタンをクリックすると、スラッグに任意の文字列が入力できるようになります。

「パーマリンク」欄が表示されていない場合は、編集画面右上にある「表示オプション」をクリックして、「ボックス」内の「スラッグ」にチェックを入れてください。

なお、WordPressの新しいエディタであるGutenberg(グーテンベルク)の場合は、編集画面の右側のメニューにある「パーマリンク」を開くと、スラッグを入力できるボックスが表示されて設定できます。

カテゴリーのスラッグを設定する方法は?

カテゴリーの各種設定は、画面左側のメニューから「投稿」>「カテゴリー」をクリックし、「カテゴリー」ページに移動します。

編集画面内の「新規カテゴリーを追加」欄で、カテゴリー名とスラッグが設定可能です。画面右側には、これまで作成したカテゴリーの名前や説明文、スラッグが一覧表示されます。既存のカテゴリーのスラッグを変更したい場合は、カテゴリー名をクリックすると表示される編集画面で変更可能です。

スラッグを設定したら変更しないこと!

スラッグはいつでも変更することができますが、変更してしまうと以前のURLでは404エラーが出てアクセスできなくなってしまいます。

スラッグを予告なく変更してしまうと、ブックマークして何度もページを閲覧しているユーザーやSNSで過去にシェアされたURLをクリックしたユーザーがアクセスできなくなってしまいます。

また、URLが変わることによって、これまでの検索エンジンからの評価がリセットされてしまい、検索結果の表示順位が下がる恐れもあります。ユーザーはもちろん、ウェブサイトの運営にとってもデメリットが大きいため、スラッグをみだりに変更することは避けましょう。

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スラッグを設定しよう

スラッグの設定は、メディア運営をスタートするタイミングでぜひ検討しましょう。

後から変える場合には、リダイレクトの設定が必要になり、サイト構造が複雑になってしまいがちです。サイトを分析する際やユーザビリティのためにもスラッグを設定をおすすめします。

スラッグ設定を含めたウェブページ構築をお考えの場合は、ぜひナイルへご相談ください。

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インサイドセールスとは?従来の営業との違いと活用法について解説

インサイドセールス

非対面・遠隔で取り組む営業手法「インサイドセールス」への関心が年々高まっています。インサイドセールスとは、電話による「テレアポ」などが以前から行われてきた手法ですが、近年はメールやオンライン会議など、さまざまな方法で顧客との接点を作ることができるようになりました。

この記事では、インサイドセールスの基礎知識、メリットとデメリット、効率的に運用するためのツールなどを詳しく紹介します。

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インサイドセールスとは

インサイドセールスとは、電話・メール・オンライン会議ツールなどを利用し、非対面(遠隔)で取り組む営業手法のことです。

インサイドセールス

主に見込み顧客に対して遠隔で営業活動を行うことをいいます。インサイドセールスを導入することで、時間や場所に縛られることなく営業活動ができます。

新型コロナウイルス感染症の影響によって対面での営業活動が制約される中、インターネット技術の発達にも後押しされ、働き方改革の一環としてインサイドセールスへの注目が高まっています。

フィールドセールスとの違い

インサイドセールスに対し、対面での1対1の営業活動をフィールドセールスと呼びます。

インサイドセールス

インサイドセールスは内勤営業、フィールドセールスは外勤営業を指します。しかし、コロナ禍以降は、フィールドセールスも訪問をせずにリモートで営業をすることが多くなりました。そのため、大きな違いとしては、接触する顧客のフェーズによるといえるでしょう。

フィールドセールスでは、担当者が顧客を訪問(もしくはビデオ会議)し、提案事項の説明や契約のクロージングなど一連の商談を行います。顧客を訪問することで、お互い対面で質疑応答ができるため、顧客が持つ情報を得ることが可能です。また、質疑応答をもとに提案内容を変更することで、商談の確度を高める効果が期待できます。

しかしながら、フィールドセールスを行うためには、担当者の移動時間や交通費などのコストが発生します。ビデオ会議の場合でも事前準備などに時間がかかり、商談の成約には担当者のスキルと知識が鍵となるでしょう。

例えば、交渉を行う前に相手との信頼関係を構築するための話術や、自社製品についての深い知識は、担当者が長年の経験で培っていくものです。弊社の営業メンバーも必ずコンサルタントの経験を積んだ上で営業活動をするなど、サービスを提供するためには当然ながら知識や経験が必要になります。

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このように、すべての見込み顧客に対してフィールドセールスを行うことは、自社が持つ人的・金銭的コストを考慮すると現実的とはいえません。そして見込み顧客の中でも、よりサービスを必要としている顧客や、予算が潤沢な顧客へ優先的にアプローチできた方が、営業効率は高いのです。

そこでインサイドセールスを導入することで、フィールドセールスの限られたリソースを最大限活かすことができます。顧客も事前にヒアリングされることで、無駄な時間を過ごさないようにできるのです。

インサイドセールスを行うメリット

インサイドセールスを導入すると、どんなメリットがあるのでしょうか。具体的なメリットについて解説していきます。

インサイドセールス

見込みの高い顧客からアプローチすることができる

インサイドセールスを導入することで、見込み顧客にアプローチし、顧客の反応をもとに契約の確度の高さを把握できるようになります。

企業がマーケティング活動や宣伝活動を行う中で、見込み顧客の情報は膨大に蓄積されていきます。蓄積した見込み顧客情報に対して、上から順に個別にアポイントを取り、商談を進めることは、時間と人的制約の面からも非効率です。

例えば、問い合わせをいただいたものの、予算感がギリギリでかつ希望内容が曖昧な場合などです。また、最終的に契約に至らない可能性がある場合には、あらかじめインサイドセールスで顧客とやりとりをします。

その上でフィールドセールスで対応した方がいいのか、その他のサービスを提供するべきなのか、顧客の時間を奪う前に辞退するべきなのかを早い段階で判断することができます。

このようにインサイドセールスを導入し、事前のヒアリングなどを行うことで、対応すべき顧客へスムーズにアプローチすることができるのです。

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関係性の強い見込み顧客に対し、効率的にアプローチできる

インサイドセールスを見込み顧客に興味を持ってもらえるよう醸成に活用することで、商談が成立する確率が高い顧客と低い顧客を割り出し、効率的なアプローチを行うことができます。

例えば、確度が高い顧客に対してはオンライン会議などで事前に情報を収集し、最終的にフィールドセールスによる訪問を行い、契約に結びつけます。現段階では確度が低い顧客に対しては、資料の送付やメールによる情報提供を行い、関係性の維持と強化を目指します。

こうしたインサイドセールスは、フィールドセールスの欠点である「顧客との商談のためにかかる大きなコスト発生」を抑えることができるでしょう。

従来の営業スタイルと比べて、人材を効率的に育成できる

従来の営業では、見込み顧客を訪問して商談を行い、契約のクロージングまで一気通貫に行うケースが一般的でした。

そのため、初対面の見込み顧客と打ち解けるためのアイスブレイクや、顧客へ自社製品の説明などの時間がかかりましたが、インサイドセールスが事前に対応することで、その時間を圧縮することができるのです。

これらの時間を圧縮するのは、コスト削減にもなります。通常のフィールドセールスでは、移動時間を考慮しても1日に3〜4件の商談が限界でしたが、オンライン会議であればそれ以上の件数の商談に出席することができ、営業スキルを効果的に高めることが可能です。

インサイドセールスを行うデメリット

インサイドセールスを導入する際には、インサイドセールスのデメリットも把握しておくことが重要です。

インサイドセールスの主なデメリットを2つ紹介します。

見込み顧客との信頼関係を作るために時間がかかる

インサイドセールスでは、初対面かつ非対面でのコミュニケーションとなることが多く、顧客との関係性を構築するために、長い時間が必要になります。

電話やメール、資料送付だけでは顧客と信頼関係を構築することは難しく、電話は人によっては不快感を持つ人もいる可能性があります。ただ接点を持とうとするだけのコミュニケーションは、かえって商機を逃すこともあるでしょう。

特に、分業でインサイドセールスを行っている場合、アプローチの段階に応じて担当者が変わることに対し、不安になる顧客もいるかもしれません。

このようにインサイドセールスは、見込み顧客に対するアプローチが多くなるため、ただフィールドセールスにつなげることだけを考えると、顧客に不信感を抱かせてしまうこともあります。そうならないためには、しっかりと顧客の目線に立ち、便益を提供できるような心がけが大切です。

ツール・社内体制の構築コストが発生する

見込み顧客と非対面・遠隔でコミュニケーションを行うため、オンライン会議やチャットツールの導入が必要となります。

社内のチームでインサイドセールスを行うには、担当者同士が情報を共有するためのクラウドデータベースやコミュニケーションツールが必要です(弊社もインサイドセールスの申し送りを社内のコミュニケーションツールで共有しています)。

さらに、インサイドセールス部門は、見込み顧客を創出するマーケティング部門や、実際に訪問し商談をクロージングするフィールドセールス部門、必要に応じてサービス・商品企画やコンサルティングチームとの連携が必要です。担当業務の範囲や情報共有のためのルールを決める「社内調整」に時間的なコストがかかることも踏まえておきましょう。

効果的なインサイドセールスを行うには?

より効率的にインサイドセールスを運用するには、どうすればよいのでしょうか。ポイントを紹介します。

マーケティングオートメーションツールを活用する

マーケティングオートメーションツールとは、顧客獲得のための集客〜販売促進〜顧客管理といった関連する業務を自動的に行うためのツールです。

マーケティングオートメーションツールを導入すれば、すぐに売上がアップするとはいえませんが、長期的な活用で効率的なマーケティングを行うことができます。

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時間と工数を圧縮する

見込み顧客に対してインサイドセールスを行う際、既存の営業フローを「仕組み化」することが必要になります。

営業フローを仕組み化するためには、営業活動を分析・分業化してインサイドセールス部門のメンバーに割り当てる手法が有効です。例えば、予算の確認や、実施したいことのヒアリングなどをインサイドセールスで対応するなどが考えられます。

活動を細かく分業化することにより、最初は作業時間が増えてしまうかもしれません。しかし、メンバーがそれぞれの得意分野に注力することで、業務の効率化や課題点の洗い出しを行うことができます。また、分業化と併せて営業活動の全体像を把握できるように、メンバー同士の連携を図ることも重要な業務となるでしょう。

活動の振り返りと見直しを行う

インサイドセールス部門で実施している営業活動が、どのくらい自社の業績に貢献しているのかを定期的に検証しましょう。

成約数、アポイント数、顧客とのオンライン会議実施数などのKPIの達成度を1ヶ月・四半期など一定の期間で検証すること。合わせて、数値情報だけでなく、メンバーの意見などの情報も反映することで、よりクオリティの高い検証ができます。

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インサイドセールスのためのツール

ここでは、インサイドセールスを円滑に運用するために役立つ2つのツール(CRMツール・SFAツール)を紹介します。

CRMツール

CRMとは、「Customer Relationship Management」の略で、見込み顧客との関係性を維持しながら、さらに商談成立に結びつく関係構築をするためのシステムです。

顧客の情報をデータベースで一元的に管理することで、それぞれの担当者が属人的に対応するのではなく、統一した品質のサービスを提供できます。

例えば、前任の営業担当者の異動や退職に伴い、顧客を引き継いだ場合にも、過去のメールや打ち合わせ内容などがデータベースに記録されているため、以降の取引をスムーズに行うことが可能です。

SFAツール

SFAとは「Sales Force Automation」の略で、「営業支援システム」とも呼ばれます。

見積書の作成〜商談〜成約までの営業活動を記録し、データとして蓄積することで営業担当者の業務内容を可視化し、効率化を進めるためのシステムです。

データとして蓄積する中で、「商談に時間がかかってしまった」などの非効率な部分も可視化されるため、業務改善に役立てることができます。また、効率的な部分は他の営業メンバーと共有し、部門全体のパフォーマンスを上げるために活用することも可能でしょう。

インサイドセールスを導入し、効率的な営業活動を実現

インサイドセールスを導入することで、営業コストを圧縮し、売上を高める効果が期待されます。

インサイドセールスの導入効果を最大化するためには、社内体制の構築とセールスを支援するためのツールの導入が不可欠です。インターネットの発展やコロナの影響による対面営業の制限などの情勢を踏まえると、インサイドセールスは今後もますます広がっていくでしょう。

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インサイドセールスとは?従来の営業との違いと活用法について解説【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

【今さら聞けない】IT基本用語「トラフィック」とは

トラフィック

トラフィックは、ウェブ業界でよく飛び交う用語のひとつです。わかっているようで、多くの意味合いを含んで使われるため、スッと頭に入ってこないという人も多いのではないでしょうか。

今回は、そんなトラフィックの意味を幅広く解説します

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トラフィックって何?

