【2021年】MAツール14選!特徴・料金を比較して最適なツールを選ぼう

さまざまなマーケティング施策を自動化できるMAツールは、国内外でさまざまなものが提供されています。ただし、自社の課題や予算に応じて選ばなければ、大きな効果につながらない可能性がありますので注意が必要です。

ここでは、14のMAツールについて、その特徴や選び方のポイントについてご紹介しましょう。この記事を参考に、自社に最適なMAツールを比較検討してみてください。

なお、ナイルにお問い合わせいただければ、MAツールについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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MAとはマーケティング施策を自動化・最適化する仕組み

MAとは、マーケティングオートメーションの略で、さまざまなマーケティング施策を自動化・最適化する仕組みのことです。MAツールはその名のとおり、MAを活用できるツールのことを指します。

MAツールの特徴は、見込み顧客のデータにもとづき、最適な施策を効率的に実施できること。具体的には、企業名や役職、行動履歴をデータ化するリード管理機能、リードの受注確度を点数化するスコアリング機能、見込み顧客の状況に応じたメール配信機能などが搭載されています。

従来は、営業が人海戦術で見込み顧客にアプローチしていた施策を、必要なタイミングに必要な情報を的確に届けることができるようになるのです。

MAツールの選び方は?3つのポイントで解説

さまざまな特徴を持ったMAツールが多数提供されているため、選ぶ際には迷ってしまうのではないでしょうか。MAツールをどのように選べばいいのか、3つのポイントをご紹介します。

MAツール 比較

ポイント1 自社の商材に合っているか

自社の商材が、BtoB向けなのかBtoC向けなのかによって、選ぶMAツールが変わってきます。

BtoB向けのMAツールは、見込み顧客の管理件数がBtoC向けに比べて少ない傾向があります。BtoC向けであれば、見込み顧客の管理件数は確認しておく必要があるでしょう。

また、BtoB向けだと、利用に至るまでの期間が長くなるため、メールやSNSなどを通したオンライン施策の機能が充実している傾向があります。さらに、イベントやセミナーといったオフライン施策で収集した見込み顧客の管理機能も搭載されていることが多いです。

どのような目的でMAツールを活用したいかを明確にし、その上で自社の商材に合っているかどうか、MAツールの機能についてチェックしてください。

ポイント2 自社の状況に合っているか

MAツールは、さまざまな機能を備えている「統合型」と、特定の領域で強みがある「特化型」に分かれます。統合型のほうが、1つのツールでさまざまな施策を打つことができるので便利ではあるもの、重視すべきは自社の課題を解決できるかどうかです。

多くのマーケティング施策に対応しているMAツールだとしても、自社の課題を解決する機能がなければ、まったく意味がありません。特化型でマーケティング施策の幅広さがなかったとしても、自社の課題を改善して成長が期待できそうなら選択すべきです。

自社の状況をしっかりと分析して、MAツールに必要な機能が備わっているかどうかを調べておきましょう。

ポイント3 サポート体制が充実しているか

MAツールの導入には、初期設定や新しい運用体制の構築などが必要になります。せっかくMAツールを導入しても、うまく設定できていなかったり、運用が不十分になったりしては、最大限の効果が発揮できなくなってしまいます。

サポート体制が充実したMAツールを選択することで、導入から運用までスムーズに実施することができるでしょう。

MAツール14種類を比較

ここからは、MAツール14種類の特徴を比較します。それぞれどのような特徴があるのか、把握しておきましょう。

Pardot(株式会社セールスフォース・ドットコム)

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アメリカに本社がある株式会社セールスフォース・ドットコムが提供する「Pardot」は、BtoBにおすすめのMAツールです。ウェブサイトやフォームを活用したリード獲得や、費用対効果を計測できるレポート作成などの機能があります。

さらに、「Pardot」と、営業支援のためのCRM・SFAツール「Sales Cloud」と連携することで、リード獲得から営業活動まで一貫して管理することが可能になります。マーケティングと営業をシームレスに連携することで、見込み顧客に対して最適なアプローチができるでしょう。

主な対象 BtoB
サポート体制 電話、メール、訪問による無料サポート
料金 月額:15万円~

Pardot

Marketing hub(HubSpot Japan株式会社)

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HubSpot Japan株式会社が提供する「Marketing hub」は、マーケティング関連のすべてのツールとデータを一元化できる、統合型のMAツールです。メール配信やリード管理、ROI測定まで統合的にマーケティング活動を管理できるのが特徴になります。また、ツール内のフォーマットを活用して、ブログや広告のクリエイティブ作成が可能な点も、おすすめしたいポイントです。

主な対象 BtoB、BtoC
サポート体制 無料サポートと有料のプロフェッショナルサービス
料金 月額:5,4000円~(無料版あり)

Hubspot Marketing hub

Adobe Marketo Engage(アドビ株式会社)

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MAツール「Adobe Marketo Engage」には、リード獲得やモバイルマーケティング、メール配信、デジタル広告など、多岐にわたる機能が搭載されています。

Adobe Marketо Engageは、、顧客一人ひとりが求める情報を最適な形で届けることができます。長期的に顧客と良好な関係を築いていくためのMAツールといえるでしょう。

主な対象 BtoB、BtoC
サポート体制 無料サポートと有償トレーニングコース
料金 データベースサイズにより変動

Marketo Engage

SATORI(SATORI株式会社)

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豊富な実績を誇る国産MAツールが「SATORI」です。匿名状態のリードに対するアプローチやデータ蓄積も可能なので、リードの状態に応じた施策を実施でき、長期的にリードを育成するのに向いています。導入方法は、対象サイトに計測タグを埋め込むだけ。操作画面もシンプルでわかりやすいため、MAツール初心者にもおすすめです。

主な対象 BtoB、BtoC
サポート体制 無料サポートデスクや無料セミナー
料金 月額:14万8,000円~(初期費用:30万円)

SATORI

b→dash(株式会社データX)

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国産の老舗MAツール「b→dash」は、LINEやSMS、アプリなどと連携してプッシュ型の施策を実施できるのが特徴です。メール配信やデータ統合などにも対応しており、サイトやアプリを訪問したユーザーの属性や行動にもとづいた情報配信が可能。購入後のユーザーとの関係性を向上させるCRM機能もあるため、あらゆるフェーズのリードに最適なアプローチができるでしょう。

主な対象 BtoB、BtoC
サポート体制 無料サポート
料金 要問い合わせ

b→dash

Oracle Marketing(日本オラクル株式会社)

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「Oracle Marketing」は、リードの属性や行動履歴のデータにもとづき、一人ひとりに最適化された情報やコンテンツを発信できるMAツールです。リードの自動スコアリング機能が搭載されているため、営業活動にも活かしやすく、確度の高いアプローチを実現します。また、ユーザーの権限は詳細に設定できますので、商材が多く管理部門が複数に分かれている企業にもおすすめです。

主な対象 BtoB、BtoC
サポート体制 無料サポート
料金 要問い合わせ

Oracle Marketing Cloud

List Finder(株式会社Innovation & Co.)

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国産のMAツール「List Finder」には、メール配信やアクセス解析、スコアリングなど、基本的なMA機能が搭載されています。また、PDFコンテンツの閲覧分析ができるため、PDF資料を多く活用したいという企業にもおすすめです。管理画面の操作性はシンプルでわかりやすく、専任のコンサルタントによるサポートも受けられるため安心です。

主な対象 BtoB、BtoC
サポート体制 無料サポート
料金 月額:3万9,800円~(初期費用:10万円)

List Finder

SHANON MARKETING PLATFORM(株式会社シャノン)

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国産MAツール「SHANON MARKETING PLATFORM」は、イベントやセミナーなどで獲得したアナログな顧客情報を、効率的にデジタル化できることが強みです。イベントやセミナーの申込者に対するアプローチが行えるため、イベント集客や運営管理の効率化を図れます。もちろん、LPやウェブフォームなど、オンラインでのリード獲得施策の機能も搭載されています。

主な対象 BtoB
サポート体制 電話、メール、訪問による無料サポート
料金 月額:15万円~

SHANON MARKETING PLATFORM

Synergy!(シナジーマーケティング株式会社)

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「Synergy!」なら、メール配信やLINE連携、ウェブフォーム作成機能などを活用することで、効果的なMAを実現できます。また、クライアント証明書(デジタル証明書)をインストールしたPCからしかログインできない仕様となっているため、堅牢なセキュリティを求める企業におすすめです。

主な対象 BtoB、BtoC
サポート体制 無料サポートと有料活用支援サービス
料金 月額:1万5,000円~(初期費用:11万8,000円)

Synergy!

Adobe Marketing Cloud(アドビ株式会社)

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MAツール「Adobe Marketing Cloud」は、デザイン性や拡張性に優れているのが特徴です。メールや動画、広告などを配信でき、リードの属性に応じたレコメンド表示にも対応するなど、幅広い施策で見込み顧客にアプローチすることが可能です。

主な対象 BtoB、BtoC
サポート体制 要問い合わせ
料金 要問い合わせ

Adobe Marketing Cloud

BowNow(クラウドサーカス株式会社)

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無料で始められるMAツールが「BowNow」です。フリープランはメール配信ができないなど制限が設けられていますが、MAツールの効果を試してみたいという場合におすすめです。有料プランは、必要な機能にだけ課金する形態となっているため、最低限のコストでMAツールを導入することができます。

主な対象 BtoB、BtoC
サポート体制 無料サポート
料金 0円~

BowNow

i:Sales(アイセールス株式会社)

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「i:Sales」は、BtoBの中小企業向けのMAツールです。営業効率化を促進する機能が、多数搭載されています。ツールの使い方はシンプルで、サポート体制も充実しているため、MAツールに不慣れな企業でも、効果的に運用できるでしょう。有料ではありますが、コンサルティングおよびツールの運用代行プランも用意されています。

主な対象 BtoB、BtoC
サポート体制 無料サポートと有料運用代行
料金 月額:1万円~

i:Sales

Kairos3(カイロスマーケティング株式会社)

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従量課金制のMAツール「Kairos3」は、小規模なコストで始めたいという場合におすすめです。簡単にHTMLメールや問い合わせフォームを作成できる機能が搭載されているため、効率的に新しい施策にチャレンジすることができます。また、イベント管理機能では、オフラインで名刺交換したリードを一元管理することが可能です。

主な対象 BtoB、BtoC
サポート体制 無料サポートと事例共有セミナー
料金 月額:1万5,000円~(初期費用:1万円)

Kairos3

MAJIN(株式会社ジーニー)

MAツール 比較

シンプルな機能設計が魅力の「MAJIN」は、直観的な操作でリードのエンゲージメントを高めることができます。メール、SMS、ポップアップ、プッシュ通知という4チャネルから情報配信が可能なので、リードの状況に応じてアプローチすることが可能です。

主な対象 BtoB、BtoC
サポート体制 無料オンラインサポートと有料コンサルティング
料金 月額:10万円~(初期費用:運用開始までのコンサルティング内容によって異なる)

MAJIN

自社にマッチしたMAツールを比較して導入しよう

MAツールは、それぞれ強みや特徴はさまざまです。MAツールを選定する際には、まず自社の課題や目的、予算などを明確にして、その上で自社に最適なツールを比較するようにしてください。自社のニーズを満たすツールなのか、どんな機能が備わっているのかを精査して見極めることが大切になります。

MAツールを最大限に活用し、見込み顧客との関係性を強化して売上拡大につなげましょう。

なお、ナイルにお問い合わせいただければ、MAツールについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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MAツールとは?機能や導入メリット、選定方法を解説

マーケティング活動を強力に支援してくれるツールの一つに、MAツールがあります。マーケティングの効率化を図る上では、MAツールの導入は検討したいところです。

ここでは、MAツールとはどのような機能を有しており、どのような場面で強みがあるのかについて、解説していきます。

なお、ナイルにお問い合わせいただければ、MAツールについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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MAツールによってマーケティング活動を自動化

MAとは、マーケティングオートメーションのことで、これまで人の手で行われていたさまざまなマーケティングに関わる活動を自動化するための仕組みのことです。ここで用いられるのがMAツールであり、見込み顧客のデータベース化や、受注確度を推し量るスコアリング、さらにはメール配信によるアプローチなど、多岐にわたるマーケティング活動のための施策を実行することができます。

MAツールでできること・導入の目的

ここからは、MAツールでできること、導入する目的について紹介していきます。

MAツールが得意とするのは、デマンドジェネレーションと呼ばれる「顧客創出のための活動全般」を支援することです。このデマンドジェネレーションは、大きく「リードジェネレーション(見込み顧客を集める)」「リードナーチャリング(見込み顧客を育てる)」「リードクオリフィケーション(見込み顧客を選別する)」の3つの段階に分かれています。それぞれ詳しく見て行きましょう。

MAツール

リードジェネレーション(見込み顧客を集める)

リードジェネレーションとは、見込み顧客を集めるステップのことです。例えば、テレアポをしたり、セミナーや展示会を実施したり、見込み顧客を作るための活動全般を指します。またウェブコンテンツの制作やSEOなども、リードジェネレーションの一つと言えるでしょう。

 

MAツールを用いると、こうしたさまざまな手法で集めた見込み顧客をデータベース化し、正しく管理していくことができるようになります。

リードナーチャリング(見込み顧客を育てる)

リードナーチャリングとは、見込み顧客を育てるステップのことです。例えば、営業担当が商品説明で訪問したり、メールマガジンを配信したり、自社セミナーの告知をしたりなど、購買意欲を高めてもらう活動全般を指します。

MAツールには、データベース化された見込み顧客リストを元に一斉メールを配信する機能などがあり、リードナーチャリングを効率的に行うことができます。

リードクオリフィケーション(見込み顧客を選別する)

リードクオリフィケーションとは、見込み顧客を選別するステップのことです。メールマガジンの開封率やセミナーの参加回数、資料ダウンロードといった見込み顧客の行動を分析することで、より購買意欲が高い見込み顧客を見つけていく活動です。

MAツールを導入していれば、こうした見込み顧客の行動を記録し分析することができるため、より正確に、確度の高い見込み顧客を見つけ出すことが可能です。

MAツールの主な機能

MAツールでできることについて理解できたところで、続いてMAツールが持つ主な機能について紹介していきます。

MAツール

リード管理

MAツールの代表的な機能の一つが、リード管理機能です。テレアポやセミナー、展示会など、さまざまな手段によって集められた見込み顧客のリストを、MAツールによって一元管理できます。さらに、企業名や氏名などの名刺情報だけではなく、ホームページへの来訪履歴や、資料ダウンロードの回数といった見込み顧客の行動も追えるようになっています。それぞれの行動を点数化することで、確度の高い見込み顧客を選別するスコアリングを行うことも可能です。

一斉メール送信機能

MAツールには、データベース化した見込み顧客のリストに対して一斉メールを送ることができる機能もあります。一斉メールには、見込み顧客の状況に合わせて、それぞれ別の内容で送ることができるセグメント機能が搭載。購入意欲の低い見込み顧客には総合案内のような文面を、購入意欲の高い見込み顧客にはより専門的な文面を、といったように調整することで、営業効率を高めてくれます。

キャンペーンマネジメント機能

前述したリードナーチャリング(見込み顧客を育てる)を成功させるためには、適切なタイミングで適切な施策を行わなければなりません。とにかく自社商品のことを知ってもらいたいからと、毎日何通ものメールを送ってしまえば、迷惑がられて自社商品・サービスを嫌いになられてしまうこともあるでしょう。

こうした事態にならないよう、MAツールにはキャンペーンマネジメント機能が備わっており、マーケティング活動におけるプラン設計を支援してくれます。具体的には、どのタイミングで、どの人に対して、キャンペーンを実施するかというシナリオを提案してくれる機能です。

ウェブページ構築機能

ウェブページ構築機能とは、ランディングページや問い合わせフォームなど、広告などから流入した見込み顧客が閲覧するページを作成する機能です。ここで獲得した見込み顧客データも、MAツールでリスト化されるため、メールマガジンを送るなどのマーケティング施策を実行できるようになります。

アクセス・行動解析機能

アクセス・行動解析機能とは、自社サイトへの訪問履歴や行動履歴など、見込み顧客が起こしたアクションを解析する機能です。この機能を活用し、見込み顧客がどういった行動をしているのかを分析することで、どのような商品・サービスに興味を持っているのか、購入意欲の高さはどれぐらいなのかを把握することができます。

また、初めてサイトを訪れた人と2回目以降の人とで、表示する内容を切り替える機能が備わっているMAツールもあります。

広告管理機能

ウェブ広告を出稿した際に、見込み顧客の流入経路や反応を見ることができるのが、広告管理機能です。また、FacebookやTwitter、InstagramといったSNS広告と連動できるMAツールもあり、より幅広いマーケティング施策の実行が可能になります。

SFAやCRMとの連携

MAツールは、見込み顧客を創出することが主な役割ですが、ほかにも創出した見込み顧客に対する営業活動を支援するSFA(営業支援)や、受注後の顧客に対するフォローを支援するCRM(顧客関係管理)というツールもあります。MAツールとSFAやCRMといった他ツールとの連携機能が備わっていれば、より強力なマーケティング体制を整えることが可能です。

MAツール導入のメリット

ここからは、MAツールを導入することによって得られるメリットについて解説していきます。

MAツール

見込み顧客を取りこぼさない

見込み顧客を集めて、育てることに長けたMAツールを用いることで、本来であれば気づくことができなかった見込み顧客の変化を敏感に察知することができます。そのため、見込み顧客との商談チャンスを逃さず、的確にアプローチしていくことが可能になるのです。

営業組織を属人化させない

MAツールによって管理された見込み顧客リストは、営業担当の力量の差による受注率の差を減らすことにも役立ちます。属人化した営業組織では、優秀な営業社員の退職といった理由によって大きなダメージを受けてしまいますが、MAツールを活用して営業効率を高めておけば、こうしたダメージを回避することができます。

売上アップにつながる

受注や案件化の確度が高くなれば、それだけ売上アップにもつながりやすくなります。MAツールを導入することで、売上アップにつながることを実感できるはずです。

MAツールの選定ポイント

MAツールと言っても、さまざまな企業がMAツールを提供しており、それぞれ強みや特徴があります。そのため、いかに自社にあったMAツールを選ぶかが重要になってきます。

ここからは、MAツールの選定ポイントについて見ていきましょう。

MAツール

自社の目的に合った機能があるか

MAツールの選定でまず行うべきなのは、そもそもなぜ導入するのか、という目的を明確にすることです。そして、その目的を果たすために、最も

効果的な機能を有していると考えられるMAツールを選ぶようにしなければなりません。MAツールには、多機能なものもあれば、機能は少ないながらもより精度の高い施策が実行できるものなど、さまざまな種類があります。多機能なことに惹かれて、MAツールを導入したものの、大部分の機能を眠らせたままにしてしまっている企業も少なくないため、目的に合わせた機能があるかをよく吟味してするようにしてください。

自社の状況に合った機能があるか

目的に合わせた機能であることと同時に、自社の状況に即した機能を有しているかどうかも、重要な選定ポイントとなります。例えば、メールマガジンの配信を強化する予定がないのに、メールマーケティング機能に強みがあるMAツールを導入しても、宝の持ち腐れになる可能性があります。また、そもそもの見込み顧客リスト数が少ない場合は、MAツールを導入しなくていい場合もあるのです。導入を検討する際には、自社の状況をしっかりと把握するようにしてください。

使いやすいか

マーケティング活動を自動化してくれるMAですが、MA自体の操作は人の手で行わなければなりません。だからこそ、MAツールが使いやすいかどうかは、しっかり確認するようにしましょう。操作方法が複雑でわかりにくいため、担当者が扱いきれず、MAツールが形骸化してしまっている例も多くあります。

おすすめしたいMAツール

最後に、現在リリースされている中で、おすすめしたいMAツールを紹介します。

Adobe Marketo Engage(アドビ株式会社)

MAツール「Adobe Marketo Engage」は、その多機能さが魅力です。見込み顧客のエンゲージメント向上を目的とした機能で構成されており、きめ細かいフォローを行うのに適しています。

Adobe Marketo Engage

Pardot(株式会社セールスフォース・ドットコム)

セールスフォースの「Pardot」は、特にBtoBに向いているツールです。CRM・SFAツールと連携することで、見込み顧客の収集から育成、クロージング、フォローまで、一貫して管理することができます。

Pardot

Marketing hub(HubSpot Japan株式会社)

コンテンツ制作やSEOなど、見込み顧客の収集に役立つ機能に強いのが「Marketing hub」です。もちろん、メール配信や顧客管理、行動分析など、MAツールの基本機能もしっかり備わっています。

Hubspot Marketing hub

SATORI(SATORI株式会社)

国産MAツールである「SATORI」は、匿名状態の見込み顧客に対するアプローチやデータ蓄積が可能です。長期的なマーケティング活動の支援を得意とし、また操作画面もシンプルなので、MAツール初心者にも向いています。

SATORI

MAツールを使いこなそう

見込み顧客との接点を強化する上で、MAツールの導入は検討したいところ。自社とマッチしたMAツールを使いこなすことで、見込み顧客との関係性を構築して、売上につなげていきましょう。

ナイルにお問い合わせいただければ、MAツールについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

MAツールについて無料相談!

MAツールとは?機能や導入メリット、選定方法を解説【SEO内製化無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

MAツールとは?機能や導入メリット、選定方法を解説

マーケティング活動を強力に支援してくれるツールの一つに、MAツールがあります。マーケティングの効率化を図る上では、MAツールの導入は検討したいところです。

ここでは、MAツールとはどのような機能を有しており、どのような場面で強みがあるのかについて、解説していきます。

なお、ナイルにお問い合わせいただければ、MAツールについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

MAツールについて無料相談!