トラフィック(traffic)とは、ウェブマーケティングにおいて、ユーザーがウェブサイトに訪問した回数・セッション数などのアクセス全体の数を意味します。

直訳すると「交通量」を意味し、通信分野では通信回線やデータ容量を指して使われる言葉です。ウェブサイトを運営するにあたっては、このトラフィックが貴重な指標となります。

単に訪問数・閲覧数だけではなく、どのページから経由してアクセスされたのか、どの検索サイトからの流入が多いのかなども計測によって確認できるため、トラフィック情報を活かせば、サイト改善につながる施策を考えていくことも可能です。

分析ツールからトラフィックを計測する

ウェブサイトへのトラフィックは、実にさまざまなところから発生します。

トラフィック

例えば、以下のルートです。

  • 検索エンジンの検索結果からの流入
  • ウェブ上の広告を経由しての流入
  • ブックマークの登録による再訪
  • SNSやブログ記事内に貼られたリンクからの流入

このような流入経路を調べるためには、Googleアナリティクスなどのアクセス分析ツールを用いて計測します。

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Googleアナリティクスでの流入元の分類例

Googleアナリティクスの場合、流入元を確認するには、サイドメニューの「集客」>「すべてのトラフィック」の機能を使います。

ルールに基づいて流入元を分類したグループをチャネルグループと呼びます。例えば、Google検索とYahoo!検索は流入元として違いますが、ともに検索エンジン経由という点から「Organic Search」との分類項目とされています。

Googleが定めるデフォルトのチャネルグループには次のようなものがあります。

Organic Search:GoogleやYahoo!など検索エンジンからの流入

Paid Search:リスティング広告からの流入

Display:ディスプレイ広告からの流入

Social:SNSからの流入

Direct:ブックマークなど直接の流入

Referral:他のサイトからの流入

Email:メールからの流入

Affiliates:アフェリエイトからの流入

Other Advertising:他の広告からの流入

Other:分類不可の流入

これ以外にも、ほかのサイトからの流入が具体的にどのサイトだったかを調べることも可能です。今必要なアプローチは何かを調べるためにも、まずは解析を行い、どのようなユーザーが訪れているのかの現状を把握することが大切になります。

また、併せて行いたいのが、どのチャネルからコンバージョンしているのかを調べることです。

例えば、

Organic Search:セッション数10,000、コンバージョン数100、CVR1%

Display:セッション数5,000、コンバージョン数100、CVR5%

という結果の場合やその他の数字を考慮しない場合、CVRの高いDisplayからの流入を増やすと良いと考えられます。

このようにチャネルごとのコンバージョンを確認することで、闇雲にセッション数を増やすことなく、効果的な改善を目指せるのです。

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それぞれのトラフィックを増やす基本的な考え方

増やすべきチャネルが決まったら、施策を実施して改善していきましょう。

ここでは、それぞれのチャネルからトラフィックを増やす方法を簡単に紹介します。

SEO

SEOは、検索エンジン経由でのトラフィック獲得を目指します。

トラフィック

ユーザーの検索ニーズに合ったコンテンツを用意し、検索結果の上位に表示されるようにするのがポイントです。そのため、ニーズの調査やそれを満たすコンテンツの作成などに時間がかかります。一方で広告とは違い、クリックごとの費用は発生しないほか、インデックスされて順位がついている間は、トラフィックを獲得し続けてくれます。

もちろん、アルゴリズムアップデートなどの不安定な要素はありますが、トラフィックは増やしやすいといえるでしょう。また、トラフィックを増やす際に着目したいのが、「検索ボリューム」です。検索ボリュームとは、GoogleやYahoo!など検索エンジンで月間に検索される回数のことです。

ただし、むやみやたらに、検索ボリュームの多いキーワードで記事をアップすれば良いわけではありません。潜在的なユーザーと接点を持ちたいのか、それともサイトの最終目的(売上貢献など)に近づけたいのかといった目的に応じてキーワードに優先順位を決めることをおすすめします。

SNS

SNSは、TwitterやInstagramなどから自社サイトに引き込みます。

トラフィック

しかし、みなさんが普段使っているようにSNS上で完結して、わざわざサイトへ訪問しないということも考えられます。またフォロワー数が少なければ、インプレッション(表示回数)自体も少なくなってしまうため、長期的な取り組みになることは念頭におきましょう。

まずは日頃より情報発信の頻度を高め、フォロワーを増やしながら定期的に訪問して欲しいページをユーザーと共有するのが理想的です。オウンドメディアなどを運用している場合は、そのコンテンツを投稿するのもよいでしょう。

手早くトラフィックを獲得したい場合には、SNS広告などの手法もあります。集客にコストをかけることができる場合は検討してみてください。

メールマガジン

メルマガは、オウンドメディアなどを通じて登録者を獲得するところからスタートします。

トラフィック

メールマガジンは送信→開封→リンククリックという流れを経由するため、メール本文だけでなく、件名にも力を入れる必要があります。一方で、開封だけしてもらってもトラフィックにはならないため、開封→リンククリックの流れに違和感が生まれないフォームを作りましょう。

最近ではスマートフォンやタブレットなどのデバイスの普及もあって、テキストだけでなく、デザイン性が高いHTMLメールを活用する企業が増えています。製品のお知らせなど画像を使用する場合は特におすすめです。

ウェブ広告

ウェブ広告は、費用を払うことでトラフィックを獲得しやすくなる役割があります。トラフィック短期間でトラフィックを増やしたい場合にはまず候補に挙がることが多いでしょう。どのタイミングで課金されるかはサービスによってさまざまです。バナーやLPなどクリエイティブの用意も必要になります。

スマホのニーズにも適応しながらトラフィック増を目指そう

トラフィックを増やすには、まずアクセス解析を行い、さまざまな課題を洗い出し、コンバージョン傾向などを踏まえつつ、最適なチャネルを改善することがポイントです。

チャネルごとに得意不得意があるため、特性を理解しながら改善していきましょう。

なおナイルでは、コンテンツ制作代行のプランをご用意しております。さまざまなコンテンツを作成して、情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがない場合、まずはお気軽にご相談ください。

【今さら聞けない】IT基本用語「トラフィック」とは【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

コホート分析でわかることは?サイト運営での重要性とGA分析法を解説

コホート分析

ウェブサイトを効果的に運用していくためには、一定の頻度で分析を行って現状の弱点を見つけ出し、こまめに手当てしていくことが不可欠です。

コホート分析とは、ウェブサイトに訪問するユーザーの行動に焦点をあてた分析のことで、ウェブサイトの現状を把握する上でとても役立つ手法です。

今回の記事では、コホート分析の意味から重要性、Googleアナリティクスを用いて分析を行うためのセッティング方法を解説します。

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コホート分析でわかることは?

コホートとは、「何らかの特性を共有する人々のグループ」や「同じ時期に生まれた人々のグループ」のことを意味します。

コホート分析

コホート分析とは、同じ世代など共通するグループに被験者を分けて意識や行動の特性を調べるもので、心理学や社会学で行われていました。そこから転じて、ウェブマーケティングの分野でもコホート分析が行われるようになったのです。

ウェブマーケティングにおけるコホート分析は、ウェブサイトに訪れたユーザーを流入時期などの条件や属性でグループ化し、その後の行動を追跡することで行動の傾向を把握します。コホート分析は、ユーザーの行動に先回りしてマーケティング施策を打ちたいときに活用できるのです。

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ウェブサイト運営でコホート分析を活用したいわけ

コホート分析でわかることは、ユーザー維持率(どのぐらいのユーザーが継続してウェブサイトを利用してくれているか)ということです。

ウェブサイトのコホート分析では、任意の日付にセッションを開始した(初めて訪問した)ユーザーのグループのうち、「一定期間で商品を購入したのはどれぐらいか」「ウェブサイトに再訪問したのはどのくらいか」といった動向を分析します。

ユーザーの維持率を把握することは、ウェブサイトを運営していく上でとても重要です。特に、化粧品や文房具などの日用的な消耗品を商材としているECサイトの場合、ユーザー維持率が高いということはリピーターが多いといえます。

新規ユーザーを獲得するよりも、一度使ってくれたユーザーを維持するほうが一般的にもコストがかからないため、獲得コスト削減にもつながります。

コホート分析を活用すれば、ユーザー維持率が可視化できるため、継続利用しているユーザーが減るタイミングを過去の傾向から予測することができます。そのため、セールで初めて買った3ヵ月後にメルマガを流すといった施策を打つことができ、リピーターが獲得しやすくなるでしょう。

Googleアナリティクスでコホート分析を実施しよう

ウェブサイトのコホート分析は、Googleアナリティクスで行うことが可能です。

ここでは、Googleアナリティクスにおけるコホート分析の設定方法を紹介します。

コホート分析

Googleアナリティクスにログインしたら、画面左側のメニューから「ユーザー」>「コホート分析」を選択しましょう。

設定できる分析項目は、

コホートの種類」「コホートのサイズ期間」「指標」です。一つひとつ解説します。

コホートの種類

コホートの種類とは、ユーザーをグループ化する単位のことです。

いろいろな単位でグループ化できるわけではなく、「集客の日付」のみ選択できます。「集客の日付」とは、ユーザーが最初に訪問した日付を指します。したがって、Googleアナリティクスにおけるコホート分析とは、ユーザーが初めてウェブサイトに訪問した日付別にグループ化ができるということです。

コホートのサイズと期間

コホートのサイズとは、分析の規模のことを指します。

簡単にいえば分析を実施する頻度のことです。「日別」「週別」「月別」の3レベルを選択できます。選択したコホートのサイズに伴って、「期間」も決まってきます。期間は、日別なら過去7日・14日・21日・30日、週別なら先週・過去3週・6週・9週・12週、月別なら先月・過去2ヵ月・3ヵ月を選ぶことが可能です。

指標

指標では、「ユーザー」「合計」「定着率」を選び、それぞれさらに細分化した指標を見ることができます。

「ユーザー」では、ユーザー一人あたりのセッション数やセッション継続時間、トランザクション数、ページビュー数、収益、目標完了数が確認でき、ユーザーの平均的な行動の動向がわかります。

「合計」では「ユーザー」で示した指標の各合計数が、「定着率」ではどのくらいのユーザーが継続してウェブサイトに訪問しているかの割合(ユーザー維持率)がわかります。

また、「セグメント」機能を活用すると、さまざまな条件で絞り込んだ結果を見ることもできます。画面上部側にある「+新しいセグメントを追加」をクリックすると、スマホで閲覧しているユーザーのデータだけを抽出する「モバイルトラフィック」など、絞り込みたい条件が表示されます。

セグメントは初期状態で22種類用意されていますが、新しい条件を自分で作成してカスタマイズすることも可能です。

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GA4でもコホート分析してみよう

Googleアナリティクスは2020年10月、Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)としてアップデート・リリースされました。

GA4はウェブサイトだけでなく、アプリや動画コンテンツなどの計測・分析も踏まえた考え方にアップデートされています。さらに、機械学習モデルを導入した予測分析も可能となりました。

GA4でユーザー維持率を確認する

GA4におけるコホート分析は、ダッシュボードの「ホーム」にある「ユーザー維持率」か「維持率」にある「概要」で見ることができます。

また、探索機能でレポートを作成する際に「コホートデータ探索」をテンプレートに選択するか、「タブの設定」で「コホート分析」を選択することで、各週のユーザー維持率を確認することも可能です。

「コホートの登録条件」で接触やコンバージョンなど、どのイベントに効果があったかを条件に集計するか、「リピートの条件」で同様に、どのイベントに集まったユーザーをリピートとするか、「コホートの粒度」で毎日、毎週、毎月のどの頻度で分析を実施するかを設定します。

参考:[GA4] コホートデータ探索(アナリティクス ヘルプ)

「Googleアナリティクス4(GA4)のよくある疑問」にお答えする資料も、ぜひ一緒にご覧ください(ダウンロード無料)。

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ウェブサイト改善の鍵は、日々移り変わるユーザーの行動を捉えること

定期的なコホート分析は、一見捉えどころがなく、気まぐれに見える人間の行動に一定の傾向を見出すのにとても役立ちます。

ウェブサイトには、毎日さまざまなユーザーが訪問します。新しいコンテンツを発信したことで、訪問数が増えることもあれば、思うように訪問数が伸びないこともあるでしょう。

分析結果からユーザーの行動を把握し、先回りするように改善策を打ち、成果を出すことはウェブサイトを運営する醍醐味といえます。ぜひコホート分析をまめに行って、魅力的なウェブサイトを育ててください。

また、オウンドメディアでよくある課題と解決策をまとめた資料もご用意しております。

  • 1.成果を評価できない
  • 2.質を担保できない
  • 3.ネタ切れしてしまう
  • 4.人手不足・スキル不足

具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください(無料)。

コホート分析でわかることは?サイト運営での重要性とGA分析法を解説【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

【既存顧客との関係維持】リテンションとは?意識するメリットを紹介

リテンション

リテンションとは、人との関係を維持する意味合いを持ちます。マーケティングでのリテンションは「既存の顧客との関係」に該当し、ここに重点を置いた手法は、新規顧客の獲得を重視する一方で関心が高まっているのです。

今回の記事では、リテンションのコストと顧客管理のデータ化といった特徴や注目される背景を含め、マーケティングにおける施策やメリットなども紹介します。

そして、既存顧客を定着化する近道が“コンテンツマーケティング”です。以下の資料では成功の秘訣をまとめていますのでぜひご覧ください(無料)。

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リテンションとは?

リテンション(retention)とは、日本語で「保持」を意味します。

マーケティングにおいては「既存顧客との良好な関係を維持していく」ための活動をいいます。この言葉は、人事業界でも使われており、その場合は「人材の流出防止」のための施策のことを指します。

昨今の人口減・人材の流動化を背景とした離職防止や従業員の定着を図る人事手法でもあるのです。ではマーケティング領域ではどうでしょうか。

なぜリテンションが注目されるのか?

マーケティング分野「既存顧客との関係維持」でリテンションが注目されている理由は、「低コスト」と「顧客情報のデータ化」の2点です。

詳しく解説していきます。

リテンション

新規顧客の獲得よりも低コストで購買につながる

新規の顧客を獲得しようとすれば、既存顧客を維持するよりもコストがかかるといわれています。

マーケティングの世界には「1:5の法則」という考え方があり、新規顧客に投じた営業や広告などのコストと比べて、既存顧客へのフォローや追加購入を促進する費用はその1/5であるというものです。

特にBtoB領域で新規顧客を獲得するとなると、「広告費用」「商談」「契約書締結」などさまざまな対応に時間とコストがかかりますが、既存顧客はそうした獲得コストはかかりません。

また、コミュニケーションなども、当然新規の方がコストがかかります。「どんなツールを使ってやりとりするか」「この会社の決済権は誰にあるか」「誰が実装するのか」など、0から確認する必要が出てきます。このように新規顧客の場合は、獲得だけではなくコストもかかってくるのです。

デジタル化によって顧客データが活かせる

ECサイト等でのネット販売が普及したことも、リテンションが注目される背景にあります。

デジタルデータで「顧客の販売情報」や「ユーザーの行動情報」が取得できるため、新規顧客よりも既存顧客へのアプローチのほうがより成果につながりやすくなったのです。

なかでも、Webを中心としたリテンションマーケティングでは、顧客の属性や購入履歴に合わせたアプローチを行うCRM(顧客関係管理)の導入が、一般的になりつつあります。

リテンションを実践するポイントは「取得データ」と「施策」

リテンションマーケティングを実践するにあたっては、入手元がアナログ・デジタル問わず、まずは活用できるデータを取得しなければなりません。

一般的には「過去の購入履歴」や「ウェブサイトの訪問履歴」、「マーケティング施策への反応」といったデータについて管理・分析して進める必要があります。

近年では、各企業がCRMなどのデジタルマーケティングシステムを用いて、より複雑にデータの管理・分析を行い、以下のような施策に力を注いでいます。

  • アフターサービスの充実を図る
  • 既存顧客限定の特典やキャンペーンを用意し、新規顧客と差別化する
  • 自社の商品・サービスの情報をメルマガなどで継続的に発信する
  • リアル(対面)とデジタルを融合させたハイブリッドな顧客体験で満足度向上を図る

典型的な例では、商品を購入した際に次回に使えるクーポンを配布したり、メールマガジンやSNSなどで継続的な情報を提供したりする取り組みが当てはまります。ポイントカードシステムの導入も、リテンションマーケティングの施策のひとつです。

さまざまな施策が考えられますが、基本的な考え方としては「販売して終わり」ではなく、しっかりと接点を持ち続けることが大切になります。

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リテンションで生まれるメリット

リテンションマーケティングによって顧客と良好な関係を維持することで、さまざまなメリットが生まれます。

代表的な4つのメリットをそれぞれ紹介します。

リテンション

LTV(顧客生涯価値)が向上する

顧客と良い関係を構築することで、サービス利用や商品購入を繰り返すリピーターが増えると、将来的な収益性を考える指標である「LTV」(ライフタイムバリュー=顧客生涯価値)が向上します。

顧客生涯価値とは「1人の顧客が取引を始めてから終わるまでの期間にもたらす利益総額」のことです。既存顧客の1人でも多く、LTVを向上させることができれば経営の安定につながります。

また、結果として広告などの獲得施策の効率化にもつながります。

ROAS(広告の費用対効果)が例えば、

1,000円(LTV)/100円(広告費)×100=1000%だった場合に

1,200円(LTV)/100円(広告費)×100=1200%と改善すれば、広告の効果も改善している

といえます。

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優良顧客に育成できる

顧客ニーズに合わせた丁寧なコミュニケーションを心がけることで、同じ商品だけでなく、ワンランクアップした商品を買ってもらえたり(アップセル)、関連性のある商品も一緒に購入してもらえたり(クロスセル)します。

1人あたりの客単価を上げつつ、こうした購入金額の大きい優良顧客を1人でも多く育てていくことが重要だといえます。さらに優良顧客に対しては、特別な優遇・体験を提供し、差別化を図ることも大切です。

自社のサービスは商品に、愛着を持ってくれるロイヤルカスタマーを育てることを目指しましょう。

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休眠顧客を掘り起こせる

既存顧客の中には「以前サービス利用をしていたけれど、今は利用していない」という休眠顧客も多く存在します。

リテンションマーケティングでは、休眠顧客に情報を送り続けることで、再び自社に目を向けてもらう機会を作ることができます。

フィードバックが期待できる

商品・サービスを長く使い続けてくれる顧客からは、貴重なフィードバックがもらえることもよくあります。

実際にサービスを利用したリアルな声は、サービス改善や今後の商品開発のヒントになる貴重な意見です。また、既存顧客はリピート購入だけでなく、家族や知人への口コミやSNSで拡散してくれる場合もあるでしょう。

リテンションマーケティングの実施は、予算をかけて宣伝するよりも低コストで、しかも高い効果を得ることが可能なのです。

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リテンションマーケティングの注意点

リテンションマーケティングを実践する上で、注意すべきこともあります。

特に気を付けておきたい2つの注意点を挙げましょう。

リテンション

やり方を間違えると顧客が離れてしまう場合も

リテンションマーケティングのための施策が、顧客にとって邪魔になっては関係の維持は難しくなる一方で、かえって離れていく場合もあります。

そうならないためにも顧客セグメントを作り、顧客の状況に沿った的確なアプローチを行いましょう。例えば、「〇〇関連の商品を購入した」「割引クーポンに反応した」といったウェブ上の動きが示されたら、「同じジャンルの関連商品を紹介する」「間髪入れずにお得情報を送る」などパターン化したアプローチを整備するのもひとつの手です。

顧客セグメントによる的確なアプローチは、顧客に求められていない施策を排除することも可能となるでしょう。

成果を得るまでのコストはかかる

データを管理・分析する作業は、専門的で、項目も多岐にわたり手間がかかるため、なるべく自動化して行いたいものです。

限られた時間で効率を高めるため、多くの企業では、CRMのほか、MA(マーケティングオートメーション)、SFA(営業支援システム)といったツールを採用しています。

成果を得るまでは導入・運用コストがかかり、頭を悩ませることもあるかもしれません。事前にリテンション施策の目標値やゴールを明確に決めておくことで、予算面での目途を立てることができるでしょう。

また、こうしたツールの一番の敵は「導入したけれど、使いこなせていない」という状態です。いきなりたくさん導入するのではなく、スモールステップで取り組むのもひとつの手段でしょう。

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現代のマーケティング戦略に欠かせない考え方

人口減、顧客情報のデータ化、ネット販売の普及、デジタルマーケティングシステム……などの現代的なキーワードを見ても、リテンションは現代のマーケティング戦略に欠かせない考え方のひとつといえます。

企業にもたらされる利益は新規顧客を追いかけるだけでなく、既存顧客との関係性を見直すことが重要な時代といえるのです。マーケティング手法としてのリテンションは、今後ますます重要度を高めていくでしょう。

顧客定着のコンテンツを作るためにいろいろ悩まれている方は、制作をプロに任せる手段もあります。さまざまなコンテンツを作成して、情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがない場合なども、まずはお気軽にご相談ください。

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SEOコンサルタントとはどんな仕事?必要なスキルなどを紹介

SEOコンサルタントとはどんな仕事?

アクセス数に悩むウェブサイトの運営担当者にとって、SEOコンサルタントは“ウェブ業界の医者”のような存在です。近年、ウェブマーケティングの重要性が高まるなか、専門職としてのSEOコンサルタントに、多くの注目が集まっています。

SEOコンサルタントになりたい方、SEOコンサルタントを必要としている方に、SEOコンサルタントとはどんな仕事であるかを解説します。

まずはSEOノウハウを贅沢に盛り込んだ資料3点セットをご覧ください。無料でダウンロードできます。

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SEOコンサルタントとは、一体どんな存在?

SEOコンサルタントとは、クライアントのウェブサイトへ流入数を増やし、売上や集客などを達成するためにコンサルティングを行う専門職のことです。

SEOコンサルタント

「自社ウェブサイトの閲覧者がなかなか増えない」「検索上位に自社ウェブサイトが出てこない」など、クライアントにはウェブサイト運営に関するさまざまな悩みがあります。SEOコンサルタントは、SEOの知識や専門性を活かしてクライアントの悩みを解決に導くことがミッションです。

SEOコンサルタントから、ウェブサイトの分析や見直しに関するアドバイスをもらうことで、ビジネス全般の改善にも効果を派生させることができます。ウェブサイトの運営担当者にとって心強い存在、それがSEOコンサルタントなのです。

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SEOコンサルタントの仕事内容とは?