MAツールによってマーケティング活動を自動化

MAとは、マーケティングオートメーションのことで、これまで人の手で行われていたさまざまなマーケティングに関わる活動を自動化するための仕組みのことです。ここで用いられるのがMAツールであり、見込み顧客のデータベース化や、受注確度を推し量るスコアリング、さらにはメール配信によるアプローチなど、多岐にわたるマーケティング活動のための施策を実行することができます。

MAツールでできること・導入の目的

ここからは、MAツールでできること、導入する目的について紹介していきます。

MAツールが得意とするのは、デマンドジェネレーションと呼ばれる「顧客創出のための活動全般」を支援することです。このデマンドジェネレーションは、大きく「リードジェネレーション(見込み顧客を集める)」「リードナーチャリング(見込み顧客を育てる)」「リードクオリフィケーション(見込み顧客を選別する)」の3つの段階に分かれています。それぞれ詳しく見て行きましょう。

MAツール

リードジェネレーション(見込み顧客を集める)

リードジェネレーションとは、見込み顧客を集めるステップのことです。例えば、テレアポをしたり、セミナーや展示会を実施したり、見込み顧客を作るための活動全般を指します。またウェブコンテンツの制作やSEOなども、リードジェネレーションの一つと言えるでしょう。

 

MAツールを用いると、こうしたさまざまな手法で集めた見込み顧客をデータベース化し、正しく管理していくことができるようになります。

リードナーチャリング(見込み顧客を育てる)

リードナーチャリングとは、見込み顧客を育てるステップのことです。例えば、営業担当が商品説明で訪問したり、メールマガジンを配信したり、自社セミナーの告知をしたりなど、購買意欲を高めてもらう活動全般を指します。

MAツールには、データベース化された見込み顧客リストを元に一斉メールを配信する機能などがあり、リードナーチャリングを効率的に行うことができます。

リードクオリフィケーション(見込み顧客を選別する)

リードクオリフィケーションとは、見込み顧客を選別するステップのことです。メールマガジンの開封率やセミナーの参加回数、資料ダウンロードといった見込み顧客の行動を分析することで、より購買意欲が高い見込み顧客を見つけていく活動です。

MAツールを導入していれば、こうした見込み顧客の行動を記録し分析することができるため、より正確に、確度の高い見込み顧客を見つけ出すことが可能です。

MAツールの主な機能

MAツールでできることについて理解できたところで、続いてMAツールが持つ主な機能について紹介していきます。

MAツール

リード管理

MAツールの代表的な機能の一つが、リード管理機能です。テレアポやセミナー、展示会など、さまざまな手段によって集められた見込み顧客のリストを、MAツールによって一元管理できます。さらに、企業名や氏名などの名刺情報だけではなく、ホームページへの来訪履歴や、資料ダウンロードの回数といった見込み顧客の行動も追えるようになっています。それぞれの行動を点数化することで、確度の高い見込み顧客を選別するスコアリングを行うことも可能です。

一斉メール送信機能

MAツールには、データベース化した見込み顧客のリストに対して一斉メールを送ることができる機能もあります。一斉メールには、見込み顧客の状況に合わせて、それぞれ別の内容で送ることができるセグメント機能が搭載。購入意欲の低い見込み顧客には総合案内のような文面を、購入意欲の高い見込み顧客にはより専門的な文面を、といったように調整することで、営業効率を高めてくれます。

キャンペーンマネジメント機能

前述したリードナーチャリング(見込み顧客を育てる)を成功させるためには、適切なタイミングで適切な施策を行わなければなりません。とにかく自社商品のことを知ってもらいたいからと、毎日何通ものメールを送ってしまえば、迷惑がられて自社商品・サービスを嫌いになられてしまうこともあるでしょう。

こうした事態にならないよう、MAツールにはキャンペーンマネジメント機能が備わっており、マーケティング活動におけるプラン設計を支援してくれます。具体的には、どのタイミングで、どの人に対して、キャンペーンを実施するかというシナリオを提案してくれる機能です。

ウェブページ構築機能

ウェブページ構築機能とは、ランディングページや問い合わせフォームなど、広告などから流入した見込み顧客が閲覧するページを作成する機能です。ここで獲得した見込み顧客データも、MAツールでリスト化されるため、メールマガジンを送るなどのマーケティング施策を実行できるようになります。

アクセス・行動解析機能

アクセス・行動解析機能とは、自社サイトへの訪問履歴や行動履歴など、見込み顧客が起こしたアクションを解析する機能です。この機能を活用し、見込み顧客がどういった行動をしているのかを分析することで、どのような商品・サービスに興味を持っているのか、購入意欲の高さはどれぐらいなのかを把握することができます。

また、初めてサイトを訪れた人と2回目以降の人とで、表示する内容を切り替える機能が備わっているMAツールもあります。

広告管理機能

ウェブ広告を出稿した際に、見込み顧客の流入経路や反応を見ることができるのが、広告管理機能です。また、FacebookやTwitter、InstagramといったSNS広告と連動できるMAツールもあり、より幅広いマーケティング施策の実行が可能になります。

SFAやCRMとの連携

MAツールは、見込み顧客を創出することが主な役割ですが、ほかにも創出した見込み顧客に対する営業活動を支援するSFA(営業支援)や、受注後の顧客に対するフォローを支援するCRM(顧客関係管理)というツールもあります。MAツールとSFAやCRMといった他ツールとの連携機能が備わっていれば、より強力なマーケティング体制を整えることが可能です。

MAツール導入のメリット

ここからは、MAツールを導入することによって得られるメリットについて解説していきます。

MAツール

見込み顧客を取りこぼさない

見込み顧客を集めて、育てることに長けたMAツールを用いることで、本来であれば気づくことができなかった見込み顧客の変化を敏感に察知することができます。そのため、見込み顧客との商談チャンスを逃さず、的確にアプローチしていくことが可能になるのです。

営業組織を属人化させない

MAツールによって管理された見込み顧客リストは、営業担当の力量の差による受注率の差を減らすことにも役立ちます。属人化した営業組織では、優秀な営業社員の退職といった理由によって大きなダメージを受けてしまいますが、MAツールを活用して営業効率を高めておけば、こうしたダメージを回避することができます。

売上アップにつながる

受注や案件化の確度が高くなれば、それだけ売上アップにもつながりやすくなります。MAツールを導入することで、売上アップにつながることを実感できるはずです。

MAツールの選定ポイント

MAツールと言っても、さまざまな企業がMAツールを提供しており、それぞれ強みや特徴があります。そのため、いかに自社にあったMAツールを選ぶかが重要になってきます。

ここからは、MAツールの選定ポイントについて見ていきましょう。

MAツール

自社の目的に合った機能があるか

MAツールの選定でまず行うべきなのは、そもそもなぜ導入するのか、という目的を明確にすることです。そして、その目的を果たすために、最も

効果的な機能を有していると考えられるMAツールを選ぶようにしなければなりません。MAツールには、多機能なものもあれば、機能は少ないながらもより精度の高い施策が実行できるものなど、さまざまな種類があります。多機能なことに惹かれて、MAツールを導入したものの、大部分の機能を眠らせたままにしてしまっている企業も少なくないため、目的に合わせた機能があるかをよく吟味してするようにしてください。

自社の状況に合った機能があるか

目的に合わせた機能であることと同時に、自社の状況に即した機能を有しているかどうかも、重要な選定ポイントとなります。例えば、メールマガジンの配信を強化する予定がないのに、メールマーケティング機能に強みがあるMAツールを導入しても、宝の持ち腐れになる可能性があります。また、そもそもの見込み顧客リスト数が少ない場合は、MAツールを導入しなくていい場合もあるのです。導入を検討する際には、自社の状況をしっかりと把握するようにしてください。

使いやすいか

マーケティング活動を自動化してくれるMAですが、MA自体の操作は人の手で行わなければなりません。だからこそ、MAツールが使いやすいかどうかは、しっかり確認するようにしましょう。操作方法が複雑でわかりにくいため、担当者が扱いきれず、MAツールが形骸化してしまっている例も多くあります。

おすすめしたいMAツール

最後に、現在リリースされている中で、おすすめしたいMAツールを紹介します。

Adobe Marketo Engage(アドビ株式会社)

MAツール「Adobe Marketo Engage」は、その多機能さが魅力です。見込み顧客のエンゲージメント向上を目的とした機能で構成されており、きめ細かいフォローを行うのに適しています。

Adobe Marketo Engage

Pardot(株式会社セールスフォース・ドットコム)

セールスフォースの「Pardot」は、特にBtoBに向いているツールです。CRM・SFAツールと連携することで、見込み顧客の収集から育成、クロージング、フォローまで、一貫して管理することができます。

Pardot

Marketing hub(HubSpot Japan株式会社)

コンテンツ制作やSEOなど、見込み顧客の収集に役立つ機能に強いのが「Marketing hub」です。もちろん、メール配信や顧客管理、行動分析など、MAツールの基本機能もしっかり備わっています。

Hubspot Marketing hub

SATORI(SATORI株式会社)

国産MAツールである「SATORI」は、匿名状態の見込み顧客に対するアプローチやデータ蓄積が可能です。長期的なマーケティング活動の支援を得意とし、また操作画面もシンプルなので、MAツール初心者にも向いています。

SATORI

MAツールを使いこなそう

見込み顧客との接点を強化する上で、MAツールの導入は検討したいところ。自社とマッチしたMAツールを使いこなすことで、見込み顧客との関係性を構築して、売上につなげていきましょう。

ナイルにお問い合わせいただければ、MAツールについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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MAツールとは?機能や導入メリット、選定方法を解説【SEO内製化無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

MAとは?マーケティングオートメーションのメリットや注意点を解説

営業活動やマーケティングをサポートしてくれるツールに、MA(マーケティングオートメーション)があります。MAを導入することで、マーケティング活動を自動化させることが可能です。ここでは、MAのメリットや注意点のほか、導入の流れについて詳しく解説していきます。

なお、ナイルにお問い合わせいただければ、MAツールについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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MAとはマーケティング活動を自動化させるツールのこと

MAとは、マーケティングオートメーションの略で、その名のとおりマーケティング活動を自動化させる仕組みやツールのことです。MAを導入する目的は、受注につながる商談を増やすことになります。

かつて、受注を増やすためには、「とにかく訪問件数を増やして」「何度も繰り返し提案をして」といった人海戦術が主流でした。しかし、こうした属人的な方法だと、受注につながる可能性が低い企業にアプローチしてしまったり、反対に受注につながる商談の機会を見過ごしてしまったりといった状況が生まれていました。

受注につながる可能性が高い企業に適した情報を伝えることで、無駄なコストを抑えて、より効率化できるのがMAなのです。

MAが得意な3つのこと

MAを導入することで、どのようなことができるのでしょうか。MAが得意とするのは、大きく分けて「見込み顧客の管理」「見込み顧客へのアプローチ」「見込み顧客の分析」の3つです。それぞれ詳しく解説していきましょう。

MA MAとは わかりやすく

1 見込み顧客の管理

営業担当のテレアポや企業訪問、セミナー・ウェビナーの開催、展示会への出展など、企業はさまざまな方法で見込み顧客を獲得しています。しかし、それぞれ入手経路が異なる見込み顧客のリストは、どうしても管理しづらいのではないでしょうか。

MAを使えば、これらの見込み顧客のリストを、一元管理することが可能です。入手経路や検討度合い、営業の状況など、細かな属性に分けて、見込み顧客を管理することができます。

2 見込み顧客へのアプローチ

MAでは、見込み顧客に対して、メール機能やキャンペーン機能を使ってアプローチすることができます。

MAで管理している見込み顧客の属性に合わせて、メールの内容や時期、配信頻度を調整するといったカスタマイズが可能です。

また、キャンペーン機能を使うと、条件に合った見込み顧客に情報を届けられます。例えば、購入確度が高い見込み顧客が自社サイトの料金表のページに訪れたら、特定の資料ダウンロードを促すといった細かい設定が可能です。

3 見込み顧客の分類

MAを活用することで、受注確度の高い見込み顧客を分類しやすくなります。自社サイトへの来訪履歴や、自社主催のイベント参加などから、「どのくらい興味を持っているのか?」「マッチ度はどのくらいなのか?」といった要素をスコアリングします。スコアが高い見込み顧客を抽出して、営業担当にアプローチしてもらうようにすれば、受注の確度を高めていくことができるでしょう。

従来であれば、顧客の興味・関心を把握するには、営業担当が何度も訪問する方法しかありませんでした。しかし、MAを活用することで、手間をほとんどかけずにアプローチを強化すべき見込み顧客を見つけることができるのです。

MAのメリットは?

近年、MAを導入する企業は増えていますが、なぜMAに注目が集まっているのでしょうか。続いては、MAを導入することで得られるメリットについて見ていきましょう。

MA MAとは わかりやすく

営業の属人化を防ぐことができる

MAによって、属人化した営業体制を見直すことができます。これまでの企業の営業活動は、良くも悪くも営業担当の力量に左右される部分が大きく、優秀な営業担当がたくさんの案件を持ってくる一方で、あまり優秀ではない営業担当が案件を取りこぼしてしまうケースも少なくありませんでした。場合によっては、営業担当が机の引き出しの中に眠らせていた名刺の中に、会社の今後を左右するような大きな受注につながる一枚があることも…。

MAを活用すれば、誰でも見込み顧客のリストを確認することができ、自社の商品・サービスにどのくらいの関心があるのかが可視化されます。MAによって、ベースとなる情報を共有しやすくなるため、効率的なアプローチができる営業体制を作ることができるのです。

継続的なコミュニケーションをとることができる

MAを導入するメリットに、効率良く受注率を高められることがあります。

インターネットが普及したことで購買プロセスは変化し、気になる商品・サービスがあった場合、まずはウェブ上で情報を探すようになりました。その結果、営業担当が売り込みを行う機会が減少しているのです。

このような状況から求められるようになったのが、顧客が検討を開始したタイミングで、自社商品・サービスを想起してもらえるようにするための施策です。MAであれば、ウェブ上で接点を持った見込み顧客に対して、継続的なコミュニケーションをとることができます。MAを活用することで、今の時代に合った営業方法が可能になるのです。

受注率を高めることができる

そもそも、購入意欲がないような見込み顧客に対して、繰り返しアプローチしたところでなかなか成果を上げることはできません。

MAを活用して受注確度の高い見込み顧客を抽出することで、効率的なアプローチが可能になり、受注率の向上につながるのです。

MA導入に際して検討すべきこと

さまざまなメリットをもたらしてくれるMAですが、どのような企業でも導入しさえすれば効果が出るというものではありません。続いては、MA導入に際して検討すべき内容について見ていきましょう。

目的を明確にする

当然のことですが、MAを使って何をどのようにしたいのか、そのゴールが明確になっていなければ、MAを存分に活用することはできません。「受注の確率を上げたい」「商談数を伸ばしたい」「売上をアップしたい」といった抽象的なゴールではなく、「受注率30%アップ」「商談数25%アップ」「売上10%アップ」など、具体的な数値をゴールとしつつ、そのために必要となる見込み顧客の特徴や性質、スコアリングなどの方法を検討していきましょう。

具体的なゴールがなければ、どのような機能が必要で、どういった使い方をすればいいのかがわからず、単に膨大な見込み顧客のデータを1ヵ所にまとめただけ、といったことになってしまいます。

リソースを確保する

マーケティング活動を自動化してくれるMAですが、だからといって何もしなくても機能するわけではありません。

一斉メールを送るのであれば、その文章を作成する必要があります。スコアリングの際には、どのような行動の数値を高くするのか、基準を定めなければなりません。また、見込み顧客の受注確度を高めるための施策を考える必要もあるでしょう。

MAを活用するには、一定のリソースを割いて運用体制を整えることが大事になってきます。可能であれば、MAの運用担当や分析担当などを配して、体制を整えることをおすすめします。

社内の協力体制を整える

MAを導入し、受注確度の高い見込み顧客を抽出できたとしても、営業組織がしっかりとアプローチしてくれなければ、受注の数字を高めていくことはできません。極端な話、営業担当が回収してきた名刺を机の中に眠らせたままにして、見込み顧客の情報をMAと連携していなければ、リスト上には見込み顧客は存在しないことになってしまいます。

マーケティング活動は、社内の協力体制をしっかり構築することで、その効果を発揮します。そのため、全社的にマーケティング活動に取り組むのだという体制を作っておく必要があるのです。

MA導入の流れ

実際にMAは、どのように導入していけばいいのでしょうか。続いては、具体的なMA導入の流れについて、4つのステップで解説してきます。

STEP1 課題を抽出する

まずは、自社の課題の棚卸を行いましょう。「営業のメンバーは充実しているのに、期待する成果が上げられない」「見込み顧客は数多くいるのに商談数が伸びない」といったように、どのような課題があるのかを明確にします。

また、社内にある見込み顧客データの整理を行ってください。そもそも見込み顧客データの数が少ないのであれば、MA導入よりも、見込み顧客を獲得する施策を行うべきかもしれません。

見込み顧客の数が多いのにデータが一元化されていなのであれば、MAを導入することによって高い効果を見込むことができるでしょう。

STEP2 目的を設定する

MA導入によってどのような効果をもたらしたいのか、具体的な目的を設定しておきましょう。商談件数を増やしたいのか、受注の確率を高めたいのか、目的によって必要となるMAの機能も異なってきます。STEP1で抽出した自社の課題に合わせて、具体的な目的を立てるようにしてください。

STEP3 MAを選定する

具体的な目的が定まったら、いよいよ導入するMAを選択することになります。一口にMAといっても、国内外のさまざまな企業が独自のMAを提供しています。それぞれ、強みとする領域や特徴が異なっていますので、課題や目的に合わせて、最適なMAを選んでください。

STEP4 運用体制を構築する

MAは導入して終わりではなく、正しく運用することで初めて効果を発揮するものです。そのため、MAを運用できる体制を、社内にしっかりと構築するようにしましょう。運用担当はもちろん、分析担当やメール制作担当など、手厚い体制を敷ければ敷けるほど、MAの効果を発揮しやすくなります。

MAとSFA、CRMとの違い

MAについてリサーチする中で、SFAやCRMという言葉を目にすることは多いのではないでしょうか。MAとSFA、CRMは、「売上を上げたり、受注確度を高めたりするための施策を自動で行う」という点では、同じ種類のツールといえますが、それぞれ得意とする領域は異なります。

SFAは「Sales Force Automation」の略で、営業活動をデータベース化することで、商談からクロージングにかけての適切な動きをサポートするツールです。

CRMは、「Customer Relationship Management」の略語で、カスタマーつまり受注後の顧客データを管理することで、最適なフォローアップの方法を検討することができるツールです。適切なフォローアップを行うことができれば、顧客は商品やサービスに対するエンゲージメントを向上させ、より上位の商品購入や定期購入などのアップセルを狙うこともできるでしょう。

このように、MA、SFA、CRMは、得意とする領域が異なっています。その違いを正しく理解した上で、どのツールを導入していくのか検討してください。

MA MAとは わかりやすく

MAの特徴を理解して、有効活用しよう

MAは、活用できれば非常に強力なツールとなりますが、使いこなしていくためにはそれなりの労力も必要になってきます。また、どんな企業でもMAが必要というわけではありません。

あらためて自社の課題を抽出しながら、受注につなげるためにどのようなMAが適しているのか、精査してみてください。

ナイルにお問い合わせいただければ、MAツールについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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MAとは?マーケティングオートメーションのメリットや注意点を解説【SEO内製化無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

【SEO初心者向け】押さえておきたい4つの施策と基礎知識

 SEOを行おうと思っても、初めての方は「何から始めたらいいのかわからない」という状態になりがちです。

ここでは、SEO初心者が知っておきたい基礎知識と、4つの施策についてご紹介します。さらに、押さえておきたいGoogleの公式情報や、SEOに関するおすすめの書籍についてもご紹介しましょう。

検索エンジンの仕組みを知ろう

そもそも検索エンジンが、どのような仕組みでページを評価しているのかを理解しておかなければ、効果的なSEOを行うことはできません。
まずは、検索エンジンがどのようにページの内容を評価し、検索順位を決めているのかを見ていきましょう。

そもそもSEOとは?

SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。すなわち、Googleなどの検索エンジンから、自社サイトのページが高評価を得られるよう、サイトの構造やコンテンツの内容などを最適化することがSEOというわけです。

SEOについてしっかり学びたい人は、下記の記事もご覧ください。

SEOとは?SEO対策の仕組み、技術対策、コンテンツ制作まで解説

クロールとインデックスについて理解する

検索エンジンの仕組みを知るには、「クロール」と「インデックス」について理解する必要があります。
クロールとは、ネット上に存在する膨大な数のウェブページを、検索エンジンが情報収集する作業のこと。「クローラー」というプログラムを使って、訪れたページのテキストや画像の情報を収集していきます。

インデックスとは、クロールされた情報をデータベースに整理しながら格納する作業のことです。
インデックスされたページの情報は、検索エンジン独自の評価基準によってスコアリングされます。そして、関連するキーワードでユーザーが検索すると、インデックスされたページの情報が呼び出され、スコアの高い順に並べられて、検索結果として表示されるわけです。

インデックスとクロール

検索エンジンに自社サイトが評価されやすいように、サイト構造やリンク構造を整理したり、ユーザーに向けた価値の高い情報を盛り込んだりして、検索順位を上げていく。これが、SEOの具体的な施策となります。

評価基準は常にアップデートされている

検索エンジンは、ウェブページをどのような基準で評価しているのでしょうか。
ウェブページの評価基準は「検索アルゴリズム」と呼ばれ、どのような内容となっているのかは非公開です。さらに、検索アルゴリズムは常に更新されていて、年間数回の大きなアップデートも行われます。検索アルゴリズムのアップデートによっては、これまで上位表示されていたページが、大きく順位を下げるということも起こります。

こうした事態に対応するために、一過性でSEOを行うのではなく、中長期的な戦略にもとづいて、継続的にSEOを行うことが重要になるのです。

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基本となるSEOの4つの施策

続いては、具体的なSEOの施策について解説していきます。ここでは、すぐにチェックでき、効果が高い4つの施策をまとめました。

SEO施策、4つのチェック項目

1 インデックスされているか

検索エンジンは、クローラーを使ってページ情報を収集し、インデックスしていきます。ですから、インデックスされないことには、検索結果にページが表示されることはありません。新規ページを作成した場合、クローラーがやって来るまでには少々時間がかかりますが、しばらく経ってもインデックスされていない可能性がある場合は、しっかり対応しましょう。

該当ページがインデックスされているかどうかを確認するには、下記の2つの方法があります。

検索「site:」で確認する方法

該当ページのURLを「site:」に続けて入力して検索することで、インデックスされているかどうかがわかります。検索結果に表示されれば、インデックスされていることになります。ただし、正確な情報ではないため、あくまで参考値として考えておきましょう。

Google Search Consoleで確認する方法

該当ページがインデックスされているかを正確に知りたい場合は、Google Search Consoleを使用します。
Google Search Consoleの「URL検査」で、該当ページのURLを入力することで、インデックスされているかどうかがわかります。また、インデックスされていない場合は、URL検査で登録のリクエストも可能です。

Google Search Consoleで確認する方法 グーグルサーチコンソール

2 リンク構造が整理されているか

クローラーは、リンクをたどって、さまざまなサイトやページを巡回し、情報を収集していきます。ですから、サイト内のリンク構造を整理できているかどうかは、SEOを考える上では、重要なチェック項目です。
また、リンク構造が整理されていることで、ユーザーもサイトを快適に利用することができます。具体的には、まずは「ナビゲーション」と「パンくずリスト」を設定することを考えきましょう。