SEOコンサルタントが、具体的にどんな仕事をしているのかを解説します。

SEOコンサルタントを目指す場合であっても、SEO対策を依頼する場合であっても参考となるでしょう。

SEOコンサルタント

サイト運営目的を聞いて、SEO戦略を立案する

企業によって商品やサービスは異なり、ウェブサイトの運営目的もさまざまです。

目的が曖昧なままでは、効果的な戦略を立てることはできません。「アクセス数を増やしたいのか」「商品をウェブサイト経由で購入してもらいたいのか」「商品やサービスの認知度を上げて来店につなげたいのか」など、まずはクライアントがウェブサイトを運営する目的を具体的にヒアリングします。

その後、KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)を設定し、目標を具体的な数値で示した上でSEO戦略を立案します。

また、目的のヒアリングだけでなく「本当に流入を増やすべきなのか」「どういったユーザーに来てほしいか」など、ビジネスに貢献するSEO戦略をクライアントとともに考えるのも、SEOコンサルタントの役割です

具体的なSEO施策を考え、実装へとつなげる

SEO施策といっても、多様な手法があります。

HTMLタグや文章構成などを見直す場合もあれば、サイト内のコンテンツを充実させる場合もあるでしょう。サイトのデザインや場合によってはサーバーなどのインフラ整備を考えることもあります。

実際に自分で実装することはなくても、関連会社に依頼したり、監修をしたりすることもあるため、Webディレクターのような役割を担うこともあります。

多種多様な施策を提案できる一方で、施策の実装には相応のコストがかかるため、ウェブサイトの仕様や運営費用、コンテンツ制作のリソースなどを踏まえて、最適なSEO施策を考えることも必要です。

ウェブマーケティングにも枠を広げた提案をする

SEOコンサルタントが、「SEOコンサルティングのみを行う」ケースは少なく、ウェブマーケティング全般に及ぶコンサルティングを提供することが大半です。

ウェブマーケティングとは、ウェブサイトやウェブサービスを用いて行うマーケティングのことをいいます。Web広告を展開したり、SNSを活用したり、LPを作成したり、メールマガジンを発行したりと、ウェブマーケティングは、非常に幅広いです。

SEOはユーザーの検索が起点となるため、ユーザーのニーズや興味・関心が高い商材で、実際に検索されていればアクセスを獲得できます。しかし、新たに興味を持ってもらう場合には、その他のマーケティング手法が有効な場合も多いのです。

そして、これらの選択肢をクライアントに説明するためにも、SEOコンサルタントにも相応のウェブマーケティング知識が求められます。

分析・評価を行い、次の方針をしっかりと提示する

単にSEO施策を考え、実装するだけがSEOコンサルタントの仕事ではありません。

実装後、一定の期間を経て、クライアントのウェブサイトにどんな効果を及ぼしたかを分析します。そして設定したKPIの達成率を割り出し、成果を確認しなければなりません。

目標が達成できていれば、SEOコンサルタントの仕事はひと段落となりますが、日々、ブラッシュアップが進む検索エンジンの世界では「一度改善したらもう何もしなくても大丈夫」ということはないのです。

定期的な数値報告と共に、今後のSEOコンサルティングの方針をしっかり示すことが求められます。

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SEOコンサルタントに必要とされるスキルは?

「SEOコンサルタントになりたい」と考えたとき、どんなスキルが必要となるのでしょうか。

「SEOコンサルタントに必要とされるスキルを知る」ということは、依頼する場合のコンサルタントスキルを見極めるためのポイントにもなります。1つずつ解説していきましょう。

SEOコンサルタント

SEO関連の知識がある

当然ながら基本的なSEO知識が必須になります。

加えて、SEOは主にGoogleの検索エンジンを対象に実施されることが多いため、検索エンジンの仕組みなども理解しておく必要があります。

まずは、Googleが公開している 検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドを読むとよいでしょう。

ウェブ検索の分析ツールが読み解ける

ウェブサイトが置かれている現状を正確に把握するためには、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールといった分析ツールを使用します。

機能や情報量が多いこともあり、当初は使い勝手の悪さを感じるかもしれませんが、ウェブ検索状況の把握には不可欠です。専門用語を覚え、画面の見方に慣れていく必要があります。

HTMLタグなど基本的なコーディングができる

SEO施策の立案や分析を行うのが、SEOコンサルタントの仕事内容ですが、実装の際に“直接手を動かす”場面もあります。

また実装を別の人に依頼する場合でも、コーディング全般に関する基礎知識がなければ、的確な指示が出せませんし、作業時間や難易度の把握もできません。

エンジニアやコーダーなどの制作者レベルで、HTMLやCSSといったプログラミング言語の知識を身につける必要はないですが、せめて基礎的なHTMLタグは覚え、コーディング関連の専門用語も理解があるとよいでしょう。

仮説検証ができる

順位を決定するアルゴリズムは公表されていないため、SEO施策に確実な正解は存在しません。

そのため、常に仮説を立てて、その仮説を検証する作業が不可欠になります。具体的には「このサイトは情報の網羅性が高いので順位が1位なのではないか。自社サイトでもより情報を網羅してみよう」「ユーザーは今の記事の順序だと、内容が把握しにくいのではないか。結論から先に記載してみよう」といったイメージです。

もちろん仮説なので、間違っていることもありますが、トライアンドエラーの精神で取り組みましょう。

わかりやすいプレゼンテーションができる

SEOコンサルタントが、的確な状況把握のもとでSEO施策を考えても、クライアントへの共有が上手くできなければ、実装まで進まないこともあります。

大半のクライアントはSEOに関する専門知識を持ち合わせていないため、実装した結果への認識にずれが生じる可能性があります。専門用語をかみ砕き、クライアントにいかにして簡潔に内容を伝えるか、資料の作り方や話し方も含めたプレゼンテーション力が必要です。

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どこで、SEOコンサルタントとして活動すべきか?

SEOコンサルタントとして活動するにあたっては、さまざまな立ち位置が考えられます。

SEOを専門としたコンサルティング会社、ウェブマーケティング全般を請け負う会社、ウェブサイトやECサイトの制作会社のほか、広告代理店のウェブ戦略部門なども考えられるでしょう。

会社員として活動するだけではなく、フリーランスのSEOコンサルタントとして活動する道もあります。クライアントと直接契約を結ぶだけではなく、ウェブマーケティング会社などから業務委託される形でクライアントのSEOコンサルティングを手掛けることもできます。自身の持つスキルと実績から最良の働き方を選択しましょう。

また、SEOコンサルタントを目指す場合はブログを始めるのもおすすめです。検索エンジンの動きや、ユーザーが求めているコンテンツなど、SEOに取り組む上で欠かせない経験の多くをまずは自身で体験することでコンサルティングの自信がつきます。

幅広いスキルを身につけ、オファーの絶えないSEOコンサルタントに

SEOコンサルタントになるための資格がないゆえに誤った知識、情報などをベースに取り組むSEOコンサルタントは決して少なくありません。

SEOコンサルタントは、本記事で紹介した内容に加え、しっかりとGoogleの公式情報や最新情報を常にキャッチアップすることが大切です。調査不足により、逆にサイトに悪影響を与えるようなSEOコンサルタントにはならないようにしましょう。

SEOコンサルティング会社を探している人も同様に、そうした会社に依頼しないように最低限SEOが何かを理解した上で発注することが大切です。

ウェブサイトの運営にSEO対策が欠かせない限り、SEOコンサルタントの仕事がなくなることはありません。その上で、正しくSEOを理解すること、ウェブマーケティングをはじめ、幅広い知識とスキルを持つことが優秀なSEOコンサルタントになることに役立つはずです。

また、ナイルではSEOについてまとめた資料をご用意しております。SEOについて把握したいなら、まずはこの3点の資料をご覧ください。

  • SEO成功事例・法則資料
  • SEO1問1答 全30問
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具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。

SEOコンサルタントとはどんな仕事?必要なスキルなどを紹介【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

4P分析でマーケティング施策を立てよう!意味と活用ポイントを解説

4P分析とは?効果的な分析法も解説

自社商品・サービスに合ったマーケティング施策を立案するためには、さまざまな観点からの分析を行い、戦略を立てることが必要不可欠です。

いろいろな分析方法がありますが、今回紹介する4P分析はこれから売り出そうとしている商品・サービスを分析して、取るべきマーケティング施策立案につなげていくものです。

そこで本記事では、4P分析の分析方法や効果的に実践していくポイントを解説します。

4P分析をする際の土台となるのがオリジナルコンテンツです。制作でお困りの場合は、代行を承ります。詳しくは以下をご覧ください。

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4P分析とは商品・サービスの実態をつかむ分析法

4P分析とは、マーケティング施策を立案するときに活用される分析方法のことです。

4P分析は、適切なマーケティング施策を立てるために役立つ(企業視点)

自社の商品やサービスを4つの観点で分析することで、商品・サービスの特性や適切な販売方法などを明らかにすることができます。

4Pとは「Product(商品・サービス)」、「Price(価格)」、「Place(提供場所)」、「Promotion(宣伝)」のことです。4つの観点には、それぞれPの頭文字を持つ言葉が当てはまります。

また、それぞれのPをどのような観点で分析するのかは下記のとおりです。

  1. Product:どのような商品・サービスを市場に提供するのか
  2. Price:商品・サービスをいくらで提供するのか
  3. Place:商品・サービスをどのように市場に提供するのか
  4. Promotion:商品・サービスの販促はどのように行うのか

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「4つのP」それぞれの分析の進め方

4つのP「Product(商品・サービス)、Price(価格)、Place(販売場所・提供方法)、Promotion(販促)の観点による分析の進め方を解説していきます。

1. Product(商品・サービス)

競合と比較したときに、サービスの強み、弱みを理解するために、以下の項目について考えてみましょう。

「どのようなユーザーに使用されるのか」

「そのユーザーはどのようなニーズや課題を抱えているのか」

「ユーザーのニーズや課題に応えられているのか」

この項目から、自社商品・サービスの強みや弱みはどこにあるのかを振り返ることができます。「強みを伸ばすのか、弱みを補うのか」といったブラッシュアップに役立つでしょう。

ここで検討した内容は、残りの「P」にも大きく影響を与えます。例えば、検討した結果、顧客のニーズに応える唯一無二のサービスであるならば、価格は比較的高く付けてもユーザーは使ってくれる可能性がありますし、プロモーションもその内容を推すものになります。

逆にいえば、ここでの検討が的外れであれば、誤った価格設定やさほど強みではないポイントを宣伝することになってしまいます。そのため、4P分析においてこのProductは特に重要な分析ポイントといえるでしょう。

2. Price(価格)

価格は消費者が最も敏感に反応する要素のため、価格の分析は非常に重要です。

価格設定によってターゲットとなるユーザー層も自ずと定まっていきますし、価格帯によって薄利多売とするか、単価を上げて販売数を絞るかといった販売戦略も見えてきます。

自社が発売しようとしている商品・サービスの特性と価値を把握したら、特性や価値に見合っていて、なおかつ利益を得ることができる価格はいくらなのかを見定めていきましょう。

それぞれの商品・サービスにはおおよその相場がありますから、市場や消費者の感覚からかけ離れた値付けでは失敗します。価格の分析は、消費者の目線に立って自社・商品サービスが提供する価値に見合った価格を考える必要があります。分析の材料として既存ユーザーへのヒアリングやアンケート、市場や競合調査などを行い、商品・サービスの一般的な相場を把握することも欠かせません。

3. Place(提供場所)

自社商品・サービスの特性と価値を把握し、価格を通じてターゲットユーザー層を定めたら、商品・サービスをどのような場で、どのように提供するかを検討します。

大量生産で低価格帯の商品であれば、幅広いターゲットユーザーを対象として全国に流通網を持つスーパーやコンビニチェーン、量販店で販売するのに向いています。

一方で、大量生産できず価格も高めになる商品・サービスなら、ターゲットユーザー層を絞り込んで、ターゲットユーザーが商品・サービスと出会いそうな場所や直販に限定して流通していくことになります。

4. Promotion(宣伝)

市場には商品・サービスがあふれていますから、販売場所や提供方法を決めても宣伝・販促を行わなければ実売に結びつくことはありません。

販売場所や提供方法の立案においても、ターゲットユーザー層を踏まえた分析を行いますが、販促においてもターゲットユーザー層をより意識して分析していく必要があります。

例えば、テレビCMを打つとしても、テレビをあまり見ない層をターゲットにしているにもかかわらずテレビCMを打つことはそもそも的外れです。テレビを見る層なら視聴している可能性が高い人気番組をよく精査して、放送枠を押さえる必要があります。

テレビ、ラジオ、新聞、雑誌といったマス4媒体をはじめ、SNS、オンライン・オフラインのイベントなど、数多くの媒体から自社・商品サービスの特性に合ったものを選び、ターゲットユーザー層に訴求する見せ方を徹底的に吟味することが重要です。

\サイトリニューアルで気をつけるべきポイントはこちらから/

4P分析を効果的に行うためのポイント

4P分析をより効果的に進めるために、いくつかのポイントがあります。

ここでは、4P分析のポイントを紹介しますので、4P分析を実施する際の参考にしてください。

4つのPを「四位一体」で考える

4P分析を構成する「4つのP」は相互に連関しており、一体的に考える必要があります。

例えば、Productの観点で見ると「研究者向けの分厚く高価な哲学書」という商品特性を持つ本を販売する場合を考えてみましょう。Placeとして有力候補に挙がるのは、ビジネスパーソンが慌ただしく行き交う駅ナカの書店ではなく、大学の近くにある、専門家御用達の書店になるはずです。

商品・サービスの特性や価格に適合するターゲットユーザー層が導き出され、ターゲットユーザー層がよく利用する販路と適切な販促方法が定まるように、4Pは相互に連関して一連の流れを形づくります。4P分析を行うときは、それぞれの要素をバラバラに考えてしまっていないかを振り返るようにしましょう。

サービス業は「3つのP」を追加した「7P分析」を行おう

4P分析をサービス業でも適用できるように、以下の「3つのP」を加えた「7P分析」が使われるようになってきています。

自社でこれから売り出そうとしているサービスがあれば、3つのPについても分析してみましょう。

PeopleもしくはPersonal(人)

Peopleとは、サービスにかかわる「人」全般のことを指します。

4p分析

例えば、エステサロンにおいて女性ユーザーをターゲットとするか、男性ユーザーをターゲットにするかで、施術メニューといったProductや店舗の立地といったPlaceが変わることがわかります。

スタッフのオペレーションスキルやユーザーへのホスピタリティなど、サービスを提供する側はもちろん、サービスを受けるユーザーの属性もPeopleの要素に含まれます。

Process(プロセス)

Processとは、サービスを提供するプロセスのことを指します。

4p分析

例えば、テーマパークのジェットコースターで考えてみましょう。待ち時間でも楽しめるジェットコースターのコンセプトやストーリーを提供して、ユーザーが楽しめるように工夫したアトラクションもあります。

これは、ジェットコースターに乗る体験を最大化してもらうためのプロセスといえるでしょう。サービス業においては、サービス内容のみならず「どのように提供するのか」ということもサービスの一環なのです。

Physical Evidence(物的証拠)

Physical Evidence(物的証拠)とは、サービス業の価値を目に見える形で表すことです。

4p分析

例えば、Physical Evidenceとなる指標は「コンサルティングサービスの顧客満足度」や「求人サービスの掲載求人数」など、サービスの種類や内容によってさまざまなものが考えられます。自社サービスの質の良さを適切に表現できる指標を選び出し、分析の材料としてください。

4P分析は、アメリカのマーケティング学者エドモンド・ジェローム・マッカーシーによって1960年に提唱されました。この時代はサービス業が現在ほど普及していなかったため、7P分析は現代のサービス業戦略に合わせた分析方法といえます。

「4C分析」を行い、ユーザー視点で補強しよう

4C分析とは「Customer Value(顧客にとっての価値。Productに対応)」、「Customer Value(顧客にとっての価値。Priceに対応)」、「Convenience(顧客にとっての利便性。Placeに対応)」、「Communication(顧客とのコミュニケーション。Promotionに対応)」を指します。

これから売り出そうとしている商品やサービスをユーザーの目線に立ったときの4C分析は、下記をチェックすると4P分析を補強します。

  1. ユーザーにとってどんな価値を提供できるのか
  2. ターゲットユーザーにとって適正な価格になっているか
  3. ユーザーが手に取りやすく販売できるか
  4. ユーザーに届いてコミュニケーションが発生する販促になっているか

4P分析は、あくまで企業の側から見た商品やサービスのあり方を掘り下げる分析法です。その商品・サービスがユーザーからどのように見えているのかという視点に欠けています。

そこで、4P分析の弱みを補い、企業とユーザー双方の視点に立って商品・サービスの実態をつかむのに役立つのが「4C分析」なのです。

4P分析は「己を知る」ための足掛かりを提供してくれる

自社の商品やサービスがどのようなものなのかをしっかりと把握する、言い換えれば「己を知る」ことは簡単なようで案外難しいものです。

漠然と自社商品・サービスを自己分析しようと思っても、なかなか客観的に見ることができないこともあるでしょう。4P分析はどのように自己分析すればいいのか、そのためのステップを与えてくれる分析法といえるのです。

※4P分析の方法でご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。

ナイルに相談する

なおナイルでは、コンテンツ制作代行のプランをご用意しております。さまざまなコンテンツを作成して、情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがない場合、まずはお気軽にご相談ください。

4P分析でマーケティング施策を立てよう!意味と活用ポイントを解説【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

「403 Forbidden」エラーはなぜ起こる?その意味や原因、解決方法までを解説

015_403-Forbidden-エラーはなぜ起こる?

ウェブサイトが閲覧できないときに見かけるエラーメッセージに「403 Forbidden」があります。サイト管理者側のミスで生じるケースが多く、ユーザーでは対処のしようがないエラーのひとつです。

今回の記事では、放置すれば知らず知らずに機会損失をまねく「403 Forbidden」の原因と解決方法を紹介します。

以下の資料ではSEO対策を社内でする際のよくある質問をまとめていますので、ぜひダウンロードください(無料)。

\プロの回答だから現場で役立つ!資料ダウンロードはこちらから/

「403 Forbidden」エラーとは

「403 Forbidden」(403エラー)とは、ウェブサイトのアクセス拒否を意味するエラー表示です。

403 Forbidden(403エラー)

403の数字3桁は、サーバーからのレスポンスによって表す「HTTPステータスコード」で、なんらかの理由でサイトを見る権限が削除・制限されているときにこの「403」が返されます。

ほとんどがサイト側の原因で起こるため、403エラーに遭遇したユーザー自身で解決することが困難です。よって、ユーザーとしては、管理者側の対応を待つか、問い合わせて管理者に確認するくらいのことしかできません。

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403エラーが起きる原因とその対処法

サイト管理者側としては、早急に対応するためにも原因を究明したいところです。

「403エラー」の原因は主に5つあります。対処法も含めてそれぞれ解説します。

015_403エラーが起きる原因

アクセス権限で記述ミスをしている

サイトへのアクセス権限を設定する段階でミスが生じていると、403エラーが表示される可能性があります。

代表例として「.htaccess」の記述ミスです。「.htaccess」はIPアドレスに対してアクセス制限をかけられるため、悪質なユーザーや海外IPを排除する目的で、あえて特定のIPアドレスを拒否することもあります。

意図的であれば良いのですが、単なる記述の間違いであれば、権限付与などの早い対応が必要です。

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indexファイルが間違って設置されている

サイトのディレクトリにindexファイルが無い場合も、403エラーが返される原因となります。

indexファイルは必ずサイトの「一番上の階層」に設置すると決まっていて、無ければ、データの検査に時間がかかる上、ページが正常に表示されません。

そのため、まずはファイル名の末尾に「html」「php」などが記載されているindexファイルが存在しているかを確認します。または、そのindexファイルに実際のトップページへのリダイレクトを設定することでも対処が可能です。

アクセス過多でサーバーに負担がかかっている

アクセスが集中してサーバーに負荷がかかった場合に、エラーが発生することもあります。

SNSで多くの人に拡散されたなど、過剰にアクセスが集まるような場合は注意が必要です。サーバー容量に対してアクセス過多になっている場合は、アクセスに見合ったサーバー整備が必要です。

ウェブサイトが成長フェーズに入っている段階なら、サイト規模の拡大を見据えて、負荷に耐えられるサーバーを事前に導入することも考えましょう。

DNS設定に不備がある

ドメインの設定不備が原因になる場合もあります。

ネット上の住所といえるドメインに記載の誤りがあれば、サイトまでたどり着かず、403エラーが表示されます。ドメイン名をIPアドレスに変換させるDNS設定に問題がないかを確認してください。

WAF機能の誤作動が原因となっている

レンタルサーバーを使っている場合、WAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)機能が誤作動を起こしているケースがあります。

WAFは、ウェブアプリの脆弱性を悪用した攻撃を検出・低減する対策です。ただし、セキュリティーレベルが厳しすぎると、正常な通信を誤って不正と判断してしまう場合があるようです。

WAFの誤作動に関しては、レンタルサーバー側で対応方法が異なるため、使用しているサーバーのサポート窓口で指示を受けてください。

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403エラーがSEOに与える影響

403エラーに関して、Google Search Consoleの「インデックス カバレッジ レポート」では、以下のように言及しています。

送信されたURLが403を返しました:Googlebot がサーバーにログインしたことは認識されましたが、Google によるコンテンツへのアクセスは拒否されました。このページをインデックスに登録する必要がある場合は、匿名の訪問者にアクセスを許可してください。それ以外の場合は、このページをインデックスに登録するために送信しないでください。

引用:インデックス カバレッジ レポート(Google Search Console ヘルプ)

ここから、403エラーが表示されているページはアクセスすることができず、インデックスすることができないことがわかります。インデックスさせたいページで、403エラーが表示されている場合は速やかに対応しましょう。

そのほかのよくあるエラーについても解説!

403エラー以外にも、エラーメッセージはいくつかあります。

アクセスに対して正常にレスポンスできない場合に表示されるステータスコード400番台と500番台から、代表的なものを取り上げておきます。

404 Not Found

「404 Not Found」は、リクエストしたサイトが見つからない場合に表示されます。

具体的には、サイトが閉鎖されたり、サイト内の特定のページが削除されたりした場合に起こります。

404エラーをそのまま放置すると、ユーザーが離脱をしてしまう可能性が高くなるため、「カスタム404ページ」という他のページへの動線を設けたページを作成することが推奨されます。

503 Service Unavailable

「503 Service Unavailable」は、サーバーが過負荷状態になるなどの一時的にサイトが表示できないときに用いられる「サービス利用不可」を表すコードです。

一気にアクセスが大量に集中すると発生するため、比較的見かけることの多いエラーです。なお、サイトメンテナンスに伴って一時的にサービスを停止する際は、Googleが「503エラー」を返すように推奨しており、必ずしも不具合であるというわけでもありません。

参考:サイトのダウン タイムへの対処の仕方(Google 検索セントラル)

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エラーに気づく体制を作ることが重要

403エラーの状態が長引くとアクセス機会の損失だけでなく、検索エンジンにインデックスされないなどのデメリットを引き起こします。

403エラーは、エラーコードの中でもアクセス拒否を表すため、一刻も早い復旧が求められます。監視ツールを導入したり、頻繁にサイト内をチェックしたりできる「エラーに気付ける体制」を作っておくことが重要です。

また、ナイルでは記事のメンテナンスについて資料をご用意しております。ウェブサイトでの記事作成は記事を公開してからさらに注目するべきポイントがあるのです。ナイルでは重要な記事は30回以上リライトし、1位表示や資料ダウンロードの獲得につなげています。

ナイルのウェブサイトが、どのように記事のメンテナンスを考えているのか、その秘訣を公開しています。ぜひ、以下よりご覧ください(ダウンロード無料)。

  • 記事パフォーマンスの確認方法
  • パフォーマンスが良い場合に取り組むべきこと
  • 流入はあるが、コンバージョンはしていない場合に考えられること
  • 流入もコンバージョンもしていない場合に考えられること

具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。

「403 Forbidden」エラーはなぜ起こる?その意味や原因、解決方法までを解説【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

サブディレクトリを活用しよう!作り方とメリット、運用上の注意点を解説

サブ-ディレクトリとは?有効な活用法も紹介

新しいコンテンツを発信したいときに「サブドメインを取得してメインサイトから独立して新しいウェブサイトとして発信する」かもしくは、「メインサイトのサブディレクトリにページをアップして発信する」かで、迷うこともあるのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、どのような場合にサブディレクトリを活用すべきか、作り方のポイントや運用する上での注意点を解説します。

※ウェブ制作ご担当の方は、成功するコンテンツ作成のコツもぜひ以下よりご覧ください(ダウンロード無料)。

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サブディレクトリとは?

サブディレクトリとは、メインドメインから新しいコンテンツを発信したいときに仕分けるディレクトリのことです。

ディレクトリは、パソコンにおいてWindowsやMacで使われている「フォルダ」を指します。パソコン内部ではさまざまなファイルやプログラムがディレクトリ(フォルダ)に格納され、階層構造を作って構成されています。

ディレクトリによる階層構造は、ウェブサイトでも用いられています。トップページの直下の階層にはカテゴリページがあり、さらにその下に個々のコンテンツが属するといった形です(下図、理想的なディレクトリの階層構造参照)。

階層構造のサブディレクトリの場所

パソコンならばハードディスク(例えば、WindowsにおけるCドライブやDドライブ)、ウェブサイトならばトップページのことを、階層構造の起点という意味で「ルートディレクトリ」と呼びます。そして、ルートディレクトリ以外のディレクトリが「サブディレクトリ」というわけです。

ルートディレクトリとサブディレクトリについてURLで表すと、トップページのURLである「https://■■■.com/」までがルートディレクトリ、「https://■■■.com/〇〇〇/」の「〇〇〇」の部分がサブディレクトリに相当します。

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サブディレクトリを活用したいのはどんなとき?