ナビゲーション

ナビゲーションとは、すべてのページに共通するリンクのこと。ページ上部のヘッダーや、ページ下部のフッダーに配置されていることが多いです。常にリンクが表示されている状態になりますので、ナビゲーションによって重要なページを示すことができます。

グローバルナビゲーション

パンくずリスト

パンくずリストは、ユーザーがたどってきたページがわかるリストになります。一番左側にトップページのリンクを入れることが基本で、どのような階層になっているのか、パンくずリストから把握することが可能です。

パンくずリスト

このように、ナビゲーションやパンくずリストといったリンク構造を整理することで、検索エンジンおよびユーザーが迷わないようにしておきましょう。

3 モバイルフレンドリーになっているか

モバイルフレンドリーとは、モバイル(スマートフォン)での閲覧に適したぺージ、もしくはモバイル向けではないページの検索順位を引き下げる仕組みのことです。今や検索行動は、スマートフォンが主体になっています。

Googleでは2015年のアップデートで、モバイルフレンドリーであるサイトを優遇することを公言しています。ですから、スマートフォン向けのページが見やすいかどうかは、重視すべきチェック項目になっているのです。

具体的には、レスポンシブウェブデザインでサイトを構築すれば、SEO上はほぼ問題はありません。レスポンシブウェブデザインとは、閲覧ユーザーに合わせて、PC向けページあるいはスマートフォン向けページを最適化してくれるデザインのことを意味します。

なお、画面が小さいスマートフォン向けのページでは、情報量が限られています。文字サイズや画像、図解のサイズを大きめにするなど、デザインを調整するようにしてください。

4 コンテンツの品質は担保されているか

検索エンジンのユーザーは、自分の役に立つ情報を求めています。ですから、検索エンジンは、ユーザーが満足する質と量を備えたコンテンツを高く評価したいと考えているわけです。

例えばGoogleは、自社の理念を「Google が掲げる 10 の事実」として公開しています。その最初の項目には、「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」とあります。これはGoogleが企業としてどこを目指すのか、検索エンジンはどうあるべきだと考えているのか、推察できる一文でしょう。

Google が掲げる 10 の事実

引用:Google が掲げる 10 の事実

また、コンテンツの品質に大きく影響する概念に、「YMYL」「E-A-T」があります。コンテンツを作成する際には、YMYLとE-A-Tは忘れてはならない用語になりますので、しっかり把握しておきましょう。

YMYL

YMYLとは、「Your Money or Your Life」の頭文字で、人々の生活や今後の人生に大きく関わる、お金や健康などのジャンルを表す言葉です。YMYLに含まれるジャンルで、もしも不確実な情報や虚偽の情報が発信され、ユーザーがそれを信じてしまった場合、ユーザー個人の生活や将来に大きな問題を引き起こす可能性があります。そのためGoogleでは、このジャンルに属する情報を扱うコンテンツは評価基準を厳しくして、検索結果の品質を高める努力を続けています。

E-A-T

E-A-Tは、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の3つの特性を示す言葉です。Googleでは、サイトの評価基準のひとつとして、このE-A-Tを用いています。つまり専門性が高く、裏付けのしっかりした正確な情報があり、信頼性が高いコンテンツほど、高く評価されるというわけです。

Googleの公式情報を把握しておこう

Googleでは、公式ページでSEOについて解説しています。SEOで行き詰まったときに、立ち返るべきは公式情報です。SEOを行う際には、ご紹介する公式ページに必ず目を通すようにしてください。

検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド

検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドは、SEOを行う法人や個人向けに、Googleが作成したページです。それぞれの項目に、推奨される方法と避けるべき方法とが併記されており、評価を得るページを作るには、どうすべきかがわかりやすく書かれています。SEO初心者ならば、まず目を通しておきたいページです。

検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド

Google検索の仕組み

Google検索の仕組みでは、入力されたキーワードに対して検索結果が表示されるまでの仕組みや、ランキングシステムの根幹であるアルゴリズムについて知ることができます。

見た目はシンプルですが、重要な情報が多数並べられており、Googleの姿勢を正しく理解することができます。同時に、ユーザー目線で対策を施すことこそ、SEOの本質であると理解できるでしょう。

Google検索の仕組み

ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)

ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)は、高度でテクニカルな内容も多いので、初心者には難解かもしれません。しかし、熟練のSEOエキスパートにとって、重要な情報が多数含まれています。より高度なガイドラインが必要になったときには、ぜひこのページを参考にしてください。

ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)

SEOを学習する上でおすすめしたい4冊

SEOを体系的に学びたい方におすすめしたいのが、書籍での学習です。SEO初心者向けの4冊をご紹介しますので、ぜひ手にとってみてください。

『10年つかえるSEOの基本』

ナイルの土居健太郎が執筆した本書は、SEOの基本的な考え方について、会話形式で学べるSEO入門書です。SEOというと、流入を増やすためのテクニックに目が向きがちですが、SEOの基本的な概念からしっかり学べます。文字どおり、長く使える好著です。

『10年つかえるSEOの基本』
土居健太郎(技術評論社)
1,628円(税込)/136ページ

『いちばんやさしい新しいSEOの教本』

セミナー形式でSEOを解説している入門書です。著者は、豊富な経験を持つ実力者ぞろい。SEOの基礎はもちろん、実務から生まれた実践的なノウハウを身につけることができます。図版を数多く使っているため、理解しやすいのもおすすめポイントです。索引が充実しているので、困ったときの手引書としても役立ちます。

『いちばんやさしい新しいSEOの教本』
安川洋、江沢真紀、村山祐介(インプレス)
1,738円(税込)/256ページ

『いちばんやさしいスマートフォンSEOの教本』

スマートフォンSEOに絞った教本。検索の多くがスマートフォンで行われている現在では、いかにモバイルフレンドリーなサイトを構築するかが、SEO上でも重要になります。PCとは異なるスマートフォンSEOの特性について、基礎からじっくり解説してくれます。図版が多く見やすいのも、初心者にはうれしいところでしょう。

『いちばんやさしいスマートフォンSEOの教本』
江沢真紀、コガン ポリーナ、井上達也(インプレス)
2,178円(税込)/288ページ

『沈黙のWebマーケティング』

伝説のマーケッター、ボーン・片桐の活躍を、ハードボイルドタッチで描く会話劇を通じて、ウェブマーケティングを解説してくれます。496ページと重厚な作りですが、荒唐無稽な展開に驚かされつつ、どんどん読み進めることができます。内容は堅実で、ウェブマーケティング基礎的知識から、実務で使えるテクニックやアイデアまで、さまざまな用途で使える情報が詰め込まれています。

『沈黙のWebマーケティング』
松尾茂起、上野高史(エムディエヌコーポレーション)
2,420円(税込)/496ページ

SEOについて、さらにおすすめ本を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください

SEOを学ぶならこの10冊!基本から実践までおすすめ本をナイルコンサルが紹介

知識と情報を集めて、一歩を踏み出そう

SEOというと、高度な専門知識と豊富な経験を持った、プロフェッショナルの仕事というイメージがあるかもしれません。しかし、決してそんなことはありません。SEOは初心者でも始められるものですし、そのために必要な知識はウェブや書籍を通して得ることができます。

どんなエキスパートでも、最初はみな初心者です。気負わず恐れず、まずはSEOの世界へ一歩を踏み出してみましょう。

なおナイルでは、SEOについてコンサルティングを実施しております。SEO施策を打ちながら、しっかりした分析を行いたいお客様に、さまざまなプランをご用意しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

\SEOの疑問がある場合は、ぜひご相談ください!/

【SEO初心者向け】押さえておきたい4つの施策と基礎知識【SEO内製化無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

テレビCMの線引きとは?種類とチェックポイントを解説

特定の時間帯に、ランダムにCMが放送されるスポットCMの場合、「線引き」というタイムスケジュール表を確認することになります。線引きには代表的ないくつかの種類があり、それぞれに親和性の高いターゲットや商品・サービスが存在します。

ここでは、線引きの概要や種類のほか、線引きをチェックする際のポイントについて解説します。

なお、ナイルにお問い合わせいただければ、テレビCMについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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線引きとはCMの放送時間がわかるスケジュール表のこと

線引きとは、テレビCMの出稿形式にスポットCMを選択した場合、広告主がテレビ局や広告代理店から受け取るタイムスケジュール表のことです。

 

線引きには、CMの放送時間とその時間帯における直近の視聴率が記載されており、いくつか用意された線引き案の中から出稿したいものを選んでいきます。

スポットCMは、線引きで指定された時間帯に、ランダムでCMが放送されることになります。特定の番組のスポンサーとなり、その番組の放送時間内にCMを放送するタイムCMとは異なり、放送する番組を指定することはできません。具体的に放送予定の枠が決まった段階で、タイムスケジュールに起こした確定版の線引きを受け取ることになります。

CM 線引き

線引きの見方・使い方

ここからは、実際の線引きの見方について、解説していきましょう。

広告主の要望を受けて、テレビ局の作案担当者が線引きを作成します。線引きには赤い線が記載されており、1本の線に対して1本のCMが流れるという仕組みです。この線引きをもとに、テレビ局、広告代理店、広告主で調整し、最終的なCM放送時間帯が確定します。

CM 線引き

線引きに記載されている赤い線には、斜めの線と直線があり、CMの放送方法によって使い分けられています。斜めの線は「PT」、直線は「SB」を意味します。

 

・PT(ピーティー)

PTはParticipating Commercialの頭文字を取った略語で、番組中に流れるCMのことを指します。線引きでは、斜めの赤い線で示されます。

 

・SB(ステブレ)

SBはStation Breakの頭文字を取った略語で、ステブレと呼ばれます。番組から次の番組へと移るタイミングに流れるCMのことで、線引きでは真っすぐ水平な赤い線で示されます。

線引きの種類と特徴

線引きには、「絵柄」と呼ばれるいくつかの代表的な種類があります。線引きの種類によって、費用や効果的なターゲットが異なりますので、それぞれの特徴を押さえた上で、線引きの種類を選択するようにしましょう。

それでは、代表的な線引きの種類と特徴を具体的にご紹介します。

全日型

平日・土日問わず1日中まんべんなくCMが放送されるのが全日型です。どの枠で放送されるかはテレビ局が決めることになるので、朝5時に放送される可能性も夜8時に放送される可能性もあります。費用的には、単価は最も安くなり、どの枠に流れるかはお任せになります。

食品や日用品、薬品、保険、金融など、全世代がターゲットの商品・サービスや、在宅時間の長い主婦や高齢者向けの商品・サービスと相性がいい傾向があります。

全日型

 

逆L字型

平日のプライムタイム(19:00~23:00)と土日全日にCMが放送されるのが逆L字型です。視聴率の高い時間帯を押さえられるため、費用は高めに設定されていることが多いです。

会社や学校帰りの層が視聴しやすい時間帯のため、自動車やアルコール飲料、家電、化粧品、エンタメなどの商品・サービスと相性がいい傾向があります。

逆L字型

コの字型

平日の朝帯(6:00~9:00)と平日のプライムタイム(19:00~23:00)、土日全日に放送されるのがコの字型です。逆L字型に朝の時間帯が加わった線引きで、こちらも費用はやや高めに設定されています。

通勤・通学前の層に訴求できるため、自動車や飲料、精密機器、家電、化粧品、エンタメなどの商品・サービスと相性がいい傾向があります。

コの字型

ヨの字型

平日の朝帯(6:00~9:00)と平日の昼帯(12:00~14:00)、平日のプライムタイム(19:00~23:00)、土日全日に放送されるのがヨの字型です。コの字型に昼の時間帯が加わった線引きで、費用は全日型の次に安く設定されていることが多いです。

主婦やOLとの親和性が高い線引きとされており、食品や日用品、薬品、化粧品、家電などの商品・サービスと相性がいい傾向があります。

ヨの字型

線引きごとの費用は?

上記でご紹介した、4種類の線引きを費用面で比較すると、全日型が単価で考えると最も安くなり、ヨの字型、コの字型、逆L字型と単価が高くなっていきます。

平日のプライムタイム(19:00~23:00)と土日に放送されやすくなるかどうかによって、費用が変動すると考えておきましょう。テレビCMの放映料は、基本的には視聴率によって異なっており、当然のことながら視聴率が高い時間帯ほど、その金額も高くなっていきます。

CM 線引き

線引きでチェックすべきポイント

線引きは、テレビCMが放送される1~2週間前に届くのが一般的です。

ここからは、線引きが届いた際に見るべきポイントについて解説していきましょう。

CM 線引き

全体の本数

確定された線引きでは、まずは放送されるCMの本数が合っているかを確認しましょう。本来の本数より多くても少なくても問題がありますので、10本放送する予定ならば正しく10本になっているか、しっかりチェックします。

放送される時間帯

次に、放送される時間帯についてチェックします。時間帯が異なれば、当然視聴者の数や種類も異なるため、ターゲットとしている層が多く視聴している時間帯に放送しなければなりません。

放送される期間

CMが放送される期間についても、しっかり見ておきましょう。例えば、キャンペーン商品の場合、放送期間がずれていたら、CM放送時にキャンペーンが終了しているということもありえます。

線引きの見方を把握しておこう

線引きという業界特有の言葉について、その意味や見方、気をつけるべきポイントについて解説してきました。

線引きによって、自社のCMがどのような時間帯で放送されるかがわかりますので、線引きの見方をしっかり把握しておくようにしてください。

ナイルにお問い合わせいただければ、テレビCMについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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テレビCMの線引きとは?種類とチェックポイントを解説【SEO内製化無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

スポットCMとタイムCMとは?テレビCMの種類を解説

テレビCMには大きく分けて、「スポットCM」と「タイムCM」という2つのタイプがあります。CMを出稿する際には、この2つの違いを正確に把握する必要があるでしょう。

ここでは、スポットCMとタイムCMの違いやメリット・デメリットのほか、それぞれのCMがどのような目的の場合に適しているのかを解説していきます。さらに、第三のCMとして注目を集める「SAS(スマート アド セールス)」についてもご紹介します。

なお、ナイルにお問い合わせいただければ、テレビCMについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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スポットCMとは?

スポットCMとは、番組を特定せずに流すCMのことを指します。スポットCMの場合、企業は「この番組の中でCMを流したい」と希望することはできません。あくまでも、テレビ局が定めたCM枠のどこかで流れることになります。

ただし、CMが流れるタイミングを企業側がまったく指定できないわけではなく、スポットCMでは曜日や時間帯などは選択できます。つまり、「◯◯という番組内でCMを流したい」という要望は通りませんが、「日曜日の朝と夕方にCMを流したい」と希望することは可能です。

スポットCMのメリット・デメリット

スポットCMには、活用しやすいといったメリットが一方で、当然のことながらデメリットもあります。スポットCMのメリット・デメリットについて、具体的に確認していきましょう。

スポットCM タイムCM

メリット1 幅広い層に視聴してもらえる可能性がある

スポットCMは番組を特定しないため、それだけさまざまな番組で自社のCMが流れる可能性があります。

例えば、CMが流れる時間帯について、「午前中」と「夜」を指定したとしましょう。あるときは、朝のニュース番組でCMが流れるかもしれないですし、またあるときはゴールデンタイムのバラエティ番組でCMが流れるかもしれません。

ビジネスパーソンがメイン視聴者層であるニュース番組と、若年層がメイン視聴者層であるバラエティ番組、この両方の番組でCMが流れたとしたら、より幅広い層にリーチできたことになります。このリーチする範囲の広さが、スポットCMの魅力のひとつです。

なお、ビジネスパーソンをターゲットとして絞りたければ、出勤前の朝の時間帯と帰宅後の夜の時間帯を選択するなど、ある程度の狙いをつけることも可能です。

メリット2 低予算でCMを流すことができる

15秒という短い時間からCM枠を購入でき、さらに短期間でも契約できるのは、スポットCMのメリットです。

一般的にテレビCMは、放送される時間や期間が長くなるほど、CMの放映料も高くなります。しかし、スポットCMであれば「15秒のCMを短期間だけ」という購入ができるため、低予算でCMを流すことができるのです。

メリット3 期間限定のキャンペーンに合わせてCMを打てる

期間限定のキャンペーンに合わせて、集中的にCMを打つという施策にスポットCMは最適です。

例えば、ECサイトで期間限定のセールを展開するとき、会社員をターゲットにしているならば、1ヵ月間だけ平日の夜や土日に集中して、CMを打つという戦略が可能になるわけです。

デメリット1 ターゲットとマッチする番組にCMが流れない可能性がある

スポットCMのデメリットは、CMが流れるタイミングを細かくコントロールできないことが挙げられます。曜日や時間帯は指定できても、それ以上のことは企業側で決められません。ターゲットとマッチしていることがわかっている番組があったとしても、スポットCMの場合は、その番組にCMが流れない可能性があります。絶対にCMを流したい番組やタイミングがあるなら、スポットCMはおすすめできません。

デメリット2 スポンサー提供のアナウンスが流れない

スポットCMの場合、よく耳にする「ご覧のスポンサーの提供でお送りしました」というアナウンスが流れません。

スポンサー提供のアナウンスは、視聴者にとって印象に残るものです。スポットCMは、特定の番組で常にCMを目にすることができないため、「同じ層の視聴者に何度も見てもらう」というブランディング戦略はとりにくいといえるでしょう。

スポットCMの料金はどう決まる?

スポットCMの料金は、1本いくらの定額制ではなく、テレビ局、放送時間帯、放送期間などによって変動します。

テレビ局は、地上波の「キー局」「ローカル局(地方局)」「独立U局」、衛生放送の「BS放送」「CS放送」といった選択肢があります。放送時間帯は、ターゲットがどの時間帯の番組を視聴しているかで選んでいきましょう。放送期間は、どのタイミングでCMを流すとより効果的なのかによって、適した時期を判断していきます。

タイムCMとは?

タイムCMとは、「特定の番組を指定して、その番組内で流すCM」のことです。つまり、「自社のCMを特定の人気番組の途中に毎週確実に流したい」のであれば、タイムCMを選択することになります。タイムCMは、最短30秒からCM枠を購入できます。一方のスポットCMは15秒から購入できるので、テレビを視聴していてCMの時間が15秒であれば、それはスポットCMということになります。

また、タイムCMの基本的な契約期間は、2クール(6ヵ月間)からです。テレビ番組は、主に4月と10月に改編期があり、1つの番組を改編期までスポンサー契約することになります。

タイムCMのメリット・デメリット

タイムCMには、番組を特定して流すことができるからこそのメリット・デメリットがありますので、それぞれ確認していきましょう。

タイムCMのメリット・デメリット

メリット1 ブランディングしやすい

タイムCMの大きなメリットは、ブランディングに有利になることです。どの番組で流れるか指定できないスポットCMと違って、タイムCMは特定の番組を指定して、長期間露出し続けることができます。そのため、同じ番組を見ている視聴者層に、長期間にわたってリーチできるといえるでしょう。

メリット2 スポンサー提供のアナウンスが流れる

番組内にロゴや社名を出したり、スポンサー提供のアナウンスが流れたりするのは、タイムCMの大きなメリットです。視聴者に「この番組を提供しているのは、この企業なんだな」と強烈にアピールできます。場合によっては、自社のみで番組を一社提供することが可能です。好感度のある人気番組は、CM効果が期待できますので、スポンサー提供の価値も高いといえるでしょう。

デメリット1 リーチできる層が限られる

タイムCMによって同じ番組にCMが流れ続けるということは、どうしてもリーチできる層が限られることになります。幅広い層にCMを視聴してもらうことができないのは、タイムCMのデメリットといえるでしょう。

デメリット2 費用がかかりがち

タイムCMを出稿するときは、少なくとも6ヵ月間の契約が必要です。そのため、短期間の出稿が可能なスポットCMと比べると、どうしても費用が高くなる傾向があります。

もちろん、長期的にCMを流すことができるので印象に残りやすいといえますが、その分、費用がかさむ点はデメリットといえるでしょう。

デメリット3 売り違いによって時期がずれることがある

タイムCMは、契約のタイミングによって他社が先に契約をしてしまう、「売り違い」が発生することがあります。売り違いになると、CMを流したい番組にCMを流すことができません。事前に売り違いになる可能性がないか、テレビ局側に確認しておくといいでしょう。

タイムCMの料金はどう決まる?

タイムCMの料金は、主に番組の視聴率や放送エリア(全国区かローカルか)、提供表示を出すかどうかなどの要素で決まります。視聴率が高い番組は当然、タイムCMの料金も高く設定されています。また、ローカルよりも全国区のほうが料金は高くなり、提供表示を出さないよりも出すほうが料金は高くなるのです。あとは、放送する時期によっても料金が変動しますので、把握しておきましょう。

実際には、企業側のCM予算は決まっていることが多いでしょうから、総予算とターゲット層、どれくらいの期間CMを打ちたいかという条件面から、タイムCMの内容を絞り込んでいくことになります。

タイムCMとスポットCM、どう選べばいい?

タイムCMにするかスポットCMにするかは、予算や目的に応じて選ぶといいでしょう。

長期にわたって露出を増やし、企業の認知度を向上させたり商品のブランディングを行ったりしたいのであれば、タイムCMが効果的です。

例えば、旅行代理店が企業ブランディングを目的としてCMを打つのであれば、人気の旅番組を選ぶのがいいでしょう。旅番組の視聴者層は、旅行代理店の顧客と一致している可能性が高いからです。

一方、スポットCMは、予算があまりかけられないときや、キャンペーンなどで短期間に集中して、ターゲットを絞ってCMを投下したいときに有効です。

例えば、旅行代理店が年末年始にキャンペーンを行うのであれば、多くの人が年末年始の予定を考え始めるであろう秋頃に、集中してキャンペーンの告知CMを打つといった具合です。

第三のテレビCM「SAS(スマート アド セールス)」とは?