サブディレクトリの活用は、メインのウェブサイトを拡充させたいときにおすすめです。

サブディレクトリの活用メリット

サブディレクトリに似た概念のサブドメインの活用メリットもあります。ウェブサイトを用いた事業を広げたいときに、サブドメインを作って新規サイトを独立させる方法です。

サブドメインとは、メインのドメインのもとに任意で設定できるドメイン名で、サブドメインで独立したウェブサイトを開設することができるものです。

サブドメインに関してはこちらをご覧ください。

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サブディレクトリはメインサイトのテーマと近い場合に有効

検索エンジンは、ウェブサイトのテーマ性を重視して評価しています。

これからつくろうとしているコンテンツがメインドメインのウェブサイトのテーマと一貫していればサブディレクトリを、別テーマならばサブドメインで運用することをおすすめします。

メインサイトと近いテーマのコンテンツの場合、もちろん良質なページであることが前提ですが、ページ数が増えることで、サイトの専門性の改善にもつながります。

サブディレクトリはメインサイトの順位が好調な場合に有効

サブディレクトリはサブドメインよりも、メインドメインに対する検索エンジンからの評価を強く反映される傾向があります。

したがって、新規に作ったページであっても比較的、クロール、インデックスがされやすかったり、テーマによっては順位がつきやすかったりします。

サブディレクトリはコストを抑えたコンテンツ改善に有効

サブディレクトリは、コストを抑えてコンテンツの拡充・管理・改善したいときにおすすめです。

サブディレクトリでページを増やすために、別のサーバーに新規契約する必要はありません。また、レンタルサーバーの場合、契約プランによってはサブドメインの増設数に制限があったり、オプション料金が発生したりしますが、サブディレクトリを作る上で追加料金の発生もないのです。

また、サブディレクトリはメインサイト内にページを拡充しているだけなので、メインサイトで行っていたアクセス解析をそのまま継続することが可能です。サブドメインの場合は、メインサイトとは別にアクセス解析をする手間がかかります。

メインサイトと同一テーマなのでターゲットユーザーや目標は変わらず、改善の施策も立てやすいのがメリットです。

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サブディレクトリを用いるときの注意点

サブディレクトリを用いる際は、下記2つのポイントに注意しましょう。

  1. 次第に内容が重複したコンテンツになりがちになる
  2. 次第にテーマから外れたコンテンツになりがちになる

サブディレクトリを活用することで、あるテーマについてさまざまな側面をコンテンツ化していき、質を高めていくことができますが、一方で量的には制約がかかってきます。以下で具体的に説明します。

次第に内容が重複したコンテンツになりがちになる

サブディレクトリを用いて、あるテーマについてさまざまな側面を表現したコンテンツを増やしていくことで、ウェブサイトの専門性を高めることができます。

しかし、漫然とコンテンツを制作していると既存のコンテンツと似たようなものになってしまったり、キーワードが既存のページと重複してしまったりします。結果的に、自社サイトのページ同士がユーザーの流入シェアを食い合うことになりかねません。

コンテンツやキーワードが重複しないように、常に既存のコンテンツやキーワードを確認しましょう。ディレクトリマップ(ウェブサイト内にあるすべてのページのURLとタイトル、内容などをまとめた一覧表)を用意して、既存コンテンツの内容をチェックしてから制作に入ることをおすすめします。

キーワードについては、Googleサーチコンソールや各種の検索順位チェックツールを活用して、ユーザーがよく検索しているキーワードを確認して、キーワードからコンテンツの内容を起こしていくとよいでしょう。

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次第にテーマから外れたコンテンツになりがちになる

ウェブサイトへの流入数を獲得するために、コンテンツを増やし続けることは欠かせない施策です。

しかし、あるテーマで想定されるキーワードの数には限りがあります。キーワードを確保するためにテーマから外れたコンテンツの制作に力を入れるようなことにならないようにしましょう。 サブディレクトリでウェブサイトのテーマと異なるコンテンツが増えてきてしまうと、ウェブサイトが持っていた専門性が次第に薄れてしまいます。

コンテンツが豊富に用意されていても、専門性が低いためにSEOの評価が低くなってしまうことはよく起こるので注意が必要です。サブドメインを使ってウェブサイトを分割させないのであれば、テーマについてどのような見せ方ができるか、新しいアイデアを常に考えることが大切になります。

「サブディレクトリ貸し」はNG

「サブディレクトリ貸し」とは、自社サイトのサブディレクトリを他社に貸し出し、手数料などを取るという手法です。

サブディレクトリ貸しの構造は、検索エンジンが高評価をする大手企業の公式サイトURLを冠し、公式とはまったく関係のない第三者が「間借り」をする状態が作られます。そのため、検索エンジン側では公式サイトの一部であると見なし、アフィリエイトサイトも高い検索順位で表示してしまう傾向にあるのです。

事実上、サブディレクトリ貸しの悪質行為がまだ定義しきれていないため、Googleは明確に禁止していません。しかし、Googleは「推奨しない」という警告を発しています(Google Search Central 公式Twitter)

サブディレクトリ貸しは、時にメインサイトのテーマ性を下げ、ウェブサイトの検索結果順位の下落を引き起こすリスクのある行為です。特にメインサイトでYMYL領域のトピックを扱っている場合は、サブディレクトリに違うテーマのコンテンツが追加されることによって、大きく順位が下がることにもつながるでしょう。

今後、Googleもユーザーへの悪影響を重く見て対策に乗り出すことは十分に考えられます。ユーザーに愛されるウェブサイトを長期的に育てていきたいなら、サブディレクトリ貸しはすべきではないでしょう。

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ウェブサイト全体が充実するサブディレクトリの活用を心がけよう

サブディレクトリの最適な活用方法は、メインサイトのSEO評価を利用しながらテーマを掘り下げたコンテンツを充実させることです。

サブディレクトリの役割は、ウェブサイト全体の専門性の向上を図ってさらなる高評価を得ていくことにあるといえるでしょう。

一方で、無計画に利用すると、ウェブサイトのテーマ性を弱めてしまったり、同じようなコンテンツをいくつも作ってしまったりという恐れもあります。テーマが異なるコンテンツはサブドメインの利用を検討するなど、上手に使い分けていくことが大切です。

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パラメータとは?アクティブとパッシブの違いについて

パラメータとは?のイメージ

サイト運営をする上で不可欠といってもいい「パラメータ」。ショッピングサイトの商品検索や、Googleアナリティクスによるアクセス解析などに使用され、特にウェブマーケティングの視点から重要視されています。パラメータの用途は多岐にわたり、種類も2つあるなど複雑でわかりづらいのも事実です。

そこで今回の記事では、ウェブサイトにおけるパラメータの意味や活用法を紹介します。

そのほか、自社メディアを運営する上で重要なポイントを以下の資料にまとめていますので併せてご覧ください(ダウンロード無料)。

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パラメータの意味

パラメータとは、外部からの情報を付け加えることで変化を生み出し、ウェブサイトにおいては検索の絞り込みや分析などに役立つものです。

プログラミングにおける変数で引数(仮引数・実引数)とも呼ばれます。もともと数学から生まれた用語で、統計学やコンピュータゲームなどに用いられ、最近ではソフトウェア開発やウェブマーケティングの分野で多用されています。

URL(クエリ)パラメータとは?

ウェブサイト内で使用するパラメータは「URLパラメータ」と呼びます。

下記のようにウェブページのURLの末尾に「?(半角クエスチョン)」を入力し、それ以降に付け加える「文字列」がURLパラメータです。

color-redの部分がURLパラメータ

「URLパラメータ」は、「変数(パラメータ名)=値」の形式で構成し、情報となる値(あたい)をサーバー側に渡すことで、その値に応じた変化をページで起こします。別名として、「クエリパラメータ」と呼ばれることもあります。

URLパラメータの具体例

具体例として「通常のURL」と「パラメータを付与したURL」を並べてみましょう。

  • URLパラメータが無いURL

https://www.example.com/

  • 「?」以降にURLパラメータを付与し、colorが変数、redが値のURL

https://www.example.com/?color=red

また、複数のパラメータを設定する場合は「変数=値」ごとの間に「&(半角アンパサンド)」を入れます。

  • 2つパラメータを設置したURL

https://www.example.com/?color=red&size=large

  • 3つパラメータを設置したURL

https://www.example.com/?color=red&size=red&price=sale

このようにパラメータを付与することによって、表示するページ内容を変更したり、ユーザー情報を取得したりすることを可能にします。

URLパラメータには2種類ある

URLパラメータは、使用目的によって異なる種類のパラメータを使います。

「アクティブパラメータ」と「パッシブパラメータ」の2種類がありますが、どのような違いやメリットがあるのでしょうか。それぞれ説明していきます。

URLパラメータは2種類

見た目を変える「アクティブパラメータ」

アクティブパラメータとは、サーバーに渡したURLパラメータの値に伴い、ウェブコンテンツの表示内容が変わるタイプのパラメータのことです。

ECサイトやブログの「絞り込み検索」といった動的ページで主に使用します。例えば、アパレルのショッピングサイトなら、URLの末尾に販売商品に紐づくパラメータを付与することで、ユーザーに求める商品を絞り込みながら表示させることが可能です。

アクティブパラメータは、検索条件を選べてサイトの利便性を高める

洋服をネット通販で購入する場合、アクティブパラメータを使えば色や素材の特徴など検索フィルターをかけることができます。

ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を例に説明します。商品検索において「性別はメンズ」、「サイズはL」を選んで検索をかけると、下記の画像のページへ飛びました。

URLは「https://zozo.jp/search/?sex=men&size=4」の表示です。

「?」記号の後に、「sex」 「size」という変数 (パラメータ名)に、それぞれ「man」 、「L」の値が指定され、パラメータとしてサーバーに情報が送信されます。その結果、ユーザーが求める条件に当てはまった商品が絞り込まれて表示されるという仕組みです。

パラメータ

「ZOZOTOWN」のサイトで「性別はメンズ」「サイズはL」の条件で表示されるページ https://zozo.jp/search/?sex=men&size=4

また、商品の価格順・人気順などの並び替えも設定可能です。サイトの利便性が高まり、ユーザーも求める商品を探しやすくなれば、ウェブサイトへの信頼度の増加にもつながるでしょう。

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黙って情報を集める「パッシブパラメータ」

パッシブパラメータとは、情報収集やデータ解析に使うパラメータのことです。

アクティブパラメータとの違いとして、パラメータの効果・影響が、直接画面上に現れません。よって、「ダミーパラメータ」とも呼ばれます。主にGoogleアナリティクスなどのウェブ解析ツールやマーケティングオートメーションツールで、アクセス経路やユーザーの属性を把握する目的で使用されます。

パッシブパラメータは、流入情報をより詳細に測定できる

Googleアナリティクスで、より詳細なサイト訪問情報(参照元など)が取得できます。

「アクセス経路などの情報取得は、パッシブパラメータがなくてもできるのでは」と思われる方もいるかもしれません。バナー広告の場合は、Googleのリスティング広告であれば、アナリティクスが自社ツールなので、流入経路が自然検索からなのか、広告からなのかがパラメータなしでもできるようになっています。

しかし、Yahoo!広告であれば、パラメータを付与しなければ同様の測定ができません。広告からの流入もすべて自然検索のアクセスに集約されてしまうようです。

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パッシブパラメータは、ウェブブラウザ以外からのアクセスを把握できる

メールマガジン、スマホアプリ、2次元コードなどからのアクセスは、Googleアナリティクスなどですべて「direct」となってしまいます。

パラメータを付与しないと、こういった誤作動が生じ、仮にこれらを参考にしてサイト運営を進めると判断を誤りかねません。より詳細に情報を測定するためにもパラメータの活用をおすすめします。ウェブページへのアクセスがブラウザ経由であれば、URLパラメータ以外の方法でもその経路を把握することが可能です。