タイムCMとスポットCMをご紹介してきましたが、第三のテレビCMとして注目を集めているのが、SAS(スマート アド セールス)です。

SASは、15秒1本単位から、CM枠を購入することが可能です。最大の特徴は、放映日時、番組、本数、金額を、出稿する企業側で選択できること。そして、さまざまな視聴データを参照しながら、年齢層や年収別といったターゲットに合わせて、CM枠を購入することができます。

SASは、以前は「ASS(アドバンス スポット セールス)」と呼ばれていて、日本テレビが販売していました。2020年2月からは、TBS、テレビ東京、フジテレビの3局も参加しています。

テレビCMをうまく使い分けよう

企業が初めてテレビCMを打つ場合は、まずスポットCMで試してみてから、タイムCMに挑戦するのがおすすめです。タイムCMとスポットCMの特徴を把握して、目的に応じて使い分けるようにしましょう。 さらに、対応しているテレビ局は限られていますが、SAS(スマート アド セールス)という手法もありますので、ぜひ活用してください。

ナイルにお問い合わせいただければ、テレビCMについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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ウェブマーケティングとは?どのような手法があるのか解説

ウェブマーケティング業界は非常に変化が激しく、新しい手法が次々に出てきます。だからこそ、さまざまな手法を把握したうで、自社の商品・サービスと相性がいい方法を取り入れていくことが重要です。
ここでは、そもそものウェブマーケティングの定義から、具体的なウェブマーケティング手法について解説します。

ウェブマーケティングとはウェブを用いるマーケティングのこと

ウェブマーケティングとは、ウェブサイトやウェブサービスを用いて行うマーケティングを意味します。ウェブを通じて集客を行うことで、自社のブランディングや商品・サービスの購入を促進させます。どれくらいの人がどのページに訪れて、どれくらいの時間滞在していたのか、ユーザー行動を数値で分析しながらマーケティングを行えるのが、ウェブマーケティングの特徴といえるでしょう。

なお、ウェブマーケティングと似た言葉に「デジタルマーケティング」がありますが、この2つは扱う範囲が違います。デジタルマーケティングは、デジタルで得られるあらゆるデータを活用するため、来店データや販売履歴など、インターネットを介さないリアルな活動データも対象となります。一方のウェブマーケティングは、ウェブサイト上のマーケティングのみを扱うため、デジタルマーケティングよりも狭い領域といえるでしょう。

ウェブマーケティングの戦略を立てる

ウェブマーケティングの戦略を立てるには、どうすればいいのでしょうか。4つのステップに分けて、解説していきます。

ウェブマーケティングの戦略立案

STEP1 対象となるユーザー像を考える

まずは、自社の商品・サービスを届けるべきユーザー像を明確にする必要あります。年齢や性別はもちろん、どれくらいの年収があり、どんな家族構成なのか、どんな悩みを抱えているのか、どんな手段で情報を得ているのか、といったイメージを膨らませていくことが重要です。できれば、実際の顧客に対して、インタビューした情報を加えて、より現実に沿ったユーザー像にすることをおすすめします。

ユーザー像が明確になると、ウェブ上でどのような内容のコンテンツを作ればいいのかが見えてくるはずです。対象となるユーザーの気持ちになり、とことん考え抜くようにしましょう。

STEP2 競合をリサーチする

ウェブマーケティングにおいて欠かせないのが、競合のリサーチです。ターゲット層が自社の商品やサービスの利用を検討した場合に、どんな商品・サービスが比較対象となりそうなのか、実際のユーザーの立場となって、まずはウェブ上で検索して情報収集するといいでしょう。

検索結果の上位に出てくる会社は、どんな商品・サービスを展開しているのかを把握して、ユーザーとの接点の持ち方やウェブサイトの作り込みについて把握することで、自社の戦略立案の参考にしていきます。

STEP3 自社の強みや課題を確認する

ユーザー像を定めて、競合のリサーチもできたら、あらためて自社の強みや課題について、明確にする必要があります。

他社と比べてみて、自社の商品・サービスは、どんなところに強みがあり、どんな課題があるのでしょうか。ウェブサイト上の口コミサイトや、SNSでの声をチェックしてみるのもいいでしょう。STEP1でもおすすめしましたが、自社の強みや課題を明確にする上でも、顧客インタビューは効果的です。なぜ自社の商品・サービスを利用しているのか、どのような点に満足しているのか、不満があるのか、インタビューすることで思わぬ発見が出てきます。

STEP4 リソースに合わせて優先順位を決める

自社の強みや課題が明確になれば、どんな方法でユーザーに情報発信をしていくべきか、具体的な施策を考えていきましょう。このときに注意したいのは、優先順位をつけること。

施策を検討していくうちに、あれもこれもと盛り込みがちですが、リソースには限りがあります。複数の施策が出そろった時点で、成果に近い施策がどれか、目星をつけて、優先順位をつけて施策を実行していきましょう。

ウェブマーケティングによる集客施策

ウェブマーケティングは、集客しないことには、なにも始まりません。ウェブマーケティングにおいては、さまざまな集客施策がありますので、それぞれの特徴を押さえておきましょう。

SEO(検索エンジン最適化)

ウェブマーケティングによる集客を考えたとき、まず検討しておきたいのがSEOです。商品・サービスに関係するキーワードを検索したときに、自社サイトのページが検索上位にくるように、最適化を行います。

自社サイトに、どんなキーワードを含めたコンテンツを作成すれば、検索上位にくるのか、コンテンツの切り口や見せ方を考えていきます。

王道は、ユーザーが求める情報をわかりやすくコンテンツ化すること。ただ、それだけでは不十分です。検索エンジンにとってもわかりやすいコンテンツになるように、サイト構造やリンク構造の最適化を行う必要があります。
さらに、SEOにおける最新情報をしっかりキャッチアップしているかどうかも、重要なポイントです。

ウェブ広告

ウェブマーケティングの手法のひとつとして押さえておきたいのが、ウェブ広告です。
Googleなどの検索結果に広告が表示される「リスティング広告(検索連動型広告)」からも、ユーザーをウェブサイトに呼び込むことができます。リスティング広告は、予算内でキーワードに即した広告を掲載してくれます。費用対効果が算出しやすく、費用をかければすぐに始められる手軽さも、リスティング広告のメリットです。

また、ユーザーがウェブサイトを閲覧している際に、表示されるバナー広告も、ウェブサイトへの流入を促すことができます。画像による視覚的なアプローチができるため、テキストのみの広告よりも訴求力が高いといわれています。
自社商品・サービスにマッチした媒体を選別して、どのようなバナー広告を配信するのか、しっかり吟味するようにしましょう。

ウェブ広告によって効率的にユーザーにリーチするには、専門知識は必要になってきます。外注に相談することも検討しながら、ウェブ広告の運用を行ってください。

SNS(ソーシャルメディア)

SNSとは、Facebook、Twitter、Instagram、Tik Tokなどのソーシャルメディアのこと。SNSを活用したマーティングは、利用者が増加したことを考えると、今や主要なウェブマーケティング施策といっていいでしょう。

SNSは、自社の情報を自由に発信できるだけではなく、ユーザーとのコミュニケーションを図れるのが特徴です。自社の商品やサービスの特性を踏まえた上で、どのSNSのプラットフォームを活用して、どのようなコンテンツを発信すべきか検討しましょう。

ウェビナー

ウェビナーとは、インターネット上のセミナーのことで「ウェブセミナー」「オンラインセミナー」とも呼ばれます。自社のことを知らなくても、ウェビナーのテーマに関心のある人たちと接点を持てるのが、ウェビナーのメリットです。
うまく関係性を構築できれば、自社の商品・サービスへ興味につながるでしょう。

ウェブマーケティングにおける接客施策

ウェブマーケティングで集客につなげられれば、あとはいかに成果につなげるかというフェーズに入ります。ウェブマーケティングの接客施策についてご紹介します。

ランディングページ最適化(LPO)

検索や広告などからアクセスしたユーザーが、最初に訪れるページを「ランディングページ」と呼びます。ランディングページには、自社の商品・サービスの特徴を伝えながら、ページ内でコンバージョンできるような仕組みにすることが大事です。

重要なランディングページのパフォーマンスを改善していく施策が「ランディングページ最適化(LPO:Landing Page Optimization)」です。例えば、ランディングページの画像を一般人から著名人に変えたり、画像ではなく動画に変えたりして、ユーザーの関心を引きつけるのも、LPOの一つです。

入力フォーム最適化(EFO)

問い合わせや購入するための入力フォームは、コンバージョンにつながる重要なページです。この入力フォームを改善していく施策が、「入力フォーム最適化(EFO:Entry Form Optimization)」です。
入力フォームで、入力項目が多かったり、決済するまでの手順が複雑だったりすることで、離脱してしまった経験はないでしょうか。
入力フォームでは、必要最低限の情報を取得できるようにしながら、いかにユーザーがストレスなく、入力を完了できるかが大事です。手を抜かずにEFOの施策を行うことで、ユーザーの離脱を防ぎましょう。

メールマガジン

メールマガジンは、登録してくれたユーザーに対して定期的に情報を届けて、サービスや商品の購入につなげるウェブマーケティング施策です。あらかじめ了承した上で、メールマガジンを配信にすることになるため、すでに自社商品・サービスにある程度の関心がある層に向けて情報発信することが可能です。
メールマガジンを通して、価値ある情報を定期的に発信することで、見込み客との関係性を構築していきましょう。

マーケティング・オートメーション(MA)

マーケティング・オートメーションとは、これまで人の手で地道に行っていた定型的な業務や、とても人手では処理できないような膨大な作業を自動化させて、効率を高める仕組みのこと。マーケティング・オートメーションもウェブマーケティング施策に入ります。マーケティング・オートメーションを活用することで、ストレスの少ないマーケティング施策を行っていけるようにしましょう。

AIチャットボット

AIチャットボットとは、​チャット上での人の問いかけに自動で答えを返すプログラムのこと。AIチャットボットでユーザーの声を効率的に拾うことも、効果的なウェブマーケティングにつながります。
人的リソースの削減にもつながるため、今後ますます注目されていくでしょう。

ウェブマーケティングのアップデートをしていこう

ウェブマーケティングには、ご紹介した以外にも、実にさまざまな手法があります。ウェブマーケティングには幅広い知識を収集することと、実施するためのスキル習得が必要不可欠です。
ウェブマーケティングの専門家にアドバイスをもらったり、一部を外注したりしながら、ウェブマーケティングを活用して成果につなげていきましょう。

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デジタルマーケティングとは?6つの手法について解説

いつでもどこでもインターネットにアクセスできる時代となり、消費者の行動も大きく変わりました。これまで以上に、デジタルを通してターゲットにアプローチする方法が企業に求められる中、デジタルマーケティングが必要不可欠となってきたといえるでしょう。

ここでは、デジタルマーケティングとウェブマーケティングの違いを踏まえて、デジタルマーケティングの8つの手法について、具体的に解説します。

デジタルマーケティングはウェブマーケティングとどこが違う?

そもそもデジタルマーケティングとは、「デジタル化した情報を活用したマーケティング」のことをいいます。デジタルマーティングでは、さまざまなタイプのデジタルメディアを活用しながら、自社の商品・サービスを打ち出して、ユーザーに訴求していきます。ユーザーの行動データを収集・分析して定量化し、戦略的にマーケティングを行えるのが、デジタルマーケティングの特徴です。

デジタルマーティングとよく似た言葉に「ウェブマーケティング」がありますが、その違いを整理しておきましょう。

ウェブマーケティングは、自社のウェブサイトやECサイトを中心に、ウェブ上のユーザー行動を軸にしたマーケティングのことです。具体的には、自社のウェブサイトやECサイトなどのアクセス状況を分析し、ユーザーがどのような情報を求めているかを探っていきます。SEOやSNS、メールマガジン、ウェブ広告といった手法が、ウェブマーケティングに該当します。

一方、デジタルマーケティングは、デジタルで得られるあらゆるデータや顧客との接点を活用します。ウェブマーケティングで扱う領域に加えて、リアル店舗への来店データや販売履歴、IoTのデータ活用など、ウェブを介さない消費者の行動データも対象となります。

デジタルマーケティング

デジタルマーケティングの6つの手法

デジタルマーケティングには、ウェブ上の施策をはじめとして、さまざまな手法があります。ここでは、デジタルマーケティングの主な手法を、6つ解説していきましょう。

デジタルマーケティング

1 ウェブサイト

ウェブサイトは、デジタルマーケティングの基本的な手法です。ウェブサイトに会社情報、事業活動、商品情報、採用情報といった内容を掲載することで、訪れたユーザーに自社について知ってもらうことができます。インターネット上の、自社の営業の役割を担いますので、洗練されたデザインとわかりやすいテキスト情報になるよう、しっかり精査してください。

2 オウンドメディア

オウンドメディアを用いた情報発信は、よく用いられるデジタルマーケティングのひとつです。オウンドメディアで定期的に記事を公開することで、ターゲットとの接点が生まれます。

ただし、自社の商品・サービス紹介では、ユーザーは訪れてはくれません。オウンドメディアの記事づくりでは、ユーザーメリットを考えることが大切です。ユーザーが抱えている課題に対して専門知識を活かし、しっかりとした回答を与えることを考えていくべきです。

なお、自社のオウンドメディアの記事を読んでもらうためには、Googleなどの検索結果の上位に記事が表示される必要があります。自社サイトにどのような記事を作れば検索上位に来るのか、SEOを意識して、競合サイトの記事を踏まえながら内容を考えていきましょう。また、TwitterやFacebook、InstagramといったSNSの活用も、オウンドメディアの流入を考えるには欠かせないため、オウンドメディアが目指すユーザー属性に合わせたSNSを選択して運用してください。

3 メール

見込み顧客に直接アプローチできるのが、メールマガジンです。顧客にあらかじめ許可を取った上でメールを配信することになるため、すでに自社の商品・サービスに関心がある層に向けて、情報発信ができます。ただし、注意したいのは、自社の商品・サービスの告知情報だけになってしまうこと。ユーザーにとって有益な情報を、メールの内容に盛り込むことを意識してください。

また、配信の頻度が適切でなかったり、内容が顧客の興味や関心とマッチしていなかったりすれば、すぐにメールマガジンの登録は解除されてしまいます。メールマガジンを継続してもらえるように、顧客とどのような関係を結ぶのかを考えながら、内容を詰めていきましょう。

4 動画

YouTubeの利用が広がっていることもあり、急増しているのが動画コンテンツです。動画コンテンツを用いたマーケティングは、「ストーリー性」が大きなポイントとなります。自社のオリジナル商品や新サービスには、開発秘話や企画実現に至った物語が必ずあるはずです。また、経営者が直接、動画で思いを語ることも、企業のメッセージを打ち出すには有効かもしれません。

動画コンテンツは、インプレッション数、ビュー数、SNSへのシェア数、クリック数などから、客観的な効果測定ができますので、デジタルマーケティングにおいて活用しやすいといえます。

ただし、機材の有無など、制作環境によってコンテンツの質に大きな差が出るのが動画です。デジタルマーケティングに活用することで、顧客のマイナスイメージになることのないよう、動画のクオリティがチェックできる体制を整えましょう。

5 ウェブ広告

デジタルマーケティングの手法のひとつに、ウェブ広告があります。

Googleなどの検索結果に広告が表示される「リスティング広告(検索連動型広告)」は、検索キーワードに即した広告を掲載してくれるため、効率的に見込み顧客にリーチすることができます。費用対効果が算出しやすく、費用をかければすぐに始められる手軽さも、リスティング広告の特徴です。一方で、より効果的に運用するには、専門知識が必要です。外注に相談することも視野に入れながら、リスティング広告の効率的な運用を目指しましょう。

リターゲティング広告は、すでにウェブサイトを訪問したことがあるユーザーに対して、関連性の高い広告を表示する手法です。ユーザーの訪問したページにもとづいて関連した広告を届けられるため、コンバージョンにつながりやすいデジタルマーケティング手法といえるでしょう。

ただし、ウェブ広告は費用が高騰するケースがあります。費用対効果が合っているのかどうか精査しながら、広告費用を投じなければならないため、注意してください。

6 IoT活用

IoTとは「Internet of Things」の略で「モノのインターネット」を意味しています。パソコンやスマートフォンなど、従来の通信機器ではなく、極小のセンサーなどを用いることで、家電などあらゆるモノをインターネットにつなげる仕組みのことをいいます。

具体的な事例としては、スーパーやコンビニエンスストアでの「IoTデジタルPOP」が挙げられます。顧客は、IoTデジタルPOPにスマートフォンをかざすことで商品に関する情報を受け取ることができ、店舗側もその情報をマーケティングに活かすことができます。

そのほかにも、自動車のIoT化で保険会社が顧客の運転状況をつかんだり、スタジアムの音をデータ化して試合中の熱狂度をデータ化し、リピート施策に活かしたりするなど、IoTの活用によって、アイディア次第で従来にないデジタル―マーケティングを実現できます。

デジタルマーケティングを行う際のポイント

デジタルマーケティングを効果的に行うには、いくつかのポイントがあります。ひとつずつ解説していきましょう。

デジタルマーケティング

ターゲットとなるユーザーを理解する

デジタルマーケティングを行う際には、自社の商品・サービスのターゲット層をよく理解することが大切です。性別や年齢、年収、家族構成などの基本的な情報に加えて、一日をどんな風に過ごしているのか、どのような情報と日々接しているのか、商品・サービスを購入する理由は何かなど、イメージを膨らませていきます。

ターゲットの顧客層の理解を深めるほど、デジタルマーケティングの精度も上がります。デジタルマーケティングが一人よがりにならないよう、ターゲットと近い人たちにアンケートやインタビューを実施するなどして、リアルな声を取り入れることをおすすめします。

KPIを明確にする

デジタルマーケティングを行うことでどんな目的を達成したいのか、KPI(Key Performance Indicators:重要業績評価指標)を明確にするようにしてください。KPIを立てることができれば、アクセス数やCVR(コンバージョン率)を達成するためには、どんなデジタルマーケティング手法を用いればいいのか、やるべき施策が見えてきます。

さまざまな部署と連携する

デジタルマーティングには、ウェブサイトの管理はシステム部、顧客管理は営業部など、さまざまな部署が横断的に関わることになります。連携不足によって、ちぐはぐなマーティング施策にならないよう、共有の仕方をルール化しておきましょう。

また、1つの部署に労力が集中してしまうと、頓挫してしまいがちです。全員でデジタルマーティングに携わっていくという雰囲気づくりも、長く続けるためには大切となります。

ツールで自動化させる

単純な作業はできるだけ自動化させることで、効率的にデジタルマーケティングを実施することが可能です。デジタルマーティングに使える無料のオートメーションツールには、さまざまな種類があります。「資料請求をしたユーザーは重要な見込み顧客の分類に振り分ける」「ユーザーの属性によって異なるメールを送る」といった作業も、ツールを用いることで簡略化できます。

どうしても本業が忙しいと、後回しになりやすいのがデジタルマーティングです。無料ツールをフル活用して、作業効率を高めていきましょう。

このように、これまで人の手で地道に行っていた業務や、とても人手では処理できないような膨大な作業を自動化させて、効率を高める仕組みのことを、マーケティングオートメーション(Marketing Automation)といいます。

顧客ニーズに合ったメールを配信したり、顧客解析のコストと作業負担を軽減したりと、マーケティングオートメーションの実例はさまざまです。自社に適した形で、マーケティングオートメーションを実現させてください。

デジタルマーケティングを活用して、商品・サービスを届けていこう

デジタルマーケティングは、さまざまな数値を分析し、施策の結果を把握することができます。デジタルマーケティングを活用することで、適した顧客に適した商品・サービスを提供できるような施策が実行できるのです。一方で、個人情報保護の観点から、ユーザーのサイトの利用設定を記憶するCookieへの規制が強まっています。

これらの動きを注視しながら、どのようにデジタルマーケティングを活用して、自社の商品・サービスを届けていくかを考えていきましょう。

なお、ナイルでは、SEOを中心にデジタルマーケティングについてサポートさせていただくことが可能です。まずは、お気軽にご相談ください。

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オウンドメディアの成功事例6選!成功のポイントを解説

企業が運営するオウンドメディアには、質の高いコンテンツを発信し続けることでブランディングに成功しているところもあれば、残念ながら更新が滞ってしまっているところもあります。これらの企業にはどのような違いがあって、どのようなオウンドメディアが成功するのでしょうか。

ここでは、オウンドメディアの成功パターンを踏まえながら、ナイルが担当した実際の成功事例をご紹介します。

オウンドメディアが成功する条件とは?

オウンドメディアとは、企業がユーザーと接点を持ったり、ブランディングしたりすることを目的に、自社で運営するメディアのこと。SNSやほかのメディアなどの外部プラットフォームを利用する場合とは異なり、情報のコントロールが可能で、自社の意図したとおりに情報発信を行い、集客につなげられるのが特徴です。

自社のメディアを持つということは、一見、魅力的なことのように思えますが、質の高い情報を発信し続けることは簡単ではありません。オウンドメディアを立ち上げたのはいいものの、しばらくしたら記事の更新が難しくなり、失敗に終わってしまう…。そんなケースはよく見られます。

オウンドメディアを成功に導くには、下記のようにいくつかの条件がありますので、確認しておきましょう。

オウンドメディア 事例 オウンドメディア 一覧

目的に合った戦略を立てる

オウンドメディアの運営は、目的に合った質の高い戦略を立てられているかが問われます。これがないと、どのような情報を発信すればいいのかわかりません。売上貢献なのか、ブランディングなのか、採用貢献なのか、目的を明確にしながら、どのようなユーザーにどういった情報発信をしていくのかを決めていきましょう。

運営体制をしっかり構築する

いくら戦略が優れていても、オウンドメディアの運営体制が構築されていなければ、施策を実行することができません。

オウンドメディアを運営するには、サイトを構築する「エンジニア」、コンテンツを作成する「編集者」「ライター」のほか、コンテンツの戦略を練る「ディレクター」「マーケター」が必要です。

社内にチームを組むのか、外部に制作を依頼するのか、企業の状況によって選択しながら、オウンドメディアの運営体制を構築しましょう。

分析した上で適切な対策を行う

オウンドメディアを運営していくなら、分析もセットで行うべきです。セッション数なのか、問い合わせ数なのか、購買数なのか、自社の商品・サービスに合わせて、追っていく数字を決めておきましょう。情報発信するだけではなく、ユーザーの反応をしっかり分析した上で、適切な対策を打つようにしてください。

ナイルが支援したオウンドメディアの事例

続いては、ナイルが行ったオウンドメディアのコンサルティング事例をご紹介いたします。ぜひ、オウンドメディアの立ち上げや改善の参考にしてみてください。

ゼロからはじめるクレジットカード(三井住友カード株式会社)

オウンドメディア 事例 オウンドメディア 一覧

三井住友カードは、「ゼロからはじめるクレジットカード」など、数々のオウンドメディアを立ち上げ、運用しています。そこで、集客施策や記事制作はナイルが担当し、三井住友カードみずからは積極的に施策立案に携わる「セミインハウスSEO」での体制を構築しました。

自社内でSEOを行う「インハウスSEO」では、いかに人的リソースやツールといった環境を整えられるかが重要です。今回の取り組みでは、セミインハウスの体制を構築するにあたり、インハウスSEOを行えるくらいの社内体制を構築しながら、アウトソースの柔軟性も活かせる体制を作ることに成功しました。

<成功のポイント>

オウンドメディアを成功させるには、専任の担当者が中心となった体制構築が必須といえます。成功のポイントとしては、集客施策、記事制作、施策立案といったポジションごとに、知見のある人材でチームを組んで、体制構築したことが挙げられるでしょう。

ゼロからはじめるクレジットカード~初心者のための使い方・作り方~

VERY(株式会社光文社)

オウンドメディア 事例 オウンドメディア 一覧

雑誌「VERY」のウェブサイトについて、ナイルがインハウスSEOの支援を行いました。

ナイルが調査した結果、芸能ニュース・指名検索が多くなっており、VERYのメインターゲットであるママ層が検索しそうなキーワードでの流入が得られていないことが課題だと判明。調査結果から、「1年分のVERYの雑誌と競合誌を研究し、キーワードの洗い出し」と「VERYのメインターゲットである、ママ層のキーワードの洗い出し」を行い、キーワード戦略を立て、実施しました。

その結果、メインターゲットであるママ層に向けた、「卒園式 ママ」「赤ちゃん 日焼け止め」といったキーワードを抽出しました。しかし、それらのキーワード対策のみでは、目標PV数を達成するには検索ボリュームや、ユーザー層が足りません。そこで、ママ層以外を含む20代女性や、独身女性も検索するキーワードを追加し、キーワード調査を行いました。

さらに、コンテンツ制作をする前に、ナイルの担当コンサルタントが、「SEOを踏まえたコンテンツ制作ガイドライン」を作成し、VERY編集部の編集者やライター向けにレクチャー会を実施。

その結果、取り組み開始後、5ヵ月程経過したあたりからPV数が大きく伸びました。また、キーワードを意識して計画的に記事を制作したところ、記事公開から1ヵ月程で、VERYのターゲットが春先にかけて多く検索する「謝恩会 服装」「入学式 ママ」「卒園式 スーツ」などにおいて、Googleの検索結果で上位表示(1位)を達成したのです。

<成功のポイント>

オウンドメディア運営をしている場合、どんなキーワードでの流入が多いのか、そのキーワードから狙っていたターゲットが訪れているのか、現状の分析から始める必要があります。分析を行うことで、ターゲットに合致した戦略が明確になっていくでしょう。そこから適したキーワードを精査し、コンテンツ制作に落とし込めたことが、成功のポイントといえます。

VERY[ヴェリィ] 公式サイト

いい葬儀(株式会社鎌倉新書)

オウンドメディア 事例 オウンドメディア 一覧

株式会社鎌倉新書は、葬儀・お墓・仏壇といった終活(ライフエンディング)関連サービスを展開しています。「いい葬儀」「いいお墓」「いい仏壇」という、3つの情報サイトを運営。3つの情報サイトを横断した「SEO推進チーム」が社内で立ち上げられたため、そのサポートをナイルが行いました。

目標は、「コンバーションにつながる自然検索流入を増やすこと」と「SEOのスキルを底上げすることで、自立自走してSEOを実施できる組織にすること」という2つです。

3サイトのリニューアルを行ったところ、月間の自然検索流入が昨対比で37~267%向上(2018年11月時点)。今回対象となった3サイトのウェブサービス事業の四半期売上は、昨対比71%増となりました。

<成功のポイント>

この事例での成功のポイントは、3つのサイトのSEO担当を統一したこと。これまでは、3つのサイトが別々の事業部で運営されていたため、意思疎通をするのも難しい状態でした。それが、3サイトを横断するSEO推進チームが戦略を決めて、各サイトですべきことを明確化していきました。

その上で、精査して導き出したSEOの施策を実施して、数字を出していくことに注力。足並みをそろえるために、プロジェクト開始時には対面で話す機会を増やしたことも功を奏しました。

いい葬儀

いいお墓

いい仏壇

STUDY HACKER(株式会社スタディハッカー)

オウンドメディア 事例 オウンドメディア 一覧

株式会社スタディーハッカー(旧、株式会社恵学社)が運営する勉強法のハッキングをコンセプトにしたオウンドメディア「STUDY HACKER」では、ナイルがSEOの内部設計、分析、コンテンツ企画のサポートを行いました。

「STUDY HACKER」の課題のひとつが、コンテンツ不足でした。ユーザーのニーズに応えられるだけのコンテンツが蓄積されていなかったのです。

加えて、SEOの専門知識を備えた社内メンバーがいなかったために、サイト構造が適正に設計されず、検索エンジンに評価されていないという課題もありました。そもそもの問題として、せっかく検索からユーザーが流入してきたとしても、サービスサイトへの導線が不十分でした。

そこで、ナイルが行ったのは、注力すべきキーワードの選定と優先順位を決めることです。また、キーワードの選定方法やタイトルの設定ルール、コンテンツの書き方、内部構造や導線設計といったノウハウの共有も行いました。さらに、CV貢献の高い記事および経路を分析することで、導線設計を改善しました。

施策を行った結果、1年間でPV数が2倍、自然検索流入数が3.5倍、そしてサービスサイトへの送客数も5倍に増加(2018年3月時点)。集客と事業への貢献を果たすことができたのです。その上、ナイルの提案をもとにSEOを実施したため、社内にSEOやコンテンツ制作のノウハウを蓄積することにもつながっています。

<成功のポイント>

オウンドメディア運営において、流入と売上貢献の両軸を見据えて運用したことが成果につながった事例です。流入施策として、サイト構造の設計やキーワード選定、記事制作を行いました。売上貢献の施策は、サービスサイトへの導線設計となります。

STUDY HACKER

ナイルが運営するオウンドメディアの事例

ナイルでは、自社でもオウンドメディアを運営しています。「カルモマガジン」「ナイルのかだん」の取り組みについてご紹介いたします。

カルモマガジン

オウンドメディア 事例 オウンドメディア 一覧

ナイルは2018年に、「おトクにマイカー 定額カルモくん」をスタート。併せて、オウンドメディア「カルモマガジン」の運営も行い、2019年の1年間でトラフィック1000%増、アシストCV10倍という急成長を記録しました。

まず意識したのが、記事数を増やしてセッション数を伸ばすこと。その上で、すでに検索流入が多い記事にはテコ入れを行ったり、検索ボリュームの小さい記事も1位を取れるようにしたりするなど、できるうる施策をすべて行いました。

<成功のポイント>

設定したオウンドメディアの目標の達成度を随時確認して、対策を行ったことが成功のポイントです。目標の達成が難しいとなれば、すぐに記事数を増やしたり、アシストCVの改善施策を打ったりすることで、成果につなげました。

カルモマガジン

ナイルのかだん

オウンドメディア 事例 オウンドメディア 一覧

「ナイルのかだん」は、2018年にリリースした採用オウンドメディアです。ナイルで働いている人の様子や、会社のカルチャーなどを紹介しています。

「ナイルのかだん」では、オウンドメディアの成果を測る上で、記事読了率を計測して、応募者のウェブ行動を把握するようにしています。例えば、「ナイルのかだん」の記事読了率は、新規ユーザーだと50%にも達しません。しかし、リピートユーザーの記事読了率は、新規ユーザーの2倍近い数値となっています。

このリピートユーザーの多くは、ナイルに応募している人たちです。つまり、面接前に「この記事を読んでください」とこちらから情報を伝えているため、きちんと最後まで読んでくれていることがわかります。

限られた面接の時間の中だけで、お互いの個性を知るのは難しいもの。選考中の応募者ほど読了率が高いのは、オウンドメディアリクルーティングが、ミスマッチを防止する可能性を示唆しているといえます。

<成功のポイント>

採用オウンドメディアだと、採用への貢献度をどの数字で測るのかが大事になってきます。「ナイルのかだん」では、リピートユーザーの記事読了率などの数字を見て、どれくらい採用に貢献しているかを計測しています。採用オウンドメディアの価値を正確に把握できたことが、成功のポイントといえるでしょう。

ナイルのかだん

オウンドメディアの方向性を明確にして、成功に導こう

オウンドメディア運営は、対応領域が多岐にわたりますので、しっかりと体制の構築を行うことが必要です。戦略設計やコンテンツ制作、分析をしっかり行うことで、オウンドメディアの方向性が明確になります。

ユーザーのニーズに寄り添ったオウンドメディアの運営を心掛けていきましょう。

なお、ナイルでは、オウンドメディアの戦略設計からサポートさせていただくことが可能です。また、さまざまなコンテンツを作成して情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがないお客様に、コンテンツ制作代行のプランをご用意しております。まずは、お気軽にご相談ください。

\オウンドメディアやSEOの疑問がある場合は、ぜひご相談ください!/

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インハウスSEOを学べる本!厳選の12冊

インハウスSEOの実現にあたり、本から学ぶことはとても重要です。SNSやブログのような速報性はない代わり、関連する情報を体系的に読み取ることができるからです。

ここでは、インハウスSEOに特化しながら、SEO全般に役立つ書籍12冊をご紹介します。「基礎知識編」「コンテンツ作り編」「プロ知識編」「インハウス化編」に分けていますので、気になる書籍からチェックしてみてください。

インハウスSEOを学べる本【基礎知識編】

「SEOについては、ほとんど何もわからない」というレベルなら、まず基礎知識編の本から。SEOとは何か、SEOの目的はどこにあるのか、こうしたSEOの本質をつかんだ上でこそ、実践的なアイデアやテクニックが活きてきます。

インハウスSEOに一歩踏み出すそのときに、ぜひ読んでいただきたいおすすめの4冊をご紹介します。

『10年つかえるSEOの基本』

ナイル取締役が執筆した、SEOの指南書です。SEOというと、手先のテクニックやトレンドを追いかけることに躍起になりがちですが、重要なのは「SEOの考え方」そのもの。そんなSEOの基礎を学ぶには最適です。

会話形式で書かれているので理解しやすく、ページ数も少なめですから一気に読み切ることができます。基本的な施策をひととおりカバーしてあるので、思考を整理したい時や基礎に戻って考えたい時などにも有用。自社でのインハウスSEOを考える企業が最初に手に取ってほしい一冊です。

10年つかえるSEOの基本

土居健太郎(技術評論社)

1,628円(税込)、136ページ、Kindle版有

『いちばんやさしい新しいSEOの教本』

豊富な実務経験を持つ講師陣による、セミナー形式の解説本。基本的かつ実践的なSEOのノウハウを、サンプルとともに説明しているため、すぐに実務に活かすことができます。

図解が多用されているため視覚的にも理解しやすく、索引が充実しているため、手元に置いておくと困ったときに役立ってくれるでしょう。企業のウェブ担当者、これからSEOに取り組みたい人は、必読です。

いちばんやさしい新しいSEOの教本

安川洋、江沢真紀、村山祐介(インプレス)

1,738円(税込)/256ページ/Kindle版有

『いちばんやさしいスマートフォンSEOの教本』

「いちばんやさしい」シリーズのスマートフォンSEOに特化した一冊。

Googleはページの評価基準のひとつとして「モバイルフレンドリーかどうか」を重視しています。当然ながらスマートフォンで検索したときに、ページが読みやすいかどうかは、ユーザー行動に大きく影響します。スマートフォンSEOは、SEO担当者としては必須の知識なわけです。

シリーズ共通の誌面構成は図版が多くて見やすく、SEO初心者でもわかりやすいため、スマートフォンSEOの知識をしっかり身につけるでしょう。

いちばんやさしいスマートフォンSEOの教本

江沢真紀、コガン ポリーナ、井上達也(インプレス)

2,178円(税込)/288ページ/Kindle版有

『沈黙のWebマーケティング』

一般的な教本とはまったくおもむきの異なる、会話劇仕立てのマーケティングの教科書。

主人公は、数々のウェブサイトをその手で救ってきた伝説のマーケッター「ボーン片桐」。彼の活躍するハードボイルドなストーリーを通じて、マーケティングの基礎と全体像、実務に活かせる手法やアイデアが詰め込まれています。

500ページ近いボリュームですが話の展開に引き込まれ、どんどん読み進めることができます。ウェブマーケティングは初めてという人が、身構えずに知識を身につけることができる好著です。

沈黙のWebマーケティング

松尾茂起、上野高史(エムディエヌコーポレーション)

2,420円(税込)/496ページ/Kindle版有

インハウスSEOを学べる本【コンテンツ作り編】

インハウスSEOにおける大きな壁の1つが、コンテンツ作りです。コンテンツ作りには、経験のある編集者やライターが必要であり、それと同時にSEOの知識が求められます。

SEO施策である「コンテンツSEO」を理解し、その効果をより高めるために役立ってくれる本を2冊、ご紹介しましょう。

『SEO対策のための Webライティング実践講座』

書籍や雑誌などの紙媒体とウェブとでは、好まれる文章の構成と書き方に大きな違いがあります。さらにSEOにも配慮するとなると、SEOのルールに沿い、テキストを作る必要があります。

そんなときに役立つのが本書です。なぜSEOライティングが必要なのかという初歩的な知識に加えて、76のライティングテクニック、「ECサイト」「ビジネスブログ」など、目的別のウェブサイト制作のポイントなども解説。ビギナーの教科書としてはもちろん、すでにSEOライティングを手がけている編集者やライターにとっても心強いでしょう。

インハウスSEOを実現するには、社内制作環境の充実は必須。そのためにはぜひ手元に置いておきたい一冊です。

SEO対策のための Webライティング実践講座

鈴木良治(技術評論社)

2,178円(税込)/256ページ/Kindle版有

『沈黙のWebライティング』

正体不明のウェブマーケッター「ボーン片桐」の活躍を通じて、SEOライティングのノウハウを学べることができます。『沈黙のWebマーケティング』シリーズで、共通の構成になっています。

初心者向けの内容ではありますが、すでに実務経験を重ねている編集者・ライターにとっても発見や得るものがあり、困ったときの手引書としても活用可能。また取材のポイントやライターの育成法など、「書く作業」から離れたテーマもカバーされています。見た目の派手さとは裏腹に、細かな配慮がある書籍です。

沈黙のWebライティング

松尾茂起、上野高史(エムディエヌコーポレーション)

2,200円(税込)/632ページ/Kindle版有

インハウスSEOを学べる本【プロ知識編】

SEOを学び、実践を重ねていくと、さまざまな問題や課題に直面するかと思います。そんなときにプロの視点から導き出されるSEOの方法論は、大いに役立つもの。初級者には少々ハードルが高いかもしれませんが、SEOの中級者さらには上級者の有用な手引きとなる2冊を、ご紹介します。

『インハウスSEO 成功のための実践テクニック』

そのものズバリ、インハウスSEOを成功に導くために必要なテクニックを満載した書籍です。自社サイトの現状を踏まえた上で、内部対策、外部対策、コンテンツ対策など、分野ごとに実践的な手法を詳しく解説。自社ドメインを育成し、低コストで検索順位とCVを高めるためのノウハウが、幅広く紹介されています。

インハウスSEOを目指す企業はもちろん、SEO自体をあまり意識していない、というレベルの企業でも役に立つ内容です。

インハウスSEO 成功のための実践テクニック

土井まなぶ(ソシム)

3,040円(税込)/239ページ/Kindle版なし

『現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル』

ウェブマーケティングのスペシャリスト2人による共著。コンテンツSEOからモニタリングSEOにいたるまで、現場で活躍するプロの視点とテクニック、専門知識を惜しみなく公開した専門書です。

初心者には難しい内容も含まれていますが、それだけに自分自身の成長にあわせて活用でき、エキスパートにとっても得るところの多い内容になっています。SEOに関する知識と技術について、すべてを網羅したバイブルという書名にふさわしい一冊。インハウスSEOを推進するなら、ぜひ手元に置いておきましょう。

現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル

西山悠太朗、小林睦、丸山弘詩(マイナビ出版)

3,278円(税込)/432ページ/Kindle版有

インハウスSEOを学べる本【インハウス化編】

インハウスSEOを実現しようと考えると、SEO周辺の知識や方法論ばかりに目が向いてしまうもの。しかしSEOはマーケティングとの連携があって初めて、その威力を発揮します。となれば、マーケティング領域の準備運動も欠くことはできません。

また、組織内に新たな体制を構築するときは、それに伴う調整作業が発生します。提案に対する懐疑的な意見や周囲の無理解などは、その典型といえるでしょう。

こうした障壁を乗り越えるにはどうすればいいのか?そのヒントを与えてくれる良書4冊をご紹介しましょう。

『マーケティングとは「組織革命」である。』

USJを劇的なV字回復に導いた著者が、マーケティングの具体的な手法ではなく、その根底にある考え方を説いた本。

どんなに優れた提案も、組織の中で通すことができなければ、その効果を発揮することができません。そこで必要なのが「社内マーケティング術」。変化を求めて新たな一歩を踏み出そうとする際に吹きつのる逆風と孤独感を、どのようにかわし、乗り越えていくのか。そして自分の提案を通したからには、どんな責任を負わねばならないのか。

自分の提案力を磨き上げ、組織の中で生かす実践的なテクニックを、学ぶことができます。

マーケティングとは「組織革命」である。

森岡毅(日経BP社)

1,760円(税込)/352ページ/Kindle版有

『たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング』

ロート製薬で化粧水「肌ラボ」を売上げ日本一に押し上げ、スマートニュースではアプリランキングを100位圏外から1位へ急伸させた実績を持つ、西口一希氏。同氏が自ら確立したユニークな理論と実践を説く、マーケティング指南書です。

著者自身の実務経験に基づいているだけに、その内容はシンプルで実践的。あらゆる業界に通用する本質的な思想をくみ取ることができます。現場で活躍するすべてのマーケッター必携の書といえるでしょう。

たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング

西口一希(翔泳社)

2,200円(税込)/240ページ/Kindle版有

『確率思考の戦略論』

敏腕マーケッター森岡毅氏と、凄腕アナリスト今西聖貴氏の共著です。

タイトルが示すように、ビジネスを数学的に解きほぐしていくことで「勝てる確率」を見定め、その上で勝てる確率の高い戦略を立てていく、という方法を解説しています。

学術書のようなタイトルですが、数字が苦手でも心配は無用。数多く登場する数式もそのすべてを暗記する必要はなく、森岡氏自身「数式は読み飛ばして結構」と寛容です。大切なのは数式を覚えることではなく、その根底にあるビジネスの本質を理解することだからです。

ビジネスの成否を決める確率論のほか、社内文化や組織のあり方にも言及した、広範な領域にわたる戦略書です。

確率思考の戦略論

森岡毅、今西聖貴(角川書店)

3,520円(税込)/311ページ/Kindle版有

『7つの習慣』

全世界で4,000万部を売り、日本では若者向けや子ども向けにリライトされ、マンガ版も登場している超ベストセラー。解説つきのものも発行されていますが、原著の完訳版がありますから、こちらを手にするのがおすすめです。

自己啓発書としてはトップレベルの本と認識されていますが、マーケティングの本ではありません。しかしその内容は、自分のあり方やものの見方を知ることができ、他者とのコミュニケーションを含めて、今以上の仕事環境を生み出すことを可能にしてくれるでしょう。 インハウスSEOのみならず、組織が新たな変革を起こそうとする場合、さまざまな障壁が生まれます。それらの障壁をどう乗り越えていけばいいのか、そのヒントを得ることができるはずです。

完訳 7つの習慣

スティーブン・R・コヴィー(キングベアー出版)

2,420円(税込)/560ページ/Kindle版有

書籍から学んでインハウスSEOの本質に迫ろう

今回は、時が経っても色あせることのないだろう、SEOやインハウス化の本質に迫ることができる書籍をご紹介しました。いずれもナイル社内でも、おすすめしている書籍ばかりですし、手引書のように活用されている本もあります。

一冊でも気になるものがあれば、ぜひ手に取っていただきたいと思います。

なお、ナイルでは、SEOを委託していただくことはもちろん、セミインハウス、さらにインハウスSEOへ向かうためのサポートも行っています。状況をヒアリングした上で、インハウスSEOの実現に向けて何が必要なのか、どのように進めればいいのか、ご提案させていただきます。ぜひ一度、ご相談ください。

\SEOの疑問がある場合は、ぜひご相談ください!/

インハウスSEOを学べる本!厳選の12冊【SEO内製化無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

インハウスSEOの体制はどう作る?4つのステップで解説

インハウスSEOとは、自社内でSEO業務を実施することを意味します。インハウスSEOは、ウェブ担当者であればぜひ実現したいものでしょう。しかし、「どうやって進めればいいのかわからない」という人も多いはず。

ここでは、インハウスSEOのメリットや体制づくりのポイントを解説するほか、具体的にナイルでインハウスSEOの体制を構築していく手順をご紹介します。

インハウスSEOのメリットは?