Googleアナリティクスで、パッシブパラメータの広告効果を測定する方法

Googleアナリティクスでは「utmパラメータ」を使うことで、さまざまな測定を行うことができます。

バナー広告のURLにパッシブパラメータを設置し、広告効果を測定する場合を例にしましょう。「https://www.sample.com」という架空のURLに、下記のようなパラメータを設置したとします。

https://www.sample.com?utm_source=google&utm_mediun=display&utm_campaign=2022sale

「?」以降がパッシブパラメータです。どの参照元からのアクセスかを識別する「utm_source」を「Google」、アクセスの流入手段(媒体)を指定した「utm_mediun」を「display」と設定しました。

また、キャンペーン名称等を任意に設定できる「utm_campaign」を「2022sale」と定義し、流入経路などを特定できるようパラメータに指示内容を盛り込んでいます。

「utm_source」「utm_medium」「utm_campaign」は設定必須の項目となっています。このほか、有料検索広告(PPC)からのキーワードごとの流入経路を特定する「utm_term」や、同一コンテンツ内に複数のリンクがある場合などに付ける「utm_content」といった種類もあります。

参考までに、utmパラメータを種類ごとに要点をまとめました。

utmパラメータ 意味 用途 内容
utm_source 参照元(必須) 検索エンジンやサイト名を指定する google,yahoo,facebook
utm_medium メディア(必須) テキストやバナー広告を指定する cpc,affiliate,mail,display
utm_campaign キャンペーン(必須) 広告のキャンペーンタイプを指定する 任意のキャンペーン名
utm_term キーワード(任意) 有料広告向けの検索キーワードを指定する 任意のキーワード
utm_content 広告のコンテンツ(任意) 複数ある広告を区別するために使用する link_top,link_under

マーケティングオートメーションツールでユーザーを特定する方法

マーケティングオートメーションツール(MAツール)には、配信したメルマガなどのURLに、パラメータとして自動でユーザーIDを付与できる機能があります。

これによって、どのようなユーザーがURLをクリックしたのかを特定することが可能です。また、MAツールを活用するとブラウザのCookieにユーザーIDが書き込まれるため、そのユーザーが以降どのようなウェブサイトにアクセスしているのかを測定できます。

URLパラメータを用いるときの注意点

URLパラメータを活用することで得られるメリットについて解説してきました。ここでは、SEOの観点を含めて注意すべき点を確認していきます。

重複ページにならないよう対策をする

パラメータが付与されているURLとそうでないURLは、検索エンジンからすれば同じコンテンツが複数あるように認識されます。

そのため、重複ページと判断されてしまう恐れがあります。重複ページがペナルティの対象になることはありませんが、クローラビリティなどの観点では放置することによって悪影響が出るので注意が必要です。

対策として、canonicalタグ(コンテンツが類似もしくは重複しているページURLを正規化するHTMLタグ)を活用するのが一般的です。

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基本的な記述形式を守る

URLパラメータを正しく機能させるためには、記述形式の間違いやパラメータの挿入場所などを誤ってはどうすることもできません。

特に以下は注意点となります。

  • パラメータの名前や値には「?」や「&」を使わない
  • 「#」から始まるアンカーリンクは、URLの末尾に付与する(URL+パラメータ+アンカーリンク)
  • 日本語はなるべく使わない

「日本語の使用」については、ひらがなやカタカナ、漢字などを使うと文字化けの原因となり、URLも冗長になるため、避けたほうがいいでしょう。どうしてもという場合にはURLエンコードを使って回避しましょう。

パラメータは/h2>

本記事では、2種類のURLパラメータである「アクティブパラメータ」と「パッシブパラメータ」、その活用法を中心に紹介しました。

URLパラメータを使うことで、サイトの利便性を高めたり、より精度の高いアクセス解析データを取得できたりします。この2つの利点を好循環させることも可能で、パラメータによってウェブサイトの質は高まるでしょう。ただ、パラメータは設定方法が複雑なため、まずはできる箇所から試してみることをおすすめします。

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ディレクトリとは?データ管理の理想的な構造でウェブサイトを最適化しよう

ディレクトリとは?のイメージ

ウェブサイトを管理・運用していると、しばしば「ディレクトリ」という言葉を聞くことがあります。なんとなくの意味はわかるけれど、説明はできないという状態でウェブサイトの管理をしているという人もいるかもしれません。

そこで今回の記事では、ディレクトリの意味、性質を知ることによって得られるメリットなどを詳しく解説します。

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ディレクトリの意味

ディレクトリとは、ウェブサイトにおいてハードディスクなどコンピューター上でファイルを保管・整理する場所のことを指します。

データやファイルを管理するために用いられるフォルダのようなものです。多くの人がパソコン内にあるファイルを内容や種類によって分類し、フォルダに分けて管理しています。

場合によっては、フォルダの中にさらにフォルダを作って階層を深めるようにファイルを管理している場合も少なくないでしょう。あるフォルダの内部で複数のフォルダやファイルが枝分かれするように階層をなしている構造を、「ディレクトリ構造」といいます。

理想的なディレクトリ構造の階層例

ディレクトリ構造はパソコン上のデータだけでなく、ウェブサイトでも同様の構造を取ります。ウェブサイトにはまずトップページがあり、その下の階層に各コンテンツを管理するカテゴリページ、さらにその下に個々のコンテンツといった形でディレクトリ構造が作られることが一般的です。

ルートディレクトリとサブディレクトリ

ルートディレクトリとは、ディレクトリ構造の最上位の階層のことです。

例えば、以下がルートディレクトリになります。

https://www.seohacks.net/

階層構造の最下層のファイルから上位階層へとどんどんさかのぼっていくと、最後はルートディレクトリに突き当たります。つまり、ルートディレクトリは階層構造の起点なので、根元を意味する”root”と呼んでいるのです。

そして、ルートディレクトリの直下からツリー状に広がる、ルートディレクトリ以外の全ディレクトリをサブディレクトリと呼んで区別しています。

例えば、以下の/blog/はサブディレクトリとなります。

https://www.seohacks.net/blog/

https://www.seohacks.net/blog/1066/

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ディレクトリマップを作成してウェブサイトの全体像をつかもう

ディレクトリマップとは、1つのウェブサイト内にあるすべてのページのURLとタイトル、内容などをまとめた一覧表です。

ディレクトリマップは、多数のページを含むウェブサイトの構造を1枚の資料で可視化することを目的に、主にエクセルなどのアプリケーションで作成されます。ディレクトリマップがあれば、ウェブサイトの全体像を把握しながら追加したいコンテンツの内容や数、不要なページの洗い出しなどを行うことができるのです。

ディレクトリ

ウェブサイトの新規制作時から日常的な運営、改善、リニューアルに至るまで、管理者(発注側)と製作者(受注側)が共通認識をもって作業を進めることができます。なお、ディレクトリマップはあくまでサイト管理者や製作者などが情報共有のために活用するもので、ユーザーに公開する資料ではありません。

ウェブサイトのディレクトリ構造を最適化して得られるメリット

ディレクトリ構造を最適化することで、スムーズなウェブサイト管理や運営、SEO対策においてメリットがあります。

ここでは、ディレクトリ構造を最適化するメリットを説明します。

ディレクトリ構造を最適化するメリット

スムーズなウェブサイト管理・運営に役立つ

ウェブサイトはディレクトリ構造で作られており、ウェブサイトを構成するあらゆるコンテンツデータもウェブサーバーにディレクトリ構造に則って保存されています。

したがって、ウェブサイトの構造が適切なディレクトリ構造になっていなければ、サーバー側でもデータが乱雑に保存されているような状態になります。運営歴が長く、コンテンツが増えていけばいくほど、どこに何のデータがあるのかをきちんと把握しておくことが大切です。

例えば、以前作成したコンテンツを修正したいときや新しいコンテンツを追加したいとき、あるいは削除したいときに役立ちます。ディレクトリ構造が最適化されて把握しやすければ、そのコンテンツのデータがどこに格納されているのか、どこに格納すべきなのかがすぐに把握できるからです。

ウェブサイトのディレクトリ構造が整っていれば、ユーザーが閲覧しやすいのはもちろん、管理者側にとっても扱いやすくスムーズに日々の運営を進めていくことができるのです。

ウェブサイトを制作する際のポイントとしては、ルートディレクトリであるトップページから主要コンテンツまでを貫く「幹」となるディレクトリ構造をしっかりと決めておくことです。

ルールに基づいてコンテンツを適切なディレクトリに属するようにしておきましょう。場当たり的にディレクトリを増やしていくと、年月が経ったり、管理者が変わったりしたときに「何のために作られたのかわからないディレクトリ」が生まれてしまい、乱雑な構造のウェブサイトになってしまいます。

検索エンジンがクロールしやすくなる

Googleなどの検索エンジンは、ユーザーの検索ニーズを満たすために世界中のウェブサイトを絶え間なくチェック・評価して、検索結果に反映しています。

検索エンジンによるウェブサイトのチェックは「クローラー」というロボットによって行われています。ウェブサイトの構造が整っていると、ページ内容の想定や重要性などを把握しやすくなり、クローラーはサイトのチェック作業(クロール)がしやすくなるのです。したがって、ウェブサイトの構造が雑然としているとクロールへの悪影響が出るともいえます。

また、クローラーの巡回を自社内である程度制御する際にも、ディレクトリ構造を整えておくと便利です。robots.txtというファイルにコマンドを設定することで、ウェブサイト内の任意のページに対するクローラーの巡回をブロック(Disallow)したり、逆に巡回してほしいページを指定(Allow)したりできます。

Disallow設定などは個別のページに対してだけでなく、任意のディレクトリを指定することも可能です。

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ディレクトリ構造を活かしてSEOに有利なウェブサイトを作ろう

GoogleはSEOの評価にディレクトリ構造そのものは影響しないとしていますが、クローラーがウェブサイトの構造を正しく理解できるようになっているかどうかはSEOを考える上で重要です。

ここでは、SEOに有効なウェブサイトの構造を作るポイントについて解説します。

クリック階層の概念を活用しよう

検索エンジンは、ウェブサイトの中で階層の浅いページほど重要度が高いと評価します。

ウェブサイトが適切なディレクトリ構造になっていたとしても、トップページからコンテンツに到達するまで数多くの階層を挟んでいると、検索エンジンは「ユーザーがなかなかたどりつけないコンテンツ=重要度が低いコンテンツ」と見なす傾向があるとされています。

ただし、検索エンジンは階層の深浅をディレクトリ階層ではなく、クリック階層で判断します。つまり、クリック階層の概念を利用することで、深いディレクトリ階層にあるページでも重要度を高めることが可能なのです。

クリック階層とは、トップページから目当てのページまでに要するクリック数を階層数とみなす考え方です。クリック階層の考え方に則った場合、トップページ直下のディレクトリとトップページから直接リンクでつながったより深い階層のページは、同じ階層ということになります。

深い階層にあるページでも多くのユーザーに見てもらいたいコンテンツならば、トップページからのリンクを設置しておきましょう。

パンくずリストを活用しよう

パンくずリストとは、ウェブサイト訪問者が今、サイト内のどこにいるのかをわかりやすく示した表示のことです。

パンくずリストにはいくつか種類がありますが、最もよく使われているのが「位置型パンくずリスト」と呼ばれるものです。「トップページ>カテゴリページ>各コンテンツ」といった形で、概ねディレクトリ構造に則って表示されるので、どのページから流入しても今どこ(どの階層)にいるのかがすぐにわかります。コンテンツが多く、ディレクトリが深くまであるウェブサイトならぜひ設置しましょう。

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検索エンジンのクローラーは、あるページがウェブサイトの中でどの位置づけなのかを理解するためにサイト全体の構造を把握しようとします。クローラーはパンくずリストをヒントに各ページのリンク関係をたどるので、各ページを適切に評価してもらうためにも設置しておきたいところです。

特に位置型パンくずリストはディレクトリ構造を反映するので、ウェブサイトのディレクトリ構造を整えておくことが必須となります。

ディレクトリを最適化して、ユーザーにも管理者にも快適なウェブサイトを

長期間にわたって運営されているウェブサイトには、貴重な情報が豊富に含まれます。

固定ファンがたくさんいるのは、大きな財産です。しかし、運営期間が長くなればなるほど情報量が増え、漫然と増築を繰り返してしまうと、ディレクトリ構造が最適化されていないウェブサイトになってしまうことも少なくありません。