インハウスSEOとは、すべてのSEO業務を自社内で内製化して実施すること。そもそもインハウスには、「組織内」「内製化」といった意味があります。

まずは、インハウスSEOの体制づくりを進めるにあたって、どのようなメリットがあるのかを確認していきましょう。

インハウスSEO体制

メリット1 ノウハウを社内に蓄積できる

インハウスSEOのメリットとして、SEOのノウハウを社内に蓄積できることが挙げられます。SEOを現場で実践してみることで習熟度が増していきますし、自社ならではの方法が確立していくでしょう。

また、人材育成にもつながるため、長期的にSEOの施策を実行しやすくなります。

メリット2 外注費の削減になる

SEOを外部に委託する場合、どうしても大きな費用が発生します。また、外注費が安いところがあったとしても、SEOの成果が出ないのであれば、まったく意味がありません。

インハウスSEOならば、外注費を気にする必要はなくなり、外注先を探す手間もなくなります。もちろん、インハウスSEOを実現するために、社内の人件費は考えておくべきですが、SEOの知見が溜まっていくことで、人件費に対するパフォーマンスは上がっていくはずです。

メリット3 コミュニケーションコストが下がる

SEOを外部に委託している場合、どうしても関係者が増えるためコミュニケーションの負荷が高くなる可能性があります。インハウスSEOならば、社内調整のみとなりますので、コミュニケーションコストは下がり、プロジェクトの推進や改善がしやすくなります。

ただし、注意しておきたいのは、社内調整はいずれにしても必要だということ。SEOはサイト設計やリンク構造の最適化、記事制作といった施策が考えられます。営業や広報といった部署との連携が発生した際には、社内の各部署との調整を行う必要があります。

インハウスSEOを実現できる組織の特徴

インハウスSEOを実現できる企業には、4つの共通点が見られます。

これらの共通点を把握しておけば、インハウスSEOへの移行がよりスムーズになりますので、押さえておきましょう。

インハウスSEO体制

SEOで実現したいことが明確になっている

SEOで実現したいことが明確かどうかは、インハウスSEOの導入・移行にあたり、とても重要なポイントです。SEOで何をどのようにしたいのかがはっきりしていれば、それに合わせてアクションを絞り込めますし、効率良く成果を導き出すことができるからです。

SEOは、ユーザーの「検索」という行動が起点になります。SEOでユーザーの流入数を増やしたとしても、自社のビジネスに貢献していなければ、ただの慈善事業になってしまいます。問い合わせや商品・サービスの購入といったように、流入からの導線を明確にして、ビジネスへの貢献を目指しましょう。

SEO専任者がいる

SEOは、非常に専門性の高い業務です。Googleの検索アルゴリズムは常に変化していて、それに対応できる十分な知識や経験が求められます。多くの企業では、リソースやコストの兼ね合いから、ほかの業務とSEOの業務を兼務しているケースが多いようですが、これではなかなかうまくいきません。ですから、インハウスSEOで成果を出すなら、SEOの専任者を置くことが重要です。

SEOの専任者となると、コストの面でなかなか踏み切れないという事情はあるでしょう。しかし、自社のビジネスを知ってもらうきっかけとして、自然検索からの流入を考えるならば、費用対効果を検討した上で、可能な限りSEO専任者を置くべきです。

また、SEO専任者を自社で育てるか、外部から採用するかという点も、考えなくてはなりません。SEOの人材は、市場での母数がとても少ない上、即戦力を期待できる人材はほとんどいません。幸運にもそうした人材がいたとしても、人件費を考えると、費用対効果が見えないということになりやすいものです。

社内で人材を育成していくとなると、今度は育成期間がネックとなります。SEOは、必要充分なノウハウを現場で身につけるまで、およそ2、3年の実務経験が必要です。

インハウスSEOのためにSEO専任者を置こうとするなら、まずこれらの条件をクリアすることが求められます。

SEO施策用のリソースを確保している

企業規模やサイトの規模によって異なりますが、インハウスSEOをうまく回していこうとすると、その業務負荷は大きなものになります。そのため、規模の小さな企業では、人手、時間、予算が不足してしまい、満足のいく施策を打てなくなりやすいものです。

実際のところ、SEOの実務は多岐にわたります。まず、ターゲット層のペルソナの設定を行い、競合調査やキーワードの選定を済ませたら、その結果を踏まえてサイトの構造や操作性を改善していきます。コンテンツの制作ではライターの選定や、出来上がった記事の校正を行い、サイト内外とのリンクも適切に設定しなくてはなりません。コンテンツを実装したら、順位動向をチェックしてアクセス解析を行い、さらなる改善のためにコンテンツやキーワードの精査も必要です。SNSの運用も並行して行うとなると、かなりの作業量です。

しかし、必要な作業を省略してしまうと、想定した成果につながらないということも事実です。

SEO施策を実行する上で、どれほどのリソースを割いて、どのような成果が期待できるかを精査する必要があるでしょう。自社の現状を把握した上で、どのように調整すればインハウスSEOのリソースを確保できるか、考えてみてください。

SEOの重要性が社内で理解されている

SEOで実現したいことが明確になっていて、SEO専任者がいたとしても、その重要性が社内で認識されていなければ、インハウスSEOで成果につなげることが難しくなります。エンジニアやデザイナー、営業、広報など、社内での協力を取りつけることでSEOの施策スピードが上がり、成果につながっていくのです。 SEOで何ができるのか、どのような仕組みで、どんな利益をもたらしてくれるのかを、社内で正しく理解してもらうところから始める必要があるでしょう。

サイト運営をしていればインハウスSEOに移行しやすい

サイト運営は自社で行っているけれど、SEOまでは手が回らない――規模の大小にかかわらず、このような企業は多いのではないでしょうか。サイト運営を外注して丸投げしているよりも、自社でサイト運営しているほうが、インハウスSEOに移行しやすくなります。

具体的には、サイトの運営機能に、アウトソースによるSEOをつけ加えるとスムーズです。まずはアウトソースを活用して、SEOの施策が打てる土壌を作り、そこから知見を蓄えてインハウスSEOに移行していきます。

自社でサイト運営を行っているならば、「サイトの制作・改善」「インフラ整備」「コンテンツ管理」といった機能は、すでに社内にあるはずです。ここにSEOの要素をプラスすれば、ゼロからインハウスSEOへと舵を切るよりも、はるかにスムーズな移行が可能です。

ただし、オウンドメディアを新たに立ち上げるような場合には、初期だけではなく、その後も継続的なコンテンツ制作のためのスタッフが必要です。編集者やライターなども確保しなくてはなりませんから、それだけのリソースを用意しなくてはなりません。

インハウスSEOの体制を構築するための4つのステップ

インハウスSEOを実現するためには、具体的にどうすればいいのでしょうか。最も確実な方法としておすすめしたいのは、外部のSEOコンサルに協力を依頼することです。ナイルでは、SEOの外部委託だけではなく、インハウス化の支援も行っています。

インハウスSEOを実現するために、ナイルでは4つのステップに分けて進めていますが、各ステップについて簡単にご説明しましょう。

インハウスSEO体制

STEP1 スケジュールを設定する

まずは、いつまでにインハウス化を実現するかというスケジュールを設定します。曖昧に

「そのうち内製化したい…」だと、いつまで経ってもインハウスSEOは実現しません。

なお、ナイルのSEOのインハウス化支援の期間は、最短で6ヵ月程度となります。採用・教育体制づくりをじっくり行いたいケースですと、1、2年かけてインハウス化を実現していきます。

STEP2 インハウス化の課題を明確にする

インハウス化に向けた課題を明確にするため、社内の状況を確認します。SEO専任の担当者を置けるか、リソースが不足していないか、SEOの知見はあるのかといった点をチェックしていきましょう。

これらの中から、インハウス化の障壁となる課題を明確にしていきます。

STEP3 予算を確保する

現状での課題を洗い出し、それを解決するプランができたら、インハウス化するまでのスケジュールと照らし合わせて予算を算出します。

インハウス化するまで、どこまでの作業を自社で行うのか、外部委託するのかによって、予算が変動します。社内の状況や今後の見通しに合わせて、予算を調整してください。

STEP4 担当者をアサインする

予算がクリアできたら、各施策の担当者をアサインし、業務を割り当て、作業範囲と責任範囲を確認します。メンバー間で連動する領域も出てきますので、その点も確認しておきましょう。

どんなツールを使い、どのように業務を進めていくかも、具体的にすり合わせていきます。

自社の状況に合わせてインハウスSEOを目指そう

インハウスSEOの実現は、難しく見えるかもしれません。確かに、SEOの機能を自社で完結できるようになるには、やるべき作業もクリアすべき課題も多くあります。しかし、自社の状況に合わせてステップを踏んでいけば、スムーズな移行が可能です。

ナイルでは、SEOを委託していただくことはもちろん、セミインハウス、さらにインハウスSEOへ向かうためのサポートも行っています。状況をヒアリングした上で、インハウスSEOの実現に向けて何が必要なのか、どのように進めればいいのか、ご提案させていただきます。ぜひ一度、ご相談ください。

\SEOの疑問がある場合は、ぜひご相談ください!/

インハウスSEOの体制はどう作る?4つのステップで解説【SEO内製化無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

SEOは自社でできる?SEO内製化のメリットや注意点を解説

「SEOは自社では無理、専門の会社に任せなくては」と考えている人は多いのではないでしょうか。確かにその通りなのですが、自社でSEOを行うことは、不可能ではありません。課題を解決しながら移行を進めれば、自社内で完結するSEO、つまりインハウスSEOを実現することは可能です。

ここでは、自社でSEOを行うメリットや注意点、自社でSEOを実施するためのポイントを解説します。

自社でSEOを行うメリットは?

そもそもSEOとは、検索エンジンによる評価を考慮して、自社サイトのページを最適化する施策のことです。

SEOは高度な知識や技術に加え、Googleの検索アルゴリズムの更新にも即応できる体制が必要です。SEOには多くの作業があり、そのすべてを自社内で行うことは簡単ではありません。ただそれでも、自社でSEOを内製化することで得られるメリットは大きいのです。どのようなメリットがあるのか、具体的に確認していきましょう。

自社でSEOを内製化することで得られるメリット

メリット1 社内にSEOのノウハウを蓄積できる

SEOを外部委託し続けていると、いつまで経ってもSEOのノウハウを獲得することができず、社内の人材も育ちません。しかし、自社でSEOを行うことによって、ノウハウを積み重ねることができ、優れた人材を社内で育てることが可能になるのです。

SEOは広告と異なり、中長期的な施策ですので、人材育成を行うことで、継続的にSEOを実施しやすくなります。

メリット2 外注費が削減できる

SEOを外部委託すると、当然ながら外注費がかかります。その額は施策の内容によって変わりますが、月額数十万円、時にはそれ以上ということも珍しくありません。しかし自社で内製化できれば、この外注費は不要になります。

ただし、自社でSEOを行うことで、社内の人件費は想定しておくべきです。外注費と社内の人件費、どちらが費用対効果が高いのかは検討しておきましょう。

メリット3 臨機応変にSEOを実施できる

SEO施策は、マーケッターをはじめデザイナーやエンジニア、ライターや編集者など、多くのスタッフとの共同作業です。

これらのスタッフをすべて社内でまかなえれば、それだけSEOを実行するフットワークが軽くなります。消費者の興味や市場のニーズが変動したり、Googleの検索アルゴリズムがアップデートしたりと、大きな変化が起こったときでも、臨機応変なSEOが可能になります。

メリット4 専門性の高いコンテンツを作りやすい

SEOにおいてコンテンツを制作する場合、専門性を持った人材が、直接情報発信できるというのもメリットです。自社の商品やサービス、顧客の属性、さらに業界の事情も熟知した自社スタッフがSEOまで手がけることで、情報の信憑性が高まり、ユーザーにとって有益な情報を効率良く届けられます。

自社でSEOを行うには?

SEOの作業は範囲が広いこともあり、すべてを一気に内製化するのは難しいことです。現在SEOを外部委託しているなら、段階的に内製化していくことで、自社でのSEOを目指すことができます。

例えば、SEOを意識したコンテンツ作成を、内製化することは検討してもいいでしょう。メリットでもご紹介しましたが、自社商品や顧客層の特性などを熟知している社内メンバーがコンテンツを作れば、ユーザーにとって価値ある内容になっていきます。ただし、編集者やライターといった専門的な経験のあるメンバーが必要になりますので、コンテンツ制作の体制構築にも注意が必要です。

なお、ナイルでは、SEOの外部委託だけではなく、インハウス化の支援も行っています。インハウスSEOを実現するために、ナイルでは下記の4つのステップに分けて進めてまいります。

■インハウス化のための4つのステップ

STEP1 スケジュールを設定する
STEP2 インハウス化の課題を明確にする
STEP3 予算を確保する
STEP4 担当者をアサインする

自社でのSEOのためにサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。

自社でSEOを実施できる企業の条件とは?

さて、自社でSEOを行うにあたって、どんな企業が向いているのでしょうか。自社でSEOを行う条件がいくつかありますので、それぞれ確認していきましょう。

SEOの専任者がいること

SEO業務は、とても多くの作業をこなさなくてはなりません。他の業務とSEO業務を兼任するとなると、SEOの内製化の実現が遠のいてしまうことも考えられます。「自社でSEOを実施するんだ!」という確固とした意志があるなら、専任のSEO担当者を置くべきでしょう。

SEOの重要性が社内で理解されていること

SEOが自社のビジネスにどのように貢献するのか、どのようなメリットがあるのか、こうしたSEOの重要性が、社内で理解されていることは大切です。特に経営層の理解は、必須となります。SEOの内製化のために、担当者のジョブローテーションを調整したり、SEO専任のスタッフを配置したりすることは、経営層の理解なしには実現できません。

状況によっては、SEO内製化への道筋をトップが示し、社内の理解を得ていく、という行動も必要でしょう。

積極的にSEOの情報収集を行うこと

自社でSEOを行う場合、「外部からの情報収集は不可欠」です。SEOの専門会社に外注するのであれば、最新情報や他社での事例などの情報共有が行われます。しかし、自社だけでSEOを行う場合は、情報収集も自社で動く必要が出てきます。だからこそ、外部からの情報収集を積極的に行わなくてはなりません。

SEOに関する国内外の情報をチェックしながら、関連するウェビナーには積極的に参加して交流を図ってみてもいいでしょう。

自社でSEOを行う際に活用したいツール8選

自社でSEOを行うにあたって、ツールの活用は必須です。無料ツールを中心に、有料ツールも合わせてご紹介いたしますので、チェックしてみてください。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。有料の上位版もありますが、まずは無料版で問題ないでしょう。サイトを登録しておくと、訪れたユーザーの人数や使用デバイス、直前の経路など、数多くのデータを抽出できます。

SEOを行うには、なくてはならない基本ツールです。

Googleアナリティクス

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)

Google Search Console

Google Search Consoleは、ユーザーがサイトを訪れる前の行動を情報として確認できるツールです。登録したサイトのページが、どのようなキーワードで検索されたか、何回表示されたか、クリック数やクリック率はどれほどあるのか、チェックできます。

Googleアナリティクスとともに、こちらもSEOには欠かせないツールです。

Google Search Console

Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、Googleが用意しているキーワード調査ツールです。自社の商品・サービスに関係の深い言葉を入力すると、キーワードの候補が提案され、それぞれに検索ボリュームや競合性、Google広告での入札単価などが一覧表示されます。

無料で使えますが、Google広告に一定額以上の広告出稿をしないと、詳細なデータが得られない仕組みになっていますので注意が必要です。

Googleキーワードプランナー

Googleトレンド

Googleトレンド

Googleトレンドは、検索キーワードの検索回数を測定し、その推移を追跡するツールです。文字通り、検索キーワードの変化からユーザーのトレンドの動きを読み取ることができます。自社サイト内で対策済みのキーワードの検索ボリュームを調べて見直しを図ったり、急上昇しているキーワードに合ったコンテンツをタイムリーに用意したり。キーワードに関するさまざまな調査を行うことで、対策を施すことができます。

Googleトレンド

ラッコキーワード( 旧:関連キーワードツール( 仮名・β版 ))

ラッコキーワード

ラッコキーワードは、関連キーワードを調査してくれるツールです。特定のキーワードを入力すると、Googleでサジェストとして表示されるであろうキーワードや、実際に表示されているキーワードを抽出します。

また、「YAHOO!知恵袋」と「教えて!goo」を検索し、入力したキーワードに関連する質問投稿をピックアップしてくれます。ユーザーがどのような情報を欲しがっているのかをチェックできるツールです。

ラッコキーワード( 旧:関連キーワードツール( 仮名・β版 ))

ahrefs(エイチレフス)

ahrefs

ahrefsは、被リンク調査ツールとして知られています。競合サイトの調査分析、SNSで話題になっているコンテンツの調査、特定キーワードによる検索ボリュームの調査など、幅広い機能を備えています。2021年7月の時点では有料版のみですが、ライトプランが99ドル、スタンダード179ドルと、導入のハードルは高くはありません。

ahrefs

SEMRush(セムラッシュ)

SEMRush

SEMRushは、オールインワンツールで、幅広い機能がバランスよくまとめられています。専門のSEO会社であれば、特定の機能に特化したツールを使い分けることが一般的ですが、自社でSEOを行うのであれば、必要な機能が高レベルでまとめられているSEMRushひとつで十分でしょう。世界的にはスタンダードなSEOツールです。

SEMRush

GRC(ジーアルシー)

GRC

GRCは、自然検索によるサイトの表示順位を測定してくれるツールです。チェックしたいサイトのURLと、特定のキーワードを登録しておくだけで、日々の検索順位を測定できます。サイトURLだけでなく、順位がついているページを表示することもでき、さらに競合サイトの順位も追跡可能です。

GRC

【完全版】おすすめSEOツール16選!コンサルタントが活用法を解説

自社SEOへ向かって、一歩ずつ着実に

SEOは専門性の高い業務であり、内製化するには解決すべき課題がいくつもあります。しかし、決して不可能なことではありません。

ナイルでは、SEOを委託していただくことはもちろん、セミインハウス、さらにインハウスSEOへ向かうためのサポートも行っています。状況をヒアリングした上で、インハウスSEOの実現に向けて何が必要なのか、どのように進めればいいのか、ご提案させていただきます。ぜひ一度、ご相談ください。

\SEOの疑問がある場合は、ぜひご相談ください!/

SEOは自社でできる?SEO内製化のメリットや注意点を解説【SEO内製化無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

インハウスSEOの成功事例5選!どのような成果が出たかを解説

インハウスSEOへの移行を検討しているならば、他社の成功事例を参考にするといいでしょう。さまざまな企業がどのような課題を持ち、どのように解決していったか、その過程をたどることで、インハウスSEOへの移行プロセスが見えてきます
ここでは、ナイルが支援したインハウスSEOの成功事例を中心に、ナイルが運営しているメディアのインハウスSEOについてもご紹介します。

インハウスSEOを成功させる条件とは?

インハウスSEOとは、SEOを内製化して自社だけで完結できるようになっている状態を指します。インハウスSEOを成功条件は、いくつかありますので、それぞれ確認していきましょう
まずは、SEO専任者がいることが、インハウスSEOを成功させるためのポイントの1つ目です。SEOは、サイト構造やリンク構造の最適化や、記事作成も関わっていくことになりますので、専任者であることが望ましいでしょう。
こうした人材以前のポイントが、SEOに対する社内での認識です。SEOの重要性があまり理解されていないと、現場でSEO施策を打つにしても、リソースの調整や予算確保の面で、思うようにできないことが起こるからです。
インハウスSEOをスムーズに実現するためにも、これらの条件をクリアしておくようにしてください。

インハウスSEO成功の条件

ナイルが支援したインハウスSEOの成功事例

ここからは、ナイルが支援した企業のうち、インハウスSEOへの移行が成功した事例についてご紹介します。それぞれに社内環境が異なりますが、状況に合わせた手を打っていくことで、インハウスSEOを実現することはできますので、ぜひ参考になさってください。

ゼロからはじめるクレジットカード(三井住友カード株式会社)

三井住友カードは、「ゼロからはじめるクレジットカード」をはじめとして、複数のオウンドメディアを立ち上げ、それぞれ運用しています。インハウスSEOを実現するには、SEOについての知識を備えた専任スタッフに加え、SEO施策を迅速に反映できる制作スタッフを社内に置く必要があります。しかし三井住友カードでは、インハウスSEOの体制を取るには自社の負担が大きいと判断し、「セミインハウスSEO」の体制をとることにしました。インハウスSEOの体制において、ナイルが担当したのは、主に集客施策およびコンテンツ制作です。社内外の施策チームが連動することで、オウンドメディア運用が活性していきました。

<SEOをインハウス化するポイント>

セミインハウスの体制を構築するにあたり、インハウスSEOを行えるくらいの社内体制を構築することを目指したのが、成功ポイントです。インハウスSEOのし下地ができてから、業務の一部をアウトソースすることで、セミインハウスの体制構築が可能になります。

ゼロからはじめるクレジットカード~初心者のための使い方・作り方~

VERY(株式会社光文社)

VERY[ヴェリィ] 公式サイト

雑誌「VERY」のウェブサイトをインハウスSEO化するにあたって、ナイルが支援しました。社内では、出版社であることもあり、記事制作については豊富なノウハウが蓄積されていました。しかし、インハウスSEOを運用するナレッジを持たないために、効果的な戦略を立てられない状態でした。ナイルが調査したところ、同誌のメインターゲットであるママ層が検索するだろうキーワードでの流入が、十分に得られていないことが判明。過去1年分の同誌記事や競合誌について調査しながら、VERYの世界観をウェブ上でも表現するべく、キーワード戦略を提案するとともに、SEOを踏まえたコンテンツ制作ガイドラインを作成しました。
こうした取り組みによって、作成した記事は公開から約1ヵ月で検索上位表示を達成。取り組み開始から5ヵ月ほどで、PVを大きく伸ばすことに成功しました。

<SEOをインハウス化するポイント>

現場で記事作成に関わるライターや編集者にSEO記事作成についてレクチャーし、「ナイルがSEO記事を企画し、VERY編集部が原稿を作る」という流れを作りました。編集部機能があることで、SEO記事の内製化はスムーズでした。運営体制において強みがあれば、そこからインハウス化の足がかりを得ることが可能になります

VERY[ヴェリィ] 公式サイト

STUDY HACKER(株式会社スタディハッカー)

STUDY HACKER

「勉強法のハッキング」をコンセプトとし、社名を冠したオウンドメディアを運営する株式会社スタディハッカー。2013年ごろからスタートしたオウンドメディアは、記事数を出してPVを稼ぐというモデルになってしまいました。またSEOに精通したメンバーが社内におらず、サイト構造もSEOを考慮したものではなかったため、検索エンジンに評価されない状態でした。加えて、検索からの流入ユーザーをサービスサイトへ誘導する導線も十分に機能していなかったのです。

ナイルは、キーワードの選定やコンテンツの書き方、サイトの内部構造と導線の設計など、インハウスSEOを運用するためのノウハウを共有しました。スタディハッカーでは受験や英語教育に関する専門知識にSEOの要素を加え、社内でSEO記事の制作を実行。
このような運営体制で進めた結果、1年間でPVが約2倍、サービスサイトへのコンバージョン数が5倍という結果を生み出しました(2018年3月時点)。しかしそれ以上にスタディハッカーが評価するのは、「ナイルの提案を参考にコンテンツを制作することで、SEOのノウハウを社内に蓄積することができた」という点です。この成果をもとに、同社はインハウスSEOの自立自走を進めて、フロー型・ストック型のコンテンツを制作しながら、幅のあるオウンドメディア運営を継続しています。

<SEOをインハウス化するポイント>

インハウス化にあたって、まずは現状の強みと弱みを把握することが必要になってきます。SEO施策の理想形を考えてながら、足りないところがあれば、情報共有しながら補足することが、インハウス化を実現するポイントです

STUDY HACKER

ナイルが運営するインハウスSEOの成功事例

ナイルでは、自社でもオウンドメディアを運営し、インハウスSEOを実施しています。「Appliv(アプリヴ)」「カルモマガジン」の取り組みについてご紹介いたします。

Appliv(アプリヴ)

Appliv(アプリヴ)

「Appliv」は、ナイルが運営するスマートフォンアプリの情報メディアです。Applivはさまざまなワードを使って自分の趣味や目的に合ったアプリを検索するユーザーに対して、適切なアプリ情報を提示することを主眼としています。Applivでは、ユーザーの検索行動とその結果を検証し、「アプリ一覧」や「絞り込み」といったページを用意。ユーザーの目的により合致した情報にたどり着きやすいよう、設計と定期的なチューニングを施しています。また、レビュー投稿機能を実装し、関連する意味情報とともにインデックス登録されるよう、テキストを充実させるなどのコンテンツ増強策をとりました。さらに、検索結果の上昇ともに、ユーザーからの自然リンクも集まるようになりました。その結果、2019年10月には月間UUが1,000万人突破を達成することができました。

<SEOをインハウス化するポイント>

メディア運営において、SEOの知識を全メンバーが持つことで、インハウス化の体制を確立したことで、成果に結びつきました。SEO視点による分析、施策立案、コンテンツ制作と、すべてが社内で完結するインハウスSEOの典型例と言っていいでしょう

カルモマガジン

カルカモマガジン

カルモマガジンは、ナイルが展開している個人向けカーリース事業「定額カルモくん」のオウンドメディアです。
立ち上げ初期、カルモマガジンからサービスサイトへの遷移数は順調に伸びていたのですが、サービスサイトでのコンバージョンは、むしろ下がっていたことが判明。この状態に対して、まずは記事そのものを見直して、不足情報を追加しながら、独自の情報も付与していきました。また、キーワードを選定し直すことで、単に集客するだけではなく、売上につながる「事業を勝たせる数字」にフォーカスして、施策を展開したのです。
これらの施策には優先順位がつけてありましたが、カルモマガジン編集部は「すべて実行」。この圧倒的な実行力により、わずか3ヵ月ほどで成果が現れはじめて、最終的には2019年の1年の間に、自然検索流入は1,000%に拡大、アシストコンバーションは10倍近い数値にまで到達することができました。

<SEOをインハウス化するポイント>

SEOの知見がある社内メンバーが、分析を行い、戦略を立案していきました。実行と振り返りを繰り返すことで、カルモマガジン編集部内にもSEOの知見が蓄積され、目標の達成が難しいとなれば、迅速に対応できる運営体制になっていったのです

成果につながる道は、必ずある

自社の商品・サービスの深く広範な知識と、SEOに関するナレッジ、このふたつを内包できるインハウスSEOは、スピーディで効率的な施策を可能にします。 もちろん自社の置かれた環境や求めている形に応じて、外注を一部活用するなど、さまざまなオプションをとることはできます。

ナイルでは、SEOを委託していただくことはもちろん、セミインハウス、さらにインハウスSEOへ向かうためのサポートも行っています。状況をヒアリングした上で、インハウスSEOの実現に向けて何が必要なのか、どのように進めればいいのか、ご提案させていただきます。ぜひ一度、ご相談ください。

\SEOの疑問がある場合は、ぜひご相談ください!/

インハウスSEOの成功事例5選!どのような成果が出たかを解説【SEO内製化無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

アフィリエイトリンクはGoogle検索エンジンから隠すべき?

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

SEOに取り組む上でおすすめしたいのが、「定期的に確認する検索結果を作る」です。

特に競合性の高そうなビッグキーワードの検索結果は、記事やサービスページなどの入れ替わりも激しいので、「なぜGoogleやユーザーがこのページを評価するようになったのか?」など考える特訓にもなります。

また、順位変動が起きた際に気づきやすくなるので、5キーワード分くらい定期的に確認してみてはいかがでしょうか?

さて、本日は「アフィリエイトリンクの扱い」など4つのニュースをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年7月9日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①アフィリエイトリンクは隠すべきか?

記事紹介:Google On Whether Sites Should Hide Affiliate Links(Search Engine Journal)

お役立ち度:★★★★☆

プロダクトレビューアップデートの登場などで、アフィリエイトリンクの使用も気になるところですが、Googleはアフィリエイトの使用を認めています。

しっかりと価値があるコンテンツとして提供し、ユーザー、検索エンジンの両方にアフィリエイトリンクであることを明記していれば問題はないようです。

検索エンジンのアフィリエイトリンクを非表示にしたり、わかりにくくしたりする必要はありません、とミューラー氏は言います。
自動JavaScript、オンクリック処理、またはクローキングを使用する必要はありません。(青木注:リンクを追えなくする手法。)
引用元:Google On Whether Sites Should Hide Affiliate Links

②SEOを事業貢献に繋げるための”3つの視点”

記事紹介:SEOを事業貢献に繋げるための”3つの視点”|平塚 直樹(note)

お役立ち度:★★★★★

ナイルのひとこと
一見難解そうに見えるテーマですが、初心者の方にこそ読んでいただきたいと個人的には思います。

土台の考え方としてこの3つの視点が備わっていないと「なんか順位はついてきたし、セッションも増えてきたけど、売上は変わらないな」という上手くいかないSEOあるある※の状態になりやすく、そういったお悩みをお持ちの方にも読んでいただきたいです。

※…必ずしもSEOだけの要因ではなく、CRO施策やプロダクト、サービスの魅力向上なども関係します。

③ECサイト「Pinkoi」に学ぶ!細部の改善

記事紹介:【勝手にマイクロコピー診断】日本の通販サイトがPinkoiを参考にすべき9つの理由(microcopy.org)

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
ECサイトの運用をされている方であれば、すぐにでも参考にしたいポイントが多いはずです。

神は細部に宿るとはまさにこのことと感じます。

④7月コアアップデート完了

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと

ついに7月のコアアップデートが完了しました。

これで
①6月コアアップデート
②ページエクスペリエンスアップデート(~8月末)
③2回のスパムアップデート
④7月コアアップデート
という怒涛の2ヶ月は一旦落ち着くのではないでしょうか。

参考記事
Search Engine Journal
Google July 2021 Update is Over – What Happened?

Search Engine Roundtable
Google July 2021 Core Update Effectively Complete On July 12th

最後に

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日数回更新する予定です。

また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

前回のニュース(2021年7月9日収集分)はこちらから

※もしSEOでお困りであれば、こちらのお問い合わせからお気軽にご相談ください!

告知です

2021年07月19日(月)19:00~20:30で「マーケターのキャリアの作り方。JADE伊東とナイル土居が徹底討論!」を開催します。

事業会社のマーケター、エージェンシーのコンサルタントいずれのご参加も歓迎致しますので、どうぞお気軽にお申し込みください!

お申し込みは16日(金)までです!お見逃しなく。

マーケターのキャリアの作り方。JADE伊東とナイル土居が徹底討論!

(クリックするとセミナー詳細ページに遷移します)

アフィリエイトリンクはGoogle検索エンジンから隠すべき?【SEO内製化無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

オウンドメディア運営をコンサルに依頼するメリットや注意点とは?

「オウンドメディアを立ち上げたけれど、運用がうまくいかない」「そもそも、オウンドメディアの立ち上げ自体、どうすればいいのかがわからない」といった悩みを抱えてはいないでしょうか。オウンドメディア運営に行き詰まっているなら、プロにコンサルティングを依頼するのもひとつの手です。

ここでは、オウンドメディアをコンサルタントに依頼するメリットや、注意点について解説します。

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オウンドメディア運営におけるコンサルの役割は?

コンサルとは、いっしょに並走してくれる外部パートナーのこと。コンサルタントのことを、略してコンサル呼びます。

オウンドメディアにおけるコンサルの主な役割は、戦略設計やコンテンツ制作などのサポートがあります。まずは、それぞれの内容について見ていきましょう。

オウンドメディアのコンサルの役割

戦略設計

オウンドメディア全体の戦略設計を行うのは、コンサルの大きな役割のひとつです。まず行うべきなのが、「何のためにオウンドメディアを立ち上げるのか」という目的の整理です。一口にオウンドメディアといっても、さまざまな目的が考えられます。

オウンドメディアには、「集客してユーザー接点を得たいのか」「商品・サービスを印象づけてブランディングしたいのか」「商品・サービスの購入や問い合せにつなげて売上貢献したいのか」いった目的があります。あるいは、「社員や会社の情報を発信することで、採用・求人につなげたい」という採用目的もあるでしょう。

オウンドメディアの失敗の多くは、目的が明確でないことから起きるといっても過言ではありません。プロのコンサルにアドバイスをもらいながら、まずはしっかりと目的を設定することから始めてください。目的到達に向けて、どういった数字を追うべきか、KGIやKPIの設定もコンサルの役割となります。

また、商品・サービスの典型的なターゲット像である「ペルソナ」が適切かどうかも確認しておきたいところです。ペルソナの行動や心の動きを可視化する、「カスタマージャーニーマップ」の作成を行ってみることもおすすめです。ペルソナとカスタマージャーニーマップは自社でも作成できますが、プロのコンサルに依頼して客観的な視点を入れることで、より実態に即した内容になっていきます。

SEO戦略

適切なSEO戦略を立てることも、コンサルの役割になります。どのような検索キーワードを設定するかは、オウンドメディアの集客を考える上で、非常に重要な要素です。

特に、オウンドメディアの立ち上げ期は、コンテンツ量が十分ではない上に、被リンク数も乏しく、Googleからの評価も高くはないでしょう。そのため、競争相手が多い人気の検索キーワードではなく、検索ボリュームが少ないものの自社にマッチしたキーワードを選定する必要があります。その際に、プロのコンサルの知見や経験が必要になってくるのです。

ひたすらコンテンツ制作を行うだけでは、オウンドメディアの流入が伸びない可能性が高いため、プロのコンサルにSEO戦略を立ててもらうことを検討してみてください。

SNS戦略

コンテンツをたくさんの人に拡散するには、SEOだけではなく、SNSの活用を検討すべきです。しかし、さまざまな種類のSNSを駆使するのは、簡単なことではありません。Twitter、Facebook、Instagram、LINE、YouTube、TikTokなどから、自社に適したSNSを選択する必要があります。その上で、プラットフォームの特性に適した形で運用していく必要がありますが、十分なリソースや経験がなければ難しいといえます。

そこで、SNS戦略にコンサルのサポートを検討するのもいいでしょう。コンサルのサポートを受ければ、SNS戦略から運用までを任せることができます。また、フォロワーの属性を分析した上で、コンテンツの打ち出し方の提案もしてくれます。

コンテンツ制作

オウンドメディアの運営で、最も苦労するといっていいのが、コンテンツの制作です。コンテンツ制作を行うには、ライター、編集者、校正者といったプロの役割をこなす人材が必要になります。自社だけでコンテンツ制作を行うのはハードルが高いため、コンサルに入ってもらい、コンテンツ制作と合わせて、外部に依頼するのもひとつの方法です。

社内のオウンドメディア担当者は、外部で制作したコンテンツをチェックするだけでいいので、オウンドメディア全体の戦略や分析に注力することができるでしょう。

オウンドメディアを運営する上で、コンサルに依頼するメリット

オウンドメディアの運営において、コンサルに依頼するメリットはいくつかあります。続いては、その主なメリットについて解説していきましょう。

オウンドメディアでコンサルを依頼するメリット

プロの視点で全体戦略を立てることができる

自社のオウンドメディアが発信するコンテンツを読んでもらうには、戦略設計が必要となります。自社の強みを把握して、コンテンツという形で情報発信をしていく必要がありますが、何が一番の強みなのかは案外、自分たちでは気づきにくいものです。

第三者で、しかも経験豊富なコンサルに任せることで、競合にはない自社の強みを存分に活かした、オウンドメディアの戦略を設計することができます。競合サイトの分析を行いながら最適なターゲットを設定して、適したコンテンツを発信していくにはどうすればいいのか、プロの視点で戦略設計ができるのは、コンサルに依頼する大きなメリットです。

質の高いコンテンツを定期的に公開できる

オウンドメディアに人が集まるかどうかは、質の高いコンテンツが定期的に公開されるかどうかにかかっています。良質なコンテンツを公開していくことで、初めて狙ったキーワードの検索結果で上位に表示されたり、SNS経由でシェアされたりする可能性が高くなる出てくるからです。

しかし、質の高いコンテンツの定期的な公開を、社内だけで行うのは限界があります。コンサルに外注することで、企業の価値を高めるような情報発信を、無理なく継続することができるでしょう。

リソースの逼迫を軽減できる

オウンドメディアの運営は、企画を考えてコンテンツを制作するだけではなく、分析を行うことも大切です。コンテンツの企画・制作・分析までをコンサルに外注すれば、短時間で質の高いコンテンツを作成できます。さらに、社内のリソースの逼迫を軽減できるようになる点は、大きなメリットです。

 オウンドメディア運営におけるダメなコンサルの特徴

 オウンドメディアをコンサルに外注するメリットは数多くありますが、中には、結果を出せそうにないコンサルもいます。オウンドメディア運営におけるダメなコンサルの特徴をご紹介しますので、見分けるための参考にしてみてください。

オウンドメディアのダメなコンサルの特徴

分析レポートを提出してくれない

オウンドメディアの運営においてコンサルに期待する役割のひとつに、的確な分析と、それを踏まえた戦略の提案があります。つまり、プロならではの分析力に期待して、コンサルに外注するわけです。しかし、コンサルの対応内容に入っているにもかかわらず、分析レポートすら提出してくれないケースがあるようです。

どのような流入があって、どのくらい売上貢献に結びついているのか、現状の分析レポートがなければ、今後の戦略を検討することもできません。分析レポートの提出がないコンサルは、すぐにでも見切ったほうがいいでしょう。

定期的なミーティングがない

コンサルには、何か問題が起きたときに動いてもらうのではなく、常にオウンドメディアを改善していく姿勢が求められます。定期的なミーティングがないコンサルは、オウンドメディアの細かいケアを怠っている可能性が高いです。無駄なミーティングを行う必要はありませんが、競合の動きも含めて、目まぐるしく変わる状況をきちんと関係者全員で共有する必要があるでしょう。

迅速な情報提供がない

オウンドメディアの流入が急に下がってしまったが、原因がわからない…。このような事態を避けるため、オウンドメディアの運営においては、最新情報をいち早く把握して、対策を検討することが重要です。オウンドメディアの運営に、コンサルに入ってもらえば、最新情報にもとづいた施策を打てるのは大きなメリットでしょう。

Googleのコアアップデートなど、オウンドメディアに多大な影響ある情報についてのアナウンスが不十分であれば、そのコンサルは要注意です。オウンドメディアへの流入の減少といった事態にいち早く気づき、対策の提案をしてくれないのであれば、コンサルに外注する意味はありません。

オウンドメディア運営にコンサルを依頼するときの3つのポイント

オウンドメディア運営を適切かつ、迅速にサポートしてくれるコンサルには、どのような特徴があるのでしょうか。下記の3つのポイントを意識して、コンサルを選定してみてください。

1 得意分野を確認する

オウンドメディアのコンサルが行う業務は、多岐にわたります。SEOが得意なコンサルもいれば、サイト全体の戦略を立てるのに長けたコンサルもいます。コンサルの運用実績をチェックして、得意分野を把握した上で依頼先を選びましょう。

また、実際に担当するコンサルには、どういった人がいるのかも重要です。コンサル会社のサイトで、スタッフのプロフィールを確認してみてください。自社のオウンドメディアにマッチしそうなコンサルがいれば、依頼時にリクエストを伝えてみることをおすすめします。

2 見積もりの内訳にロジックがある

コンサルに依頼するにあたっては、複数の会社から見積もりを取るようにしてください。相場を把握した上で、見積もりの内訳にきちんと裏づけがあるか確認しましょう。

理由が説明できない費用が含まれている場合は、要注意です。コンサル依頼後に、成果物と料金が合わずに、トラブルになる可能性があります。

3 成果物が明確になっているか

コンサル対応をお願いする場合、どのような成果物になるか、依頼時に明確にしておきましょう。

オウンドメディアの戦略設計やコンテンツのキーワード調査、コンテンツの分析において、どのようなレポートが成果物として納品されるのか、不明確なケースは注意が必要です。

オウンドメディア運営は、信頼できるコンサルに並走してもらう

オウンドメディアは、立ち上げから運営まで、プロのコンサルに入ってもらうことで、スムーズに進む場面が多くあります。信頼できるコンサルに並走してもらいながら、オウンドメディアの目標達成に向けて、情報発信を重ねていきましょう。

ナイルでは、オウンドメディア全体の戦略設計から対応することが可能です。また、さまざまなコンテンツを作成して情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがないお客様に、コンテンツ制作代行のプランをご用意しております。まずは、お気軽にご相談ください。

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オウンドメディア運営をコンサルに依頼するメリットや注意点とは?【SEO内製化無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

中小企業がオウンドメディアを運営すべき理由とメリットを解説

自社で情報発信ができるオウンドメディアは、予算がある大手企業が運営するものというイメージがあるかもしれません。しかし、商品・サービスが絞られて、強みがはっきりしている中小企業だからこそ、オウンドメディアを活用するメリットがあります。

ここでは、中小企業がオウンドメディアを活用するメリットや、気をつけるべき点を解説します。

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中小企業がオウンドメディアを活用するメリットとは?

オウンドメディアとは、「企業が自社で保有するメディア」のこと。オウンドメディアを通して有益な情報を発信することで、自社の商品・サービスに興味や関心を持ってもらい、問い合わせにまでつなげることができます。

中小企業がオウンドメディアを活用するメリットは、数多くあります。例えば、オウンドメディアで質の高いコンテンツを継続的に発信して検索上位になれば、多額の広告費用をかけることなく、中長期的な顧客接点を生み出すことが可能です。予算を捻出しづらい中小企業だからこそ、オウンドメディアを通した集客を検討すべきでしょう。

また、オウンドメディアのコンテンツは、SNSのように情報が流れしまうフロー型ではなく、ストック型です。一度コンテンツを作ったら、継続してユーザーと接点を持ってくれる可能性があります。さらに、オウンドメディアのコンテンツは、社内への情報共有という役割も果たしてくれるのです。

中小企業がオウンドメディアを活用したほうがいい理由

中小企業がオウンドメディアを活用したほうがいい理由として、主に下記の3つがあります。それぞれどういった理由なのか、確認していきましょう。

中小企業オウンドメディア

情報発信すべき内容がわかりやすい

中小企業は大手企業に比べて、商品・サービスを絞っているため、自社が持つ強みが明確です。例えば、ベンチャー企業であれば、他社にはない独自性のある商品・サービスで勝負していることが多く、特徴がわかりやすいといえます。伝統のある老舗企業の場合は、これまで培ってきた独自の技術など、情報発信すべきわかりやすい強みがあるはずです。

それでいて、中小企業の存在は、大手企業に比べると広く知られていません。独自性のある商品・サービスの価値をより多くの人に認知してもらうために、オウンドメディアを通して自社の強みを意識しながら情報発信を行っていく。その意義は、極めて大きいといえるでしょう。

スピーディーに意思決定が下せる

大手企業の場合は、情報発信ひとつを行うにしても、関係部署が多いために社内チェックが厳しくなり、コンテンツを公開するまでに時間がかかりがちです。その点、中小企業ならば、関係者が少ない分、社内確認はスムーズになりますし、食い違いが起きたときも、すぐに合意形成をとりやすいといえます。

オウンドメディアで定期的にコンテンツを発信していくためには、スピーディーな意思決定が必要不可欠です。中小企業ならではの小回りの良さは、オウンドメディア運営において、大きな武器となるでしょう。

潤沢な費用がなくてもチャンスがある

広告によるPRでは、どれだけ広告費をかけたかによって効果が決まります。そのため、どうしても潤沢な予算がある大手企業のほうが、中小企業よりも広告効果が高くなるわけです。

しかし、オウンドメディアの場合は、費用をかけたからといって成果につながるわけではありません。問われるのは、コンテンツの質と内容の一貫性であり、企業規模にかかわらず、多くのユーザーにリーチできるチャンスがあるといえるでしょう。

オウンドメディアを運営する際の注意点

中小企業に限りませんが、オウンドメディア運営にはいくつかの注意点があります。事前に把握しておき、オウンドメディアの運営に取り組んでみてください。

しっかり戦略を立てる

オウンドメディア運営をしながら成果につなげるには、しっかりと目的を定めて戦略を立てなければなりません。そんなことは当たり前だと思う方もいるかもしれませんが、見切り発車してオウンドメディアを運営しているケースは、意外と多くあります。

また、自社のマーケティング課題から、「新規顧客の開拓」や「リピーターの増加」といった目的を決めて戦略を練ることで、作っていくべきコンテンツが明確になります。

効果が出るまでに時間がかかる

オウンドメディアの立ち上げ期は、ある程度コンテンツの本数を担保することが重要です。質の高いコンテンツが増えるとドメインの評価が上がり、SEOの効果が出やすくなります。すると、対策したいキーワードでコンテンツを作ることで、検索上位に自社コンテンツが表示されやすくなり、流入数が増えるという好循環が生まれるのです。

流入が安定したらオウンドメディアを通して、商品・サービスの購入や問い合わせにつなげていきます。

上記のプロセスを経るため、オウンドメディアは効果が出るまでには2~3年程度はかかると考えておいてください。長い目で見る必要があることを、オウンドメディアに携わるメンバー全員が共有しておきましょう。

社内リソースが必要

オウンドメディアの立ち上げには、当然ながらある一定の費用がかかるため、予算の確保が必要です。また、一度立ち上げたら終わりではなく、定期的な情報発信を行っていく必要があるため、コンテンツ制作費および人件費の確保も必要です。

そのため、オウンドメディア担当者は、少なくとも1人は専任で置くようにしてください。オウンドメディアをせっかく立ち上げても、更新が滞ってしまったり、コンテンツの質が低下したりすると、かえって企業イメージがマイナスになることすらあります。オウンドメディアの運営体制は十分なのか、社内のリソース調整をする必要があるでしょう。

失敗しないためには外注をうまく活用しよう

中小企業の場合、特定の商品・サービスの独自性で勝負しているがゆえに、オウンドメディアによる情報発信と相性がいいといえます。むしろ、オウンドメディア運営では、どのように人材リソースを確保するかが問題になることが多いでしょう。コンテンツ制作ひとつとっても多くの工程があり、限られたリソースで継続するのは簡単ではありません。

なお、ナイルでは、オウンドメディア全体の戦略設計から対応することができます。また、さまざまなコンテンツを作成して情報発信をしていきたいけれど、記事を書くリソースがないお客様にコンテンツ制作代行のプランをご用意しております。まずはお気軽にご相談ください。

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中小企業がオウンドメディアを運営すべき理由とメリットを解説【SEO内製化無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

オウンドメディア立ち上げで行う準備とは?設計・制作についても解説

これからオウンドメディアを立ち上げて、自社で情報発信をしていきたいが、何から始めたらいいのかわからない…。オウンドメディアを立ち上げる際に行うべきことは、大きく「準備」「サイト設計」「コンテンツ制作」の3つに分けられます。

ここでは、それぞれ具体的にどのようなことを行うのか、詳しく見ていきましょう。

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1. 準備

オウンドメディアを立ち上げる準備としては、目的を定めて、運営体制を構築する作業があります。

オウンドメディアのコンテンツづくりの指標にもなる重要なステップとなりますので、しっかり方向性を定めていきましょう。

オウンドメディアの目的を決める

まずは、オウンドメディアを立ち上げる目的を明確にしましょう。目的がはっきりすれば、成果達成までの戦略をフェーズごとに設計し、実際のアクションに移していくことができます。