管理者がしっかりとディレクトリ構造を把握できていれば、ユーザーにとってもより見やすく、SEO向上につながり、コンテンツの取捨選択も容易になります。リニューアル時にはより効率の良い改修ができ、コストをできる限り抑えながら、これからも長く愛されるウェブサイトを作ることができることでしょう。

なお、ナイルでは、サイトリニューアルでSEO上、気をつけるべきポイントをまとめた資料をご用意しております。

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とサイトリニューアルでは、ハラハラすることも多いかと思います。だからこそ正確な情報を把握することが必要です。資料の具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。

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サブドメインを活用しよう!意味やメリット、サブディレクトリとの使い分けを解説

サブドメインとは?のイメージ

サブドメインとは、メインドメインとなるドメインのもとに任意で設定できるドメイン名のことです。ドメインは、ウェブサイトなどインターネット上の「住所」の役割を持ちます。独自ドメインとサブドメインの区別をしたり、サブディレクトリなどの似たような概念もあったりします。

今回の記事では、サブドメインの意味から活用のメリット、サブディレクトリなど関連する概念との違いや使い分けについて解説していきます。

ドメイン取得がわかりづらい!と悩まれている方へ。ナイルが全面的にサポートしますのでご安心ください。 まずはお気軽にお問い合わせください。

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サブドメインとは

サブドメインとは、メインサイトから派生する関連サイトをメインドメイン(独自ドメイン)直下に設定することが可能なドメイン名のことです。

例として、弊社のメインサイトは「https://nyle.co.jp/」という独自ドメインのウェブサイトです。関連サイトとして、インタビューページの「https://r-blog.nyle.co.jp/」、リクルートページの「https://mid-career.nyle.co.jp/」を運営しています。

サブドメインの位置

この場合、それぞれ「r-blog」と「mid-career」の部分(独自ドメインの左方の文字列)がサブドメインとなります。

サブドメインを取得するには?

サブドメインを取得するには、まずメインドメインとなる独自ドメインを取得しなければなりません。

下記の図は、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の言語別のサブドメイン例です。

ウィキペディアの言語別サブドメイン例

独自ドメインの取得後は、任意のサーバーにメインドメインとして登録の設定を行います。その上で、サーバー側でサブドメインごとにフォルダを作成します。レンタルサーバーの場合は、コントロールパネルなどレンタルサーバー業者が提供している管理画面にて、サブドメインとして使用した任意の文字列を指定・登録が可能です。

レンタルサーバーは、業者が提供している契約プランによってサブドメインが取得できる数に制限があったり、サブドメインの設定ができなかったりします。

一方で、業者によってはあらゆる契約プランで無制限にサブドメインを取得できるサービスを実施しているところもあります。予算や今後展開したいビジネスに合わせて、サービス内容を比較検討してみるとよいでしょう。

サブドメインを利用するメリット

サブドメインでウェブサイトを開設・運営することにはメリットがあります。

ウェブサイトを開設するにあたって、新規の独自ドメインを取得するのもひとつの手ですが、ここではサブドメインを利用するメリットを紹介します。

サブドメインを利用するメリット

メインドメインの評価を受け継ぐことができる

Googleの検索エンジンは、メインドメインによるウェブサイトとサブドメインによるウェブサイトを、それぞれ個別に評価します。

ドメインへの評価は、サブドメインにもある程度影響すると考えられています。そのため、すでにメインドメインがある場合は、新規に独自ドメインを取得してウェブサイトを始めるよりもサブドメインで運営したほうが有利といえるでしょう。

サブドメインは、メインドメインの評価をある程度引き継いでいる分、特定の領域で順位が付きやすくなるなど、SEO上有利に働く可能性があるからです。

ドメインにかかる費用・工数を節約できる

独自ドメインは取得に費用がかかり、一定期間で更新費用もかかります。

もし自社で商品別やブランド別に独自ドメインを取得するとなると、それだけでかなりのコストになるでしょう。サブドメインであれば無料で作成できるため、コスト面で有利です。複数のドメインを利用するとなると、更新期間などの管理工数も馬鹿にできません。サブドメインであれば、一定負荷を下げられることになります。

海外用サイトの使い分けにも活用できる

サブドメインを使うことで、日本国内用と海外用サイトを使い分けることもできます。

例えばウィキペディアは、上記の図にも表したように下記のサブドメインで、言語別にサイトを分けています。

日本語

https://ja.wikipedia.org/wiki/メインページ

英語

https://en.wikipedia.org/wiki/Main_Page

ドイツ語

https://de.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:Hauptseite

もちろん、サブディレクトリや新規ドメインを取得して運用することもできますが、それらに比べると手軽に運用できるというのも魅力なのです。また、サブドメインは複数サーバーでの運用も可能ですので、現地のサーバーを利用することもできます。

サブドメインを運用する上で気を付けたいこと

サブドメインにはメリットがある一方で、当然デメリットや制約もあります。

ここではサブドメイン運用の注意点を紹介します。

メインドメインからの悪影響を受けるリスクがある

サブドメインは、メインドメインに対する検索エンジンの評価をある程度受け継ぎます。

したがって、サブドメインはメインドメインの良い評価だけでなく悪い評価をも受け継ぐリスクがあるのです。例えば、サブドメインのウェブサイトが検索エンジンより何らかのペナルティを受けた場合、メインドメインのウェブサイトや、他のサブドメインのウェブサイトも同様にペナルティの影響を受けることも考えられます。

常に同じドメインでの運用であることを考え、まずはメインドメインのウェブサイトを適切に運営していくことが欠かせません。

Google検索結果はメインドメインとサブドメインで表示数の制限あり

現状、Googleは、検索結果に同じドメインに属するページを基本的には2つまでしか表示させません。

これはメインドメインだけでなく、サブドメインも含めて同一ドメインとして認識しています(サブディレクトリも同様)。もしメインドメインのウェブサイトと同じ検索キーワードをターゲットとする場合には、サブドメインのウェブサイトのページが検索結果に表示されない可能性があります。

非常に類似するテーマを扱う場合は、ゼロから評価を獲得することになりますが、新規ドメインで運用することも検討しましょう。

完全に無料でウェブサイトを運用できるわけではない

サブドメインを取得するための費用はほとんどかかりませんが、ウェブサイトを完全に無料で運用できるわけではない点は注意が必要です。

ウェブサイトを運営する上で欠かせないのがSSL証明書の取得で、これには費用がかかります。SSL証明書とは、ユーザーが通信しているサーバーが実在し、通信相手がなりすましではないことを第三者機関である認証局(CA)が保証するものです。

さらにSSL証明書は、通信中のユーザーのログインIDやパスワード、個人情報、クレジットカード情報などの重要な情報を第三者が閲覧できないよう暗号化してくれます。

SSL証明書を取得していないサイトにアクセスすると、警告が出たりブラウザの設定によってはアクセスをブロックされたりすることがあります。SSL証明書は、ウェブサイトを運営するためには絶対に必要であり、取得費用を避けることはできません。

ただし、マルチドメイン証明書やワイルドカード証明書を活用することで、サブドメインで新たにウェブサイトを開設する場合は、個別に証明書の取得費用が発生しないこともあります。サブドメインでウェブサイトを増やしていく展開を計画しているなら、マルチドメイン証明書やワイルドカード証明書の導入を検討するとよいでしょう。

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新規ドメインのメリットとデメリット

新規ドメインとは、新たに発行された独自ドメインのことを指します。

ウェブサイトを新設するにあたっては、新規で独自ドメインを取得します。もしくは、既に取得している独自ドメインをメインドメインとして、サブドメインを取得する方法の2通りです。新規ドメインによる運営には、それぞれメリットとデメリットがあります。

新規ドメインのメリット

新規ドメインのメリットとは、ウェブサイトの内容に合ったオリジナルのドメインが作れることにあります。

例えば、会社名の独自ドメインでコーポレートサイトを運営している会社が、商品のブランディングサイトを作る場合は、新規ドメインを取得するといいでしょう。既に保有しているドメインによるウェブサイトとは完全に異なるウェブサイトを開設する場合は、会社として検索結果の独占を狙うほうが望ましいといえます。

SEOの観点ですでに解説したように、検索結果への表示数に制限があるため、新規ドメインの利用は有利です。

新規ドメインのデメリット

新規ドメインのデメリットとは、運用歴がないため検索エンジンからSEO評価を受けるのに時間がかかってしまうことです。

さまざまな施策を積み重ねることでSEOは向上していきますので、短期間で成果を出すのは難しいです。新規ドメインによる運営をするなら、構築の段階からSEOを意識したわかりやすいウェブサイト作りを心がけることが第一にあります。SEO施策を行い、効果が出るまでの期間も考慮して運用を計画することが大切です。

ケースバイケースではありますが、基本的に新規ドメインでの運用はいろいろと手間がかかることが多いでしょう。新規ドメインは、SEO観点で見ると対応する点が増えるため、特段理由がない場合は、サブドメインか次に紹介するサブディレクトリでの運用がおすすめです。

サブドメインとサブディレクトリを使い分けよう

メインドメインによるウェブサイトのもと、新たなコンテンツを打ち出したいとき、「サブドメインにするか、サブディレクトリにするか」という選択肢が生じます。

ここでは、サブドメインとサブディレクトリのどちらを用いるか、使い分けのポイントを解説します。

メインサイトのテーマとの距離感で使い分ける

サブドメインとサブディレクトリの使い分けは、メインドメインのウェブサイトのテーマとこれから作るコンテンツがどの程度離れているかが目安となります。

テーマの隔たりが大きければサブドメインを、テーマが近ければサブディレクトリを使うとよいでしょう。例えば、クレジットカードに関するメディアを運用しながら、新たにスイーツに関するメディアを展開することになったとします。この場合は、サブドメインでの運用が推奨されます。クレジットカードとスイーツでは、テーマが大きく異なるからです。

テーマの離れたコンテンツにはサブドメインがおすすめ

テーマが異なるコンテンツをサブディレクトリにしてメインサイトに組み込んでしまうと、メインサイトのテーマ性にブレが生じます。その結果、検索エンジンがサイトのテーマを上手く認識できない可能性が出てくるからです。

一方で、インターネット業界のようなある種フラットな企業や自社サービスに関連するコンテンツの場合は、メインドメインからの影響を受けやすいサブディレクトリでの運用のほうが効果的になる場合もあります。企業としてのバックグラウンドは、運営者の不明なメディアに比べれば透明性がある分、Googleは評価を高める傾向にあるのです。

以上のように、使い分けはケース・バイ・ケースですが基本的な考え方は、テーマの近さで考えることをおすすめします。

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コンテンツの性質で使い分ける

サブディレクトリでアップしたコンテンツが検索エンジンのセーフサーチ(露骨な表現を含むコンテンツを非表示にする機能)に引っかかった場合、メインサイト自体が検索結果から除外されてしまう恐れがあります。

参考:セーフサーチ(Google検索ヘルプ)

また、いわゆるYMYL(Your Money Your Life)のコンテンツをメインドメインで運用している場合に、そのテーマと大きく異なるテーマを扱う場合には、サブドメインで運用することをおすすめします。お金や健康などの分野は根拠のない俗説も多く流布されているため、GoogleはYMYLのコンテンツに対して厳しい評価基準を設けているのです。

そのため、同じドメインに混ぜて運用してしまうと、検索エンジンが「専門性が低い」という評価をして順位に悪影響を与える可能性があります。

サブドメインを活用して、自社ウェブサイトのグループを充実させよう

新規の独自ドメイン、サブドメイン、サブディレクトリなど、コンテンツを発信するための選択肢はさまざまあります。

すでに独自ドメインでウェブサイトを運営していて、さらにいろいろなテーマのコンテンツ作りに挑戦したい場合もあるでしょう。独自ドメインで積み上げた評価を土台に多様なテーマのコンテンツをサブドメインで発信して、自社のウェブサイトのグループを充実させてみてはいかがでしょうか。

なおナイルでは、コンテンツ制作代行のプランをご用意しております。さまざまなコンテンツを作成して、情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがない場合、まずはお気軽にご相談ください。

サブドメインを活用しよう!意味やメリット、サブディレクトリとの使い分けを解説【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。