オウンドメディアの主な目的としては、下記のようなものが挙げられます。

<オウンドメディアの主な目的>

  • 集客:見込み顧客を開拓する
  • ブランディング:商品・サービスのイメージを定着させる
  • 売上:商品・サービスの購入につなげる
  • 採用・求人:求職者に自社の特徴をよく理解してもらう

オウンドメディアの目的と同時に、集客チャネルについても決めておいてください。どの流入経路を重視するかで、コンテンツの方向性も変わってきます。

例えば、SEOに注力し、自然検索でたどり着いてもらうのであれば、ターゲットの課題に紐づいたキーワードを選定して、コンテンツを用意する必要があります。一方、SNSからの流入に期待するのであれば、TwitterやFacebook、Instagramなどから、商品・サービスの特性に合ったプラットフォームを選択して、コンテンツの内容を決めていきましょう。

さらに、ウェブ広告からの流入に力点を置くならば、リスティング広告やSNS広告を活用し、作成したコンテンツがタッチポイントになるように広告出稿していきます。

「質の高い記事を作れば、アクセスされる」という期待は、まず裏切られます。オウンドメディアの目的達成に向かうべく、オウンドメディアの集客手段までしっかり決めておくことが大切です。

運営体制を構築する

オウンドメディアの運営体制を構築していきます。オウンドメディア運営を誰が中心になって推進していくのか、社内の担当を決めておきましょう。ほかにも、コンテンツを制作するライターや編集者、サイト構築を担当するエンジニアはもちろん、コンテンツの戦略を練るディレクターやマーケターの役割も必要です。

オウンドメディアは、片手間で運営できるものではありません。しっかり運営体制を構築することが、オウンドメディアを成功させるための第一歩です。

2. サイト構築

次に、オウンドメディアの立ち上げに欠かせない、サイト構築に入っていきます。どのようなフローで進めていくべきか、確認していきましょう。

オウンドメディアのドメインを決める

サイト構築にあたっては、ドメインの設定が必要です。ドメインとは、インターネット上の住所のことで、独自のドメインは会社の資産となります。オウンドメディア名とともに、ドメイン名を決めていくといいでしょう。

ただし、理想のドメインがすでに他社に取られており、取得できない場合があります。そんなときは、ドメイン名にハイフンやアンダーバーを追加したり、数字を追加したりして、空いているドメインを探してみてください。

もし、すでにメインサイトがあって関連サイトとして、オウンドメディアを開設したい場合は、サブドメインやサブディレクトリの設定を行う方法もあります。

サブドメイン

「https://example.com/」を本体(ルートドメイン)とした場合に、「https://sub.example.com/」の「sub」の部分のこと。

サブディレクトリ

「https://example.com/」を本体(ルートドメイン)とした場合に、「https://example.com/sub/」の「sub」の部分のこと。

サブドメインとサブディレクトリで、SEO上の効果は変わりません。「本体サイトとはテーマが異なる場合」はサブドメインで展開し、「本体サイトとテーマが同じ場合」はサブディレクトリで展開するといいでしょう。

サーバー環境

ドメインが決まれば、サーバー環境を整備していきます。いくつか方法がありますので、管理コストと安全性のバランス、カスタマイズの自由度といった観点から選択してください。

自社の専用サーバーを設置する

自社の専用サーバーであれば、クローズドな環境の中で、管理・運用が行えます。安全性が高い上に、サイトの負荷に応じて自由なカスタマイズも可能です。

ただし、メンテナスの負担が大きく、社内で担当者を置く必要があります。また、設置する際には、排熱も考えた上でサーバーの置き場所を考えなければなりません。併せて、電気料金がかさむ点も考慮しましょう。

クラウドサーバーを活用する

クラウドサービスと契約すれば、クラウド環境に作られたサーバーを活用できます。クラウドサーバーであれば、サーバーの導入費用がかからず、負荷に応じてカスタマイズもできます。また、社内サーバーのようなメンテナンスの手間はかかりません。

ただし、自社サーバーに比べるとカスタマイズの自由度が低く、インターネット回線に障害が出たときに使用できなくなる点は留意しておいてください。

共有サーバーをレンタルする

共有サーバーをレンタルすれば、1つのサーバーを複数の会社でシェアすることが可能です。柔軟な運用はできませんが、その分、費用は安くなります。

サイトを制作する

サイト制作を行う際には、CMSの導入をおすすめします。CMSは、コンテンツマネジメントシステムの略で、HTMLやCSSの書き換えといったウェブの専門知識がなくても、管理画面から記事や画像を投稿することができるため、分業体制がとりやすくなります。

CMSには、オープンソース型CMS、パッケージ型CMS、クラウド型CMSがありますので、それぞれの特徴を確認しておきましょう。

オープンソース型CMS

WordPressなど、オープンソース型のCMSであれば、無料で使うことができます。ソースコードが公開されているため、誰でも自由にカスタマイズできることがメリットです。また、プラグインが豊富なため、機能拡張を自由に追加することも可能です。

ただし、開発ベンダーからのサポートがないため、構築や保守作業の不明点があった場合でも、自力で解決しなければなりません。ほかにも、ソースコードが公開されているため、脆弱性を狙った攻撃を受けるといったセキュリティリスクがあるのはデメリットになります。

パッケージ型CMS

パッケージ型のCMSは、ベンダーが独自に開発したCMSライセンスを購入して、自社サーバーにインストールするタイプのこと。すでにCMSが完成しているため、自社で開発するよりも短い期間で立ち上げることができます。

初期費用やライセンス利用料が発生するものの、不具合やトラブルが起こった場合、開発ベンダーによる手厚いサポートを受けられることはメリットです。

クラウド型CMS

インターネット経由で利用する、クラウド型のCMSもあります。CMSをインストールする必要がなく、サーバーも必要ないため、スピーディーに導入することが可能です。また、開発ベンダー側で自動的にアップデートしてくれるため、セキュリティ面も安心といえるでしょう。

ただし、機能面やデザイン面のカスタマイズの自由度には制限があります。毎月のコストが発生するのも、注意しておきたい点です。

3. コンテンツ制作

オウンドメディアの立ち上げにあたって、コンテンツ制作のフローを事前に確認しておいてください。コンテンツ制作でどのような作業が発生するかを把握し、誰がどの役割を担うのか決めておきましょう。

ここでは、SEOを踏まえたコンテンツ制作の流れについて、キーワード選定から投稿までを解説します。

キーワード選定

SEOでの流入を考える場合、キーワード選定を行う必要があります。ターゲットとするユーザーの検索行動をイメージして、どんなキーワードでオウンドメディアに訪問してもらいたいのかを考えましょう。検索ボリュームや検索結果をリサーチして、キーワードを決めていきます。選定したキーワードに即して、コンテンツを作成していくことになります。

構成(プロット)作成

コンテンツ作成の前に、構成(プロット)を練るようにしてください。そのコンテンツを通して、読者にどんな行動をとってもらうことを期待するのか、できるだけ具体化させていきましょう。また、どのような見出しが入るのか、どのような流れになるのか、コンテンツ全体の設計をしていきます。

執筆

 コンテンツ内容が固まったら、執筆に入ります。まず意識しておきたいのは、わかりやすい内容になっているかどうかです。執筆する側は、内容をよく理解していますが、読み手はそうではありません。まったく知識がない人に向けて、一から説明することを前提に執筆していきましょう。

執筆にあたっては、さまざまな資料を参考にしなくてはいけません。その際、信頼できる情報なのか、よく精査することが重要です。少しでも不確かな情報は載せないというスタンスが、コンテンツの質を担保します。

校正・校閲

執筆された原稿の内容に間違いが含まれていないか、誤解を招くような表現や問題となるような箇所はないか、複数人でのチェック体制をとるようにしてください。ウェブ記事は修正がしやすいので公開を急ぎがちですが、人の目にふれる前にしっかりと確認することが、オウンドメディアそのものへの信頼性につながります。

アイキャッチ画像・図版作成

コンテンツにアイキャッチ画像や図版を入れて、見せ方を工夫することが大切です。読み手が引きつけられるようなビジュアルを入れることを意識してください。

アイキャッチ画像や図版の作成は社内で行うのか、外部のデザイナーに依頼するのかは、事前に決めておきましょう。

投稿

コンテンツの投稿を行います。誰が投稿作業を行うのかを決めておくとともに、アップする時間帯や更新頻度をあらかじめ定めておきましょう。

さらに、コンテンツの拡散方法や社内周知の流れまで、担当と作業内容を決めておくことをおすすめします。

オウンドメディア立ち上げ、やるべきことチェックリスト

オウンドメディアの立ち上げではリソースを確保しておこう

オウンドメディアの立ち上げは大変な労力がかかりますので、まずは、やるべきことを整理するようにしてください。社内のリソース確保が必要になりますし、外注の力を借りる方法も検討すべきです。

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オウンドメディア立ち上げで行う準備とは?設計・制作についても解説【SEO内製化無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

テレビCMはどう効果検証する?ウェブとのクロスチャネルを解説

テレビ離れが話題になっているとはいえ、テレビは今も多くの人が視聴しています。総務省の「令和2年版 情報通信白書」によると、2020年の平日1日のテレビの平均視聴時間は約160分で、最も利用時間の長い媒体です。続くインターネットは約126分、新聞・ラジオはそれぞれ10分前後です。そのためテレビCMは、幅広い層の人々に商品やサービスを知ってもらうのに非常に効果のある方法だといえます。

しかし、ただテレビCMを流すだけでは、費用対効果などの効果検証はできません。テレビCMの効果をより大きくするには、テレビCMの効果を測定した上で検証することが不可欠です。

ここでは、テレビCMの効果測定の方法や、テレビCMとウェブのクロスチャネルについて解説します。

なお、ナイルにお問い合わせいただければ、テレビCMについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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テレビCMの効果検証はなぜ難しいのか?

テレビは、利用時間の長い媒体ということもあり、多くの企業が商品やサービスの認知のためにテレビCMを出稿してきました。現在でも、テレビCMは多くの企業が利用する主要な広告媒体のひとつです。

ただ、テレビCMは昔から効果検証が難しいといわれてきました。インターネット広告であれば、ツールを使って広告のクリック数などを測定することができ、広告経由で商品やサービスを購入した人がどれくらいいるのかも正確に測定できます。そのため、広告の費用対効果の計算も容易です。

一方、テレビCMはインターネット広告のように正確な測定ができません。テレビ番組がどれくらいの割合の人に見られているかを測る視聴率は、テレビを見ている人すべてのデータではないため、その番組で流れるテレビCMの効果も、正確には測定・検証できないのです。

しかし、近年はさまざまなデータが収集できるようになってきたことで、テレビCMに関するデータの測定は、以前に比べて行いやすくなっています。

テレビCMの効果測定方法

 テレビCMの効果測定方法として最もオーソドックスなのは、GRPという数値を用いる方法です。ここでは、GRPと新しい指標であるGAPについて解説します。

GRP:世帯視聴率をもとに測定する

テレビCMの効果測定方法であるGRP(Gross Rating Point:延べ視聴率)は、特定の期間に流れたテレビCMの世帯視聴率を合計した数値で表されます。主に、大まかな時間帯や曜日を選んでテレビCMを流すスポットCMの効果を測るために使われる指標です。

例えば、視聴率10%の番組にテレビCMを5本流したら、10×5=50GRPとなり、平日5日間にわたって流したら50GRP×5=250GRPとなります。

GRPが高ければ高いほど、テレビCMが多くの人に見られていると考えられます。そのため、GRPが最大化できる時間帯や曜日を狙ってテレビCMを出稿するのが基本といえるでしょう。しかし、テレビをつけているだけで実際に見ていなくても、視聴しているとカウントされるのが世帯視聴率です。GRPが高ければテレビCMの効果があるというわけではありません。

GAP:視聴者がテレビ画面を注視しているかを測定する

GAP(Gross Attention Point:延べ注視率)は、テレビ画面をどれくらい注視しているかを表す数値です。センサーカメラを使って、実際にテレビ画面を注視しているかを秒単位で測定するため、実際にテレビCMが見られているかどうかがわかります。視聴者が画面を1秒注視したら1GAPです。

GAPとは?:視聴者がテレビ画面を注視しているかを測定する方法

しかし、GRPもGAPも、視聴者がテレビCMを見たかどうかが焦点となっている数値です。テレビCMの効果検証のためのデータとして、ある程度の指標にはなりますが、テレビCMによって視聴者がどう行動したのか、どのような印象を抱いたのかについてはわかりません。

重視されるようになってきたGRPとウェブ上での行動データ

近年では、テレビCMの効果検証の指標として、GRPと消費者のウェブ上での行動データの組み合わせが重視されるようになってきました。その背景には、消費者の購買行動の変化があります。

これまでの消費者の購買行動は、テレビCMを見た後に店舗で商品を購入したり、電話で商品を注文したりするのが一般的でした。しかし現在は、テレビCMを見た後にウェブ上で商品の詳細や評判を調べ、ウェブ上で商品を購入する人が多くなっています。

このような消費者の購買行動の変化によって、テレビCMの効果検証の指標として、GRPとウェブ上での行動データの組み合わせが重視されるようになってきたのです。

テレビCMの効果検証に使われるウェブのデータとしては、下記のようなものが挙げられます。

指名検索数

指名検索数は、商品名やサービス名、企業名などで検索された数です。テレビCMが流れた期間とその前後を比較して、どれくらい指名検索数の増減があったかを測定します。テレビCM以外の広告を同時期に出稿していた場合は、正確に指名検索数を計測できないため、出稿時期が重ならないよう、注意が必要です。

ウェブサイトのアクセス数

ウェブサイトのアクセス数も、テレビCMの効果検証の指標になります。指名検索数と同様、テレビCMが流れた期間とその前後を比較し、ウェブサイトへのアクセス数の増減を測定します。さらに、どれくらい商品購入にまで至ったかを分析することも可能です。

ウェブのクロスチャネルでテレビCMの効果を正確に検証する

テレビCMの効果をできるだけ正確に検証するためには、GRPやGAPだけでなく、ウェブのデータも必要です。

テレビCMとウェブサイトは別の施策だと思われるかもしれませんが、消費者は日常的に2つの媒体をまたいだ行動をとっています。

このような状況でテレビCMの広告効果を高めるためにはウェブと連携し、顧客との接点を複数持つクロスチャネルを行うことです。それが、テレビCMの効果を正確に検証することにもつながります。

テレビCMの効果検証はウェブのデータも併せて確認することが大切

テレビCMの効果を検証するための指標としては、GRPが最もオーソドックスです。

しかし、テレビCMを見た人が商品やサービスに対してどう行動したのかは、ウェブ上の行動データも併せて確認することが必要でしょう。テレビCMとウェブのクロスチャネル化は、効果を高めるだけでなく、正確な効果検証にも役立ちます。

テレビCMの出稿を検討するのであれば、ウェブでの施策もぜひ検討してみてください。

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テレビCMの効果を引き出すためのポイントは?効果測定方法も解説

若い世代を中心にテレビ離れが進んでいるといわれていますが、テレビはまだまだ影響力の強い媒体です。ただ、マーケティングに利用する価値は依然として高いものの、テレビCMは効果が見えにくいともいわれていました。近年では、効果測定にデータを活用することもあり、その効果も測定しやすくなっています。

ここでは、テレビCMの効果と効果をより引き出すためのポイントのほか、効果の測定方法について解説しましょう。

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テレビCMの3つの効果とは?

テレビCMの多くは、1本15秒、もしくは30秒の長さでテレビ番組の途中に放送されます。テレビ番組の視聴者にテレビCMを見てもらうことで、さまざまな効果が期待できます。まずは、テレビCMにはどのような効果があるのか、具体的に見ていきましょう。

認知度を高める

テレビCMの効果として挙げられるのは、商品やサービスの認知度向上です。テレビCMは、ほかのメディアに比べて多くの人に見てもらえるという特徴があります。

総務省の「令和2年版 情報通信白書」によると、2019年の全年代平均のテレビ(リアルタイム)視聴時間は、平日1日で平均161.2分。テレビは最も長い時間利用されているメディアで、次に多く利用されているインターネットは平日1日平均126.2分となっています。テレビ離れが進み、10~30代はテレビよりもインターネットの利用時間のほうが多くなっているとはいえ、テレビの影響力はいまだ大きいといえるでしょう。

主なメディアの1日の平均利用時間

※総務省「令和2年版 情報通信白書」(2020年8月)

ブランドイメージを確立する

商品やサービスのブランドイメージを確立させることができるのも、テレビCMの効果です。テレビ番組中に何度もテレビCMが流されることで、視聴者にブランドイメージを印象づけることができます。

商品やサービスに対して特定のイメージを訴求することで、ブランドイメージを確立したり、強化したりすることができるのです。

また、テレビCMを流していることで、有名な会社だと思われたり、信頼できる商品だという印象を持ってもらえたりすることもあるでしょう。

商品やサービスの売上をアップさせる

テレビCMを通して商品やサービスの認知度が高まり、良いブランドイメージが確立されれば、商品を購入してもらえる機会も多くなります。

特に、低価格帯の商品は購入のハードルが低いため、テレビCMを見た後、思わず購入したということが多くなる傾向があります。

テレビCMの効果をより引き出すためのポイント

テレビCMは大きな効果が期待できますが、テレビCMを流せば必ず効果が出るわけではありません。狙ったとおりの効果を出すためには、テレビCMの内容や出稿(オンエア)するタイミング、制作費用を、しっかりと考える必要があるでしょう。

テレビCMを流すことで最大の効果を得るためのポイントには、下記のようなものがあります。

テレビCMを出稿する時間帯、曜日を考える

テレビの視聴者層は、番組や時間帯、曜日によって変化します。伝えたい商品やサービスの特徴とアピールしたい視聴者層を考えた上で、ターゲットに届きやすい番組や時間帯、曜日を選ぶことが大切です。

例えば、スマートフォンのゲームアプリのテレビCMであれば、主なターゲット層である会社員が仕事を終えて帰ってきた平日夜の時間帯で、バラエティ番組にテレビCMを流すといいでしょう。また、専業主婦・主夫層がターゲットなら平日の朝にテレビCMを流し、シニア層がターゲットなら夜遅くに流すのは避けるといったことが考えられます。

テレビCMの種類を考える

テレビCMの効果を上げるには、どのような種類のテレビCMにするかも重要です。テレビCMは大きく分けると、番組のスポンサーとして特定の番組の枠内でテレビCMを流す「タイムCM」と、大まかな時間帯や曜日を選んでテレビCMを流す「スポットCM」の2種類があります。

タイムCMのメリットは、特定の番組にCMを流せるため、記憶に残りやすいということが挙げられます。狙ったターゲットに効率良くアプローチするのに向いているといえるでしょう。タイムCMの契約期間は2クール(6ヵ月間)が基本となっています。

一方、スポットCMのメリットは、大まかな時間帯を指定して流せるため、多くの属性の人に見られること、キャンペーン期間中などの短期間でもCMが流せることなどが挙げられます。CM1本から出稿でき、幅広いターゲットにアプローチするのに向いているのがスポットCMです。

テレビCMの費用対効果について考える

テレビCMの費用対効果について考えることも大切です。商品やサービスのターゲット層に合っているからといって、出稿費用の高い番組でテレビCMを流せばいいというものではありません。テレビCMにかかる費用に対して、それに見合う効果があるかどうかも検討しましょう。

テレビCMの出稿費用は、一般的に視聴率の高い番組ほど高くなる傾向にあります。また、テレビ局や時間帯、曜日によっても変わってきます。ターゲット層が見ている番組や時間帯などを分析した上で、どのような出稿方法にするかを決める必要があります。

ターゲット層や目的に合った内容のテレビCMを制作する

テレビCMの効果を引き出すためには、ターゲット層や目的に合った内容のテレビCMを制作することもポイントです。ターゲット層は同じでも、企業のブランドイメージ向上を目的とするテレビCMと、新商品の認知を目的とするテレビCMでは、当然その内容は異なるはずです。

また、新商品の認知という目的だったとしても、特定のターゲット層に向けたテレビCMと、広く一般視聴者に向けたテレビCMでは、やはりその内容は変わってきます。

テレビCM出稿の目的を考えた上で、対象とするターゲット層に合ったCMを作ることが大切です。

テレビCMはどのように効果測定する?

テレビCMは、その効果の大きさは認められながらも、効果測定の難しさが課題とされてきました。しかし、現在ではビッグデータの活用が可能になったことで、その効果は可視化されやすくなっています。続いては、テレビCMの効果測定の方法をご紹介します。

GRPで測定する

テレビCMの効果を測る上で最もオーソドックスなのは、GRP(Gross Rating Point:延べ視聴率)を利用する方法です。

GRPとは、スポットCMの効果を測るための指標で、特定の期間に流れたテレビCMの世帯視聴率を合計した数値で表します。例えば、視聴率10%の番組にテレビCMを5本流したら、10×5=50GRPとなります。

GRPは高ければ高いほど効果も高いとされますが、世帯視聴率はテレビを見ていなくてもつけていれば視聴しているとカウントされます。そのため、GRPが高くても広告効果が高いとは必ずしもいえません。

より正確に効果を測定するのであれば、ほかの測定方法での結果を併用するのが一般的です。

GRPの計算方法

ウェブサイトへの流入数で測定する

ウェブサイトへの流入数で、テレビCMの効果を検証する方法もあります。テレビCMが流れた後、企業名や商品名をキーワードとした指名検索がどれだけ増えたか、ウェブサイトへの流入が増えたかを測定することで、テレビCMの効果を測定します。

商品やサービスの購入時にアンケートをとる

商品やサービスを購入した人に、「この商品をどこで知りましたか?」とアンケートをとる方法もあります。

「テレビCM」と答える人が多ければ、テレビCMの効果が大きかったといえるでしょう。継続的にアンケートを実施することで、過去の回答と比較して測定することもできます。

テレビCMで最大の効果を得るには出稿のタイミングが大切

テレビCMは、商品やサービスの認知度やブランドイメージの向上に適した広告です。ターゲット層や出稿のタイミングを検討することで、テレビCMの効果をアップさせることができます。

また、テレビCMの効果を測定・分析することも必要でしょう。測定して次の出稿に活かすことができれば、効率良く多くの人に商品やサービスを訴求できます。

テレビCMの出稿を検討する際には、ターゲット層と出稿のタイミングを意識してみてください。

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テレビCMの効果を引き出すためのポイントは?効果測定方法も解説【SEO内製化無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。